ユニットバスのサイズ規格と選ぶポイントを解説
リフォーム事例も

ユニットバス(システムバス)のサイズにはメーカー共通で規格があります。しかし、新しく設置したり、リフォームが初めての方にはユニットバスのサイズが分かりにくいかもしれません。
今回はユニットバスのサイズについて、
  • サイズ規格の見方
  • お風呂のサイズを決める要素
  • リフォーム時の注意点
などのポイントを詳しく解説いたします。戸建て・マンションそれぞれのリフォーム事例もご紹介しています。浴室のリフォームをお考えの方はぜひ最後までご覧ください。

ユニットバスとは?
工場で生産したパーツを
組み立てる方式のお風呂

ユニットバス
ユニットバス(システムバス)とは決められたサイズ規格で浴槽・壁・床などのパーツを工場で生産し、現場で組み立てて設置する(乾式工法)タイプのお風呂のことを意味します。ユニットバスとシステムバスの明確な違いについては定められてはいませんが、パナソニックでは戸建て向け、マンションリフォーム向けの製品をシステムバス、集合住宅・施設向けの製品をユニットバスと区分しています。
いまの形のユニットバスが誕生したのは、1963年のことです。FRP(繊維強化プラスチック)を使用して現場で組み立てる浴室が開発・実用化されました。よく、ユニットバス=浴槽・トイレ・洗面台が一緒になったものと混同されますが、それは黎明期に多かったモデルで、現在ではそうしたタイプのバスルームは「3点ユニットバス」と呼びます。
60年代から時代を経て現在では、国内の95%の浴室がユニットバス形式で作られています。
ユニットバスに用いられる主な素材は、
  • FRPなどの樹脂素材
  • 人造大理石
  • 化粧鋼板
などがあります。
メーカーによっては独自の製品を使用していることもあります。たとえば、パナソニックのシステムバスでは、キレイがキープできる有機ガラス系新素材(スゴピカ素材)を浴槽・水栓・カウンターなどに使用しています。

造作風呂と比較して施工時の
コスト・期間が抑えられる

ユニットバスのメリットとしては、
  • 工期が短い
  • 防水性が高い
  • 断熱性が高い
という点が挙げられます。
あらかじめ決まった規格のサイズの製品を組み立てるだけなので、設置作業自体は1日あれば完了します。リフォームで既にある浴槽を交換する場合でも、解体作業や配管・電気工事などの作業を含めても3~6日程度で作業は終わります。
在来工法で作られる造作風呂は、デザインが比較的自由に決められるという利点があるものの、下地で防水加工を行いモルタルで壁や床を作ることから工期が2週間~1ヶ月程度と長くかかります。また、自然素材を用いることが多いため手入れの手間がかかるというデメリットもありました。

自分好みにカスタマイズしやすい

ユニットバスは既製品ですが、デザインや機能、オプションの選択肢が多く自分の好みに合わせてカスタマイズできるのが特長です。
  • 浴槽のタイプ
  • 壁の柄や質感
  • 床材
  • シャワー
  • 照明
  • カウンター
  • ドア
  • オプション機能(ジェット機能、スピーカー、バステレビなど)
これらのパーツの組み合わせにより、多様な仕上がりから希望にあった浴室が選べます。
ひと昔前までは、ユニットバスは規格品なので似た仕上がりになるというイメージもありましたが、浴室の印象を決める壁材・床材ともにバリエーションが豊富になりました。 ウッド調、タイル調、大理石調、ストーン調など柄・質感・カラーも充実しているので、組み合わせ次第でオリジナルな雰囲気に仕上がります。

戸建て向けのユニットバスのサイズ規格

戸建て向けのユニットバスのサイズ規格
ユニットバスのサイズ規格は、各メーカー共通で「1616」「1818」のように、幅と奥行の内寸の数字で表されます。たとえば1616サイズの浴室は、幅1600mm×奥行1600mmということになります。
浴槽の長辺は幅の長さに合わせるのが一般的です。
各パーツのサイズは規格に合わせて予め決められているので浴槽の種類は選べてもサイズを変更することは基本的にはできません。
戸建て用システムバスのサイズは坪表記されることも多いですが、坪表記はバスルームの床面積を尺モジュールに基づいて表したもので、実際には外壁の厚みなどを考慮して設計されます。
こちらでは、パナソニックの戸建て向けのシステムバスのサイズ規格について見ていきましょう。

0.75坪サイズ

0.75坪サイズ
床面積0.75坪のバスルームは、コンパクトで大人ひとりの入浴に向いています。配置や浴室内の設備をシンプルにすることでスペースを上手に活かすことができます。

対応サイズ

・1217サイズ

1217サイズ

・1316サイズ

1316サイズ

・1317サイズ

1317サイズ

戸建て用0.75坪相当のプラン

1坪サイズ

1坪サイズ
1坪の床面積は畳二畳分で、一般的な住宅で採用されることが多いサイズです。大きな窓を付けたり、ドアをガラスにして圧迫感をなくすことで空間を広々と感じられます。

対応サイズ

・1717サイズ

1717サイズ

・1616サイズ

1616サイズ

・1818サイズ

1818サイズ

戸建て用1坪相当のプラン

1.25坪サイズ

1.25坪サイズ
1坪サイズと共に一般的によく選ばれるサイズです。ゆとりのある洗い場や、ワイドな浴槽が設置できるためお子さんと一緒に入っても余裕があります。

対応サイズ

・1621サイズ

1621サイズ

戸建て用1.25坪相当のプラン

1.5坪サイズ

1.5坪サイズ
1.5坪サイズは床面積3畳分の広さがあるので、ユニットバスを設置しても広々としたスペースが確保できます。大きいサイズの浴槽や広いカウンターなども置けるので、浴室内の設備の選択肢も充実しています。

対応サイズ

・1623サイズ

1623サイズ

戸建て用1.5坪相当のプラン


マンション向けの
ユニットバスのサイズ規格

マンション向けのユニットバスのサイズ規格
マンション向けのユニットバスは、物件によっても異なりますが坪表記だと0.75坪か1坪サイズが多く使用されています。戸建て用よりもサイズ展開が細かく分類されており、単身用からファミリー向け物件まで様々な間取りに対応できます。

・1116サイズ

1116サイズ

・1216サイズ

1216サイズ

・1216.5サイズ

1216.5サイズ

・1218サイズ

1218サイズ

・1316.5サイズ

1316.5サイズ

・1317サイズ

1317サイズ

・1416サイズ

1416サイズ

・1418サイズ

1418サイズ

・1616サイズ

1616サイズ

・1618サイズ

1618サイズ

・1620サイズ

1620サイズ

マンション向けプラン


ユニットバスのサイズは
浴槽と洗い場で決まる

ユニットバスのサイズは浴槽と洗い場で決まる
ユニットバスやシステムバスのサイズは、浴槽と洗い場で構成されます。浴槽と洗い場、それぞれの特長について見ていきましょう。

浴槽のサイズ

一般的には浴槽の長辺は決まっているので、広くしたい場合は横幅を広くする必要があります。ただし、浴室のサイズごとに浴槽のサイズも決められているので、規格に合わないサイズの浴槽は置けません。
浴槽の長辺を延長したいという場合は、以下の方法があります。
・新しい浴槽に取り換える
古い在来風呂や、浴槽の横に給湯器がついたバランス窯をご使用の場合は、システム/ユニットバスに変えると浴槽の面積を広くとれることがあります。ただ、浴室の面積や構造、元々の浴槽のサイズなどによって選べる浴槽は異なるので、プランニング時によくご確認ください。
・浴槽の形状を選ぶ
ほぼ同じサイズの浴槽でも、以下のように浴槽のタイプによって入浴時に感じる広さは変わります。
【一般的な浴槽の形状】

ラウンド/アーチ型

ラウンド/アーチ型

入浴する部分が楕円形になっているタイプの浴槽です。洗練された印象があり、多くのユニットバスで採用されている形状でもあります。

スクエア型

スクエア型

入浴する部分が四角いタイプの浴槽です。シャープなシルエットなので、都会的な雰囲気にしたい方におすすめです。浴槽の素材や色によってはインダストリアルな感じにも仕上がります。

斜め型

ラウンド/アーチ型

真っすぐではなく、斜めにカットすることで入浴部分を長くとった浴槽です。浴室の規格で大きな浴槽が置けないけど、ゆったりとお風呂に入りたいという方に最適です。

ワイド型

ワイド型

一般的な浴槽よりも、横幅が広いタイプの浴槽です。広々と余裕を持って入浴したい時、親子で一緒に入浴したい時に便利です。

【浴槽内部の形状】

ストレート

ストレート

浴槽内に段差がないタイプです。肩までしっかり浸かれるので、全身浴がお好きな方におすすめです。

ベンチ付

スクエア型

腰掛けるベンチ部分がついたタイプです。ベンチの分湯量が節水でき、ベンチに座れば半身浴が、反対側に座れば全身浴が楽しめます。小さいお子さまと一緒に入浴する時にも向いています。

・浴室の拡張工事をする
浴室自体の面積を広くすることで、より大きなサイズの浴槽が置けるケースが多いです。浴室の拡張工事には大まかに以下の2種類があります。
  • 既存の間取りを利用して浴室を拡張する
  • 増築工事を行って面積を広げる
既存の間取りを使用する場合は、洗面所や脱衣所のスペースを利用して浴室を拡張します。そのため、拡張できる面積に限りがありますが、増築工事を行うよりは費用も工期も抑えることができます。
増築工事の場合は、浴室を解体して増築する部分の基礎・給排水・電気工事など土台部分の作業を行います。
スペースが完成してからユニットバスを組み立てて完成します。大がかりな工事が必要となるので、その分費用も高くなりますし、工期も長くなります。
マンションの場合は、浴室拡張の難易度が高いかもしれません。集合住宅という構造上、増築はできませんし、間取りの拡張も梁や柱の関係でできない場合があります。
工事をするには事前許可を得る必要がある物件も多いので、管理会社や大家さんに拡張工事をしてもよいか予め相談しましょう。

洗い場の広さ

洗い場では、シャワーを浴びる・洗髪・体を洗うなどの行為が快適にできるためのスペースは確保しておきましょう。体格などにもよりますが、大人一人が使う場合洗い場だけで大体800×1200mmくらいのスペースがあるとよいとされます。
浴室では、浴槽に入っている時間の方が長いので、洗い場のスペースは注目されないことも多いですが、あまりに狭いと体を洗う時に腕がどこかに当たるなど小さなストレスがたまりがち。きちんと洗い場のスペースを確保しておくと、髪や体が洗いやすくなりますし、シャンプーやボディソープなど毎日使うアイテムを置いたままにしても邪魔になりません。
特に小さなお子さまがいる、ペットがいる、ご自宅で介護されるなど複数人で入浴する場合は洗い場は広い方が良いでしょう。
また、洗い場が広いと掃除の手間がかかりますが、汚れが付きにくい・掃除がしやすい素材を選ぶと日々のお手入れの負担も軽減できます。

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ユニットバスは
戸建て用とマンション用で
サイズが異なる

ユニットバスは戸建て用とマンション用でサイズが異なる
ユニットバスはサイズ規格が決まっていますが、厳密にいうと戸建て用とマンション用で規格が分けられています。先ほども、戸建て用とマンション用に分けてユニットバスのサイズ規格をご紹介いたしました。浴室のサイズ自体もマンションの方が狭い傾向にあるため、マンション用のユニットバスの方が小さいサイズの展開が豊富です。
戸建ては家族や複数人で住むことが前提ですが、マンションは単身用・ファミリー用など物件によって居住人数が異なることが理由と考えられます。
また、マンションは構造上長方形の浴室が多く、戸建て用は幅と奥行が同じ比率の広い浴室も選べるという違いもあります。
また、床面積以外にも戸建てとマンションの浴室は天井の高さ、床下などの違いがあります。そのため、一部を除き戸建て用とマンション用のユニットバスには互換性はありませんが、鉄筋コンクリート・鉄骨造の戸建てで、既存の戸建て用のユニットバスが入らない場合はマンション用の製品が提案されるケースも。
同じシリーズの場合素材や機能性の面で特に差はありません。

ハーフユニットバスとは?
在来工法を取り入れた
バスルーム

ハーフユニットバスとは、ユニットバスと在来工法を組み合わせた方法で作られた浴室のことです。浴槽や洗い場などはユニットバスで、壁や天井はお好みの素材を使って作ります。
ハーフユニットバスのメリットとしては、
  • オリジナリティのある仕上がりにできる
  • デザインや素材の自由度が高い
  • 完全に在来工法をするよりも時短・節約になる
  • 天井などが特殊な形状でも対応できる
という4つが挙げられます。
ユニットバスで使用される壁や天井は以前よりもずっと選択肢が増えましたが、生産された規格品である以上使用できない素材もあります。在来工法であれば、コンクリートやモルタルで下地を作ってからタイルや木材を使用したり、異素材を組み合わせてオリジナルな空間演出ができますし、浴槽や床部分はユニットバスの素材を利用するので全て在来工法で作るよりも費用や工期を抑えられます。
「個性豊かな浴室にしたい」「ユニットバスでは好きな素材やカラーが選べない」というニーズにも対応できるため、注目されている工法です。
しかし、その一方で実用性や費用の面でのデメリットも存在します。特に注意したい3つのポイントについて詳しくご紹介いたします。

ユニットバスよりも
防水性が低くなる恐れも

ユニットバスの浴槽・壁・床などのパーツは、防水性が高い素材が使われています。
また、床と壁の継ぎ目がないつくりなので水漏れしない構造です。
ハーフユニットバスも浴槽や床部分はユニットバスのパーツを使用していますが、壁との継ぎ目が出来てしまい、その部分から水分が浸透してカビや腐食などが発生する可能性があります。
業者によっては、ハーフユニットバスには通常ユニットバスで使われる浴槽パンを使用せずに、防水処理をコーキングなどで造作するところも少なくありません。

費用が高額になることも

ハーフユニットバスは、以下の要素により施工にかかる費用が大きく変わります。
  • 使用する素材
  • 浴室の広さ
  • 施工内容
  • 洗面所やバルコニーなど周辺の施工の有無
  • オプションの有無
施工内容によりますが、ユニットバスの設置以外にも壁や天井の施工費がかかるため、一般的にハーフユニットバス設置にかかる費用はユニットバスだけよりも高くなります。
ハーフユニットバスを選ぶ方は、浴室のデザインや空間演出にこだわりを持っている人も多いです。そのため、使用する素材やデザインにこだわりを詰め、洗面所など周辺までリフォームする場合費用はより高額になるでしょう。
また、使用する素材によってはオプションが別途で必要になるケースもありますので、よくご相談しつつ計画してください。

防寒対策が不十分なことも

壁や天井部分を在来工法で作る場合、断熱加工が不十分なケースがあります。
ハーフユニットバス用の浴槽は断熱材が使用されていないものも多いです。
施工内容によっては壁などが外気の影響を受けやすいです。
現在主流のユニットバスは、浴槽に断熱加工を施してお湯が冷めにくくしてあるものが殆ど。
しかし、ハーフユニットバス用の浴槽は断熱剤が入っていないものが多く、施工業者ごとに断熱加工の有無や作業内容は異なります。
また、現場で作業する壁や天井部分にも断熱材を入れないと、内壁が薄く、外気からの影響を受けやすくなってしまいます。
このように、ハーフユニットバスの施工には費用面や機能性などに注意を払う必要がありますので、技術力の高いリフォーム会社を探すことが重要です。

在来工法からユニットバスにリフォームできる?

在来工法からユニットバスにリフォームできる?
在来工法で作られた古いタイプのお風呂は、ユニットバスにリフォームできます。作業工程の手順を追ってみましょう。

解体(1~2日)

まずは在来風呂を解体します。撤去作業を行うため、浴室内の窓枠や脱衣所、廊下などを養生します。
最初に浴槽・換気扇などの設備を撤去して搬出します。次に、壁や床などのタイル撤去作業を行います。すべて撤去完了したら廃材を片付けて解体作業は終了です。
木造住宅の場合、浴室を解体した後の柱や壁が劣化・腐食しているケースが少なくありません。木材が劣化している場合は、補修工事が必要となるのでさらに工期と費用がかかります。補修工事の費用と期間は劣化の程度によって異なるので、業者の担当の方とよく確認しましょう。
撤去しないと劣化があるかどうか分からないので、古い在来風呂をリフォームする場合はあらかじめ余裕を持って取り組むことをおすすめします。

設備工事(3日程度)

古い浴室を撤去したら、給配管の逃し工事をしてから給排水と電気の配線工事を行います。給排水配線工事中は一時的に断水するので、ご注意ください。
その後土間部分にコンクリートを打設する作業をしたら、2日間程度コンクリートを乾燥させてからでないと次の作業に移れません。
配管工事と土間の打設作業は前後することがあります。基礎工事が終わったらユニットバスの搬入が始まります。

組立(1~2日)

ユニットバスのフレームを設置し、洗い場・浴槽・壁などのパーツを組み立てます。
水や電気の配管接続作業を行い、新しい換気扇や照明などを取り付けます。その他、内装工事を行い作業は終了です。

引き渡し

リフォームが完了したら、施工主に引き渡しをします。
その際、動作説明と注意事項の説明が行われます。疑問点があれば聞いておきましょう。
これで新しいお風呂が楽しめます。

在来工法からユニットバスに変える際の注意点

在来工法からユニットバスに変える際の注意点
在来工法のお風呂からユニットバスにリフォームする際に知っておいた方がよい注意点4つについてご紹介します。

浴室のサイズと
バスルーム拡張の有無

在来風呂からユニットバスに変える際、既存の浴室の中にユニットバスを入れ込むため浴室自体のサイズが一回り小さくなる場合があります。
元々浴室が狭い場合は、バスルームの拡張工事も含めてリフォームを検討されてもよいでしょう。

浴槽の大きさと深さ

ユニットバスにリフォームすることで、浴槽の大きさがどのように変化するかはプランニングの時点でよく確認しておきたいポイントです。在来風呂からユニットバスに変えることで、浴槽が狭くなるケースと広くなるケースの両方があるからです。
昔の日本風のお風呂は、小さめの正方形で深いものが多くありました。今でも古い在来工法のお風呂だと、浴室の面積に対して小さい浴槽が設置されていることがあります。
そういった古いタイプのお風呂などの場合は、ユニットバスに入れ替えることで浴槽が広く使えるようになるケースもありますし、浅めの浴槽に変えることで使用水量が減ることもあります。
元々の浴槽の大きさや入れ替えるユニットバスの形状などによって異なるので、最初に聞いておきましょう。

窓のサイズ

浴室のリフォームに合わせて注意したいのが窓の扱いです。浴室の窓が大きいと換気がしやすいのですが、どうしても外気の影響を受けて室温が低くなってしまいがちです。
設置してから長年経過した窓は、窓枠やサッシが劣化してしまい隙間風が通りやすくなってしまうため、お風呂のリフォームをする際になんらかの対策を取ることをおすすめします。
断熱効果を高めるためには、
  • 窓を新しいものに交換する
  • インナーサッシや二重窓を付ける
  • 窓を小さいサイズにする
などの方法があります。

ドアのタイプ

ドアのタイプ ドアのタイプ
ドアのタイプを変える場合、開閉方法とドアの幅が使用状況に合っているかご確認ください。お風呂用のドアの開閉方法は、
  • 開き戸
  • 折れ戸
  • 引き戸
の3種類が一般的です。
・開き戸
普通のドアのように押して開閉するタイプのドアです。ドア形状がシンプルなためドア部分の掃除がしやすいのですが、浴室内部に向けてドアを開くためある程度のスペースが必要です。
・折れ戸
浴室に一般的に用いられることの多いタイプのドアです。取っ手を押すとドアが真ん中で折れて開閉します。折れ戸は標準的に使われているため、価格が安く開閉のためのスペースもそれほど必要ではありません。
しかし、下にレールがあるため入り組んだ構造になり、掃除やお手入れの手間がかかります。
・引き戸
昔の日本家屋のドアのように、左右どちらかから引いて開閉するタイプのドアです。壁に沿ってドアを開閉するため、浴室の広さに関係なく開閉しやすく、お子さまやシニアの方にも使いやすいのが特長です。
環境や家族構成に合わせてリニューアルされることをおすすめします。

パナソニックのユニットバスのリフォーム事例

パナソニックでユニットバスにリフォームした事例を、戸建てとマンションに分けてそれぞれご紹介します。

戸建てのリフォーム施工例

Before

リフォーム施工例:Before
→

After

リフォーム施工例:Before
タイルを使った在来風呂からオフローラのユニットバスにリフォームされた例です。もともとの広い空間を活かしながら、より明るくフレッシュで清潔感のあるバスルームに生まれ変わりました。

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Before

リフォーム施工例:Before
→

After

リフォーム施工例:Before
ユニットバス→ユニットバスへの入れ替えです。浴槽部分のカウンターを取り除いたデザインにすることで、浴槽が広くゆったりと入浴できるようになりました。
浴室上部に浴室用のハンガーパイプを付けることで、洗い場に置いていたラックを撤去でき空間がすっきりと有効活用できます。

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Before

リフォーム施工例:Before
→

After

リフォーム施工例:Before
こちらもタイルの在来風呂からユニットバスへ変えられたケースです。白のタイルとステンレスの浴槽はシンプルで衛生的ですが、どこか冷たい印象があります。正面の壁のパネルをウッド調にしたことで、暖かみのある空間に仕上がりました。
浴槽とサイドの壁を白で統一して、限られたスペースも広く見えます。

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マンションのリフォーム施工例

Before

リフォーム施工例:Before
→

After

リフォーム施工例:Before

明るく広々とした空間へ

Before

リフォーム施工例:Before
→

After

リフォーム施工例:Before

明るく、清潔感あるスペースへ

こちらはマンションでリフォームとバスルームの拡張を行ったケースです。洗面台付近の不要なスペースを利用して出入口を変えたことで、1216サイズから1616サイズのユニットバスが設置できるようになりました。
壁や床の色を工夫することで、ラグジュアリーホテルのバスルームのように高級感あふれる浴室に仕上がっています。

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Before

リフォーム施工例:Before
→

After

リフォーム施工例:Before

明るく、清潔感あるスペースへ

こちらは、3点ユニットバスを分離させて浴室を独立させたリフォーム事例です。キッチンの位置や作りを変更することで、面積が限られるワンルームマンションでもゆったりとしたバスルームが作れます。

リフォーム事例を詳しく見る


サイズや質感を実際に
見たい方はショウルームへ

サイズや質感を実際に見たい方はショウルームへ
数字や画像だけでは、どうしても把握しきれない部分が出てくるはず。気になる製品がある場合は、ぜひお近くのショウルームで実物を間近でご覧くださいませ。
パナソニックでは全国各地にショウルームをご用意しております。
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  • リフォーム会社探しのお手伝い
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経験豊富なスタッフが対応いたしますので、お住まいや設備に関するお悩みについて、お気軽にご相談くださいませ。

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まとめ

ユニットバスのサイズは、幅と奥行を合わせた「1616」「1818」といった数字で表されるのが一般的で、戸建て向けプランでは床面積の広さを表す坪表記も使用されていることが分かりました。
今回ご紹介したように、同じサイズのユニットバスでも、戸建て用とマンション用、木造とRC造など適した製品が異なります。住居環境やニーズにあったユニットバスを選ぶためにも、リフォームを検討した早い段階からショウルームで実物を見たり、プランナーと相談して納得の行くプランニングをしましょう。

記事監修

パナソニック
ハウジングソリューションズ
株式会社
水廻りシステム事業部 浜田広大

バスルームの営業企画を長年担当。
各メディアにも掲載多数

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