住まいの設備と建材 > すむすむ > 住宅設計のための伏図チェックマニュアル > プレカット加工の標準的な継手仕口

ここから本文です。

木造軸組構法の構造の基本

プレカット加工の標準的な継手仕口
柱と横架材の仕口

木造の継手や仕口は、予め2本の木材を加工し、差したり上から落とし込んだりして、
接合します。そのため、仕口や継手の種類や、位置により組み上げる順序(建て方手順)が決まります。

プレカット加工で一般的な継手仕口について、その形状と組み順を確認していきます。

横架材と横架材の仕口

これらの仕口は、受材(メス材)を配置してからかかる材(オス材)を上から落とし込むようにして組んでいきます。

そのため先に受材が配置されていなければなりません。

跳ね出し梁の仕口
横架材の継手

跳ね出し部先端の仕口は受材となり、先に配置しなければなりません。
継手も下になる方を先に配置します。
では、下図の場合はどの材を最初に配置すれば良いでしょう?仕口は全てアリ仕口です。

Ceck Point

右図のようにループ状のため組み順が定まらない組み方をまんじ(卍)組みといいます。施工する大工が自分で判断してこの卍組みにする場合以外は、避けなければなりません。