リフォーム・リノベーションのヒント集

MENU

2024/09/30

リフォームにかかる費用を大解剖!
リノベーション事例や見積りのポイントも

リフォームにかかる費用は工事の内容や設備によって変動し、リフォーム会社ごとに製品やプランの価格設定が違うので具体的な金額が分かりにくいかもしれません。
「リフォームをしたいけど、どのくらいの費用がかかるか知りたい」という方に向けて、今回はリフォーム費用の相場について詳しく解説いたします。

リフォーム費用の相場は?

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会の『2023年度住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査結果報告書』によると、リフォーム検討時の予算平均値は266万円で、実際にかかった費用の平均は348万円と大幅に予定を上回る結果となりました。

予算よりも実費用が高額になった理由としては、

  • ・「予定よりリフォーム箇所が増えたから」(51.4%)
  • ・「設備を当初よりグレードアップしたから」(37.8%)

などの回答が多く見られました。

これからリフォームする予定のある方は、余裕を持って予算を設定した方がいいかもしれません。

費用の内訳

リフォーム総費用の内訳は、

  • ・材料費/設備本体購入代金
  • ・工事費(現場の人件費)
  • ・諸経費(事業所維持にかかる経費)
  • ・廃材処理費用

などで算出されます。

リフォーム会社によっては他にも経費がかかるケースもありますので、見積り時に費用内訳をしっかりと確認することをおすすめします。

建物の構造ごとのリフォーム費用の相場と事例

建物の構造ごとのリフォーム費用について、パナソニックが行ったリフォーム・リノベーションの事例から算出した相場と目安をご紹介していきます。

戸建て

戸建てリフォームにかかった費用で一番多かったのが1,000~1,500万円でした。
物件の築年数や状態によっても必要な費用は異なりますが、1,500万円以下の費用が70%以上を占めていることが分かりました。

こちらは築28年の2階建て住宅を、上下階に分かれる二世帯住宅としてリフォームした例です。
工期は1ヵ月ほどで、費用は約1,100万円。

2階部分は4部屋から3部屋に間取りを変えて、リビングを広く取りログハウスのようなナチュラルでくつろげる空間に仕上がっています。
あえて玄関を増設せずひとつのドアで出入りすることで、生活サイクルが違う家族同士でも日常的なコミュニケーションが生まれたそうです。

マンション

マンションのリフォーム費用として一番多かったのが、601~900万円代でした。
マンションは面積や構造的にリフォームできる範囲に制限がありますが、その分リフォームにかかる費用や工事日数も一軒家と比べて抑えられる傾向にあります。

一番多い例は601~900万円代でしたが、内装の改装や設備交換といった内容であれば300万円前後で済む事例も多数ありました。

こちらは、築20年のマンションをリフォームした事例です。
費用は約290万円で、工期は約30日ほど。

使われていなかった一室をクローゼットに作り変え、機能性の高い収納スペースを確保しました。
玄関とリビングには大きなオリジナル収納棚を設置し、収納力をアップして家全体がスッキリときれいな状態をキープできるようにリノベーションされています。

リビングの壁面収納には収納式のパソコンデスクが設置されており、使用する時だけデスクとチェアを出すスタイルにして空間を有効利用されています。

古民家

古民家の再生リフォームは、一般的な住宅のリフォームよりも費用の相場は高め。
1,501〜2,000万円代が20.5%で最も多く、次いで501〜1,000万円代が17.9%でした。

古民家は家の作りが現代とは違う部分も多く、断熱工事や耐震化などの補強も必要となるためリフォームにかかる費用が高くなる傾向にあるようです。
しかし、現代の住宅では見られない梁や大きな柱は歴史ある建築にしかない独特の味があることから、根強い人気があります。

こちらは築80年の古民家を全面リフォームした例です。
総工費は約1,300万円、施工期間は110日ほどでした。

天井を取り払うことで、圧迫感のない開放的なリビングに仕上がりました。
壁や天井をオフホワイトにすることで長年家を支えてきた梁や柱の美しい色合いが際立っています。

二世帯住宅

二世帯住宅のリフォーム費用のボリュームゾーンは501〜1,000万円でした。
ライフスタイルの変化に合わせて増改築をしたり、ご両親や祖父母が年齢を重ねても移動しやすいようにバリアフリー化をするご家庭も多い印象です。

また、二世帯住宅は世帯ごとに住居スペースを分けるため収納が不足することが多いようなので、使わない部屋をクローゼットや納戸にしたり、壁面収納を取り入れたりするのも人気があるようです。

こちらは昔ながらの平屋のお屋敷を現代的にリフォームした例です。
工事費は約785万円、工期は約45日でした。

日本家屋の特徴は活かしつつ、手すりをつけたり段差の多い土間部分をフローリング廊下に作り変えることで3世代が安心して暮らせるバリアフリーな住まいへとアップデートしました。

空間ごとのリフォーム費用の相場

家全体ではなく、一部分だけリフォームまたは設備交換をしたいという方も多いでしょう。
こちらではスペースごとのリフォーム費用についてまとめました。

キッチン

キッチンのリフォーム費用で一番多かったのが151~300万円で、対象事例の中で53%以上を占めていました。

キッチンリフォームのお悩みとしては、カウンターや作業スぺースを広くしたい、ガスから最新のIHに交換したい、明るく開放的なキッチンにしたい・・・といった内容が多いようです。
パナソニックではデザイン性・機能性が高いだけでなく、汚れに強いスゴピカ素材のカウンターシンク、ローメンテナンスでもきれいなキープできるレンジフード『ほっとくリーン』などお手入れしやすいキッチン製品を多数取り揃えております。

商品やキッチンのプランについてはこちらから詳細な情報がご覧いただけます。

浴室

浴室のリフォーム費用では、101〜150万円が35.71%で一番多い結果となりました。
全体では200万円以下の事例が7割以上を占めたので、一般的な浴室リフォームは高くても200万円ほどあればできることが多いようです。

浴室のリフォームはユニットバス(浴室のサイズ合ったパーツをはめ込む工法)の交換工事であれば、工期は3日前後と短期間で完了するケースが多いです。
ただ、現在使われている浴室廻りに防水工事を行った上でタイルなどで床や壁を仕上げる在来工法の場合はもう少し日数がかかることがあります。

パナソニックの浴槽やバスルーム関連の商品は、ラグジュアリーな『Lクラス』から生活スタイルに合わせて組み合わせ自由な『BEVAS』、シンプルで機能的な『オフローラ』までバラエティ豊かな製品からお選びいただけます。

壁や床、カウンターの色や照明の種類のバリエーションも豊富で、ご希望に合った組み合わせが見つかりやすいのもパナソニックのバスルーム商品の魅力と言えます。

もちろん浴室や床には汚れに強くお掃除がしやすい素材を使用しておりますので、デザインだけでなく実用性も重視する方におすすめです。

トイレ

トイレのリフォーム費用で一番多い価格帯は、21〜40万円でした。
トイレの交換は数時間~1日程度で完了することが多く、費用もそれほど高くないのでハードルがそれほど高くないリフォームのひとつと言えるでしょう。

トイレ本体だけでなく、カウンターや照明にこだわってもそれほど工費が高くならないので、毎日使う場所をきれいに保ちたいという方はお早目に交換するのもよいかもしれません。

パナソニックのトイレ製品、『アラウーノ』は汚れがつきにくくお掃除の手間も簡略化できることから人気が高い製品です。

そのメンテナンスのしやすさとスタイリッシュなシルエットから、ご家庭はもちろん、宿泊施設や美容サロンなどでも導入されています。

ベーシックなモデルから節水機能がついた製品、高級感のあるドレスアップシリーズまで取り揃えております。

洗面所

洗面所のリフォーム費用の相場として多かった価格帯は、21~40万円の35%でした。
あまり目立たない設備ですが、鏡部分が大きい、コンセントが使いやすい、収納力が高いなどの製品が人気の傾向にあります。

パナソニックの洗面台ドレッシングは、リゾートのようなシンプルでスタイリッシュなものから、サロンのように使いやすく収納にすぐれたもの様々なデザインが揃っています。

また、カウンターは汚れや水に強いパナソニック独自の有機ガラス系素材スゴピカ素材を使用しているものも多く、お手入れもしやすい製品がお選びいただけます。
機能やデザインについては、こちらのページで詳しくご覧いただけます。

リビング/ダイニング

リビング/ダイニングのリフォーム費用では、151~300万円と301~450万円の価格帯が同率という結果になりました。
相場の目安は151~450万円と広いレンジになりましたが、リビング/ダイニングは面積も広く、家族が集まるスペースとしてこだわる方が多いため他の箇所と比較すると費用は高額になる傾向があります。

パナソニックでは、一般住宅向けのドア・リビング収納・しきり窓・インテリアカウンターなどの商品を多数取り扱っております。

カラーや素材の組み合わせの選択肢が多く、インテリアにこだわりのある方にもおすすめです。
また、床材やドア、手すりなどの内装用建材には、きれいな状態が保ちやすいクリーンプロダクツがお選びいただけます。

  • ・クリーンプロダクツは、ご家族が安心してご利用いただけるよう特殊なコーティングを施した顕在です。耐傷・耐汚染性脳
  • ・低VOC
  • ・抗菌性能
  • ・抗ウイルス
  • ・耐薬品性

などの性能が期待できる高品質な建材なので、きれいをキープしたい方にもおすすめの製品です。

他にもデザイン性にもこだわりつつ、衛生面にもこだわった内装用の建材や設備をご案内しておりますので、まずはぜひ製品・プランをご覧くださいませ。

寝室/個室

寝室のリフォームでは、51~100万円、101~150万円が同率でトップの価格帯でした。

寝室を改修する場合、

  • ・壁の色や柄を変えて自分がリラックスできる空間にする
  • ・照明を間接照明や小さめのライトに切り替えてリラックスムードに切り替えやすくする
  • ・シェルフなどを設置して収納スペースを作る

といった内容の工事に人気があるようです。

他にも、見た目には分かりませんが防音設備導入するケースもあり、熟睡したい方や、立地的に車や電車などの音が気になる方におすすめです。

子供部屋では、51〜100万円ほどの層がリフォーム費用として多いようです。

個室の改修は、

  • ・リビングとひとつづきで使えるようにする
  • ・家族全員の共有収納に作り変える
  • ・大型の収納やディスプレイを設置して趣味用の部屋にする

といった目的で個室をリフォームする方が多いです。

子供部屋の場合は、年齢に応じて収納や間取りをフレキシブルに変更できる設備を選ぶと、長く使用できて家具の買い替え回数が抑えられるようです。

プラン集』のページでは、寝室やプライベートルームのインテリアプランの例を多数掲載しております。
お気に入り機能もあるので、好みの写真を登録してリフォーム時の空間デザインにご活用いただけます。

外装/屋根/エクステリア

外装のリフォームにかける費用は、51~100万円と101~150万円が同率で多い価格帯でした。

しかし、他の場所と比較するとかかった費用がばらけているようです。

ケースにもよりますが、

  • ・外装やエクステリアは住宅の面積や状態に応じて金額が上がる
  • ・庭やガレージなどこだわるポイントが多い
  • ・見た目の改修にプラスして防犯対策を行う人も多い

などが理由として多いのではないかと考えられます。

こちらは、玄関のリフォーム例です。
外構・エクステリア・屋根部分のリフォームで費用はおよそ85万円。
施工期間はトータルで14日間ほどです。

門や玄関先をリフォームし、LED内蔵のガラスを埋め込むことで夜でも明るい印象に変化しました。
また、こちらの物件は住宅地の建売住宅で、玄関先をリフォームすることで似たデザインが多い近隣住宅との差別化にも繋がっているようです。

外装すべてを変えなくても、玄関周辺を改修することで家全体の印象を明るく仕上げることもできます。
住宅地にお住まいの方は取り入れやすいアイディアではないでしょうか。

見積りのポイントを押さえよう

リフォームをする際、契約をする前に見積り金額が提示されます。
見積りとは家の現状を調査し、希望のリフォームを行う際に必要な工事・設備・費用の目安を提示してもらう作業の事です。

リフォームは人によって希望する工事内容が異なり、住宅の規模や状態も様々であるため、費用がケースごとに大きく異なります。
また、見積時の担当者の対応で、悩みや要望にじっくりと耳を傾けてくれるかなども、信頼できる会社かどうか判断するポイントになり、とても大切な作業と言えます。

見積りを取る前に、希望するリフォームの内容をできるだけ明確にしておきましょう。

  • ・どの場所をリフォームするのか
  • ・どの程度の工事を行うのか
  • ・建材や設備にどんな機能を求めるのか
  • ・素材やデザインなどこだわりたい部分はあるのか

といった要素をはっきりしておくことで、リフォーム会社側も詳細な見積りが出しやすくなるようです。

自分の希望に近いリフォーム事例などをチェックして費用や施工内容を大まかに把握しておくことをおすすめします。
ただ、リフォームの費用はケースバイケースなので、あくまでも事例に記載されている費用は参考程度に捉えておいて依頼するリフォーム会社とその都度よくご相談されるとよいかもしれません。

相見積もりを取る

相見積もりとは、同時に複数のリフォーム会社から見積りを取って自分の希望に一番適したリフォーム会社を選ぶための行為です。
「一度に色んなリフォーム会社に見積りを出してもらうのは失礼ではないか」と感じるかもしれませんがリフォーム会社を選ぶ上で相見積もりを取るのはあまり珍しいことではないようです。

特に初めてリフォームする場合は提示された見積り内容が適切なのか、きちんと対応してくれているのかの判断が難しい事も多いようです。
希望に沿った適切な内容で契約するためにも、相見積もりを取ってからリフォーム会社を決める事をおすすめします。
以下から、相見積もりを取る場合に意識したいポイントについてご紹介します。

比較しやすいよう同じ条件で

複数の会社に見積りを取ってもらう際は、金額や内容を比較しやすいように必ず同じ条件で依頼することをおすすめします。

1社ずつ条件や時期をずらして見積りを取ってしまうと、見積り内容が異なるため比較がしにくくなってしまいます。
間取りや図面があればコピーを用意しておくとよいですが、必須というわけではありません。

余裕を持ってスケジュールを組む

予算を出すための現地調査は、採寸をしたり建材の種類や状態を確認し、依頼主の要望を詳しく聞いたりするので数時間はかかる場合が多いです。

1日で複数のリフォーム会社が来るように予定を入れてしまうと、調査が十分に行えなくなる恐れがありますので、スケジュールは余裕を持って組むことをおすすめします。

リフォーム会社にリフォームの予算を伝える

見積りを依頼するリフォーム会社に最初にリフォームの大まかな予算を伝えておきましょう。
予算を明確にすることでリフォーム会社も詳細な見積りを出しやすくなりますし、依頼者も内容を比較しやすくなることが多いようです。

相見積もりのリフォーム会社は5社程度にする

相見積もりを依頼するリフォーム会社が全国に数多くあるので、なるべく多くの情報を集めたいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに比較対象となる情報は多いに越したことはないですが、あまりにたくさんのリフォーム会社に依頼すると調査や比較・検討に時間がかかってしまいます。
見積りを依頼するのは3~5社くらいが一般的な目安とされています。その内容があまり良くないと感じたら、また新たに1社ずつ同じ条件で見積りを依頼するといった方が、比較しやすく負担も抑えられます。

多くのリフォーム会社で見積りは無料で対応してもらえますが、設計図等詳細な書類を作成する場合はプランニング料金が発生する可能性があります。
見積り依頼をする際に、念のため費用の有無を聞いておきましょう。
また、遠方のリフォーム会社に依頼した場合は出張費がかかることもあります。契約後も打ち合わせ等が必要になるので、なるべく自宅があるエリアの周辺でリフォーム会社を探すとその後の工程もスムーズになるためおすすめです。

見積書の受け取りは対面で行う

見積書の受け取りは対面が望ましいです。
見積りの内容についての説明も受けられますし、不明瞭な点があればその場ですぐ聞くことができるためです。
費用や工事内容について、分からないことはそのままにせずすぐに聞くことをおすすめします。
忙しくて直接打ち合わせするのが難しい場合は、Zoomなどオンラインでの対応が可能か聞いてみましょう。電話やメールよりも会話が進めやすく、相手の様子も確認しやすいのでおすすめです。

金額だけではなく内容も確認する

見積りを取る際、どうしても金額に注目してしまいがちですが、内訳もしっかりと確認しましょう。
項目や作業ごとの金額・材料費と作業費のバランスなど細かい部分まで目を通して、分からない内容がない状態にすると、トラブルの可能性が抑えられることが多いようです。
見積書の見方については後程詳しく解説いたします。

要望ははっきりと伝える

リフォームの作業内容などについて、要望がある場合ははっきりと伝えて問題ありません。
明確な要望があった方がリフォーム会社側も具体的なプランを提案しやすいようです。
「予算はこれくらいだけど〇〇は絶対導入したい」「助成金や補助金などの制度を使いたい」など、意見がある場合は早めに伝えましょう。

相見積もりをしていることをリフォーム会社に伝えても問題はありません。むしろ金額の交渉がしやすくなるといったケースもあるようです。

ただし、強引な交渉には注意が必要です。他のリフォーム会社の見積書を見せて値段交渉したり、しつこく値下げを依頼するのはマナー違反ですので避けることをおすすめします。

見積書の見方

リフォームの見積書を見る時に大切な4つのポイントについてご紹介していきます。

詳細に記載されているか

リフォーム工事内容については作業ごとに金額を出すことが難しいこともありますが、項目ごとの金額をなるべく詳細に記載してもらうことをおすすめします。
具体的な作業が記載されておらず「一式」という記載が多い場合は、その都度内容を説明してもらうか、詳細な内容に作り直せるか確認した方がよいかもしれません。

書式が統一されているか

見積書作成日、社名や社印、有効期限などがしっかりと記載されて書式が整っているかもチェックしましょう。
小さな事のようにも思われますが、これらの記載が欠けている場合正式な書類として機能しない場合があります。
見積書を受け取ったらその場で確認することをおすすめします。

見積書の有効期限とは、記載されている内容で施工できる期限のことです。
リフォームの場合は見積書の有効期限は作成日から1ヵ月後に設定されていることが多く、有効期限が過ぎると材料や設備の価格変動により費用が変わる可能性があります。

稀に有効期限の欄がない見積書もあります。
その場合は、契約する時期によって金額変動の可能性はあるのか確認しましょう。

担当者が内容を把握しているか

リフォーム会社の担当者から見積書を受け取り打ち合わせする際、しっかりと見積りの内容について説明してもらえるかという点もチェックした方がよいかもしれません。

悪質なリフォーム会社の場合、内容についての説明がおざなりだったり、質問についてきちんと答えてくれないこともあります。

言った言わないの問題を避けるためにも打ち合わせする際は内容の記録を取っておきましょう。一般的にはリフォーム会社側が議事録のようなものを作って共有してくれますが、不審な点がある場合はレコーダーなどを利用するのもひとつの方法です。

また、リフォーム会社側がサービスなどを提示してきた場合も、口約束で済ませず必ず書面に残しておくことをおすすめします。

諸経費の割合や内容

諸経費とは、リフォーム会社の営業・内勤の人件費や事務所の維持にかかる費用をまとめたものです。
リフォーム会社や施工内容にもよりますが諸経費は総工事費の10%前後くらいが相場のようです。

リフォーム会社によってどこまで諸経費に含めるかは異なり、材料費や工事費の利益率によっても設定される割合は変わってくるため、諸経費の金額や割合だけを見て判断するのは難しいです。

ただし、諸経費があまりにも高い割合で設定されている場合は内訳について確認してみてもよいかもしれません。

処理費が含まれているか

一定以上の規模のリフォームなのに見積書に廃材処分や解体についての項目がない場合は、諸経費に含まれているのか、後で追加費用として請求される可能性があるのか確認することをおすすめします。

ただ、木材の基礎部分がシロアリに食われているなどの理由で、工事が始まってから見積書に記載されていない費用が発生することは珍しいケースではありません。

アイハウズプランでプランニング・見積りができる

パナソニックのアイハウズプランは、パソコンで内装や設備のプランニングができるサービスです。

こちらでは、アイハウズプランの使い方についてご説明していきます。

プランニングする空間を選ぶ

システムキッチン、バスルーム、洗面ドレッシング、トイレルーム、収納・建具の中からプランニングしたい空間をお選びください。(複数ある場合はひとつずつ作業を行います)
今回は例としてキッチンのプランニングを行います。

製品のシリーズを選ぶ

パナソニックではキッチン設備に3つのシリーズがありますので、ご希望のシリーズを選択します。

見積りしたい商品の選択画面に移るので、キッチンかカップボードを選んで画像をクリックします。

今回はキッチンを選びます。

レイアウトを選ぶ

次にレイアウト(キッチンの配置)を決めます。

レイアウトによっては詳細を選択する必要があります。

プランとカラーリングを決める

レイアウトが決まったらプランとカラーリングを選択します。

詳細を設定する

あとはコンロの向きやサイズ、食洗機の有無などの詳細を設定していきます。

最後に選択した設定一覧と金額の目安が表示されるので、間違いがないかご確認ください。

内容に間違いがなければ、プランニングを保存しましょう。
保存した内容の見積書、図面もご確認いただけます。
この内容でショウルーム等で施工についての相談をしたい場合は、

  • ・見積書や提案ボードを印刷して持参する
  • ・データをスマホに送る
  • ・アクセスコードと提案No.を控える

のいずれかの方法がお選びいただけます。

プランニングの内容を元に、アドバイザーとご相談することでより具体的なプラン作成が可能になります。ご相談はオンラインでも受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

イメージが固まったらショウルームへ!

リフォームのイメージが固まったらぜひショウルームへご来場ください!
全国のパナソニックショウルームでは水廻りの商品(キッチン・バスルームなど)や内装建材を多数展示しております。

画像では分かりにくい質感・サイズ・操作性などが実際に触れられますので、リフォームを検討されている方はぜひ一度お近くのショウルームにて気になる商品をお試しされてみてはいかがでしょうか?

また、ショウルームではリフォームについてのご相談も受け付けております。
予算に合ったプランの提案やリフォーム会社のご案内もしておりますので、各ショウルームの来場予約ページより来場相談をお申込みください。

来場される前に、

  • ・寸法記載のあるご自宅の平面図
  • ・リフォーム会社が作成した提案書、見積書、仕様書など
  • ・プランニングシート(キッチン、バスルーム等)

などの資料をお持ちいただくとスムーズなご案内が可能です。

まとめ

リフォームの全体的な平均費用は390万円でしたが、工事の内容や使用する設備によって金額は大きく変動するため一概に安い方がいい、高いからいいとは限りません。
リフォームをしたいと思ったらいくつかのリフォーム会社から見積りを取って、内容をしっかりと確認して納得した上で契約を結ぶことをおすすめします。
パナソニックでは、お客様のご要望にあわせて理想の暮らしを実現するためのサポートを行っています。

ご要望やご不明な点がある場合は、お気軽にお問い合わせくださいませ。

監修協力

亀田 融さん

亀田 融(かめだ とおる)さん

1級建築施工管理技士/宅地建物取引士/マンション管理士/JSHI公認ホームインスペクター
東証一部上場企業グループの住宅会社に現場監督及び住宅リフォーム事業の責任者として約33年間勤務。その後2015年10月よりホームインスペクション(住宅診断)の専門会社を立ち上げて運営すると共に、小規模リフォーム会社の顧問としても活動中。

匠住宅診断サービス

Panasonicの住まい・くらし SNSアカウント

  • すむすむ公式 Facebook
  • すむすむ公式 X
  • すむすむ公式 Instagram
  • すむすむ公式 LINE
  • すむすむ公式 Youtube