設計・施工前の注意事項

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施工計画書作成や工事着工の前に
必ずご確認いただきたい情報

安全に設計していただくために

〈 記号 〉について

特に重要な事項や知っておいていただきたいことを、記号を用いて説明しております。それぞれの記号とその内容は下記の通りです。

警告マーク
警告事項を守らないと、死亡や重傷に至る重大な事故を起こす恐れがあります。また、エレベーターの認可を得ることもできません。
注意マーク
注意事項を守らないと、ケガを負ったり、エレベーターが損傷を起こす恐れがあります。

電気・電話工事

〈 エレベータールーム内専用電話機への電話線の接続について 〉

エレベータールーム内には、非常用の外部連絡用としてワンタッチ通報ボタン付電話機を標準装備しています。
この電話機は、万が一閉じ込められた場合などに外部との連絡手段となりますので、必ず家庭内のアナログ回線(NTTなどの固定電話)とブランチ接続をしてください。ただし、その回線に接続可能な電話機の台数については、回線事業者にご確認をお願いします(電話回線が接続されていない場合は、非常時に外部との連絡が取れなくなります)。
また、この専用電話機は、内線電話や子機としてのご利用はできません。下記のエレベーター工事以外の機器類はお客様で手配してください。

回線・契約 ご注意事項
ISDN回線 TA(ターミナルアダプター)の設置が必要です。 TAはお客様にてご用意ください。 (TAは下記のものをご使用ください。)
  • アナログ回線電圧48V(NTT標準電圧)
  • バッテリーバックアップ付き
  • DSU(デジタルサービスユニット)付き
ADSL回線 スプリッターの設置が必要です。 スプリッターはお客様にてご用意ください。
ナンバーディスプレイ契約 ナンバーディスプレイ用アダプターの設置が必要です。 ナンバーディスプレイ用アダプターはお客様にてご用意ください。
注意マーク
  • ISDN、ADSL、ナンバーディスプレイの詳細については、回線事業者(NTT等)にお問い合わせください。
  • ADSL回線等でIP電話を利用している場合、家庭内電話回線にエレベーター内電話機を並列接続できない場合があります。詳しくはIP電話のご契約をされているプロバイダーにお問い合わせください。
  • ナンバーディスプレイ契約回線の場合、電話番号データが届いた後に音声信号が到着します。ナンバーディスプレイ対応の家庭内電話機が鳴る前にエレベータールーム内の電話機(ナンバーディスプレイ未対応)を取ると、回線が切れ、通話できない可能性がありますので、取り扱いには十分ご注意ください。

〈 電話工事 〉

電話用配管・配線の概要

エレベーター内の電話機を電話回線と接続するために、必ずご家庭内電話線の第一引込み点にはエレベーター内電話機が接続できるよう工事を行ってください。 ※工事がされていない場合は、エレベーター内電話機は使用できません。

概 要
電話用配管・配線の概要図

エレベーター内の電話機を使用するために、回線に応じて下記のような準備が必要です。

工事区分
  • 電話会社工事
  • 電気工事
  • エレベーター工事
〈 一般固定電話(アナログ回線)の場合 〉
一般固定電話(アナログ回線)の場合
〈 光回線の場合 〉別途一般固定電話(アナログ回線)が必要です。
光回線の場合

光回線終端装置は、ご契約の通信事業者により機器の種類および接続方法が異なります。詳しくは、ご契約の通信事業者へお問い合わせください。

〈 ADSL回線の場合 〉
ADSL回線の場合
注意マーク

スプリッター等の設置が必要です。スプリッター等の電話用機器はADSLサービス事業者にお問い合わせください。

〈 ISDN回線の場合 〉
ISDN回線の場合
注意マーク

TA(ターミナルアダプター)の設置が必要です。TA等の電話用機器については、NTTにお問い合わせください。

警告マーク建物内でのIP電話(光回線、CATV回線等)ご使用について

IP電話は、使用状況によっては通信品質が不安定であり、緊急時(「110」「119」、当社コンタクトセンター通報時のフリーダイヤルなど)・停電時(IP電話専用機器に無停電電源装置機能が無い場合)に通話できないこと※があります。停電時などの不測の事態において、エレベータールーム内からの通話を確実にするために、IP電話(光回線やCATV回線等)とは別に、「光回線の場合」または「CATV回線の場合」図のように、必ずアナログ回線(NTTなどの固定電話回線)をご契約していただき、エレベーター内電話機との接続をお願いします。ルーム内専用電話機が外部電話回線と接続されていなかった場合、重大な事故に繋がる恐れがあります。

通信回線事業者様の提供するサービス内容により異なる場合があります。

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