住宅リフォームのヒント集

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2024/05/31

中古住宅購入+リフォームを検討。
子育て世帯のお金とローンの話

中古住宅を購入してリフォームをする方も増えてきました。自分好みの内装にできる反面、予想外の費用がかかることも。中古住宅購入で気を付けたいことや、子育て世帯の住宅ローンの選び方や減税制度について、事前に知っておきたいことをご紹介します。

理想のエリアで中古住宅を購入+リフォーム

中古住宅を購入してリフォームをする子育て世帯も増えてきました。中古住宅は、理想のエリアで住宅を比較的安く購入できたり、リフォームをすることで、使い勝手を良くしたり、好みの内装にできるなどのメリットがあります。でも気になるのは、中古住宅をリフォームする費用のこと。購入する前に知っておきたいリフォームにかかる費用と住宅ローンについて紹介します。

まずは専門家の力を借りて、物件状況の把握を

家を買うことは、何度もあることではないので、わからないことがたくさん出てきます。たとえば中古住宅の場合、販売価格は適正なのか、どの程度のリフォームが必要なのか、素人には判断がつきません。
そこで活躍するのがホームインスペクター(住宅診断士)です。調査費用はかかりますが、家のすみずみまで点検し、傷み具合やリフォームの必要度を診断してくれます。その結果でリフォーム費用のめどがつき、トータルでかかる費用を把握できます。
古い建物の場合、物件価格は安いのですが、1981年より前に建てられた旧耐震基準の建物の場合、耐震性に問題がある可能性があります。耐震性向上のための費用が多くかかることも考えられるので、まずは専門家に判断を仰ぎましょう。

消費税や仲介手数料の有無もチェックが必要

物件購入費用とリフォーム費用を準備したら、それで終わりではありません。消費税や仲介手数料の確認も必要です。不動産会社が仲介する場合、売主は個人なので物件価格には消費税はかかりませんが、仲介手数料が発生します。不動産会社の持ち物件を購入する場合は逆に、建物に消費税はかかっても仲介手数料は不要です。

将来設計を考えたローンを組む

子どもが大きくなると教育資金のことも考えなくてはなりません。小さいうちは大丈夫でも教育費の支払いと住宅ローンが重なると、支払いが大変になることも…。また、今は低金利でも将来は金利が上がることも考えられます。
金利の上昇が気になる場合、全期間固定金利型の「フラット35」なら、金利が固定されるので、将来の返済計画が立てやすくなります。

中古住宅を購入して、性能向上リフォームを行う場合に借り入れできる「フラット35 リノベ」は、省エネや耐震性、耐久性などの性能を向上させるリフォームをする場合、金利の引き下げが受けられます。
フラット35リノベには、中古住宅購入後に自らリフォームをする場合に使える「リフォーム一体タイプ」と、住宅事業者がリフォームを行った中古住宅を購入する場合に使える「買取再販タイプ」があります。

補助金や減税制度を利用しよう

住宅購入は大きな買い物なので、少しでも負担を減らしたいですね。いろいろな優遇制度が用意されているので、上手に活用しましょう。

たとえば「住宅ローン減税」は、年末の住宅ローン残高の0.7%が10年間、所得税から控除されます。(2025年12月末までのリフォームが対象)
その他、耐震やバリアフリー、省エネ、同居対応、長期優良住宅化などのリフォーム工事を行った場合、所得税の控除が受けられる「リフォーム減税」が利用できます。(2025年12月末までのリフォームが対象)

また、子どもの事故を防止するための工事や対面キッチンへの交換など、子育て対応のリフォームをした場合に所得税の控除が受けられる減税制度もあります。(2024年12月末までのリフォームが対象)

制度には、それぞれ条件があります。また、その他の制度、補助金などが利用できる場合もあるので、事前にリフォーム会社へ確認や制度のホームページをご確認ください。

長い目で、計画的に修繕費の準備を

リフォーム完了後も年を経るごとに建物は傷んでいくため、定期的なメンテナンスが必要です。マンションでは修繕積立金を毎月支払うケースが多く、その金額が徐々に高くなることもあるので事前に確認しておきましょう。
一戸建てにはこのような仕組みはありませんが、屋根や外壁など、大掛かりな修繕が必要な場合には、100万円を超える修繕費が必要になることもあるので、普段から少しずつ積み立てておくとよいでしょう。

信頼できるリフォーム会社を探すには

リフォームをする場合、最初に悩むのが依頼先探しです。依頼先を探す一つの目安として、「瑕疵(かし)保険」があります。この保険に入っている会社なら、万が一、工事中や完成後に不具合(瑕疵)が発生した場合でも、保険で保証してもらえます。

さらに安心なのは、技術や企業姿勢などが優れた会社。パナソニックの「リフォームショップ紹介サービス」なら、厳しい審査をクリアした会社が登録されています。パナソニックでは、お客様の不安や悩みをお聞きしてリフォーム会社選びをサポートするサービスを提供しています。

この内容は、2024年5月現在のものです。
掲載している内容については、変更になることがありますので、利用前には、最新情報を確認してください。

Q
無料で相談できますか?
A
はい。無料です。
お客様にぴったりのリフォーム会社を無料でお選びいたします。

監修協力

熊谷 一志 さん

熊谷 一志 さん

家づくりコンサルティング株式会社
CFP®(日本FP協会認定)・1級FP技能士・宅地建物取引士
不動産・建築業界を経てきた経験を活かし、住宅購入専門のファイナンシャルプランナーとして2006年に家づくりコンサルティング株式会社を設立。延べ5000件を超える住宅購入時のお金に関する悩みのコンサルティングを行っている。フジテレビ「笑っていいとも!」、日経CNBC「マーケット経済専門チャンネル」などメディア出演の他、企業での講演やセミナー講師など幅広く活躍中。

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