あ行

IHクッキングヒーター

200Vの電源を使った電磁調理器。炎が出ず、キッチン周辺が熱くならない安全性と、トッププレートの掃除のしやすさで人気。熱効率が高く、火力も安定している。

アイランドキッチン

流し台、調理台、作業台を、キッチンの中央に島のように配置したものをさす。

相見積もり

一つの工事について、複数の業者から同条件で見積もりを出させて比較すること。また、その見積もり。

アウトドアリビング

室内と庭を結ぶ部屋の延長線としての屋外のスペース。テラス、ベランダなどが相当する。

アウトフレーム

柱と大梁が住戸の外面に配置されている工法。部屋を広く使える。

上がり框(あがりかまち)

玄関の土間から床の上がり口に設けられた化粧の横木を上がり框という。

明り障子

格子に組んだ枠の片面だけに白い紙などを張り、明かりを取り入れやすくした障子。現在一般にいう障子のこと。

アクティブソーラー

住まいの空調・給湯機器に、太陽電池などの設備や機械を使用して日射のエネルギーを利用すること。太陽光発電システムなどがその代表的な例。この反対にパッシブソーラーは機械を使わずに建物の設計や使用する材料によって、住まいの熱効率(集熱・断熱・蓄熱・気密)を高めたものをいう。

上げ下げ窓

上下に並んだ障子戸を縦窓枠の溝に添って上下に開閉する窓。下部の障子戸だけが上下する窓をシングルハング窓、上下の障子戸両方が上下するものをダブルハング窓という。さらに上下の障子戸が連動して開閉するものと独立して開閉するものある。雨仕舞いや通風調節には最適だが、密閉性は低く、小部屋の換気窓などに向く。木造住宅などで開口幅を制限される場合でも採光や換気を確保できる。

アプローチ

敷地内の入口から建物の玄関、もしくは、勝手口にいたるまでの通路。

雨仕舞い(あまじまい)

雨水が建物の内部に入り込むのを防ぐこと。または防ぐための施工方法。

アメニティ(Amenity)

心地よさ、快適さ。住宅では、間取り・構造・設備・デザイン・生活環境など、住み心地のよさなどからえられる全般的な快適性のこと。

アルコーブ

部屋や廊下などの壁面の一部をくぼませて作った空間で、ベッドや書棚の置き場として使われる。

RC(鉄筋コンクリート)壁式構造

RC壁式構造は、柱ではなく、建物に強い壁面をつくることによって強風や地震にも強い構造。特に、住宅の性能では、地震に対する倒壊・崩壊のしにくさを等級で表す耐震等級でもっとも高いランク(等級3)で耐震性能が表示される。大開口や広い空間を取りやすいのが特長。

アンカーボルト

コンクリート基礎に柱、壁などを緊結させる埋めこみ式のボルト。「基礎ボルト」ともいう。

板畳

和室などの畳敷き以外の板張りされた部分。重い箪笥や本棚などの家具を置く場所として利用されている。
正方形の6畳間の中央部分に4.5畳の畳を敷き、周囲を板畳とする空間アレンジとして工夫されている。

犬走り

建物の周囲を、40~60cmくいらの幅で取りまくように砂利やコンクリートが打たれた部分。雨水によって基礎部分が濡れたり、建物の裾まわりを雨水の跳ね返りを防ぐ。

入母屋(いりもや)

上部が切り妻屋根の2方向こう配で、下部が寄せ棟屋根の4方向こう配になった屋根。

色温度

光源の光の色を表す尺度。色温度が低いと白熱灯のように赤みがかった暖かみのある光になり、高いと一般的な蛍光灯のような白っぽい光となる。さらに高いと青みがかった涼しげな光となる。単位は、K(ケルビン)を用いる。

インスペクション(建物調査)

インスペクションとは、建物調査のこと。建築現場や設備、建築士などの専門家による調査で、住宅の良しあしを見分ける判断材料として注目を集める。中古住宅市場の発達しているアメリカでは数十年前から、既存住宅のインスペクションが行われていて、全米の中古住宅取引の90%以上に導入されている。日本でも耐震偽造や欠陥住宅などの社会問題から中古住宅のみならず、新築住宅でも依頼する人の件数が増えている。

インスペクター(建物調査専門家)

住まいの価値を診断する建物調査(インスペクション)をする専門家のことをインスペクターと言う。インスペクターに対する直接の資格はないが、主に建築現場や設備に詳しい人、建築士や不動産コンサルタントなどの専門家が関わっています。

インバーター

直流電力を交流電力に変換する逆変換装置のことで、逆変換器ともいう。直流電源は得にくいため商用交流電源を使用し、直流に整流する回路(整流器、順変換装置)を付属させる。インバーターと比べて整流器は簡単な回路で、役割も補助的であり、整流器を含んだ全体をインバーターと呼ぶ。交流電力の周波数を変えることができる。

ウォークインクローゼット

衣類や小物の、人が歩いて入れる収納スペース。人が入れない収納スペースはクローゼットという。

内断熱

鉄筋コンクリート造などの建物の内側に断熱材を施工する工法。天井や壁、床下、柱と柱の間に断熱材を入れ、室内を包み込むように家の内側から断熱する。ローコストで施工でき、ほとんどの断熱材が使用できるが、柱と断熱材の間にわずかな隙間が出来るので、その部分から熱が伝わり、内部結露が起きるおそれがある。木造住宅の内断熱は「充填断熱」という。

ウッドデッキ

リビングなどの前庭に天然木材の板張りで作った甲板のこと。アウトドアリビングの場として使われる。

ALC(エーエルシー)

発泡剤で軽くした軽量気泡コンクリート。板状にしたものはALC板またはALCパネルという。軽量で断熱性、耐火性が高く、施工、加工が容易。鉄骨で骨組みをつくり、その壁や床に取り付けて施工する。

エクステリア

住宅の外回り設備で、門、扉、塀、物置、カーポート、フェンスなどのこと。

エクステリアライト

玄関や門柱、庭など屋外用照明器具の総称。夜の景観を演出すると同時に、防犯効果の役割もある。

エコ壁紙

森を守る、ゴミを減らす、空気を汚さないなど、環境や人体への負荷をできるだけ減らすことを考えた壁紙のこと。例えば、ホルムアルデヒドを含まない接着剤を使用する。酸素漂白した紙を使う。木材パルプを使わずにデンプンを主要原料とする紙材を使う。1年草のケナフを使用した紙材を使用する。水に溶ける紙材を使い、ゴミを減らす。狭義的にはエコマークのついた壁紙のこと。

エコキュート

空気の熱を利用してお湯を沸かす給湯システム。正式名称は、自然冷媒ヒートポンプ給湯機。大気の熱を利用するため、従来の電気給湯機よりエネルギーが約1/3となり省エネ。CO2もフロンガスも排出しない環境に配慮した給湯器。

エコ住宅(環境共生住宅)

地球環境と調和し、健康で快適に生活できるよう工夫された住宅。地球温暖化防止等の地球環境保全の促進から、地域の特性に応じ、エネルギー・資源・廃棄物等の面で配慮がされている。

エコポイント制度

政府が2009年度補正予算において追加経済対策として盛り込んだ、省エネ家電の購入を促す制度。消費電力の少ない、省エネ家電を購入した人が、購入額の一部を「ポイント(点数)」として受け取る。2009年5月15日から実施。発行対象となる購入期間は2010年12月31日購入分まで。

エコマーク

環境省の外郭団体である財団法人日本環境協会により制定された環境保護の品質表示マーク。自然環境に配慮した各種製品に添付される。

エコリフォーム

健康や環境に配慮して、自然な素材を使ったリフォーム。床板であれば国産の広葉樹や針葉樹、壁紙ならビニール材ではなく、和紙や布、珪藻土とよばれる粘土などの建材を使用するなど。

SRC構造(鉄骨鉄筋コンクリート造)

鉄骨骨組の外側に鉄筋を配置し、コンクリートを打ち込んだ工法。一般には鉄筋コンクリートより粘りがあるため、高層建築に多く利用される。

SV規格

壁紙製品規格協議会によって定められた品質規格。壁紙製品標準規格という。一般住宅や商業施設、オフィスビル等に使用される壁紙製品において、快適・健康・安全に配慮した製品の供給を目的として定められている。

F☆☆☆☆(エフフォー)

ホルムアルデヒドの発散区分を等級(F☆~F☆☆☆☆)で表示したもの。☆の数が多いほど放散量が少ないことを表す。住宅部品表示ガイドラインにもとづいて、内装ドア、システム収納、キッチンなどの製品から発散するホルムアルデヒドに関して、その発散区分を製品単位で表示している。

LED照明

LEDは「Light Emitting Diode(発光ダイオード)」の頭文字の略称で、電気を流すと発光する半導体の一種。これを照明に利用したものがLED照明である。LED照明は省エネ・長寿命で熱線や紫外線が少ないという特徴がある。

縁甲板(えんこういた)

日本建築の縁側などに使われていた床用木材。主にヒノキやスギなど長い板が採りやすい針葉樹を製材したもの。内廊下や床のほか壁や天井にも使われる。

エンジニアリングウッド(EW材)

加工工場で様々な手法を用いて製造された工業製品。主に接着剤を用いて作られる木質系材料の事を総称して呼ぶ。無垢材の1.5倍の強度を持つ集成材。

塩ビシート

塩化ビニール製のシート。耐水性に優れ、主に水まわりの床材として使われる。

OS(オイルステン)

木部の着色に用いる着色剤のひとつ。油溶性の染料または顔料を石油系の溶剤に溶かし、少量の油性ワニス、ボイル油を配合したもの。浸透性の塗料のため、木の素材や木目などをそのまま活かせる特長がある。

筬欄間(おさらんま)

縦の桟を細かく、横桟は中央に三筋、上下に各一筋ほど入れた欄間。

落とし掛

床の間の前面上部、小壁の下に架け渡している横木。

オーニング

窓の上部を回転軸として下部を外側へ突き出す形式の窓。突き出し窓ともいう。ただし、窓の外側を室内からはふけないので、メンテナンスのできない高所の取り付けは避けた方が無難。

扇垂木(おうぎだるき)

垂木の配置方法。垂木を放射状に配置したもの。禅宗寺院建築にみられる。

折上鏡天井(おりあげかがみてんじょう)

廻り縁より曲面で天井面を高くした1枚板ばりの天井のこと。

折戸(おりど)

戸が折りたたまれて開閉する形式の戸。普通、戸は丁番で連結される。浴室やクローゼット、可動間仕切りなどに幅広く使われている。

オール電化キッチン

エネルギー源をすべて電気にしたキッチン。最近は手入れの簡便さや火災防止などの点からIHクッキングヒーターの人気が上昇中。住まいのエネルギー源をすべて電気にしたオール電化ハウスには、電気料金の割引制度がある。また、オール電化ハウスは、電気代節約のため太陽熱を並行利用をするのもひとつの方法。

オール電化システム

冷暖房設備や給湯、調理設備など、住宅内の熱源をすべて電気としたシステム。火災の心配が少なくなり、室内の空気も汚れないなどが特徴。

オール電化住宅

調理、給湯、空調(冷暖房)などの住宅設備システムのエネルギー源を全て電気によってまかなう住宅。調理はIHクッキングヒーター、給湯はエコキュート、冷房はエアコン、暖房は床暖房などが主に使われる。火災の心配が少なく室内の空気も汚れないなどが特徴。

エコキュート

空気の熱を利用してお湯を沸かす給湯システム。正式名称は、自然冷媒ヒートポンプ給湯機。大気の熱を利用するため、従来の電気給湯機よりエネルギーが約1/3となり省エネ。CO2もフロンガスも排出しない環境に配慮した給湯器。

地耐力

地盤が荷重に対して耐え得る強さのことで、地盤が1m3当たりどれくらいまで支えられるかを数値で示す指標。専門的には「長期許容応力度」という。地盤の上に建つ建物の種類(RC造、木造などの構造)や形状、地下水位、地質などによって変わってきます。建築基準法では、地耐力に応じた基礎構造で建築することが義務付けられている。

基礎の種類 地耐力(KN/m2
20未満 20以上
30未満
30以上
杭基礎 × ×
べた基礎 ×
布基礎
  • ※30KN/m2;以上の場合、さらに地耐力に応じた布基礎の底盤の幅が定められている。

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