照明器具:製品事故事例について

製品事故となる故障の事例

照明器具の点灯回路は、適正交換時期8~10年としておりますが、
期間内でも照明の点灯回路の電子部品の故障が原因で稀に異臭がしたり、異常な音がなったりする事がございます。

対象:LED、蛍光灯、白熱灯などを使用した全ての照明器具

製品写真
製品写真

(対応方法)
異臭がしたり、異常な音がなったりする場合はすぐに電源をOFFして頂き、ご使用の中止をお願い致します。
以下の写真は、そのまま使用した時の照明器具内部の部品故障の事例です。
(お客様自身での分解はしないでください)

製品写真
電子部品の焼損
製品写真
電子部品の破裂

パナソニックでは、重大製品事故に関わる事例を公表しております。
https://www.panasonic.com/jp/corporate/info/psc.html

LEDデスクスタンド(SQ-LD420-K、SQ-LD420-W)ご愛用のお客様にお詫びと無償交換のお願い
https://panasonic.co.jp/ew/oshirase/220516/

事故事例に学ぶ製品事故

事故事例 1

照明器具の引き紐式スイッチ(プルスイッチ)の動きが悪かったため、
照明器具の紐穴に向けて潤滑スプレーを噴霧したところ、照明器具から発火。

製品写真
製品写真
器具本体

潤滑スプレーなどを引紐のスイッチ部に吹き付けしないでください。揮発性ガスが含まれますので、発火の原因となります。

(対応方法)
このような場合は、切替スイッチ部が搭載されている電源ユニットの交換が必要です。
補修部品をご用意しておりますので、修理相談窓口にまでご相談ください。

電気工事業者様へ施工時に関するお願い事項

事例1

器具の送り配線を実施する場合は、送り容量制限がありますので、器具の送り容量を施工説明書等で確認してください。
容量オーバーの場合、火災、感電の原因となります。

製品写真

事例2

一般型の器具を断熱施工しないでください。
異常発熱による火災の原因となります。

製品写真

事例3

工場、地下鉄や建物内にある駅など粉塵の発生・滞留する場所や油煙の発生する工場や腐食性ガスの発生する場所については、
一般型照明器具ではなく、専用の照明器具を使用してください。
発火、発煙、落下の原因となります。

製品写真

事例4

屋内設置でも天井裏等の結露で浸水の可能性がある場合は、防水の照明器具もしくは照明器具内への止水対策をお願い致します。

製品写真

事例5

既設の器具が水銀灯等のHIDランプ専用器具の場合は、LEDランプに変更時にHID安定器も同時に撤去をお願い致します。
照明器具の耐用年限である15年を経過している場合、LED照明化する場合は、器具の取替をお勧め致します。

製品写真

他に安全上の注意をカタログ等に記載しております。
最新のWEBカタログはこちら