な行
な
に
ぬ
ね
の
内装材
じゅうたん・カーテン・ブラインドなどを含む室内の床・壁・天井などを仕上げる材料。インテリアの基本的な構成材として重視される。内装材に使用されている材料により、アレルギー症状などを起こすシックハウス症候群などが問題になり、ホルムアルデヒドを発散する建材の面積が制限されています。
長押(なげし)
鴨居上部など和室の上部周囲に、鴨居と直角に取り付けられる化粧材のこと。
軟弱地盤
建物の基礎地盤として、十分な強さを持たない地盤のこと。海岸低地、沼沢地、山間の谷部などに堆積したり、埋立て、盛土などの人工的な地盤などがこれにあたる。一般に軟らかい粘土、有機質土、緩い砂質土などで構成されている。
軟弱地域上に建物を造る場合は、工事・建物を安全に保つため、地盤の性質を硬く強いものになるように改善が必要。これを「地盤改良工事」という。
納戸
開口部の採光面積や換気などの面で建築基準法を満たさないため、居室としてみとめられない部屋のこと。間取り図上では「S」や「F」で表示することが多く、収納スペースなどとしての使用が望ましい。
二重サッシ
窓のサッシを二重に取り付けたもの。外窓と内窓の間に空気の層ができることで、断熱性が上がり、結露防止にも有効。また、防音や遮音などの効果がある。サッシとはサッシュとも言い、窓枠として取り付ける建材、あるいは窓ガラスを含めてサッシと呼ぶこともある。
24時間換気システム
センサーやタイマーで電動ファンが作動し、必要な量の換気を行う。冷暖房も行えるものをセントラル空調システムという。
新築住宅に関しては、平成15年7月の改正建築基準法により、ホルムアルデヒドを発散するおそれのある建築材料の使用制限等と、気密性の低い在来木造住宅などを除き、24時間換気設備の設置が義務付けられている。
ニースペース(Knee Space)
いすや車いすに座ったままの状態でも、作業がしやすいように設計されたスペースのこと。キッチンや洗面台などによく見られ、足下まわりの設備に空間を設けて、ひざが入るように設計されている。
ニッチ
廊下や室内の壁の一部をくぼませて作る空間のこと。飾り棚などに使用される。
200年住宅
耐久性や耐震性に優れ、世代を超えて住み続けられる長期優良住宅(200年住宅)のこと。日本の住宅の平均寿命は30年と言われ、解体・建替えが繰り返されてきた。廃材や環境への負荷軽減等から、永く住み続けられる住宅への転換が求められる時代になり、200年住宅構想が生まれた。認定されるためには、劣化対策や耐震性など、さまざまな基準があり一定水準を上回ることが必要になる。固定資産税の減額など、税の特例措置がある。
布基礎
建物を支える下部構造。上部からの力で不同沈下しないよう、柱や壁の下に沿って鉄筋で補強した帯状の連続した構造をいう。
ぬれ縁
家屋の外周に設けられる雨ざらしの縁側。縁板を縁の長手方向に対して直角に張る。
根太(ねだ)
床材を張るために下地となる材のこと。床の荷重を大引きや床梁(床を支えている梁)に伝える役目がある。材質や取り付け方に問題があると、根太が荷重を伝えられなくなり床鳴りの原因となる。
熱源
エネルギー源をいう。住宅の場合、電気、ガスなどが一般的。最近では環境保護の視点から太陽光、風力、水力、地熱などを利用する熱源なども考えられている。
熱線吸収ガラス
熱線の吸収を高めるために、ガラスの原料に微量の金属成分を加え、着色を施したガラスのこと。光の透過率が下がるため、冷房効果を高めることができる。
軒天
屋根の外壁から飛び出した部分の裏側(軒裏)の天井のこと。
軒鼻(のきはな)/軒端(のきば)
屋根の軒先の先端部分のこと。
野地板(のじいた)
屋根葺きの際に用いる下地板。一般的には垂木の上に野地板を張り、その上に防水シートを張って、瓦などの屋根を葺く。廊下や軒先、縁側などは野地板を天井仕上げにする場合もある。
延床面積
建築物の各階の床面積の合計のこと。容積率(敷地面積に対する建物の延床面積の割合)を算出する基準になる。