室内空間(部屋)を造るために、その空間の床の下や天井の上に梁が必要です。
その他に、壁を造るためにも梁が必要です。
壁は、図のように柱や間柱に面材を張ったり、柱間に渡した貫[ぬき]に面材を張ったりして造られています。
主要な壁の中には柱が立ち、その上下には梁や土台が通っていなければなりません。
小屋組は、軒桁や小屋梁を架ける高さがバラバラでも特に問題ありません。
しかし、床梁も同じように組むと、床に段差ができてしまい、足をかけて転倒してしまいます。
当たり前のことですが、床組では梁上面(梁天端)の高さを揃えなければなりません。