リフォーム・リノベーションのヒント集

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ただいま!すぐに手洗いへ。玄関手洗いの実例と設置ポイント|後悔しない間取りと費用相場を解説

帰宅後すぐに手洗いができる「ただいま手洗い」は、衛生面への配慮だけでなく、家事動線の改善や洗面所の混雑緩和にも役立ちます。間取りのパターンやメリット・デメリット、費用相場、洗面空間のおしゃれなレイアウト例を紹介します。

その他のインテリアのリフォーム事例や費用相場などについて詳しく説明しているページはこちら

「ただいま手洗い」とは?帰宅後すぐに手洗いができる玄関横の洗面設備

「ただいま手洗い」とは、帰宅後すぐに手を洗えるよう、玄関近くに設置された洗面設備のことです。家族がリビングやダイニングに入る前に手洗いができるため、衛生面への意識の高まりとともに採用が増えています。

「ただいま手洗い」が選ばれている理由

感染症対策への意識の高まりに加え、花粉や汚れを室内に持ち込みたくないというニーズから、玄関の手洗いは、近年注目を集めています。また、子どもへの手洗いの習慣を身につけやすいことや、来客を生活感の出やすい洗面室に通さずに済むことも人気の理由です。

玄関手洗いと洗面室の役割の違い

玄関手洗いは、帰宅直後の手洗いやうがいなどを目的とした、コンパクトな洗面設備です。一方、洗面室は、洗顔や歯磨き、身支度、洗濯など、日常生活のさまざまなシーンで使われます。
玄関手洗いを設けることで、家族の生活動線がスムーズになり、洗面所の混雑緩和につながる場合もあります。

コンパクトな洗面台を玄関に

帰宅後、手を洗うまでに、ドアを開けたり、上着を脱いだり、照明をつけたりと、意外と多くの場所に触れています。洗面室は、玄関からすぐに行ける動線にあるといいのですが、難しい場合には、玄関の近くに手洗い専用のコンパクトな洗面台を設置すると、帰ってすぐに手洗いができ、外でついてきた菌を部屋内に持ち込まないのでオススメです。
「玄関に洗面が必要か」というパナソニックのアンケート調査では、58%以上の人が玄関にコンパクトな洗面台が必要、あれば嬉しいと考えていました。

Q:玄関にコンパクトな洗面台が必要だと思いますか?

絶対必要10%、必要12%、あれば便利36%、必要ない42%、回答者数100名

洗面室はプライベートな空間と考える人が多く、お客さんを洗面室に通したくないという場合にも玄関に洗面台があると便利です。

「ただいま手洗い」玄関手洗いの間取り例

「ただいま手洗い」は、玄関横や廊下、土間続きなど、設置する場所によって使い勝手が変わります。家族構成や生活動線に合った間取りを選ぶことがポイントです。ここでは、玄関手洗いの代表的な間取り例を紹介します。

シューズクローク横に設置する「玄関横タイプ」

玄関とリビングの間に設置するタイプです。帰宅後の動線上にあるため、自然と手洗いの習慣が身に付きやすくなります。

玄関ホールに設置する「ホールタイプ」

玄関正面や側面のスペースを活用するタイプです。家族だけでなく、来客も利用しやすいのが特徴です。

廊下に設置する「廊下タイプ」

洗面所の近くなど、既存の給排水設備を活用しやすい場所に設置するタイプです。リフォームでも取り入れやすい間取りといえます。

土間から直接使える「土間続きタイプ」

靴を脱ぐ前に手洗いができるタイプです。ガーデニングやアウトドア、ペットの散歩後にも便利です。

洗面室とつなげる「パウダールーム併設タイプ」

洗面室の一部を玄関側から利用しやすくしたタイプです。スペースを有効活用しながら、身支度や手洗いをスムーズに行えます。

後悔しない「ただいま手洗い」の設置場所

玄関の近くの洗面設置は、絶対に便利というわけではありません。設置場所によっては、「思ったより使わない」「水はねが気になる」と後悔するケースもあります。間取りを考える際に気を付けたい5つのポイントを紹介します。

①帰宅後の動線に合っているか

玄関を入ってから手洗いまでの動線が長いと、せっかく設置しても使わなくなることがあります。
例えば、玄関からシューズクローク、コート掛け、リビングへと向かう流れの途中にあると、家族が自然に手洗いを習慣化しやすくなります。帰宅後の動線の近くにあることが大切です。

②給排水を確保しやすいか

手洗いを設置するには、給水管や排水管が必要です。特にリフォームでは、既存の洗面所やトイレの近くに設置すると、配管工事の負担や費用を抑えられる場合があります。設置したい場所に配管を通せるか、事前に確認しておきましょう。

③水はねしにくいか

玄関は、靴や荷物が集まる場所です。洗面ボウルが小さいと、水が床や壁にはねやすくなります。
床材や壁材の選び方だけでなく、ボウルの深さや、ボウルに合った水栓選びも、使いやすさを左右するポイントです。

④家族や来客の視線が気にならないか

玄関の正面に手洗いを設置すると、来客の目に入りやすくなります。
生活感を抑えたい場合は、袖壁や収納の陰に設置したり、玄関の側面を活用したりするなど、視線への配慮も大切です。

⑤冬場の寒さや温度差はないか

玄関は、外気の影響を受けやすい場所です。冬場に冷たい水しか使えないと、手洗いが負担になることもあります。玄関手洗いにお湯を引けるか、寒い時期でも快適に使えるかを確認しておきましょう。給湯配管の施工が難しい場合は、手洗い下に電気温水器を設置することでお湯を使用できます。ただし、電気温水器の設置には電気配線工事が必要となり、その分の費用が追加で発生します。

「ただいま手洗い」のメリットとデメリット

「ただいま手洗い」は、設置スペースや掃除のしやすさなど、事前に確認しておきたいポイントもあります。ここでは、「ただいま手洗い」のメリットとデメリットを紹介します。

メリット|衛生面への配慮や家事動線の改善につながる

ただいま手洗いには、次のようなメリットがあります。

  • ・帰宅後すぐに手洗いやうがいができる
  • ・子どもの手洗い習慣が身につきやすい
  • ・花粉や汚れを室内に持ち込みにくい
  • ・朝の身支度時の洗面所の混雑を緩和できる
  • ・来客がプライベートな洗面室を使わずに済む

家族が自然と手洗いできる動線をつくれることは、大きなメリットになります。

デメリット|掃除や費用、設置スペースの検討が必要

一方で、設置前に確認しておきたいポイントもあります。

  • ・水まわりの掃除をする箇所が増える
  • ・水はねによって床や壁の掃除が増える
  • ・給排水工事によって費用がかかる場合がある
  • ・玄関や廊下に一定のスペースが必要になる
  • ・来客から見えやすい場所では、生活感が気になることもある

特にリフォームの場合は、設置場所によって工事内容や費用が大きく変わるため、動線やスペースとあわせて検討することが大切です。

「ただいま手洗い」におすすめの設備

お手入れがラクな洗面ボウル

洗面カウンターはこまめに掃除をしたいから、お手入れがしやすい素材がおすすめ。水をはじく素材で汚れにくい「スゴピカカウンター」なら、汚れてもサッと拭くだけでキレイになります。特に汚れが気になる排水口は、スキマがないので汚れがたまりにくくお手入れがラクです。

水栓に触らず手洗いができる

手を近づけるだけで水が出るセンサー付きの水栓なら、汚れた手で水栓を触らずに手を洗うことができます。水栓が汚れず、清潔に保てます。
手拭きタオルは、生活感が出るため、タオルバーやタオルリングのデザインや設置位置も事前に検討しましょう。

「ただいま手洗い」の費用相場

ただいま手洗いの費用は、既製品のコンパクトな手洗いを設置するだけなのか、造作カウンターを組み合わせるのか、工事内容によって大きく異なります。また、給排水工事や内装工事の有無によって、追加費用が発生する場合もあります。ここでは、工事内容ごとの費用相場を紹介します。

既製品の手洗い器のみ設置(15~30万円)

既製品の手洗い器を設置する場合の費用相場は、15~30万円程度です。
シンプルな手洗い器を設置するだけであれば、比較的費用を抑えられます。ただし、配管の延長や壁の補修が必要になる場合は、追加費用が発生することがあります。

造作カウンター+手洗い器(25~50万円)

カウンターや収納を造作し、デザイン性にこだわる場合は、25~50万円程度が目安です。
手洗い器の素材や水栓、鏡などの組み合わせが自由にできるため、玄関の雰囲気に合わせた空間をつくれます。

給排水工事を含めたフルリフォーム(30~80万円)

給排水設備の新設や移設、床や壁の張り替えを伴う場合は、30~80万円程度かかることがあります。特に、既存の配管から離れた場所に設置する場合は、工事費用が高くなる傾向があります。

追加費用が発生するケース

次のような場合、想定よりも費用が高くなる場合があります。

  • ・給排水管を延長する
  • ・お湯を使うために給湯配管を新設する、または電気温水器を追加する
  • ・床や壁の補修、張り替えをする
  • ・コンセントや照明を増設する場合
  • ・収納や鏡を追加する

リフォームの場合は、既存の洗面所やトイレの近くに設置すると、配管工事の費用を抑えられることがあります。

オシャレで便利な玄関手洗いと洗面空間例

玄関手洗いも洗面室も、お手入れ性や使いやすさだけでなくデザインにもこだわりたい場所。最近の洗面ドレッシングは、コンパクトタイプのものから、幅広のものなどサイズもデザインもバリエーションが豊富です。
足元がスッキリしたフロートタイプのデザインのもの、ホテルの洗面台のような置き型のベッセルボウル、懐かしい雰囲気のタイル調デザインのカウンターなど、さまざまなプランやデザインを選ぶことができ、使い勝手とオシャレを両立した洗面空間を作ることができます。ここでは、玄関手洗いと洗面室の空間デザイン例を紹介します。

フロートタイプの洗面ドレッシングを玄関に

床から浮かせたフロートタイプの洗面を玄関に設置。足元がすっきり見えるため、開放感のある空間を演出できます。玄関手洗いだけでなく、趣味の道具を手入れしたり、植物の世話をしたりと、家族それぞれの趣味を楽しむ場所としても活躍します。

さまざまな使い方ができるリビング横の洗面

リビングのすぐ横に洗面台を配置。家族が日常の動線の中で自然と使いやすいのが魅力です。内装や照明にもこだわることで、生活感を抑えながら、インテリアの一部としてコーディネイトできます。

家事効率がアップする広いカウンターがある洗面台

洗面台で洗濯物の下洗いや、ちょっとした除菌・消毒をするなら、カウンターが広いタイプが便利。家族の外出準備の時間がかさなる場合、洗面カウンターが広ければ、横に並んで用意をすることができます。洗面ボウルが二つあるタイプもあるので、家族構成やライフスタイルに合わせて洗面ドレッシングを選びたいですね。

着替え、洗濯物が干せる洗面室

洗面室は、バスルームと隣接することが多いので、脱衣室としての機能を考えると、家族の着替えを収納できると便利です。お風呂上がりの着替えを用意する必要がなくなったり、外から帰ってきた時に、洗面室で着替えができれば室内に汚れた服で入らずにすみます。

また、洗面室に洗濯物が干せるスペースがあると、洗濯した後にすぐに干すことができます。家にいる時間が多いと部屋干しの洗濯物が目につきます。特にリビングに干しているとジャマになったり、家族が移動するたびに洗濯物が落ちる…という不便から解放されます。天候に左右されずに干せるため、雨の日でも安心して洗濯できます。

洗面ドレッシングの入れ替えは、短期間でリフォーム可能

既存の洗面ドレッシングの入れ替え工事の場合、壁のクロス、床の貼り替え、給排水工事などを含め、約1日で工事が完了します。リフォームの規模、内容にもよりますが、入れ替え工事をした当日の夜から、洗面台を使うことができます。
玄関手洗いを新しく設置する場合は、工事期間が異なります。

どんなリフォーム会社に頼むべき?

希望するリフォーム会社が見つからない場合や、リフォームの進め方など迷ったときは「パナソニックのリフォームショップ紹介サービス」で相談ができます。
パナソニックのリフォームショップ紹介サービスでは、コンシェルジュがお客様のご希望をヒアリングし、リフォーム内容や予算に合わせて最適なリフォーム会社を紹介します。玄関手洗いや洗面ドレッシングをはじめ、幅広いリフォームに対応しています。

全国約60か所のショウルームで商品をご覧いただけます。アクセス、展示情報は以下のサイトからご確認ください。

監修協力

寒川 玲子さん

寒川 玲子(さむかわ れいこ)さん

一級建築士、空間デザイン心理士🄬プロ、防災士、マンションリフォームマネジャー。人生を変える住まいづくりの専門家。建築設計30年以上。戸建て住宅のリノベーション、マンションリノベーション、マンションの大規模修繕まで、区分所有から1棟丸ごとまで住まい専門に設計活動を展開。夫婦関係が危機的な状態から、空間デザイン心理学®を学んだことをきっかけに、自宅を見直し、夫婦仲が改善。住まいで人生が変わる経験をしたことで、一人でも多くの人を住まいで幸せにしたいとSNSなどで積極的に発信。

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