【完全ガイド】
エコキュートのメンテナンス方法
自分でできるお手入れを徹底解説

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【完全ガイド】エコキュートのメンテナンス方法|自分でできるお手入れを徹底解説

公開日:2026年1月20日
更新日:2026年4月1日
執筆・編集:PHCC 給湯企画推進部 編集部

監修者紹介

パナソニック HVAC & CC株式会社|給湯企画推進部 部長|渡邉則孝

はじめまして、(パナソニック HVAC & CC株式会社)渡邉則孝(わたなべ のりたか)です。
私は約27年間にわたり、住宅設備の給湯機器の商品企画・マーケティング業務に携わってきました。ガス、石油、電気温水器からエコキュートまで多岐にわたる給湯機器を担当し、市場ニーズの分析から商品企画、販売戦略の立案まで幅広く経験してきました。
現場の声を製品に反映させる仕事を通じて、ユーザーが本当に求めている機能や使いやすさ、コストパフォーマンスについて深く理解することができました。
機種選びのポイント、設置環境に応じた最適な提案、故障時の対応方法など、長年の経験で培った実践的な知識をもとに、給湯器選びに役立つ情報をこのブログで発信してまいります。
給湯器の購入や交換を検討されている方が、安心して選べるような情報源となることを目指してまいります。

長期間にわたり毎日使用するからこそ、適切なメンテナンスが不可欠です。「最近、お湯の出が悪くなった気がする」「運転時に音がする」といった、
変化に気づいた時にどういった対処をすれば良いでしょうか。
この記事では、そのような悩みを解決するために、以下の点を徹底的に解説します。

  • ● ご自身でできる簡単なメンテナンス方法と具体的な手順
  • ● エコキュートの買い替えを検討すべき症状

ご自宅のエコキュートの状態を正しく把握し、安心して使い続けるために、しっかりとメンテナンスしていきましょう。

自分でできるエコキュートメンテナンス方法と手順

ご自宅に設置してあるエコキュートの取扱説明書を確認し、記載されている手順を見ながら実施してください。以下のメンテナンスは、パナソニックエコキュートの取扱説明書を元に記載しています。※1

※1 JPシリーズ ウルトラ高圧フルオート460L取扱説明書

(1) メンテナンス項目と推奨頻度一覧

以下に、ご自身で実施できる主なメンテナンス項目と推奨頻度をまとめました。メーカーによって推奨頻度が異なる場合があるため、詳細はご自宅の機器の取扱説明書でご確認ください。

日常のお手入れ項目 推奨頻度(目安) 必要な道具
1.リモコンの清掃 日常的に からぶきまたは水ぶき用の布
台所用(中性)洗剤
2.浴そうフィルター・循環口の掃除 日常的に 古い歯ブラシなど
3.ふろ配管の自動配管洗浄 ふろ自動でお湯はりした後にふろ排水した際に自動で実施(お買い上げ時「入」) なし
定期的なお手入れ項目 推奨頻度(目安) 必要な道具
4.貯湯タンクのお手入れ
(給水口ストレーナーの掃除)
年に2〜3回程度 なし
5.ふろ配管の洗浄 半年に1回 ふろ循環回路洗浄剤
点検 推奨頻度(目安) 必要な道具
6.漏電しゃ断器の動作点検 年に2〜3回程度 なし
7.逃し弁の作動点検 なし

(2) 各メンテナンス方法の詳細手順

ここでは、具体的なメンテナンス手順を解説します。パナソニックエコキュートを例に説明しますが、ご使用中のエコキュートについては対応する取扱説明書を参照ください。

  1. リモコンの清掃
    からぶきまたは水ぶきをしてください。ひどい汚れには、台所用(中性)洗剤を薄めて布に含ませ、ふいてください。
  2. 浴そうフィルター・循環口の掃除
    取り外して水洗いをしてください。目詰まりすると、追いだきをしてもお湯が熱くなりません。浴そうフィルターと循環口はこまめに掃除してください。
  3. ふろ配管の自動配管洗浄
    浴そうのお湯を排水するたびに、自動で配管を洗浄します。ふろ配管を清潔に保つため、自動配管洗浄「入」でのご使用をおすすめします(お買い上げ時は「入」となっています)。
  4. タンクのお手入れ(給水口ストレーナーの掃除)
    排水して底の湯あかを押し流し、給水口のストレーナー(フィルター)を掃除します。

【手順】

  1. 漏電しゃ断器を「切」にする
  2. 給水元栓を閉じる
  3. 逃し弁レバーを上げる
  4. 排水栓を開き、約2分間排水後、閉じる
  5. 給水口のストレーナーをはずす
  6. ストレーナー(フィルター)を水洗いして取り付ける
  7. 給水元栓を開けて、タンクを満水にする
  8. 逃し弁レバーを下げる
  9. 漏電しゃ断器を「入」にする
  10. 混合水栓のお湯側を開き、水が出るのを確認して閉じる
  1. ふろ配管の洗浄
    洗浄剤を使ってふろ配管を洗浄します。

【手順】

  1. 浴そうに十分お湯があるか確認し、浴そうに洗浄剤を入れます。循環口から10cm以上が目安です。残り湯の利用も可能です。
  2. 浴室リモコンのメニューから「洗浄運転」を選び決定を押します。約20分で自動的に完了します。
  3. その後、浴そうの水をすべて抜き、再び浴そうに水をためます。このときも、循環口から10cm以上が目安です。
  4. 手順2を繰り返します。
  5. 浴そうの水を抜き、浴そうと浴そうフィルターを掃除します。
  1. 漏電しゃ断器の動作点検
    漏電しゃ断器作動点検を行います。

【手順】

  1. 通電中に漏電しゃ断器のふたを開けて、テストボタンを押す
  2. 漏電しゃ断器が「切」になるか確認する
  3. 漏電しゃ断器を「入」にし、ふたを閉じる
  1. 逃し弁の作動点検
    逃し弁の動作点検を行います。

【手順】

  1. ふたを開け、逃し弁レバーを上げる
  2. 排水口または排水配管から10秒間お湯が出ることを確認する
  3. 逃し弁レバーを下げ、お湯が止まることを確認する
  4. ふたを閉じる

水漏れ点検を行います

【手順】

  1. 台所リモコンに「沸上中」が表示されていないことを確認する
  2. 排水口または排水配管からお湯が出ていないか確認する
    お湯が出ているときは、逃し弁レバーを数回上下に動かし、お湯が止まるかを確認してください

エコキュートの買い替えを検討すべき症状

エコキュートの買い替えを検討する目安は、一般的に部品保有年数が製造打ち切り後10年のため、購入後10年になる前です。※3
しかし、これはあくまで目安であり、使用頻度や設置環境、そして日ごろのメンテナンス状況によって変動します。

※3 日本冷凍空調工業会 家庭用ヒートポンプ給湯機の買い替え時期と廃棄について

(1) 買い替えを検討すべき症状

以下のような症状が現れた場合、買い替えの検討をおすすめします。

  • ● お湯の温度が異常に高い(低い)、または不安定である
  • ● 浴そうへ湯はりやたし湯ができない
  • ● 機器の周りから水漏れがみられる
  • ● エラーコードが頻繁にでる
  • ● ヒートポンプユニットの運転音が大きい
  • ● リモコン液晶に何も表示されない
  • ● スイッチを押しても動作しない
参考:日本冷凍空調工業会 買い替え時期と廃棄について

長くお使い頂くためには、日ごろからメンテナンスを行うようにしましょう。

長期保証の加入もおすすめ

エコキュートが壊れると修理費が負担となる場合があります。そのような出費を抑えるために、購入時に長期保証を契約することも選択肢の一つです。

パナソニックでは、有料にはなりますがメーカー保証期間を含んで最長10年の「長期安心修理サービス」を提供しています。

詳しいサービス内容や規約については、こちらのパナソニック公式サイトでご確認ください。

まとめ:定期的なメンテナンスでエコキュートを長く快適に使おう

エコキュートは、日々の生活に欠かせない重要な給湯設備です。日ごろからメンテナンスを行いましょう。

故障や買い替えの症状が疑われる場合は、専門業者様への相談を検討しましょう。その際は、エコキュートの買い替えもぜひ視野に入れてみてください。

P-SPEC給湯買い替え提案システムでは買い替えのための商品の比較やランニングコストのシミュレーションもできますので、ぜひ活用してみてください。
ご自宅のエコキュートを長く安心に使い続けていただければ幸いです。

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