( ドアで魅せる家づくりのヒント集 )

( ドアで魅せる家づくりのヒント集 )VERITIS MAGAZINE

( interview )

愛犬のための「滑りにくい床」

2024.02.15

text
徳 瑠里香
photography
丸尾 和穂

愛犬のための
「滑りにくい床」

チワックスこたろうさん

YouTubeをはじめSNSで犬の習性にまつわる知識を共有するチワックスこたろうさん。犬の行動の裏側に隠れた気持ちがわかると、犬と暮らす人たちから支持を集める。

今回、チワックスこたろうさんが自宅である戸建住宅に、わんにゃんSmile建材の床「USUI-ITA[ウスイータ]滑り配慮仕様」を導入。愛犬との暮らしにどんな変化があったのか。リフォーム後の自宅を訪ねた。

犬がくつろげる
環境づくりが大事

そもそもチワックスこたろうさんがYouTubeでの発信を始めたのはコロナ禍のこと。巣ごもりをきっかけに犬を飼い始める人が増えたけれど、「犬の行動の意味がわからない」「どうしつけたらいいの?」といった悩みを耳にするようになった。

チワックスこたろうさん「私自身、ずっと犬がいる環境で暮らし、大学で動物行動学を学んでいたこともあり、愛犬のこたろうとの生活を通して、経験と知識を共有したいと思ったんです。犬が出すサインに気づき、犬にとっていい行動ができる飼い主さんが増えて、より多くの犬が快適に暮らせるようになったらいいなと。

これまでは犬の行動の意味を伝えることが中心でしたが、今は犬にとっていい環境づくりやいい商品なども伝えていきたいと思っています」

3ヶ月の頃から一緒に暮らしているチワックスのこたろうくん(現在3歳)

では、ともに暮らす犬にとっていい環境をつくるために配慮したいポイントとは?

チワックスこたろうさん「足腰の負担を減らすために、ソファやベッドは低いものを選ぶといいと思います。我が家はソファが高めなので登りやすいように台を設置しています。胴長犬は特に高いところに飛び乗ると腰を痛めてしまうので、階段がある場合は上り下りしないように塞ぐなど工夫できるといいですね。

それと、ケージやハウスを置く場合は、トイレや窓際の近くは避けてほしいです。匂いや外の人の気配が気になってしまうと、わんちゃんがくつろぐことができないので。くつろぐという点では我が家は匂いにも気を配って、香りの強いフレグランスは使わないようにしています」

ソファに負担なく上がれるように階段を設置している
足腰の負担を減らす、
滑りにくい床

足腰の負担を減らすという点で、チワックスこたろうさんが以前から気になっていたのが床だった。

チワックスこたろうさん「犬が歩いたり走ったりする際に、床が滑りやすいとどうしても足腰に大きな負担がかかってしまうんですね。床の一部に滑り止めシートを貼ってはいたんですが、貼っていないところで滑ることもあるし、使っているうちにズレてきたりダメになってしまったり。なんとかしたいと思っていたんです」

そんな最中に出会ったのが、1.5mmリフォームフローリング「ウスイータ」滑り配慮仕様の床。とはいえ、導入にあたっては懸念点もあったと振り返る。

チワックスこたろうさん「床は空間の雰囲気をつくる大きな要素の一つだと思うので、気に入った色柄のものがあるかどうかは気になっていました」

ショウルームを訪ねて実物を見た際に、自宅の床に近い色柄のものが選択肢にあったため導入を決めた。既存の床の上に1.5mmのシートを貼るだけなのでリフォームをする際に犬に負担がかからないことも決め手の一つとなった。

USUI-TA[ウスイータ] 滑り配慮仕様 メープル柄

チワックスこたろうさん「犬は音に敏感なので大かがりなリフォームになると、ストレスになってしまう。でもウスイータなら上から貼るだけなので割と気軽にできる。実際の工事も朝9時〜17時の間の3日で完了し、音も出ないし生活を大きく変えることもなく、スムーズに導入ができました」

犬も飼い主も安心を得て、
ストレスが軽減

愛犬の主な生活場所となる1階のLDKの計20畳ほどの床に、ウスイータのメープル柄を貼った。

BEFORE(チワックスこたろうさん撮影)
AFTER(チワックスこたろうさん撮影)

チワックスこたろうさん「もともとの床と似ている色柄を選んだので家の印象は大きく変わっていません。でも床が滑りにくくなったので、こたろうも元気に家中を歩き回っています。様子を見ていても、肉球がひっかかって滑りにくくなり安定感が増したと感じます。急に走ることがあっても、足腰を痛めることがないので安心できる。その価値は大きいと思います」

床のリフォームは、犬だけではなく、飼い主にも快適さをもたらした。

チワックスこたろうさん「滑りにくい床は犬にとってはよくても人間にとってはどうなんだろう?と思っていたけど、特に引っかかりも違和感もありません。滑りにくいだけでなく、汚れがつきにくい表面仕上げがされているので、食べこぼしやそそうがあってもさっと拭き取れる。片付けが楽になって、ストレスが減りました」

犬の健康を守るために、
床を変える

「犬を飼っていてフローリングの家の方は、できる限り早く滑り配慮仕様の床を導入したほうがいいと思います」

実際に生活をしてみてそう太鼓判を押す、チワックスこたろうさん。その理由は?

チワックスこたろうさん「いちばんは滑りにくくなることで犬の足腰への負担を軽減できることですが、拭き取りのストレスがないことに加え、実感は難しいけど、抗ウイルス対応がされているのもいいんですよ。犬は地面との距離が近いので、床の衛生面における健康への影響も受けやすい。健康でいてほしいと願うのならば、床を変えることをおすすめします」

とはいえ、闇雲に取り入れるのではなく、犬の性格や自分たちのライフスタイルを考慮して検討してほしいと話す。例えばチワックスこたろうさんは、わんにゃんSmile建材のくぐり戸対応のドアのリフォームは慎重に検討している。

チワックスこたろうさん「自由に通り抜けできるくぐり戸があるドアは、犬が自分のペースでひとりになる時間を持てるので、すごくいいと思うんです。ただうちの場合は、一緒にいたがるし、導線としてもどこに導入するのがいいのかまだ決めきれていなくて。

床と同様、ドアを変えると空間の印象も変わりますし。わんにゃんSmileの建材含めいい商品の導入を検討しつつ、犬にとっても飼い主にとっても快適な環境づくりを続けていきたいです。そしてそこで得た知見はみなさんにも共有していきます」

犬の習性を踏まえたうえで、快適な環境づくりを重ねるチワックスこたろうさん。滑りにくい床へのリフォームによって、犬にとっても飼い主にとっても心地のよい暮らしへとまた一歩進んだ。愛犬と暮らす毎日の負担を減らし、安心を増やしていく。空間づくりを工夫することで、ともに過ごす日々はより豊かになっていくのだろう。

チワックスこたろうさん

2020年頃、犬の気持ちやしつけの情報を広めたいという思いからYouTubeを始める。愛犬のチワックス「こたろう」の日々の様子を通し、犬の仕草の意味やしつけにおける注意点など、犬に関する幅広い知識を発信し続けている。

わんにゃんSmile

人もいぬ・ねこも、家族みんなが快適に暮らせる空間づくりを。パナソニックでは、いぬ・ねこの毎日に負担の少ない快適な商品をご用意。高いコーディネイト性も魅力です。

*記事内でご紹介した商品は、2024年2月15日時点の仕様となっております。
ご検討の際は、ショウルームやカタログ等でご確認ください。