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木造軸組構法の構造の基本

  • 第一章「木造軸組構法の構造の基本」
  • 部材の名称と柱-梁、柱-土台の接合
  • プレカット加工の標準的な継手仕口
  • 構造材の標準寸法
  • 壁の構造と床の構造
  • 鉛直荷重と水平荷重
  • 鉛直荷重の流れ
  • 水平荷重に抵抗する部材
  • 鉛直荷重に対して丈夫な構造
  • 水平荷重の流れと抵抗する部材
  • 水平荷重に対して丈夫な構造
  • 第2章「構造設計の手順」
  • 第3章「プレカット伏図のチェック」
  • 第4章「合理的な構造にするために」
プレカット加工の標準的な継手仕口
柱と横架材の仕口

木造の継手や仕口は、予め2本の木材を加工し、差したり上から落とし込んだりして、
接合します。そのため、仕口や継手の種類や、位置により組み上げる順序(建て方手順)が決まります。

プレカット加工で一般的な継手仕口について、その形状と組み順を確認していきます。

横架材と横架材の仕口

これらの仕口は、受材(メス材)を配置してからかかる材(オス材)を上から落とし込むようにして組んでいきます。

そのため先に受材が配置されていなければなりません。

跳ね出し梁の仕口
横架材の継手

跳ね出し部先端の仕口は受材となり、先に配置しなければなりません。
継手も下になる方を先に配置します。
では、下図の場合はどの材を最初に配置すれば良いでしょう?仕口は全てアリ仕口です。

Ceck Point

右図のようにループ状のため組み順が定まらない組み方をまんじ(卍)組みといいます。施工する大工が自分で判断してこの卍組みにする場合以外は、避けなければなりません。