ご存じですか?
食器洗いを″家族とシェアしたい″と思っている人は6割以上!
Q:ご家庭での食器洗いの家事分担について教えてください
食器洗いの家事シェアには
ビルトイン食洗機がおすすめ!
-
食器も調理器具も
まとめて洗える※1 -
家族の誰が使っても
キレイに洗える※2 -
食器洗いにかける時間を
自由な時間に
- ※1 セットできる食器量や調理器具は機種により異なります。
- ※2 食器が正しくセットされていないなどで、洗浄水が当たらない部分が生じる場合があります。
プロに聞く上手な家事シェア
のコツとは!?
家族の誰が使ってもうまく洗える
食洗機は“時短家電”ではなく
家事をシェアする“第三の手”として考えて
NPO法人tadaima!代表・家事シェア研究家
三木 智有さん
Profile
NPO法人tadaima!代表・家事シェア研究家・インテリアコーディネーター
リフォーム会社でインテリアプランニング、施工管理、営業販売などの業務を経て独立。フリーのコーディネーターとしてマンションオプションの販売、内装工事、個人宅のコーディネートなどを行う。2011年。家は家族にとって何より”自分らしくいられる居場所”であって欲しい。そうした想いから、「10年後も”ただいま!”と帰りたくなる家庭」で溢れた社会の実現を目指し、NPO法人tadaima!を起業。日本唯一の家事シェア研究家として、家事シェアを広める活動を行う。
NPO法人tadaima!:http://npotadaima.com/
三木智有さんnote:https://note.com/tomoari_miki
- 解決したい問題は身体的な「負担」か心理的な「不満」のどちらか判断しよう
- 家事シェアがうまくいくのは「シュフ型」or「担当型」。ぴったりなものを選んで
- 便利な家電は「時短」をするものではなく「パートナー」として考えて
家の中にパパの居場所を
つくりたくて、
家事シェアの推進をはじめました
現在は家事シェアの研究家として、日々さまざまなセミナーやご相談を受ける活動をしています。家事シェア研究家というと「家事で大変な奥様を助けたくてはじめたんですか?」と聞かれることも多いですが、実は自分も含めて世の中のパパさんたちの居場所をつくりたくてはじめた活動でした。
インテリアコーディネーター時代、同僚のパパさんたちは家に帰りたがらない人も多くいて、独身時代はよく飲みに誘われました(笑)自分が結婚するときに、同じようになってはいけないと思い、結婚されている100人くらいの方にヒアリングしてみました。その結果、「家に帰りたい」と答えたパパさんは、家事や育児に協力的な方が多かったんです。パパさんたちが「大変だ」と思って避けていた家事や育児が、実は家庭内での居場所を失っていた原因だったんですね。当時はまだ子どももいなかったので、まずは家族で家事を分担する『家事シェア』という考えを広めていきたいと思い、現在のNPO法人を立ち上げるまでに至りました。
三木さんが立ち上げたNPO法人 tadaima! Webサイト
家事の問題は「負担」と
「不満」の2種類。
自分の心と向き合って、
どちらが原因か考えてみて
いざ、家事シェアをしよう!としたときに、いきなり相手に分担を求めてもうまくはいきません。先に自分が家事シェアを求める原因を考えることが大切です。原因は大きく2つに分けることができます。
ひとつめは『負担』。いわゆる手間の部分ですね。食器を洗う手間がかかる、掃除機をかける時間がないということであれば、食洗機やロボット掃除機などの家電を導入することで解決することも多いです。一般的に家事シェアの問題は負担に注目がされがちですね。もうひとつは『不満』。こちらは気持ちの部分です。「自分ばかりが家事をやっている」「私が食器洗いしているときに、ビールを飲んで寝ているパートナーにイラッとする」などという不公平感を感じている状態です。
家電は負担を軽減するのに大きく貢献しますが、不満の解消にはつながりません。愚痴も聞いてくれませんしね(笑)。不満は、家電よりもパートナーが担うべきことだと思います。とはいえ不満の場合でも家事が苦手だったパートナーが、家電を使うことで家事が上手くできるようになり、分担ができて不公平感がなくなったということであれば、家電導入は有効だと思います。
負担と不満はもちろん両方ありますが、どちらを解消したいのかによって解決方法は変わってきます。原因はどちらか、お互い、そして自分でも理解しておいた方が良いですね。
『負担』と『不満』解決したい問題をきちんと見つけるのが家事シェアへの第一歩と語る三木さん。
家事をマネジメントする「シュフ型」と自主性を持たせる「担当型」。
自分たちにぴったりの
家事シェアのカタチを見つけよう
家事シェアのやり方は本当に十人十色。それぞれのやり方はありますが、うまくいくのは次の2つの型です。
ひとつは家事をマネジメントする人がいる「シュフ型」。一人の人が指示を出して、他の人が動くというパターンです。シュフ型で大切なことは先に“いつ”お願いしたいのか、相手に伝えておくことです。「食器洗いを、寝るまでにお願い」とか「家を出るまでに洗濯物を干して」など相手に猶予を持たせることで、負担感を減らすことができます。
ついついやってしまうのは、考えていた流れがきたところで急に「○○をしてほしい」と相手にお願いしてしまうこと。頼まれる側にもタイミングがありますから、これではケンカになりやすい。リミットだけ先に伝えておくと相手も自分のペースで家事をすることができ、動きやすくなります。うまく相手への指示を出すことがシュフ型を回すポイントですね。
■シュフ型
マネージャーがいるシュフ型は適切な指示出しと相手へ猶予を持たせることが大切。
もうひとつは「担当型」。その名の通り食器洗いやお風呂掃除など、家事の役割ごとに担当を決めることです。こちらはシュフ型とは真逆で相手に自主性を持たすことが大切なので“いつ”に関してはお任せする必要があります。とはいえ、いつまでもやってもらえないのは困るので締め切りだけ決めておくことをおすすめします。締め切りまでは、相手に委ねて口を出さない、ただし締め切りを過ぎればプッシュをする。自分の担当分だと分かっているので、その時がきても素直に聞き入れてもらえることが多いです。
それぞれのおいしいところを取った「ハイブリッド型」は最初からするとうまくいかないことが多いので要注意です。はじめはどちらかの型を試してみて、慣れてくれば両方の型を取り入れて、自分たちのやりやすい方法を見つけてください。
■担当型
担当型は各自に任せるスタイル。リミットまでは口を挟まず相手の自主性に委ねてみて。
家事シェアで大切なのは家族間の
コミュニケーションのとり方
夫婦間でタッグを組んで、
同じ問題を解決する意識を
家事シェアというと、よく出てくるのが夫VS妻のようなVS構造。どちらが正しいかという平行線の言い合いになってしまうことも多々あります。うまくいくポイントは相手を論破することではなく、上手に思いを伝えることです。
ダメ出しを伝えたいときにおすすめなのは、子どもたちのコミュニケーション手段としてよく出てくる「グッド&ベター」という方法。例えばパートナーが食器を洗った後に洗い残しが気になった時、「なんで洗い残しに気付かないの?」と言ってしまうとお互いに嫌な気持になってしまいますね。そこで「洗うの早くなったね」など良かったことをひとつでも見つけて、その後に「ここ洗い残しがちだけど、ここも気が付くと本当にすごくきれいになるよ」とより良くするための方法を伝えるのがおすすめです。これなら自分も言いやすくなるし、受け取る側も聞き入れてくれます。
夫婦で争うのではなく、タッグを組んで問題をどう解決するかということも大切です。食器洗いにしても、手が痛いとかめんどくさいという課題に対して、「こっちも仕事で忙しくて疲れてるんだよ」と言ったって何の解決もしないですよね。問題は負担か不満かを見つけて、それをどうすれば軽減できるのかを一緒に考えていく。そのようなコミュニケーションをとっていかないといい議論にならないですね。
食洗機は時短アイテムではなく
家事をシェアできる“パートナー”
最近は家電も進化して、便利なものがぞくぞくと登場していますよね。よく『時短家電』と呼ばれていますが、家事シェアの観点で見ると時短というアプローチでは『私』がやる家事が楽になる、『私』がやる家事の時間が短くなるということで『私』が家事をすることは変わりません。だから、僕は家電を家事シェアのできるパートナー、家族以外の『第三の手』と捉えてほしいと伝えています。
家電は使い方さえ覚えれば誰でも一定の結果を出せるのがメリット。つまり『私』がいつも操作をする必要はないのです。食洗機だと食器をセットしてスタートボタンを押すところまで覚えてしまえば、家族個人のスキルに依存することなくいつもキレイに洗えます。
ビルトイン食洗機に関しては、10数年前から魅力は感じています。洗うだけではなく乾燥まで自動でできること、手洗いではできない高温洗浄による清潔感はとてもいいですよね。今は住まいの事情で入れていませんが、可能であればぜひ導入したいですね。
液体洗剤自動投入などますます進化したビルトイン食洗機。
家事シェアの“パートナー”として大活躍します
家事シェア研究家 三木智有さんがビルトイン食洗機を体験!
(使用機種はK9Plusシリーズ:
幅45cmディープタイプ ドアフル面材型)
インテリアコーディネーターとしてお勤めのころは、お客様にもビルトイン食洗機をおすすめされていたという三木さん。
基本的な機能はご存じですが、最新型はどうだったでしょうか。セットのしやすさや洗い上がりを実感いただきました。
まずは 食器をセット
「食器がすごく入れやすくなりましたね!」
食器によっては上手くセットできなかったり、ぐらついたりするものがありましたが、最新型はしっかりとセットできますね。庫内も広いので入れやすそうです。慣れたらお子さんも自分で入れられますね。
洗浄するのはパスタソースがべっとり付いた食器。
では 洗浄開始
「えっ、自分で洗剤を入れなくていいんですか?」
コースも洗剤量もおまかせできるなんて、スゴイ!
電源を入れて、スタートボタンを押すだけなら、家族みんな簡単に使えますね。家族の誰が使ってもちゃんと洗えるのが、食洗機のいいところだと思います。
さて 洗い上がりは…
「グラスの底までピカピカです」
お皿もグラスもキレイに洗い上がりましたね。上カゴに入れていたグラスも底の洗い残しがなく、しっかり洗えていますね。
ギトギトの食器がスッキリ、グラスの底までピカピカに。
手洗いよりキレイに洗える3つの理由
-
①高い水温
約50 ℃以上の手では触れられない高温で脂汚れもスッキリ -
②高圧の水流
高さ約2m※に飛ぶ強さで食器のすみずみまで洗浄 -
③強力な洗剤
台所用洗剤には含まれない酵素成分が汚れをサッと分解
※ 60 Hz時、上部開放状態でのパナソニック(株)実験結果より。
「ここまで進化していて、驚きました」
僕がインテリアコーディネーターとして勤めていたときから比べると、格段に機能が進化しましたね。見た目もスタイリッシュになりました。一見すると食洗機があるとわからないくらい。
以前は「なんだかんだ言っても結局手洗いしなきゃ」という雰囲気がありましたが、洗い上がりが向上して、安心して食洗機にまかせられます。入れっぱなしにしていても、ニオイや菌を抑制する機能(ナノイーX)があるので、食器庫のようにも使えるのもいいですね。
お弁当箱のシリコンカップも洗えるホルダーとか、多くのユーザーの声を聞いて、使い勝手をどんどん進化させてきたのが伝わります。食洗機を使うご家庭が増え、子どものころ家にあって「使うことが当たり前」という人が、これからさらに増えるのでしょうね。
(掲載内容は取材当時2022年7月のものです)