床暖房システム：温水式・電気式共通

1.床暖房はどこがいいの？
　　床暖房は伝導熱と輻射熱で暖める、効率的な暖房です。遠赤外線で皮膚の温点を刺激します。
　　また、対流式と違い、チリ、ホコリが空気中に舞い上がりにくい暖房です。

2.床暖房とエアコンって、どうちがうの？
　　暖房方式がちがいます。エアコンは温風による対流方式。床暖房は、伝導熱と輻射熱による暖房方式です。

床暖房の暖まり方　エアコンの暖まり方	エアコンではあたたかい空気が上の方にたまっているのに対し、床暖房は、床面があたたかく、温度ムラが少ない、まさに頭寒足熱の暖房であることがわかります。（データ：当社評価技術センター）

3.温水式と電気式、どちらがいいのかしら？
　　どちらがいいとは一概にはいえません。床暖房の面積や使い方によって、おすすめの方式が違います。
　　広い範囲や複数のお部屋を床暖房する場合は温水式、部分暖房やスイッチの入切の多いお部屋の
　　場合は電気式がおすすめです。

4.床暖房の上に、クッションや座布団を敷きたいんだけど。
　　床暖房部分には、クッションや座布団、カーペット、脚のないソファーなど放熱を妨げるものを置かないでください。
　　置かれた物の下に熱がこもり、床材のひび割れ、変色の原因になります。
　　また、ソファーやベッドなどは脚があり、底面が床面から5cm以上離れているものにしてください。

5.ピアノなどの重量物を置いても大丈夫？
　　ピアノなどの重量物を置く場合は、根太や下地の補強をした上で、脚部にインシュレーターや敷板などを敷き、
　　重量を分散させてください。（床暖房パネルの耐荷重目安は、1cm²あたり1kgです。）
　　また、移動させる時は、引きずらないようにご注意ください。なお、ピアノや木製家具などは熱による歪みが
　　生じる可能性があり、おすすめできません。
　　※施工の前に、家具などのレイアウトを工事店様と十分お打ち合わせください。

6.コントローラーはどこにつけるの？
　　コントローラーは操作のしやすいように高さ120cmぐらいの壁面に取り付けてください。

	※リレーを内蔵しており、若干の動作音（カチカチ）がしますので、　動作音が気になる場所への取り付けはお避けください。

7.集合住宅にも設置できるの？
　　電気式の一部商品は設置可能です。
　　［温水式］
　　床下の配管が困難なこと、断熱材が入れられないことなどからおすすめできません。
　　［電気式］
　　●ＲＣ（コンクリートスラブ）直貼工法…「フリーほっと」200Vタイプは設置可能です。
　　　コンクリートの上に12mm以上の合板を設置し、その上に施工することをおすすめします。
　　　※「Youほっと」はフロアー固定用のくぎがコンクリートにあたり、床暖房パネルを固定できないため、
　　　設置できません。
　　●二重床工法…「フリーほっと」100Vタイプ、200Vタイプどちらでも設置できます。
　　　必ず12mm以上の合板を設置した上に施工してください。
　　　「Youほっと」は二重床下地が動いて目すきが発生するおそれがあるため設置できません。