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木造の継手や仕口は、予め2本の木材を加工し、差したり上から落とし込んだりして、
接合します。そのため、仕口や継手の種類や、位置により組み上げる順序(建て方手順)が決まります。
プレカット加工で一般的な継手仕口について、その形状と組み順を確認していきます。
これらの仕口は、受材(メス材)を配置してからかかる材(オス材)を上から落とし込むようにして組んでいきます。
そのため先に受材が配置されていなければなりません。
跳ね出し部先端の仕口は受材となり、先に配置しなければなりません。
継手も下になる方を先に配置します。
では、下図の場合はどの材を最初に配置すれば良いでしょう?仕口は全てアリ仕口です。
右図のようにループ状のため組み順が定まらない組み方をまんじ(卍)組みといいます。施工する大工が自分で判断してこの卍組みにする場合以外は、避けなければなりません。