2024/08/30
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台風・雷・地震…。対策と災害に備える住まい
台風や地震などの自然災害に備え、防災リュックなどを玄関や寝室などに置いておくと、避難時に慌てずにすみます。在宅避難の場合は、電気、水道などのライフラインが止まった時の対策も必要です。災害への対策と便利な設備をご紹介します。
防災グッズは家族全員でチェックを
9月1日は「防災の日」。その前後の8月30日から9月5日までの一週間は「防災週間」です。家族で防災リュックの中身のチェックや、災害時の行動について話し合いをする良い機会です。
「家の中で安全な場所」「避難場所・避難経路」「防災リュックの場所」など大切なことを情報共有しておきましょう。
防災リュックは、玄関や寝室など、いつも目につきやすく、持ち出しやすいところに置きましょう。子どもも興味をもてるように、非常食を食べてみたり、防災グッズを一緒にリュックに詰めたりするだけでも防災に対する意識づけになります。
台風、ゲリラ豪雨。予想外の大雨や雷に備える
最近では、全国各地で大雨による土砂災害や浸水などの被害が多く発生しています。気象情報をこまめに確認し、早めの対策をしたいですね。
天気予報で「雷を伴う」「大気の状態が不安定」「竜巻などの激しい突風」などの言葉が使われていたら天気の急変に備えましょう。特に高齢者や子どもなど避難困難者がいる場合には、早めの判断が重要になります。
避難情報の緊急度が高い順「緊急安全確保」「避難指示」「高齢者等避難」を知っておきたいですね。「緊急安全確保」が出た時は、すでに安全な非難ができない状態です。「避難指示」が出るまでに避難が必要です。
また、大雨の前にチェックしたいのが「雨とい」やベランダの排水溝です。ゴミや枯れ葉がたまっていたら、雨水があふれ出ることがあります。放っておくと、屋内へ雨水が浸水したり、外壁の劣化につながります。こまめに掃除をするようにしましょう。
万が一の時に家族を守る住まいの設備
台風や大雨以外にも、普段から気にかけておきたいのが地震への備え。毎日使っている設備がいざというときに2次災害の要因とならないように、地震対策がされているものを選びたいですね。
災害時には、停電や断水などライフラインが使えなくなることも。普段使っている設備でも、緊急時に役立つように考えられているものがあるので、設備を選ぶ時の判断材料にしてもいいですね。
たとえば、キッチンや食器棚は地震の揺れを感知して自動で扉をロックするものを選ぶと食器などの飛び出しを防げます。
寝室は、就寝時家具が倒れてこないように壁面固定の家具にすると安心です。
照明は、暗くなると点灯したり、停電すると同時に自動点灯するものを設置していると、夜中の地震でも慌てずに対応できます。
避難所に行けないときは「在宅避難」という方法も
災害時、避難所に行きたいけど足腰が悪くて一人では不安、子どもが幼いので移動が困難、ペットを飼っている…など理由があって自宅に留まる方もいると思います。家が倒壊しそうだったり、土砂崩れの危険がある場合などには避難が必要ですが、自宅の安全性が確保されている場合には、自宅で避難生活を送る「在宅避難」という選択肢もあります。
避難所での慣れない共同生活は、特に子どもや高齢者には負担が大きいもの。食べ物や水などの備蓄がある、トイレが使えるなど環境が整っている場合には、在宅避難をしてもいいかもしれません。
在宅避難ができるかどうかは、ライフラインが止まっても生活できるかどうかがポイントです。2019年の台風15号では、関東を中心に大規模停電が発生。復旧するまでに2週間以上かかった地域もありました。
電気が使えなくなると、エアコンや照明はもちろん、冷蔵庫も使うことができません。携帯電話の充電もできないので、緊急時の連絡が取れない状態に。
ガスや水道が止まると、キッチンの家電が使えず食事ができない、お風呂に入れない、トイレの水が流せないなど、生活に大きな影響がでます。
「在宅避難」ができるように「日常備蓄」を心がけよう
災害が起こってから支援が届くまでには時間がかかります。1週間程度は暮らせるように食べ物や水を備えておきましょう。
多めに食材や保存食を買っておいて、使ったら買い足す「日常備蓄」は、賞味期限が短いものから食べていき、食べたら補充するというもの。普段食べるものを多めに買っておくだけなので、気がついたら賞味期限が切れていた!ということがありません。
防災リュックには、携帯ラジオや充電器、簡易トイレ、軍手、ブランケットのほか、赤ちゃんがいる家庭なら、オムツやミルク、離乳食などを入れておきます。持病がある方なら常備薬も必要です。※
ただし、防災リュックは、何でも入れておけばいいというものではありません。自分で無理なく持ち出せる量をリュックなどにいれて、両手が空くようにしておきましょう。
食べ物や水などの重いものや、かさばるものは防災リュックとは分けて、避難時はできるだけ身軽に移動できるようにします。
※防災リュックの中身は、家庭によって必要なモノが異なります。首相官邸のWEBサイトなどを参考に準備してください。
日常備蓄は、取り出しやすい場所に収納
日常備蓄は、普段食べるものなので、見えないところに保管してしまっては意味がありません。キッチンの床下収納やパントリーなど、よく使う場所で在庫量がすぐに分かるように収納しましょう。
飲み水の場合、ひとり1日3リットル必要と言われているので、たくさんの量が必要です。最近では、備蓄水としてウォーターサーバーが注目されています。定期的に水が届くので、水の賞味期限が切れていたということがなく、非常時の飲み水としても使えます。水分不足は命にかかわることもあるので、水の備蓄はしっかりしておきたいですね。
停電になっても電気が使える蓄電池
夜に停電になったら、家の中はもちろん、近所もあかりがついていないので、あたり一面真っ暗な状態になってしまいます。
そんな時に蓄電池があれば、貯めておいた電気を使うことができます。蓄電池の電気は、照明やテレビ、冷蔵庫にも使うことができます。
パナソニックの「創蓄連携システム」があれば、昼に太陽光パネルで発電した電気を蓄電池に貯めておき、発電できない夜に使うことができます。
夜に電気を使っても、再び昼に発電して充電できるので、長期間の停電でも電気を使うことが可能に。在宅避難時にも、電気が使えることで普段と変わらずに生活をすることができます。
断水してもトイレが使えると安心
断水するとトイレが使えなくなります。またタンクレスのトイレは電気を使っているので、停電すると水を流すことができない場合があります。
トイレが使えないからと、水分摂取を控えてしまうとエコノミー症候群などのリスクが高まります。万が一に備えて携帯トイレを用意しておくなど、非常時の対応を考えておくと安心です。
パナソニックのトイレ「アラウーノL150」は、停電していても乾電池を使えばボタン操作で洗浄できます。また、乾電池がなくても手動で水を流すことができます。断水時には、便器にバケツなどを使って水を入れることで流すことができます。トイレが使えない環境は、大きなストレスになるので、自宅でトイレが使えると安心ですね。
※地震などで配水管が壊れている場合は、トイレを使うことができません。
断水時にタンク内の水が使えるエコキュート
パナソニックの給湯機「エコキュート」は、断水時に、タンク内に残っている水やお湯を生活用水として使うことができます。
気象情報と連携し、警報や注意報が発令されている間、タンクにお湯が満水になるように沸き上げを続けるなど、レジリエンス機能を強化したエコキュートも登場しています。