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夫は48時間駐在というシフト勤務のため、休みの日は自宅でゆっくり映画を見て過ごしたいと、ホームシアターを設置した開放的な広いLDKを希望しました。となると、まともに目に入ってくるのがキッチン。建築家の河辺先生の勧めもあり、美しさにこだわってIHを採用しました。
キッチンはオリジナルデザイン。ロースターなしのIHを選んで、すっきりとした一体感を実現したカウンターです。ここに腰掛けてゆっくりとお酒を飲むのが、いま、夫の最大の楽しみのひとつです。
ガスにしようかオール電化にしようか迷ったんですが、河辺先生の家で見せていただいたIHのお湯の沸く早さに驚いて、これは電化しかないな、と即決しました。忙しい時にこの早さは本当に助かります。それに、子どもの世話に追われているとキッチンの手入れはやっぱり二の次になるんで、この「サッと拭くだけ」の簡単さは何よりありがたいですね。
もうひとつお気に入りの点があるんです。それは「揚げ物温度調節」。2歳の息子が偏食ぎみなのが悩みなんですが、揚げ物にすると野菜でも何でも食べるので毎日のように使います。油を吸いすぎずカラッと揚がるのがいいですね。回りに油があまり飛び散らないので後片付けも楽だし。本当にうれしいですね。
うちは毎日魚を焼く訳でもないし、ロースターが絶対に付いていないといけない必要はなかったんです。それにフィッシュロースターは別に買っても安いでしょ。本来ロースターだったスペースに収納が付けられて、これが思った以上に便利です。菜箸やお玉、調味料などパッと使いたいものが最短動線で取り出せるようになりましたから。
キッチンの前は小上がりになっていて、掘りごたつ。子どもの格好の遊び場になっています。うちの子はかくれんぼが好きで、よくキッチンで遊んでいます。IHだとチャイルドロックがあって、炎もなし。安全性が高いので、キッチンそばで走り回られても以前ほどは神経を使わずにすんでいます。子どもも、のびのびと歩き回れてうれしそうです。
家はローコスト建築にチャレンジしましたが、床は本物の無垢板にこだわりました。子どもには自然の素材の中で育ってほしいと思って。他の部分も不燃材を使っていないんです。これができたのも、炎がなくて火事の心配が少ないIHにしたおかげです。このインテリアをいつまでもキレイに保ちたいですね。
※このIHは操作部がサイドでなく天面。さらにチャイルドロックもついて、いたずら盛りのお子さまにも安心です。
フラットタイプのすっきりIH
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施主・M様M様邸は、2歳の男の子の育児に奮闘中の奥さまと、関空島に勤めるエンジニアのご主人の3人家族。関西空港にほど近く、畑に囲まれた自然豊かな環境の、お洒落な一戸建てです。リビングからデッキまでひとつながりの開放感が何とも言えず魅力的。緑の季節にバーベキューパーティを楽しまれる様子が目に浮かびます。 |
かわべ ひろし
自邸マンションの設計・施工を通してトライしたさまざまな新ノウハウ満載の『挑戦する自邸』、コンピュータ・グラフィック『自邸を創る』などなど、アイデアにあふれたプランニングがモットー。 |