2023/08/25
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「災害時に使える」住まいの設備7選
豪雨や台風、地震などで起こる停電や断水。いつ起きるかわからない災害の備えはできていますか?普段使っている設備が災害時にも役立つと安心ですね。リフォームは、住まいの防災について考えるいい機会です。災害時に役立つ設備についてご紹介します。
普段使いの設備が防災対策に
いつ起こるかわからない自然災害。もしもの時の備えをしていますか?
最近は、これまで経験したことがないような異常気象による災害が頻発しています。
台風の影響で長期間の停電が発生するなど、もしもに備え、家族で災害時の対応を話し合ったり、防災グッズの見直しをしておきましょう。
また、普段使っている設備が、万が一のときにも使えると心強いもの。リフォームや設備の入れ替え時には、災害対応機能があるものを選ぶことで、万が一の時も慌てず過ごせます。
①耐震性を考えた収納
地震で揺れた時に心配なのは家具の転倒や、食器などのものの飛び出し。収納は、壁面にしっかり固定されているタイプが安心です。
また、揺れを感知すると自動でロックがかかる「耐震ロック」機能が付いた扉があると安心です。特に飛び出すと危険なものが多いキッチンの収納や、カップボードに取り入れるのがおすすめ。万が一ガラスが割れた時の飛び散りを防ぐ「飛散防止フィルム貼りガラス」の扉も危険防止策には欠かせません。
②雷被害から家電などを守る分電盤
雷で気を付けたいのが、パソコンやテレビなどへの影響。電線などを通じて建物内に過剰な電圧がかかり、パソコンやテレビなどの電化製品が故障することがあります。特にパソコンのデータ損失は避けたいものです。
簡単な対処方法はコンセントを抜くことですが、都度、抜き差しをするのは大変です。電源タップ型の雷対策機器もありますが、家の中全体の電化製品を守れる避雷器つきの分電盤がおすすめです。雷によって電線や地面から入ってくる大きな電圧を抑制して家電製品を守ってくれます。
震度5強以上の揺れを検知すると自動で電源をストップする分電盤も。ブレーカーを強制的にOFFにしてくれるので、停電から復旧したときに倒れた暖房機器や傷んだコードに再び電気が流れることで発生する火災を防ぎます。
③停電時も水が流せるトイレ
スッキリとした見た目、節水性能、自動おそうじ機能など、デザイン性と機能性を両立したタンクレストイレ。通常は水を流す際には電気を使うので、停電してしまうと排水することができません。
停電中でも乾電池を電源にしてボタン操作ができるものや、手動レバーで排水できる機能が付いているものがあります。断水時には、バケツなどで水を貯める必要がありますが、いつものようにトイレを使うことができるのは助かります。
④断水時、生活用水に使えるエコキュート
電気でお湯をつくるエコキュートですが、貯湯式なので停電時にタンクのお湯を使うことができます。また、断水時には、非常用取水栓からタンク内に溜まったお湯や水を生活用水として使うことも可能です。飲用には使えませんが、洗い物などに使えるありがたい機能です。
また、「エマージェンシー沸き上げ」を備えたタイプなら、あらかじめ選択した警報・注意報が発令されると自動で沸き上げ、たっぷりのお湯を確保してくれます。
⑤暗闇での避難に活用できるセンサ付き保安灯
暗い中を手探りで避難するのは住み慣れた家でも危険です。そんなとき、コンセントに差し込んでおくだけで、自動で点灯・消灯する保安灯があれば便利です。
取り外せば携帯電灯として使えるので、夜中の避難時も安心して移動することができます。普段の生活から災害時まで役立ちます。
⑥停電時も電気が使える「V2H蓄電システム」
「V2H蓄電システム」があれば、太陽光でつくった電気を蓄電池と電気自動車に同時に充電することができます。
V2Hは、Vehicle(車) to Home(家)の略で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)に搭載されているバッテリーに蓄えた電力を家庭で使用するシステムの総称です。
蓄電池や電気自動車にためた電気は、発電しない夜間に家の電気として使うことができます。停電時には、蓄電池と電気自動車にためた電気を使うことができるので、普段に近い生活を送ることができます。
V2Hスタンドは、後から設置することが可能。災害時に備え、今は太陽光と蓄電池を取り入れ、電気自動車の購入に合わせて、V2Hスタンドを増設することもできます。
⑦備えておきたい手軽に使える蓄電池
コンパクトなタイプの蓄電池もあります。バッテリーと充放電器をセパレート型にした蓄電池「e-block(イーブロック)」なら、小型・軽量で手軽に持ち運ぶことができます。停電時はもちろん、災害時、避難の際にも持ち出して電気を使えます。
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