古民家を再生リフォームされたお客様の費用や、事例をご紹介します。古民家は、耐震補強が必要な場合や断熱性の向上など、大掛かりなリフォームになることが考えられます。梁や太い柱など、古民家本来の趣を生かしながら、快適に暮らせるようにどのような工夫をされたのか、参考にしてください。
費用の相場
※該当する工事を含むリフォーム事例の費用を集計した参考情報です。
円
- ~500
- 5.1%
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- 501~1000
- 17.9%
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- 1001~1500
- 15.4%
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- 1501~2000
- 20.5%
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- 2001~2500
- 15.4%
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- 2501~3000
- 10.3%
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- 3001~
- 15.4%
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記載されている費用の相場・ポイントはあくまで一般的なものです。リフォーム費用は現在のお住まいの状態/リフォームのご要望によって、費用が大きく変わります。ご家族の暮らしにあったリフォームをするためにも、リフォーム会社に実際のお住まいを見てもらい、提案/見積をしてもらいましょう。
- Q
- 無料で相談できますか?
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- はい。無料です。
お客様にぴったりのリフォーム会社を無料でお選びいたします。
内容別古民家再生リフォームの費用相場
古民家再生リフォームの工事内容ごとの費用について、もう少し細かく確認しておきましょう。
全体工事や部分改修における、料金・工事期間の目安は、下記の通りです。
リフォーム内容 |
施工費用 |
工期の目安 |
|---|---|---|
|
一般的なリフォーム |
約200万~500万円 |
約1~3ヶ月 |
|
半解体再生リフォーム |
約500万~1,500万円 |
約4~6ヶ月 |
|
全解体再生リフォーム |
約1,500万~3,000万円前後 |
約5~7ヶ月 |
|
移築再生リフォーム |
約2,000万円以上 |
約6ヶ月以上 |
価格帯別古民家再生リフォーム事例
1000万円以内でできる古民家再生リフォーム事例
1000万円以内でできる古民家再生リフォームPOINT
1000万円以内の予算があれば、古民家の味わいを生かしつつ、快適で安全な住まいへとしっかり再生できます。たとえば、屋根や外壁の補修に加えて、耐震補強や断熱材の施工、給排水・電気設備の更新など、暮らしの基盤となる工事も予算内で対応可能です。また、古材の再利用や、梁・柱を見せる内装仕上げ、和室のモダンリフォームなど、デザイン面でも幅広い工夫ができます。
1000万円以内でできる古民家再生リフォーム事例 事例1
リフォーム費用 |
約660万円 |
|---|---|
施工日数 |
約70日 |
住宅種別 |
戸建て |
築年数 |
築60年 |
■リフォームポイント
もうすぐ定年。長年、田舎暮らしの夢を温められていたK様は、緑豊かな故郷の実家に戻ってスローライフを実践することに。80歳になるお父様が一人で暮らしているのも心配でした。
二間続きの和室をL DKに大改造。昔ながらの鴨居や梁、大黒柱など、家族の歴史を育んだ価値ある建具はそのまま活かし、古民家の風情を残しました。一方で壁・天井はホワイトでまとめ、床をフローリングにすることで、暗いイメージを払拭して明るい印象に。高齢のお父様のために、居室から水まわりまでのバリアフリー化も計画。段差のあるところには手すりを設置し、スロープを造ることで、移動のしにくさを軽減しています。
1000万円〜2000万円以内でできる古民家再生リフォーム事例
1000万円〜2000万円以内でできる古民家再生リフォームPOINT
1000万円〜2000万円あれば、古民家の雰囲気を残しつつ、暮らしやすさを高めるリフォームが可能です。たとえば水回り設備の一新や耐震補強、断熱材の追加、外壁の修繕など、生活の基盤を整える改修に充てられます。また、オリジナルの造作家具や和室の意匠を活かした内装アレンジも現実的な選択肢です。伝統と快適さをバランスよく取り入れられる価格帯といえるでしょう。
1000万円〜2000万円以内でできる古民家再生リフォーム事例 事例1
リフォーム費用 |
約1309万円 |
|---|---|
施工日数 |
約110日 |
住宅種別 |
戸建て |
築年数 |
築80年 |
■リフォームポイント
代々住み継がれてきた蔵のある大きなお屋敷のS様邸。お子様も独立され、住み慣れた大切な家で今後の人生をゆっくり過ごしたいという想いから、リフォームすることに。南西に位置し、陽の光を遮っていた蔵を解体し、リビングと一体感のあるオープンデッキに。明るく広々としたリビング空間が実現しました。また、天井を取り払い圧迫感を解消。既存の梁は磨き上げてあらわしに。今も昔も家族を支え続ける逞しい骨組みとともに、天井も高く伸びやかに広がる開放的な空間を実現しました。
1000万円〜2000万円以内でできる古民家再生リフォーム事例 事例2
リフォーム費用 |
約1800万円 |
|---|---|
施工日数 |
約180日 |
住宅種別 |
戸建て |
築年数 |
築60年 |
■リフォームポイント
昔ながらの造りで、冬場の寒さが気になっていたK様。リフォームするにあたり、断熱改修や耐震補強を行いながら、築60年の味わいを活かした空間にリニューアルしました。既存の立派な梁はあえて露出させ、趣きのある空間に。また天井には大きな天窓を設置。奥の部屋でも光がさんさんと射し込み、見違えるほど明るくなりました。キッチンなど水廻りの動線も見直され、移動や家事がスムーズに。古き良きテイストを残しながら利便性を確保した和モダン空間に、K様も大満足のご様子です。
1000万円〜2000万円以内でできる古民家再生リフォーム事例 事例3
リフォーム費用 |
約1945万円 |
|---|---|
施工日数 |
約94日 |
住宅種別 |
戸建て |
築年数 |
築40年 |
■リフォームポイント
田の字型の間取りに使いにくさを感じていたF様。これまで居間として使っていたダイニングキッチン横の小さな和室を解体し、家族が集まれる広々としたLDKにリフォームしました。天井高を確保し、お部屋全体が伸びやかな印象に。奥様の憧れだったという丸太梁も、素敵な空間のアクセントです。和室だった場所には水廻りを集約し、動線もスムーズに。
2000万円〜3000万円以内でできる古民家再生リフォーム事例
2000万円〜3000万円以内でできる古民家再生リフォームPOINT
この価格帯では、暮らし方に合わせて間取りを大きく変えるリフォームが可能です。細かく仕切られた部屋をつなげて開放的なリビングをつくったり、減築によって使わないスペースを整理したりすることで、住まい全体を暮らしやすく再構築できます。また、2階の一部を撤去して吹き抜けを設けるなど、現代的な空間演出も実現しやすくなります。家族構成やライフスタイルに合わせた設計変更を行いたい方に適した予算帯です。
2000万円〜3000万円以内でできる古民家再生リフォーム事例 事例1
リフォーム費用 |
約2100万円 |
|---|---|
施工日数 |
約120日 |
住宅種別 |
戸建て |
築年数 |
築93年 |
■リフォームポイント
マンション住まいからご主人の生まれ育った家に転居をされたO様。その家は大正時代に建てられた築93年にもなる建物でした。伝統を活かしながら、将来にわたって住み継げる住まいへと生まれ変わらせるリフォームを行いました。
「建物の風合いは残したい」とO様。昔ながらの建具やレトロなガラスは再利用し、古民家のテイストは継承。ダイニングは“おくどさん(京都の言葉で「かまど」の意)”の面影が残る高い吹き抜けを活かし、空間の広がりを感じるよう演出。畳敷きのリビングとのつながりも考え、壁は漆喰塗りとするなど「昔」と「今」が調和した町屋カフェを思わせる空間です。
収納が少なく片付かなかったキッチンには、しっかり収納スペースを確保。現代の使いやすさと京都らしい趣きを活かした古民家の再生に「思っていた以上に素敵です」と、笑顔で語るO様でした。
2000万円〜3000万円以内でできる古民家再生リフォーム事例 事例2
リフォーム費用 |
約2200万円 |
|---|---|
施工日数 |
約90日 |
住宅種別 |
戸建て |
築年数 |
築160年 |
■リフォームポイント
豊かな自然に囲まれた田園風景の中に建つK様邸。江戸時代末期に建てられたというお宅は築160年。この度、お子様家族との同居をきっかけにリフォームを決意されました。
リビングをメインに、伝統の鴨居の黒や漆喰壁の白、現代の床材のブラウンが「和モダン」を演出し、伝統建築の美しさも現代に伝える空間に生まれ変わりました。また古民家としての趣きだけでなく、住まいとしての機能性もしっかり確保。キッチンは対面式を採用し、明るく広々としたリビング・ダイニングが見渡せます。昔ながらの民家の風合いを残しながら、世代を超えて住み継がれる心地よさにK様も「思い出を大切にした快適な空間ができました」とご満足な様子でした。
2000万円〜3000万円以内でできる古民家再生リフォーム事例 事例3
リフォーム費用 |
約2860万円 |
|---|---|
施工日数 |
約135日 |
住宅種別 |
戸建て |
築年数 |
築80年 |
■リフォームポイント
築80年の古民家の大きな梁を残しながら、現代風に住まうことを計画されたY様は、明かり取り窓や天窓を残す吹き抜けリフォームプランを採用。空間の広さも確保しながら壁を白漆喰で塗ることで、おしゃれな和風モダンにコーディネートされました。耐震補強やキッチン、バスなどの水廻り設備も一新。動線にも配慮し、定年後も長く快適に暮らせる住まいに生まれ変わりました。
3000万円以上でできる古民家再生リフォーム事例
3000万円以上でできる古民家再生リフォームPOINT
3000万円を超える予算があれば、構造補強から内外装・設備のフルリフォーム、減築や増築まで実現可能です。たとえば、築100年以上の建物を骨組みから見直し、最新の耐震・断熱・省エネ性能を備えた住宅へと一新できます。和の趣を残しつつ、水まわりの設備や動線を現代仕様にアップデートすることで、伝統と快適性を両立した暮らしを実現できます。古民家の魅力を最大限に引き出したい方に適した予算です。
3000万円以上でできる古民家再生リフォーム事例 事例1
リフォーム費用 |
約3340万円 |
|---|---|
施工日数 |
約210日 |
住宅種別 |
戸建て |
築年数 |
築150年 |
■リフォームポイント
豊かな自然に囲まれたS様邸は、今から遙か百五十年前、江戸末期の建築とされる歴史ある建物。代々受け継がれる家に誇りを持つ一方、冬の寒さや結露に悩まされていました。一度は修復をあきらめたものの、高い技術を持つリファイン太白に出会い、その想いは一変。「古民家でも暖かい快適な暮らしができる」と、リフォームを決意されました。
近代につくられた間仕切り壁をなくし、かつての土間空間を彷彿とさせる大空間を再現。明治時代に張られたという天井を外すと、小屋裏には堂々たる梁組みが顕わに。屋根裏には内張断熱を丁寧に施し、北上川のヨシズを張りました。外壁は外断熱、窓はすべて断熱サッシにして、高気密・高断熱性能を確保。伝統的建築の本来の姿を美しく蘇らせながらも現代の性能をもって快適に暮らせる住まいが完成しました。
3000万円以上でできる古民家再生リフォーム事例 事例2
リフォーム費用 |
約3750万円 |
|---|---|
施工日数 |
約80日 |
住宅種別 |
戸建て |
築年数 |
築123年 |
■リフォームポイント
古民家にお住まいのSさまは、数年前に奥さまが要介護となり、日々の暮らしに不便を感じ、リフォームを決意されました。
車椅子での移動がスムーズになるように間取りを見直し、各部屋にあった段差を解消しました。LDKのすぐ隣に寝室やトイレを配し、建具は大きく開く引戸を採用。くらしやすさだけでなく、重厚感がある立派な梁を吹抜けに生かすことで、築123年というお住まいのよさを残しながら、明るく開放的なイメージへと一新されました。
3000万円以上でできる古民家再生リフォーム事例 事例3
リフォーム費用 |
約4810万円 |
|---|---|
施工日数 |
約180日 |
住宅種別 |
戸建て |
築年数 |
築120年 |
■リフォームポイント
K様邸は築120年の木造住宅。昔ながらの趣きを感じさせながらも、耐震性や断熱面でお悩みを抱えていらっしゃいました。そこで、建物の2階部分を大胆に減築し平屋にリフォーム。新たに鉄筋コンクリートの基礎を施工して耐震補強を行いました。窓や壁の断熱性も高め、冬でもポカポカ。既存の梁をそのまま活かしたリビングには掘りごたつと薪ストーブをしつらえ、あたたかな団らんの空間としました。ここからまたご家族の新たな時が刻まれていきそうです。
リフォーム見積時の費用を抑えるコツを紹介!
リフォームで費用を抑えるコツ1
古民家リフォームの実績がある業者を選ぶ
古民家リフォームでは、建物の構造や素材に対する深い知識が求められます。現代の住宅と違い、伝統工法や土壁、太い梁などを活かした設計が必要になるため、対応経験のない会社では、必要以上に解体や新設をすすめられてしまう可能性もあります。結果として、費用がかさんでしまったという例も少なくありません。一方で、古民家再生の実績が豊富な会社であれば、元の建物の良さを残しながら、安全性と機能性を確保するための工夫をしてくれます。たとえば、劣化した柱を残しながら補強する方法や、見えない部分だけを現代の建材に置き換える方法など、予算内で最大限の効果が出るプランを提案してくれます。事例が豊富で現地調査にもしっかり対応してくれる会社を選ぶことが大切です。
リフォームで費用を抑えるコツ2
補助金や減税制度を最大限に活用する
古民家の再生リフォームでは、国や自治体が実施している補助金や税制優遇を活用するのもポイントです。とくに耐震性や省エネ性を高める工事には、条件を満たせば数十万円〜数百万円の補助を受けられることもあります。代表的な制度には「長期優良住宅化リフォーム推進事業」や、地域ごとの「伝統的建造物保存制度」などがあり、断熱・耐震・バリアフリーなどの改修が対象です。また、工事内容によっては住宅ローン減税の対象になる場合もあり、所得税や固定資産税の軽減を受けられることがあります。ただし、こうした制度には申請時期や提出書類の期限が設けられており、リフォームの着工前に申請が必要なものも多いため、計画段階での確認が大切です。
リフォームで費用を抑えるコツ3
状態のよい古民家を選び残せる部分は活かす
古民家再生では、まず、建物の状態を見極めることがとても重要です。柱や梁、土台にシロアリ被害や腐食があると、大がかりな補強工事が必要になるため、コストがかさむ原因になります。耐震性や劣化の程度を確認し、できるだけ構造がしっかりした古民家を選ぶことがポイントです。また、使える部分を活かす工夫も大切です。ケヤキやヒノキの梁、無垢材の床、建具などは、丁寧に補修すれば再利用できるケースがあります。見た目に風合いが残っていても、強度や安全性に問題がないか、専門家と相談しながら判断していきましょう。状態のよい古民家を選び、再利用できる部分を賢く活かせば、コストを抑えつつ魅力ある住まいづくりが可能になります。
古民家再生のリフォームのポイント5つ
1動線を考えて間取りを変更
古民家は、和室がつながり、部屋と部屋の間は、ふすまや障子で仕切られていることが多いため、個室としては使いにくい間取りがほとんど。リフォームでは、生活動線を考え、水まわりの移動や部屋をつなげて広々としたLDKを作るなど、今の暮らし方にあった間取りを考えましょう。
2梁や柱など、古民家ならではの趣をインテリアに生かす
古民家では、梁や柱など今では手に入りくい貴重な木材を利用している場合があります。長い年月の間に傷んだ梁や柱は交換するか、金物で補強をするなどが必要ですが、古民家のリフォームでは、既存の梁や柱を生かしたデザインにして昔ながらのよさを伝える工夫ができます。
3これからも安心して住めるように耐震性能のチェックを
耐震性を高めるためには、筋交いを入れたり、耐力壁を増やしたりします。しかし、「伝統工法」で建てられた古民家の場合、地震の揺れに対して一緒に揺れることで、地震の力を受け流すようにできており、地震に対する造りが現在の工法と異なっています。耐震補強については、古民家に詳しい専門家に方法や予算など相談することをおすすめします。また、屋根や土台は、湿気で腐っていたり、柱がシロアリの被害に遭っていることも考えられるので、あわせて確認が必要です。
4断熱性を高め、温度差の解消を
古民家は、夏が涼しく過ごしやすいように開口が大きく、建物に風が通る工夫がされていています。夏はいいのですが、冬は、すきま風や底冷えがするなどの問題も。気密性と断熱性を高めて家の中のあたたかい空気が逃げないようにしましょう。古民家の良さを生かしながら、どのように断熱するか、断熱材の種類や方法など確認が必要です。
5段差の解消や温熱環境のバリアフリーで安心な住まいに
リフォームでは、バリアフリーも考えておきたいもの。家全体の断熱性を高めるのはもちろん、バスルームの断熱や暖房設備の設置など、温熱環境にも配慮します。また、親世帯と住む場合には、今は元気でも数十年後のことも考えて、段差の解消や手すりの設置も考える必要があります。また、最新設備を上手に取り入れることで、古さと新しさを上手に組み合わせる工夫が暮らしの満足度を高めます。
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