IHクッキングヒーターで使える鍋の見分け方は?
IHヒーターでは材質や底の形状などによって、使える鍋と使えない鍋があります。新しく購入するときは、一般財団法人「製品安全協会」のSGマークのある鍋、またはあっせん鍋をおすすめします。(詳しくは「IHに適したあっせん鍋」をご覧ください)
お手持ちの鍋が使えるか見分けるには、下記内容をお確かめください。
オールメタル対応IHヒーターをご使用の場合、軽いと加熱中に鍋が動くことがありますので、調理物と合わせて約700g以上でお使いください。
お手持ちの鍋をIHヒーター本体で確認できます。
加熱調理で使える鍋
鍋の材質
鍋の大きさ・形状
ご使用前に鍋やフライパンの鍋底をご確認ください
鍋底が剥がれかけた鍋・フライパンは、使わないでください
鍋底が剥がれかけた状態で加熱すると、剥がれた部分が異常過熱し、トッププレートがひび割れたり変色したりする原因になります。
※鍋底に部分的に変色や膨らみがある鍋は、隙間が見えていなくても剥がれている可能性があります。
揚げ物調理で使える鍋
※1 安全機能が正しく働かなかったり、火力が弱くなったり、加熱できなかったりするものがあります。
※2 鍋底が薄すぎるもの、反っているものは、空焼き・強火の加熱で赤熱・変形する場合があります。
※3 大きな鍋で多量の湯を沸かすと沸騰しないことがあります。
※4 鍋の種類、材質、鍋底の形状、大きさなどによって油温がずれたり、予熱完了までに時間がかかったりすることがあります。特にアルミ・銅鍋については予熱に15分程度かかる場合があります。また、鍋の反り、脚があるもの、底の丸いものは使えないものがあります。揚げ物調理の場合、SGマークのある鍋をおすすめします。
※5 火災のおそれがあるため、200g未満、深さ1cm未満の油量では調理しないでください。揚げ物の油温は油量800gまでの調理を基本としています。800gを超える油量でご使用の場合は、温度が正しく上がらないことがあります。
★ IHに適した鍋でも「キーン」「ジー」「ブー」など音がすることがありますが機器の異常ではありません。
鍋の位置を少しずらすか置き直すと音が止まることがあります。
自動炊飯・自動湯沸しに使える鍋・やかん
必ず財団法人「製品安全協会」が認定したSGマークのある鍋ややかんを使用してください。
自動炊飯で使える鍋
・SGマーク付きステンレス製。
・底の直径が約14~15cm、深さ7cm以上、底の厚さ 2.5mm以上の鍋
(ホーロー鍋はこげつきやすいので、おすすめできません。)
自動湯沸しで使える鍋・やかん
内面がフッ素加工されたものは、センサーが正しく検知できない場合があります。
- ・SGマーク付きステンレス製で鍋底に磁石が付くもの
- ・やかんや鍋の材質・厚さ・反り(1mm以上)・底形状※・水量・水温などにより、ブザーが沸騰前に鳴ったり、沸騰してもすぐに鳴らないことがあります。
※底に1mm以上の溝や刻印のあるもの - ・底の厚さが4mm未満。
- ・満水容量は機種により幅(60~70%)があります。
詳しくは取扱説明書をご覧ください。
グリルで使える鍋(Aシリーズ・KZ-YG57Sのみ)
IHで使えない鍋や小さな鍋にはラジエントヒーター
底が平らで厚手の鍋が適しています。底径16cm未満の鍋が使えます。汁物などの少量の調理に便利です。IHヒーターに比べて火力は弱くなります。
〈中央に見える棒は温度を検知するセンサーです。〉
ラジエントヒーターで使えない鍋
- ・脚つきの土鍋は加熱できません。
- ・ガラス製の鍋は超耐熱ガラス製鍋以外は使えません。(割れる場合があります)
- ・底に凹凸があるものはヒーターの損傷や劣化を早める原因になります。
- ・魚焼器・網はトッププレート損傷の原因になります。