リフォーム・リノベーションのヒント集

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2026/04/07

リフォーム費用の相場と補助金【2026年版】部位別費用と事例|見積書の見方を紹介

リフォーム費用は部位や築年数、建物の構造によって幅があります。費用の内訳は「材料費+施工費+諸経費」で構成され、諸経費は総額の10〜20%前後が目安になります。
2026年は「住宅省エネ2026キャンペーン」がリフォームでも活用できます。内窓の設置や給湯器の導入など幅広いリフォームに補助金が活用できます。リフォーム費用の相場と補助金制度を計画の初期段階で押さえておくことが、資金計画を考えるうえで大切なポイントです。

リフォーム費用の相場(早見表)
部位 相場の目安
キッチン 100~300万円
浴室 100~200万円
トイレ 20~40万円
諸経費 工事費の10~20%前後
その他の費用・補助金のリフォーム事例や費用相場などについて詳しく説明しているページはこちら

主な部位別リフォーム費用相場

部位別の費用の相場を紹介します。

リフォームする場所 主な価格帯 全体の傾向・特徴
キッチン 151~300万円 ~300万円が全体の約76%
浴室 101~150万円 101~200万円で約61%を占める
トイレ 21~40万円 60万円以下で約85%を占める
洗面所 21~40万円 小規模リフォームで費用は抑えめ
リビング/ダイニング 301~450万円 151~450万円が目安、他部位より高額傾向
寝室/個室 51~100万円、101~150万円(同率) 子ども部屋は51~100万円が多い
外装/屋根/エクステリア ~50万円 外壁の張り替えになると施工費用が高くなり、約150~500万円ほど
  • ※パナソニックのリフォームショップ紹介サービスが行った調査をもとに作成(調査対象:リフォームショップ紹介サービスでの完工物件 1万件/調査期間:2019年5月~2025年8月)

リフォーム費用の相場と費用の内訳

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会の『2024年度住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査結果報告書』によると、リフォーム検討時の予算平均値は290.7万円で、実際にかかった費用の平均は434.2万円と大幅に予定を上回る結果となりました。

予算よりも実費用が高額になった理由としては、

  • ・「予定よりリフォーム箇所が増えたから」
  • ・「設備を当初よりグレードアップしたから」

などの回答が多く見られました。

これからリフォームする予定のある方は、余裕を持って予算を設定した方がいいかもしれません。

費用の内訳

リフォーム総費用の内訳は、

  • ・材料費/設備本体購入代金
  • ・工事費(現場の人件費)
  • ・諸経費(リフォーム会社の現場管理費など)
  • ・廃材処理費用

などで算出されます。

リフォーム会社によっては他にも経費がかかるケースもありますので、見積り時に費用内訳をしっかりと確認することをおすすめします。

築年数別の費用相場と特徴

住宅のリフォーム費用は、築年数が経つほど高額になる傾向があります。これは設備や内装だけでなく、配管や構造部分にまで手を加える必要が出てくるためです。

築年数別のおおよその相場と特徴を整理しました。

築年数 費用相場 主なリフォーム内容
築20年 100~500万円程度 水まわり設備交換、内装リフォーム、外壁・屋根塗装、シロアリ点検など
築30年 800~1,200万円程度 内装スケルトンリフォーム、配管交換、屋根・外壁工事など
築40年 1,200~2,000万円程度 内外装スケルトンリフォーム、耐震補強、間取り変更など
  • ※パナソニックのリフォームショップ紹介サービスが行った調査をもとに作成(調査対象:リフォームショップ紹介サービスでの完工物件 1万件/調査期間:2019年5月~2025年8月)
【築20年】
キッチンや浴室、トイレなどの水まわり設備が交換時期を迎えるケースが多くなります。これらの設備は使用頻度が高く、一般的に15~20年程度で交換を検討することが多くなります。
また、クロスや床材は日焼けや汚れの影響を受けやすく、劣化が目立ち始める時期です。これから先も長く住み続けることを考えると、屋根や外壁の塗装、シロアリ被害の点検などのメンテナンスが必要になります。これらは放置すると修繕費が大きくなる可能性があるため、適切な時期に対応することが大切です。
【築30年】
ドアや窓といった建具や給排水管の劣化が見られるようになります。1981年以降の新耐震基準で建てられた住宅であれば、構造自体は比較的安心とされていますが、住まいの性能を高めるために、スケルトンリフォームなど大規模な改修を検討するケースもあります。
【築40年】
住宅全体の老朽化が進み、内装・外装・設備を含めた大規模なリフォームが検討されるようになります。特に1981年以前の旧耐震基準で建てられた住宅では、耐震診断を行い、必要に応じて耐震補強工事を行うことが重要です。

ライフスタイルの変化に合わせて間取りを大きく変更する場合、大規模なリフォームとなり、費用は1,200~2,000万円程度になることもあります。内容によっては、建て替えと同程度の費用になる場合もあります。

中古住宅を購入してフルリフォームする場合は、築年数の古い物件を購入し、スケルトンリフォームを行うケースもあります。築浅の住宅は物件価格が高い一方でリフォーム費用を抑えられる場合があり、築古の住宅は物件価格が比較的安いものの、リフォーム費用が高くなる傾向があります。

また、一戸建てでは耐震性能や給排水管の状態がリフォーム費用に大きく影響します。特に築30年を超える住宅では、給水管に鉄製の管が使用されているケースもあり、その場合は交換が必要になることがあります。事前に確認しておくと安心です。

リフォームに使える補助金

リフォーム内容によっては、自治体や国の補助金制度を活用できることもあります。予定しているリフォームが補助金の対象になっていれば、リフォーム費用の負担を押さえることができます。

2026年度は、住宅の省エネ化を目的に「住宅省エネ2026キャンペーン」が実施されており、その中でリフォーム向けにも補助事業が用意されています。これらは子育て世帯に限らず全世帯が対象となっており、断熱性の向上、エコ住宅設備の設置、高効率給湯器の導入など省エネ効果の高い改修工事をする場合に補助が受けられます。

住宅省エネ2026キャンペーンのリフォームで使える補助金の「対象・上限・併用可否・申請フロー」の概要をまとめました。

制度名 対象 上限額 併用可否 申請フロー
みらいエコ住宅 開口部、外壁、屋根・天井または床の断熱改修、エコ住宅設備の設置の組み合わせ工事。上記に付帯する子育て対応、バリアフリー改修なども対象 実施するリフォーム工事の内容によって補助金額が異なる
補助額の上限は、40~100万円/戸
工事内容が異なる場合は併用可能 登録事業者が申請
先進的窓リノベ2026事業 高い性能の窓の断熱リフォームが対象。
ガラスの交換や内窓の設置、外窓の交換のほか、同時に断熱性能の高いドアの設置など
上限100万円/戸
補助対象工事により、設置する製品の性能と大きさ、設置する住宅の建て方(戸建てかマンションかなど)に応じた製品ごとの補助額の合計
工事内容が異なる場合は併用可能 登録事業者が申請
給湯省エネ2026事業 高い性能の高効率給湯器の導入が対象。
エコキュート、ハイブリッド給湯機、エネファームの購入やリース
ヒートポンプ給湯機(エコキュート)10万円/台
ハイブリッド給湯機 12万円/台
※加算要件を満たした場合
家庭用燃料電池(エネファーム)17万円/台
工事内容が異なる場合は併用可能 登録事業者が申請

いずれの事業も消費者が直接申請することはできず、登録された施工業者を通じて申請・還元される仕組みです。
住宅省エネ2026キャンペーンでは、工事内容が異なる場合は、複数の補助制度を併用できます。ただし、同じ工事に対して複数の補助金を申請することはできません。

申請フローの流れ(共通)

  • ●登録事業者へ相談・見積り取得
  • ●契約締結・リフォーム工事の実施
  • ●工事完了後、登録事業者が補助金の交付申請を実施
  • ●補助金交付後、事業者を通じて施主に還元

制度は予算枠に限りがあり、早めに終了する場合があるため注意が必要です。予定しているリフォームが補助金の対象となるか事前に確認し、リフォーム会社に相談しておくと安心です。

住まいのタイプ別リフォーム費用の相場と事例

建物の構造ごとのリフォーム費用について、パナソニックが行ったリフォーム・リノベーションの事例から算出した費用の相場※と目安をご紹介します。

  • ※費用の相場について
    調査対象:リフォームショップ紹介サービスでの完工物件 1万件
    調査期間:2019年5月~2025年8月

戸建て

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

戸建てリフォームにかかった費用で一番多かったのが1,001~1,500万円でした。
物件の築年数や状態によっても必要な費用は異なりますが、1,500万円以下の費用が60%以上を占めていることが分かりました。

【戸建てリフォーム】上下階で分けた二世帯住宅にリフォーム

築28年の2階建て住宅を、上下階で分けた二世帯住宅としてリフォーム
費用:約1,100万円
工期:約1か月

2階部分は細かく仕切られていた部屋をひとつながりにして大空間リビングに。木目を生かした空間は、ログハウスのようなナチュラルでくつろげる空間になっています。

マンション

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

マンションのリフォーム費用として一番多かったのが、901~1,200万円代でした。
マンションは面積や構造的にリフォームできる範囲に制限がありますが、その分リフォームにかかる費用や工事日数も一軒家と比べて抑えられる傾向にあります。

一番多いのは901~1,200万円代でしたが、内装の改装や設備交換といった内容であれば200万円前後で済む事例も多数ありました。

【洗面化粧台・バスルームのリフォーム】すっきり使いやすい水まわり空間へ

築27年の戸建てをリフォーム
総工事費:約232万円

築27年の住まいで、浴室と洗面化粧台を中心に水まわりをリフォームした事例です。古くなった設備を新しいものに交換し、内装もあわせて一新しました。洗面室では窓と三面鏡が干渉する可能性があったため、レイアウトを調整しながらプランを検討。収納や使い勝手にも配慮し、スッキリとした空間になっています。

古民家

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

古民家の再生リフォームは、一般的な住宅のリフォームよりも費用の相場は高めです。
1,501〜2,000万円代が20.5%で最も多く、次いで501〜1,000万円代が17.9%でした。
古民家は家の造りが今の建て方と違う部分も多く、断熱工事や耐震化などの補強も必要となるためリフォームにかかる費用が高くなる傾向にあるようです。しかし、最近の住宅では見られない梁や大きな柱は歴史ある建築にしかない独特の味があることから、根強い人気があります。

【古民家リフォーム】梁を活かした、開放的な古民家リフォーム

築80年の古民家を全面リフォーム
総工事費:約1,300万円
施工期間:約110日

天井を取り払うことで、梁をあらわしに。圧迫感のない開放的なリビングになっています。
オフホワイトの壁や天井が、長年家を支えてきた梁や柱の美しい色合いを際立たせています。

二世帯住宅

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

二世帯住宅のリフォーム費用のボリュームゾーンは501〜1,000万円でした。
ライフスタイルの変化に合わせて増改築を行ったり、ご両親や祖父母が年齢を重ねても安心して移動できるようバリアフリーを考えるご家庭も多いようです。
また、二世帯住宅では世帯ごとに生活スペースを分けるため、収納が不足しがちです。そのため、使わなくなった部屋をクローゼットや納戸として活用したり、壁面収納を設けたりする工夫も多く見られます。

【二世帯住宅リフォーム】三世代が快適に暮らせるLDKリフォーム

昔ながらのお屋敷を三世代同居に合わせて現代的にリフォーム
総工事費:約785万円
施工期間:約45日

日本家屋の特徴は活かしつつ、手すりをつけたり、段差の多い土間部分をフローリングの廊下にすることで三世代が安心して暮らせるバリアフリーな住まいへとアップデートしました。

空間別リフォーム費用の相場と商品例

リフォームでは、家全体ではなく、一部分だけ、または古くなった設備を交換したいという方も多いでしょう。スペースごとのリフォーム費用についてまとめました。

キッチン

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

キッチンのリフォーム費用で一番多かったのが151~300万円で、対象事例の中で51%以上を占めていました。
キッチンリフォームのお悩みは、カウンターや作業スぺースを広くしたい、ガスから最新のIHに交換したい、明るく開放的なキッチンにしたい…といった内容が多いようです。

パナソニックでは、デザイン性や機能性だけでなく、汚れに強いスゴピカ素材のカウンターシンク、油汚れを毎回自動で掃除するレンジフード『ほっとくリーンフード』など、お手入れしやすいキッチン設備があります。

商品やキッチンのプランについてはこちらから

浴室

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

浴室のリフォーム費用では、101〜150万円が35%で一番多くなっています。全体では200万円以下の事例が7割以上を占めているので、一般的な浴室リフォームは200万円ほどあればできることが多いようです。
浴室のリフォームはユニットバス(浴室のサイズに合ったパーツをはめ込む工法)の交換工事であれば、工期は4日前後と短期間で完了するケースが多いようです。
ただ、現在使われている浴室まわりに防水工事を行った上で、タイルなどで床や壁を仕上げる在来工法の場合は、10日~2週間程度かかるのが一般的です。

パナソニックのバスルームは、オーダー対応可能な『Lクラス バスルーム』から、生活スタイルに合わせて選べる『ビバス』、シンプルで機能的な『オフローラ』までバラエティ豊かなラインアップから選べます。
汚れがつきにくく落しやすい「スゴピカ素材」の浴槽やカウンターは、美しさが長く続きます。

商品やバスルームのプランについてはこちらから

トイレ

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

トイレのリフォーム費用で一番多い価格帯は、21〜40万円でした。
トイレの交換は、数時間〜1日程度で完了するケースが多く、住まいへの影響が比較的少ないリフォームです。また、トイレ本体の交換だけでなく、カウンターや照明などを組み合わせることで、空間全体の印象を整えることもできます。
毎日使う場所だからこそ、清潔感や使いやすさを見直すリフォームとして検討される方も多く見られます。

パナソニックの全自動おそうじトイレ『アラウーノ』は、汚れがつきにくくお掃除の手間も軽減できることから人気があります。
ベーシックなモデルから、ニオイや汚れを抑制する機能が付いたものなど、ライフスタイルにあわせて選べます。

トイレ「アラウーノ」についてはこちらから

洗面所

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

洗面所のリフォーム費用の相場として多かった価格帯は、21~40万円の35%でした。
ミラー裏収納など収納力の高さや、コンセントの使いやすさ、お手入れのしやすさを備えた商品が多く選ばれています。

パナソニックの洗面台ドレッシングは、シンプルでスタイリッシュなものから、ライフスタイルに合わせて選べるものなど、種類が豊富です。
サッとふくだけで汚れが落ちやすい「スゴピカ素材」を使ったカウンターや、触らずに水を出し止めできるセンサー付き水栓など、清潔に使える機能が搭載されています。

洗面ドレッシングの機能やプランについてはこちらから

リビング・ダイニング

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

リビング・ダイニングのリフォーム費用では、301~450万円の価格帯が多くなりました。リビング・ダイニングは面積も広く、家族が集まるスペースとしてこだわる方が多いため他の箇所と比較すると費用は高額になる傾向があります。
床や天井・壁の仕上げ材にこだわったり、床暖房設備を導入したりすると、費用はより高額になります。

パナソニックでは、ドアやリビング収納、しきり窓、インテリアカウンターなど、リビング・ダイニングで使いやすい建材や設備が豊富に揃っています。
カラーや素材の組み合わせのバリエーションも多く、インテリアに合わせた空間づくりがしやすくなっています。デザイン性に加えて、衛生面に配慮したものも展開しています。

室内ドアやリビング収納など、リビング・ダイニングで使える商品情報はこちら

寝室

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

寝室のリフォームでは、51~100万円、101~150万円がそれぞれ30.8%で多くなっています。

寝室のリフォームでは、

  • ・壁の色や柄を変えてリラックスできる空間にする
  • ・間接照明や小さめのライトを取り入れて、照明を切り替えて使えるようにする
  • ・シェルフなどを設置して収納スペースを作る

といった内容の工事に人気があるようです。

他にも、防音設備を導入するケースもあります。熟睡したい方や、立地的に車や電車などの音が気になる方におすすめです。

個室・和室

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

個室・和室のリフォームは、50万円までが38.5%と一番多くなっています。

個室・和室のリフォームでは、

  • ・リビングとひとつづきで使えるようにする
  • ・家族の共有収納に作り変える
  • ・大型の収納やディスプレイを設置して趣味用の部屋にする

といった目的で個室をリフォームする方が多いようです。

子ども部屋

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

子ども部屋のリフォームでは、51〜100万円の価格帯が多くなっています。
子ども部屋の場合、年齢に応じて収納や間取りをフレキシブルに変更できる設備を選ぶと、長く使用でき、家具の買い替え回数が抑えられます。

おすすめプラン集』では、寝室やプライベートルームのインテリアプランの例を多数掲載しています。お気に入り機能もあるので、好みの写真を登録してリフォームの際の空間デザインにご活用ください。

外装・屋根・エクステリア

  • ※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。

外装のリフォームにかける費用は、50万円までが40.3%、301万円以上が24.1%と金額に大きな差が見られます。他の場所と比較すると、価格帯に幅がある点が特徴です。

次のような理由が関係していると考えられます。

  • ・外装やエクステリアは住宅の面積や状態によって費用が変わりやすい
  • ・庭やガレージなど、こだわるポイントが多い
  • ・見た目の改修に加えて、防犯対策を行うケースもある

見積りのポイントを押さえよう

リフォームは、希望する工事内容や、住宅の規模、状態も異なるため、ケースごとに費用が異なります。そのため、リフォーム会社から出される見積書をしっかりチェックしましょう。
見積りでは、家の現状を調査し、希望のリフォームを行う際に必要な工事・設備・費用の目安が提示されています。

見積りを取る前に、希望するリフォームの内容をできるだけ明確にしておきましょう。

  • ・どの場所をリフォームするのか
  • ・どの程度の工事を行うのか
  • ・建材や設備にどんな機能を求めるのか
  • ・素材やデザインなど、こだわりたい部分はあるのか

といった要素を整理しておくことで、リフォーム会社もより具体的な見積りを出しやすくなります。

また、自分の希望に近いリフォーム事例をチェックし、費用や施工内容を大まかに把握しておくと参考になります。
ただし、リフォームの費用は住宅の状態や工事内容によって大きく変わるため、事例に掲載されている金額はあくまで目安として考えておきます。具体的な費用については、依頼するリフォーム会社と相談しながら確認していきます。

相見積りを取る

複数のリフォーム会社から見積りを取ることを相見積りといいます。自分の希望に一番適したリフォーム会社を選ぶためにも必要です。
「いろいろなリフォーム会社に見積りを出してもらうのは失礼ではないか」と感じるかもしれませんが、リフォーム会社を選ぶ上で相見積りを取るのは珍しいことではありません。

特に初めてリフォームする場合は、提示された見積り内容が適切なのか、きちんと対応してくれているのかの判断が難しい事も多いようです。希望に沿った適切な内容で契約するためにも、相見積りを取ってからリフォーム会社を決める事をおすすめします。

相見積りを取る場合に意識したいポイントについてご紹介します。

比較しやすいよう同じ条件で

複数の会社に見積りを依頼する際は、金額や内容を比較しやすいよう、必ず同じ条件で依頼することが大切です。1社ずつ条件や時期をずらして見積りを取ると、見積り内容が異なり比較しにくくなってしまいます。
間取り図や図面がある場合はコピーを用意しておくと、リフォーム会社側も状況を把握しやすくなります。

余裕を持ってスケジュールを組む

予算を出すための現地調査では、採寸を行ったり、建材の種類や状態を確認したりするほか、依頼主の要望を詳しく聞き取るため、ある程度時間がかかる場合があります。
1日に複数のリフォーム会社の予定を入れてしまうと、調査が十分に行えなくなる可能性もあります。スケジュールには余裕を持たせておくと安心です。

リフォーム会社に予算を伝える

見積りを依頼する際は、リフォームにかけられるおおよその予算をリフォーム会社に伝えておきましょう。
あらかじめ予算の目安を共有しておくことで、リフォーム会社も見積りを作成しやすくなり、依頼者側も内容を比較しやすくなります。
また見積金額が予算を大幅にオーバーしてしまうことに備えて、工事の優先順位をあらかじめ明確にしておくことが大切です。

相見積りは5社程度にする

依頼できるリフォーム会社は全国に数多くあるため、できるだけ多くの情報を集めたいと考える方もいるかもしれません。しかし、あまりに多くの会社に相見積りを依頼すると、現地調査や見積り内容の比較・検討に時間がかかってしまいます。
見積りを依頼する会社は、一般的に3~5社程度が目安とされています。内容に納得できない場合は、同じ条件で新たに1社ずつ追加して見積りを依頼する方法もあります。その方が比較しやすく、負担も抑えられます。

多くのリフォーム会社では見積りを無料で対応していますが、設計図など詳細な書類を作成する場合は、プランニング費用が発生することもあります。見積りを依頼する際に、費用の有無を確認しておくと安心です。
また、遠方のリフォーム会社に依頼すると出張費がかかる場合もあります。契約後も打ち合わせが必要になるため、できるだけ自宅のあるエリア周辺でリフォーム会社を探すと、その後の進行もスムーズになります。

見積書の受け取りは対面で行う

見積書の受け取りは、できるだけ対面で行うと安心です。見積り内容について直接説明を受けられるほか、不明な点があればその場で確認できるためです。費用や工事内容について分からないことがあれば、そのままにせず確認しておきましょう。
忙しくて直接打ち合わせをするのが難しい場合は、Zoomなどオンラインでの対応が可能か相談してみるのも一つの方法です。電話やメールよりも会話が進めやすく、相手の様子も確認しやすくなります。

金額だけではなく内容も確認する

見積りを確認する際は、金額だけでなく内訳にも目を通しておきましょう。
工事項目ごとの金額や住宅設備機器等の品番、材料費と作業費のバランスなど細かい部分まで確認し、不明な点があればそのままにせず質問することが大切です。あらかじめ内容を理解しておくことで、後のトラブルを防ぎやすくなります。

要望ははっきりと伝える

リフォームの工事内容について要望がある場合は、遠慮せずに伝えましょう。要望が明確であるほど、リフォーム会社も具体的なプランを提案しやすくなります。
「予算はこれくらいだが〇〇は導入したい」「補助金などの制度を利用したい」など、希望がある場合は早めに伝えておくことが大切です。
また、相見積りをしていることをリフォーム会社に伝えても問題はありません。状況を共有することで、金額について相談しやすくなる場合もあります。
ただし、強引な交渉には注意が必要です。他のリフォーム会社の見積書を見せて値段交渉をしたり、繰り返し値下げを求めたりする行為はマナーに反するため避けましょう。

見積書の見方

リフォームの見積書を見る時に大切な5つのポイントをご紹介します。

①詳細に記載されているか

リフォーム工事の内容は、作業ごとに金額を細かく分けることが難しい場合もありますが、できるだけ項目ごとに詳細を記載してもらうことが大切です。
具体的な作業内容が記載されず「一式」といった表記が多い場合は、内容を説明してもらうか、詳細な内容に修正できるか確認しておきましょう。

②書式が統一されているか

見積書作成日、会社名や社印、有効期限などがきちんと記載され、書式が整っているかも確認しましょう。これらの記載が欠けている場合、正式な書類として機能しないこともあります。見積書を受け取ったら、その場で内容を確認しておくと安心です。
見積書の有効期限とは、記載されている内容と金額で工事を行える期限のことです。
リフォームの場合、有効期限は見積書作成日から1か月程度に設定されていることが多く、期限を過ぎると材料や設備の価格変動により費用が変わる可能性があります。
まれに有効期限の記載がない見積書もあります。その場合は、契約時期によって金額が変わる可能性があるか確認しておきましょう。

③担当者が内容を把握しているか

リフォーム会社の担当者と打合せを行う際は、見積り内容についてきちんと説明してもらえるかという点も重要なポイントです。内容の説明が十分でなかったり、質問にきちんと答えてもらえなかったりするケースもあります。
「言った・言わない」といったトラブルを防ぐためにも、打ち合わせの内容は記録を残しておくと安心です。一般的にはリフォーム会社側が議事録を作成して共有することが多いですが、不安な点がある場合はレコーダーなどを利用する方法もあります。
また、リフォーム会社からサービスや追加対応などの提案があった場合も、口約束のままにせず、必ず書面で残しておくようにしましょう。

④諸経費の割合や内容

諸経費とは、リフォーム会社の営業、スタッフの人件費や、事務所の維持費などをまとめた費用です。リフォーム会社の規模や施工内容によって異なりますが、諸経費は総工事費の10%前後が目安とされています。
ただし、諸経費に含まれる内容は会社ごとに異なり、材料費や工事費の利益率によっても設定される割合が変わるため、諸経費の割合だけで判断することは難しい場合があります。
ただし、諸経費が極端に高い割合で設定されている場合は、内訳について確認してみるとよいでしょう。

⑤処理費が含まれているか

一定以上の規模のリフォームにもかかわらず、見積書に廃材処分や解体に関する項目が記載されていない場合は、諸経費に含まれているのか、後から追加費用として請求される可能性があるのかを確認しておきましょう。
ただし、木材の基礎部分がシロアリの被害を受けているなど、工事を進めてから分かる問題もあります。その場合、見積書に記載されていない費用が発生することもあります。
追加費用が発生する可能性がどの程度あるのかを事前にリフォーム会社に確認しておくと良いでしょう。

リフォーム費用を抑える7つのコツ

リフォーム費用は「どこにお金をかけるか」「どこを削るか」の判断で金額が大きく変わります。工事内容や依頼先によっては、工夫次第で数十万円以上の削減も可能です。
相見積りや閑散期の活用といった工夫に加え、補助金・減税制度を上手に使うことで、理想の住まいを手の届く費用で実現できます。
ここでは、無理なくコストを抑えながら満足度の高いリフォームを実現するための7つのポイントをご紹介します。

①相見積りを取る

同じ条件でもリフォーム会社によって見積額が異なる場合があります。最低でも3社程度、可能であれば5社ほどから見積りを取り、工事項目の内訳まで確認して比較してみましょう。費用の妥当性を判断しやすくなるほか、不要な項目を見直せる場合もあります。

②設備グレードを調整する

すべての設備をハイグレードにすると、費用が大きく増えることがあります。生活の中心となるキッチンやリビングにはこだわりつつ、使用頻度が比較的少ないトイレや洗面所はグレードを調整するなど、メリハリをつけることで費用と快適性のバランスを取りやすくなります。

③工事をまとめて依頼する

工事を分けて発注すると、その都度諸経費が発生する場合があります。水まわりや内装などまとめて依頼することで、仮設費や人件費をまとめられ、全体の費用を抑えられるケースもあります。

④閑散期で検討する

リフォームには繁忙期と比較的依頼が少ない閑散期があります。リフォーム会社によって繁忙期は異なりますが、新生活準備で需要が高まる3月~5月や、9月~11月を避け、梅雨や台風の時期の6月~8月、真冬の1~2月などの閑散期に依頼できないか検討するのも一つの方法です。

⑤地元のリフォーム会社を検討

大手ハウスメーカーやリフォーム会社に依頼する場合、下請けの施工会社との間に中間コストが発生します。地域の工務店や専門業者に直接依頼することで費用を抑えられる場合もあります。口コミや施工実績などを確認しながら検討してみるとよいでしょう。

⑥補助金・減税制度を活用する

国や自治体が実施している補助金や減税制度を利用することで、費用負担を軽減できる場合があります。
たとえば、省エネリフォームには「住宅省エネ2026キャンペーン」などの補助金、耐震改修には、自治体が実施している耐震改修に関する補助制度、バリアフリー化には介護保険から住宅改修費の支給などがあります。
制度によっては併用できる場合もあるため、事前に最新情報を確認し、利用できる制度がないかリフォーム会社に相談してみましょう。

⑦DIYできる部分を検討する

壁紙の張り替えやペンキ塗装など、比較的作業しやすい部分をDIYで行うことで費用を抑えられる場合があります。ただし、水まわりや電気工事など専門性が必要な工事は、安全面の観点からも専門業者に依頼することが大切です。

自宅でプランニング・見積りができる「アイハウズプラン」

パナソニックのアイハウズプランは、パソコンで内装や設備のプランニングができるサービスです。
こちらでは、アイハウズプランの使い方についてご説明します。

プランニングする空間を選ぶ

システムキッチン、バスルーム、洗面ドレッシング、トイレルーム、収納・建具の中からプランニングしたい空間を選びます。(複数ある場合はひとつずつ作業を行います)
今回は例としてキッチンのプランニングを紹介します。

製品のシリーズを選ぶ

パナソニックではキッチン設備に3つのシリーズがありますので、ご希望のシリーズを選択します。

見積りしたい商品の選択画面に移るので、キッチンかカップボードを選んで画像をクリックします。

今回はキッチンを選びます。

レイアウトを選ぶ

次にレイアウト(キッチンの配置)を決めます。

レイアウトによっては詳細を選択する必要があります。

プランとカラーリングを決める

レイアウトが決まったら、プランとユニットの色などを選択します。

詳細を設定する

コンロの向きやサイズ、食器洗い乾燥機の有無などの詳細を設定していきます。

最後に選択した設定一覧と金額の目安が表示されるので、間違いがないかご確認ください。

内容に間違いがなければ、プランニングを保存しましょう。
保存した内容の見積書、図面も後から確認できます。

プランニングの内容を元に、ショウルームのアドバイザーと商品の確認や相談ができます。
ショウルームで相談をしたい場合は、見積書・プランを印刷するか、アクセスコードと提案Noをメモしてください。
ご相談はオンライン(WEB相談)でも受け付けています。

イメージが固まったらショウルームへ

リフォームのイメージが固まったらぜひショウルームへご来場ください。
全国のパナソニックショウルームでは水まわりの商品(キッチン・バスルームなど)や内装建材を多数展示しております。
画像では分かりにくい質感・サイズ・操作性などが実際に触れて確かめられますので、リフォームを検討されている方はぜひ一度お近くのショウルームで気になる商品をご確認ください。

また、ショウルームではリフォームについてのご相談も受け付けております。
予算に合ったプランの提案やリフォーム会社のご案内もしておりますので、各ショウルームの「来場相談を予約」からお申し込みください。来場が難しい方は、オンライン相談やチャットで相談も受付しています。

来場される前に、

  • ・寸法記載のあるご自宅の平面図
  • ・リフォーム会社が作成した提案書、見積書、仕様書など
  • ・プランニングシート(キッチン、バスルーム等)

などの資料を用意しておくと、相談がスムーズになります。

リフォームの資金計画を上手に立てるには

リフォームを検討する際は、工事費用に目が向きがちです。しかし実際には、仮住まい費用や設計費などの諸費用が別途かかることがあります。資金不足を防ぐためにも、諸費用を含めた資金計画を立てておくことが大切です。

見落としがちな諸費用の内訳

リフォームでは、工事費用以外に以下のような諸費用が発生します。

  • ●仮住まい費用:工事期間中に住めない場合、月10~20万円程度が必要。工期が2か月なら20~40万円程度を見込んでおくと安心です。
  • ●引越し費用:仮住まいへの移動と完成後の引越しで往復10~30万円程度。
    ただし引越し費用は時期によって異なるので注意が必要です。できるだけ繁忙期を避けるようにしましょう。
  • ●トランクルーム費用:荷物を一時保管する場合、月1~3万円。長期化すれば負担も増えます。
  • ●設計費:デザインや図面を依頼する場合、工事費の5~15%。リフォーム内容が複雑になるほど高額になります。
  • ●確認申請手数料:大規模工事では建築確認が必要となり、5~20万円かかります。
  • ●印紙税:工事契約書に必要で、1~2万円が一般的。

リフォームの総予算の考えかた

リフォーム資金を考えるときは、次のような計算式を目安にすると安心です。

総予算 = 工事費 × 1.2(諸費用分) + 予備費10%

たとえば工事費が800万円の場合、総予算は以下のように求めます。

  • ●工事費:800万円
  • ●諸費用(20%):160万円
  • ●予備費(10%):96万円
    → 総予算:1,056万円

単純に工事費だけを見て「800万円で済む」と考えると資金不足に直結します。必ず1.2倍の諸費用を見込み、さらに予備費を上乗せした総額を資金計画のベースにしましょう。

計画時に意識したいポイント

リフォームの資金計画では、工事費に加えて「諸費用をどう管理するか」が大きなカギになります。
特に以下の4つは、資金を確実に管理する上で押さえておきたい基本ポイントです。

  • ●諸費用は必ず「見える化」して表にまとめる
  • ●工事開始前にリフォーム会社に確認し、見積りに反映してもらう
  • ●ローンを組む場合は、諸費用まで借入可能か金融機関に確認する
  • ●補助金や減税制度を活用できるか確認する

後から予想外の出費に悩まされないために、事前にチェックリストを作り、抜け漏れのないように準備をしておきましょう。

まとめ

リフォームの費用は、工事の内容や仕様、使用する設備によって金額は大きく変動するため一概に安い方がいい、高いからいいとは限りません。
リフォームをしたいと思ったらいくつかのリフォーム会社から見積りを取って、内容を確認し、納得した上で契約を結ぶことをおすすめします。
パナソニックでは、お客様のご要望にあわせて理想の暮らしを実現するためのサポートを行っています。ご要望やご不明な点がある場合は、お気軽にお問い合わせください。

リフォーム費用はさまざまな要因によって決定されます。
単に使用する材料の種類や施工方法だけでなく、現在の状況や工事中の荷物の移動の有無、施工時期・工事範囲などによっても費用が変動することがあります。
リフォームの適正価格を見極めるためには複数のリフォーム会社から見積りを取って、内容を比較検討すると共に、専門家の意見を参考にすることも有効な手段といえます。

監修協力

亀田 融さん

亀田 融(かめだ とおる)さん

匠住宅診断サービス
1級建築施工管理技士/宅地建物取引士/マンション管理士/JSHI公認ホームインスペクター
東証一部上場企業グループの住宅会社に現場監督及び住宅リフォーム事業の責任者として約33年間勤務。その後2015年10月よりホームインスペクション(住宅診断)の専門会社を立ち上げて運営すると共に、小規模リフォーム会社の顧問としても活動中。

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