表1 諸外国の室内空気質ガイドライン
| 汚染物質 | 単位 |
ドイツ 連邦環境庁 （1996/2004） ※b |
フィンランド 室内空気質気候学会 （2001） ※c |
ノルウェー 厚生省 （1999） |
ポーランド 保健省（1996） 35物資から抜粋 |
イギリス保健省 （2004） |
カリフォルニア州 大気資源局 （2005） |
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|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| RWⅠ | RWⅡ | S1 | S2 | S3 | |||||||
| 古典的な空気汚染物質 | 二酸化窒素 | μg/m3 |
60 （1w） |
100 （1h） |
300 （1h） |
0.08ppm （24h） |
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|
350 （30m） |
40 （1y） |
0.25ppm （1h） |
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| 一酸化炭素 | mg/m3 |
1.5 （8h） |
15 （8h） |
2 | 3 | 8 |
10 （8h） |
3 （24h） |
10 （8h） |
9ppm （8h） |
|
|
6 （30m） |
60 （30m） |
25 （1h） |
6 （8～10h） |
30 （1h） |
20ppm （1h） |
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| 二酸化炭素 | mg/m3 | 1300 | 1650 | 2200 |
1800 （最大値） |
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| 二酸化硫黄 | μg/m3 | ||||||||||
| オゾン | μg/m3 | 20 | 50 | 80 |
100 （24h） |
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|
150 （8～10h） |
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| TSP ※a | μg/m3 | ||||||||||
| PM10 ※a | μg/m3 | 20 | 40 | 50 |
50 （24h） |
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| PM2.5 ※a | μg/m3 |
20 （24h） |
65 （24h） |
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| 鉛 | μg/m3 | ||||||||||
| 有機汚染物質 | ホルムアルデヒド | μg/m3 |
120 （1977年設定値） |
30 | 50 | 100 |
100 （30m） |
50 （24h） |
100 （30m） |
27ppb （8h） |
|
|
100 （8～10h） |
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| アセトアルデヒド | μg/m3 | ||||||||||
| ベンゼン | μg/m3 |
10 （24h） |
5 （1y） |
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|
20 （8～10h） |
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| トルエン | μg/m3 | 300 | 3,000 |
200 （24h） |
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250 （8～10h） |
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| キシレン | μg/m3 |
100 （24h） |
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|
150 （8～10h） |
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| スチレン | μg/m3 | 30 | 300 |
20 （24h） |
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|
30 （8～10h） |
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| エチルベンゼン | μg/m3 |
100 （24h） |
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|
150 （8～10h） |
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| クロロホルム | μg/m3 | ||||||||||
| 四塩化炭素 | μg/m3 | ||||||||||
| 1.2・ジクロロベンゼン | μg/m3 | ||||||||||
| 1.4・ジクロロベンゼン | μg/m3 | ||||||||||
| ナフタレン | μg/m3 | 2 | 20 |
100 （24h） |
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|
150 （8～10h） |
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| テトラクロロエチレン | μg/m3 | ||||||||||
| トリクロロエチレン | μg/m3 |
150 （24h） |
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|
200 （8～10h） |
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| ジクロロメタン | μg/m3 | 200 |
2,000 （24h） |
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| テトラデカン | μg/m3 | ||||||||||
| 二環式テルベン | μg/m3 | 200 | 2000 | ||||||||
| ポリ塩化ビフェニル | μg/m3 | ||||||||||
| フタル酸ジ・n・ブチル | μg/m3 |
100 （24h） |
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|
150 （8～10h） |
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| フタル酸ジ・2・エチルへキシル | μg/m3 | ||||||||||
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リン酸トリス （2-クロロエチル） |
μg/m3 | 5 | 50 | ||||||||
| ベンゾ・a・ピレン | μg/m3 |
0.00025 （1y） 暫定値 |
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| ジイソシアネート | μg/m3 | 硬化後に長期暴露はないが使用時は換気 | |||||||||
|
総揮発生有機化合物 （TVOC） |
μg/m3 |
10000～25000 （改装等の一時） 1000～3000未満 （長期間の居住） 200～300未満 （最大長期平均目標） |
200 | 300 | 600 |
不必要な 曝露を避ける |
1mg/m3以上の値と感覚や刺激の症状が報告された場合は汚染源調査と対策実施 | ||||
| ペンタクロロフェノール | μg/m3 | 0.1 | 1 |
5 （24h） |
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|
10 （8～10h） |
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| クロルピリホス | μg/m3 | ||||||||||
| ダイアジノン | μg/m3 | ||||||||||
| フェノブカルブ | μg/m3 | ||||||||||
| その他 | アンモニア | μg/m3 | 30 | 30 | 40 |
300 （24h） |
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|
300 （8～10h） |
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| アスベスト | fibres／ml | 0.001 | |||||||||
| 人工鉱物繊維 | fibres／ml | 0.01 | |||||||||
| ラドン | Bq／m3 | 100 | 100 | 200 | 200・400 | ||||||
|
受動喫煙 （ニコチン濃度） |
μg/m3 |
1 （喫煙場所） |
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|
10 （Restaurant禁煙エリア） |
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| ハウスダスト |
μg Der I allergen／g |
1 | |||||||||
| 硫酸塩 | μg/m3 | ||||||||||
| 水銀 | μg/m3 | 0.035 | 0.35 |
1 （24h） |
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|
3 （8～10h） |
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| 細菌 | CFU/m3 | ||||||||||
| カビ | CFU/m3 | 臭いが生じない | |||||||||
| 臭気強度 | 強度指数 | 3 | 4 | 5.5 | |||||||
| 湿熱等 | 室温 | ℃ |
23・24 （夏） |
23・26 （夏） |
23・27 （夏） |
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|
21・22 （冬） |
20・22 （冬） |
20・23 （冬） |
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| 相対湿度 | ％RH | 過剰な湿度が長時間生じない | |||||||||
| 気流 | m/s |
0.20 （夏） |
0.25 （夏） |
0.30 （夏） |
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|
0.13 （冬） |
0.16 （冬） |
0.19 （冬） |
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表2 諸外国の室内空気質ガイドライン(続き)
表3 諸外国の室内空気質ガイドライン(続き)
- ※（ ）：ｙ（年）,mh（月）,h（時間）,m（分）の各平均曝露時間
- ※a TSP：総浮遊遊粒子状物質,PM10:粒径10μｍ以下の浮遊粒子状物質,PM2.5:粒径2.5μm以下の粒子状物質
- ※b RWⅠ：長時間曝露でも健康影響を引き起こす十分な科学的根拠はないが、健康上望ましくない平均曝露濃度よりも高いため、予防のために行動する必要がある濃度。RWⅡ：既存の毒性・疫学的知見をベースとした健康影響に関連した濃度
- ※c S1：最良質な室内空気質（アレルギーや呼吸器系疾患等を有する居住者の要求を満たす濃度）。S2：良質な室内空気質。S3：満足できる室内気候
- ※d 光イオン化検出器で測定（トルエン基準）
- ※e 建築物衛生管理法の建築物環境衛生管理基準
- ※f ユニットリスク：一生涯曝露の発がん確率
-
＜出典＞
諸外国の室内空気質規制に関する調査研究：東賢一 他2名、日本建築学会環境系論文集 第597号P89～P96 2005年11月
日本の微小粒子状物質（PM2.5）による大気の汚染に係る環境基準は「1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下であること」とされています。（平成21年9月9日 環境省告示33号）
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