住宅リフォームのヒント集

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2022/6/10

リフォームで優遇される制度も。中古住宅選びのポイント

中古住宅を購入し、自分たちらしくリフォームをする人が増えています。実物があるから暮らしがイメージしやすく、ご近所といった周辺環境もわかるなど、魅力が多い中古住宅。メリットと選び方のポイント、中古住宅リフォームで優遇される制度をご紹介します。

希望の立地や、理想の広さの家が選びやすい中古住宅

住宅は、年数が経つにつれ市場価値が減少します。戸建て住宅の場合、築20年を過ぎると建物がしっかりしていても評価額がゼロに近づくと言われるほど、中古の建物は割安です。
中古住宅の場合、新築では手に入らない広さの家が、通勤や子育てのしやすい地域で実現できる可能性があります。すでに建っているので、周辺環境なども確認しやすく、暮らしをイメージしながらリフォームできるメリットがあります。

1981年以前の建物は要注意。専門家による耐震診断を

中古住宅を購入したら、設備やインテリアは自分たちらしくリフォームできますが、変えるのが難しいのは建物の構造の強さです。買う前に耐震性は十分にチェックしましょう。
1981年(昭和56年)に施行された新耐震基準で建てられた家かどうかが判断の一つの目安となりますが、専門家に耐震診断をしてもらい、場合によっては、耐震補強工事をしてもらうことがベストです。耐震診断や耐震リフォームに補助金を出している地方自治体もあります。

インスペクション(住宅診断)を利用して専門家に住宅の劣化や不具合の状況を診断してもらう方法もあります。費用がかかりますが、建物に劣化や不具合がないかわかるほか、どんなリフォームができるのかなど、具体的なリフォームの内容を決めることにも役に立ちます。

2018年には宅地建物取引業法の改正があり、不動産会社は、購入者に対してインスペクションの結果説明や、インスペクション事業者をあっせんできるかを伝えることなどが義務化されています。

住宅の性能がわかる仕組みがある

外から見ただけではわからない住宅の性能を表示する「住宅性能表示制度」もあります。地震に対する強さや、柱や土台などの耐久性、省エネルギー性などの表示項目があり、第三者機関が検査・評価して性能表示しています。適応した住宅なら建てたときの性能が数値で確認できるのでわかりやすく、中古住宅を選ぶときの目安になります。

「安心R住宅」や「スムストック」などで、住宅の履歴がわかればさらに安心

中古住宅でもう1つ重要なのが、建築からこれまでの家の状態や補修改修の有無などを記録した履歴。建てた後もきちんと手入れされてきた建物かどうかがわかります。

1つの目安が「安心R住宅」です。一定の条件を満たした住宅には、国が商標登録したロゴマークをつけることができるので、選ぶ際の目安になります。安心R住宅は、耐震性があり、インスペクションが行われた住宅で、リフォームなどのメンテナンス情報が提供されます。

また、ハウスメーカー10社が協力して設立した「優良ストック住宅推進協議会」では、独自の基準を満たした住宅を「スムストック」として認定しています。建築時から現在までの履歴や、建物の構造など詳細な情報があるので、リフォームをする際に知っておきたい情報が得られます。

こうした基準も中古住宅選びの参考になりそうです。

条件を満たした中古住宅のリフォームで優遇される制度

「安心R住宅」を購入し、リフォームを行う場合には「こどもみらい住宅支援事業」の補助額の上限が通常30万円から45万円に引き上げられます。
さらに、子育て世帯・若者夫婦世帯が既存住宅を購入してリフォームを行う場合には、補助額が60万円に引き上げられます。

  • ※高い省エネ性能をもつ住宅を新築・リフォームする方に対して、国から補助金が交付される事業。子育て世帯や若者夫婦の住宅取得の負担軽減と省エネ性能が高い住宅を増やすことを目的にしています。

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