公開日:2023/12/27
更新日:2026/09/30
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ナチュラルインテリアのつくり方|リフォームで選ぶ床材・建具と部屋別の実例
木の質感や自然を感じる色合いを取り入れた、ナチュラルインテリア。明るく居心地のよい雰囲気が魅力ですが、床や壁、家具などの組み合わせによっては、まとまりのない印象になってしまうことも。ナチュラルインテリアの特徴やつくり方、部屋別の実例、失敗しないためのポイントをご紹介します。
その他のインテリアのリフォーム事例や費用相場などについて詳しく説明しているページはこちらナチュラルインテリアとは
ナチュラルインテリアとは、自然素材を生かした、明るくやわらかな雰囲気のインテリアスタイルです。落ち着いた色をベースに、家具や照明、小物などをシンプルなデザインでまとめるのも特徴です。
ナチュラルインテリアのつくり方
ナチュラルインテリアをつくるポイントは、自然を感じる素材や落ち着いた色をバランスよく取り入れること。床や建具などの内装だけでなく、家具や小物、観葉植物なども組み合わせながら、空間全体に統一感を持たせます。ナチュラルテイストの住まいをつくるポイントをご紹介します。
自然素材を取り入れる
ナチュラルインテリアには、木や麻、コットン、籐など、自然の風合いを感じられる素材が合います。
リフォームでは、床や建具など面積の大きな部分に木の質感を取り入れると、空間全体にぬくもりが生まれます。カーテンやクッションなどの布製品には麻やコットン素材を、収納には籐のかごを取り入れるなど、小物やファブリックで自然素材をプラスするのもおすすめです。
落ち着いたカラーで統一する
白やアイボリー、ベージュ、ブラウンなど、落ち着いたカラーでまとめることもポイントです。
配色は、部屋全体に占める色の割合を意識することも大切です。壁や天井など広い面積には白やアイボリーなどの明るい色、家具やカーテンにはベージュやブラウンなどの落ち着いた色を選びます。さらに、小物などでアクセントカラーを加えると、空間にメリハリが生まれます。
割合は、ベースカラーを約70%、メインカラーを約25%、アクセントカラーを約5%にするのが一つの目安です。
観葉植物など自然を感じるグリーンを取り入れる
観葉植物などのグリーンは、自然を感じられるだけでなく、シンプルな空間のアクセントにもなります。
リビングの飾り棚に小さな観葉植物を置いたり、部屋の一角に大きめの植物を配置したりと、空間に合わせて取り入れるのがおすすめです。
観葉植物をたくさん置くと雑多な印象になるので、部屋の広さや植物のサイズに合わせて、余白を残して配置すると、すっきりとしたナチュラルな雰囲気に仕上がります。
リフォームで選ぶ建材
ナチュラルインテリアにリフォームするには、壁や天井、床など、空間の中で大きな面積の色や素材選びが大切です。木目の色合いや質感、壁との組み合わせによっても部屋の印象は変わります。
壁・天井の選び方
ナチュラルインテリアにするには、壁や天井に白やアイボリー、ベージュなどの明るく落ち着いた色を取り入れます。壁や天井は部屋の中で占める面積が大きいため、床や家具とのバランスを考えて色を選ぶことも大切です。
壁紙を選ぶ際は、色だけでなく質感にも注目しましょう。織物調や塗り壁調など、自然な風合いを感じるものを選ぶと、ナチュラルな雰囲気にまとめやすくなります。
床材の選び方
ナチュラルインテリアには、木の質感を感じられる床材がよく合います。明るい色合いの床材は、ナチュラルな雰囲気をつくりやすく、家具などともコーディネイトしやすいのが特徴です。
床材には、無垢材のほか、天然木を使用した挽き板や突き板などがあります。
無垢材は一枚の木から作られ、木そのものの風合いや質感を楽しめるのが特徴です。
挽き板は天然木を厚めに切り出し、合板などの基材に貼り合わせたもので、天然木の質感を感じられる床材です。
突き板は、天然木を薄くスライスして基材に貼り合わせた床材です。
無垢材は、経年変化を楽しめる一方、キズやへこみ、シミなどがつきやすく、水分にも注意が必要です。挽き板や突き板は、無垢材に比べて反りや収縮が起こりにくいのが特徴です。
床材には、表面にキズや汚れに配慮した加工を施したものもあります。使う場所やお手入れのしやすさも考えて選ぶことでキレイな状態を保てます。
パナソニックの床材には、木の風合いを再現したさまざまな色柄があり、好みのナチュラルスタイルに合わせて選べます。表面に汚れやキズなどに配慮した加工を施したタイプもあります。
ドア・収納扉・窓枠の選び方
ドアや収納扉、窓枠は、床材や壁との色のバランスを考えて選びます。床と建具を同系色で揃えると、空間に統一感が生まれ、まとまりのある印象になります。
ナチュラルインテリアでは、床だけでなく建具にも木目を取り入れることで、木のぬくもりを感じる空間に仕上げることができます。
すべての建具を同じ色に揃えるだけでなく、ドアに異なる色を取り入れて、空間のアクセントにする方法もあります。床や壁、家具との組み合わせを考えながら、部屋全体をコーディネイトすることが大切です。
住まいの断熱性を向上させるため、内窓を取り入れる人も増えています。リフォームの際は内窓の窓枠のカラーも、インテリアに合わせて選ぶことができます。
部屋別のナチュラルインテリア実例
ナチュラルインテリアは、リビングやキッチンだけでなく、寝室や玄関、水まわりにも取り入れられます。部屋ごとに取り入れるポイントをご紹介します。
キッチン
はっきりとした明るい木目が特徴のオーク柄をフローリングに採用。清潔感のあるホワイトの扉柄と木目柄を組み合わせることで、シンプルで温かみのあるキッチンになります。
リビング
リビングの飾り棚に観葉植物などのグリーンを複数置くことで、よりナチュラルな雰囲気をつくるのもおすすめ。さらに、お気に入りの雑貨を飾って、素敵な空間にしましょう。淡い色の雑貨なら部屋の雰囲気を壊しません。
ナチュラルスタイルをめざすなら、木の質感も大事にしたいですね。木肌のような凹凸を感じる床材なら、美しい木目や素朴な肌触りに癒されます。裸足で歩いても気持ちがいいので、小さな子どもがいる家庭にもピッタリです。
寝室
ベージュやグレージュなど、自然を感じさせるアースカラーの壁は、ナチュラルスタイルと相性抜群。収納棚やカウンターには明るいメープル色を取り入れて、リネンにブルーグレーをアクセントとして加えれば、やさしく温かみのある寝室に。
玄関
白い壁をベースにした玄関には、自然な風合いを感じる木目の収納がよくなじみます。床も明るい木目でそろえることで、スッキリとまとまりのある玄関に。小物やグリーンを添えると、空間にほどよいアクセントが生まれます。
洗面ドレッシング
洗面ドレッシングの扉を木目調、壁面はタイル、観葉植物などを置いてやわらかい印象に。
かごやバスケットはナチュラル空間には欠かせないアイテムです。古くなった布やお掃除グッズをカゴに入れておくと、気づいたときに掃除ができるので便利。
トイレ
床は落ち着いた風合いの石目柄、収納の扉は木目調を採用すると、落ち着くトイレスペースに。鏡とスリット窓は、空間を明るく広く見せる効果があります。
バスルーム
ベージュを基調とした空間に、壁面の1面だけを木目調にするだけでも、清潔感のあるナチュラルスタイルのバスルームになります。浴槽やエプロン部分は、落ち着いたカラーに、洗面器や小物類は、茶系やカーキなどのアースカラーでまとめると空間になじみます。
観葉植物や雑貨、照明は色や形にこだわる
観葉植物や雑貨、照明も、ナチュラルスタイルをつくる大切な要素です。クッションや花瓶、フォトフレームなどの小物には、ベージュやブラウン、カーキなど自然を感じる色合いを取り入れると、ナチュラルな空間になじみます。
照明は、木製のシェードなど自然素材を使ったものや、シンプルでやわらかなフォルムのものがおすすめです。温かみのある光を選ぶと、木製の家具や床とも調和し、落ち着いたナチュラルな空間に仕上がります。
ナチュラルインテリアで失敗しないためのポイント
ナチュラルインテリアは、木目や自然を感じる色を取り入れるだけでは、まとまりのない印象になってしまうことがあります。床や建具、家具の色や素材のバランスを考えながら、統一感のある空間をつくることが大切です。ここでは、ナチュラルインテリアで失敗しないためのポイントをご紹介します。
木のトーンを揃える
床や建具、家具などに木目を取り入れる場合は、色味や明るさを揃えるとまとまりやすくなります。明るい木目の床に濃いブラウンの家具を合わせるなど、異なる色味が多く混ざると、まとまりのない印象になりがちです。すべてを同じ色にする必要はありませんが、明るい色で揃える、濃い色で揃えるなど、色のトーンを合わせると統一感が生まれます。
色は3~4色までに抑える
ナチュラルインテリアでは、使う色を増やしすぎないこともポイントです。白やベージュなどをベースに、床や家具の色、アクセントカラーなど、3~4色程度に抑えると空間がまとまります。クッションや雑貨を取り入れる場合も、ベースとなる色やアクセントカラーと同系色を選ぶと、まとまりやすくなります。
光沢の強い素材を使いすぎない
鏡面仕上げの家具や光沢のある金属などを多く取り入れると、ナチュラルな雰囲気から離れてしまうことがあります。木やファブリックなど自然な風合いを感じる素材を中心にしながら、光沢のある素材は、アクセントとして使うとバランスよく仕上がります。
物を置きすぎない
スッキリとした空間を意識することも大切です。雑貨や日用品をたくさん並べると、ゴチャゴチャとした印象になることも。お気に入りの雑貨や観葉植物は見せ、生活感が出やすい日用品は扉付きの収納にしまうなど、見せる収納と隠す収納を使い分けることがポイントです。
ナチュラルインテリアに関するよくある質問
ナチュラルインテリアを取り入れる際によくある疑問についてご紹介します。
マンションでもフローリングに替えられますか
マンションでもフローリングにリフォームすることは可能です。ただし、管理規約で床材の種類や遮音性能などが定められている場合があります。希望する床材が使用できるか、事前に管理規約を確認することが大切です。
賃貸でもナチュラルインテリアにできますか
賃貸でも、家具やカーテン、ラグ、照明、観葉植物などを工夫することでナチュラルインテリアを楽しめます。木製の家具や自然を感じる色合いのファブリックを取り入れるだけでも、部屋の印象を変えられます。床や壁を変えたい場合は、原状回復できる方法かどうかを確認することが大切です。
ナチュラルと北欧・カフェ風の違いは何ですか
ナチュラルスタイルは、木の質感や白、ベージュなどの自然を感じる色を生かしたシンプルなインテリアが基本です。北欧スタイルはそこに明るい色や柄物などをアクセントとして取り入れることが多く、カフェ風は、照明や家具、雑貨などを取り入れて、カフェのようなくつろげる雰囲気を演出したスタイルです。ただし、それぞれに明確な決まりがあるわけではなく、組み合わせて楽しむこともできます。
無垢材は汚れが気になりますが、ペットや子どもがいる場合でも使えますか
無垢材はペットや小さな子どもがいるご家庭でも使えますが、水分や汚れ、傷には注意が必要です。こぼした水分は早めに拭き取るなど、日頃のお手入れが欠かせません。傷や汚れが気になる場合は、無垢材の風合いを再現したフローリングなどもあります。
水まわりだけナチュラルインテリアにすることはできますか
キッチンや洗面所、浴室、トイレなど、水まわりだけをナチュラルスタイルにすることもできます。白やベージュなどをベースに、木の風合いを感じる色柄や自然な質感の素材を取り入れるなど、内装と設備をトータルでコーディネイトすることがポイントです。リビングや廊下など隣接する空間とも色味やテイストを合わせると、住まい全体に統一感が生まれます。
監修協力

MAKO(まこ)さん
株式会社Laugh style
代表取締役/インテリアコーディネーター
モデルハウス・モデルルーム、個人宅のインテリアコーディネートのほか、セミナー講師、コラムの執筆など、幅広く活躍中。テレビや雑誌の取材も多数。