住まいの情報ピックアップ
梅雨をさわやかに、
上手に過ごす準備と工夫
もうすぐ梅雨シーズン到来。雨が続くと、ただでさえジメジメしている部屋に、部屋干しでさらに湿気が増えて不快に。生乾きでニオイも気になります。キッチンや洗面台は、気がついたらカビが…なんてことも。さらに、梅雨前には「雨とい」に枯れ葉などゴミがたまっていないかなどのチェックも重要!事前の準備と過ごし方の工夫で、梅雨を上手に過ごしましょう。
カビの発生を抑える梅雨の過ごし方
雨が続くと部屋の中がジメジメしますね。洗濯物を外に干せず、部屋干しするとさらに湿気が増えてしまいます。湿気が多い部屋の中では洗濯物がスッキリ乾かず、部屋干し臭も発生、さらに室内の湿気が増えるとカビやダニの発生原因にもなります。そのほか、バスルームや洗面所などの水まわりは、つねに水分が多くカビが生えやすい状況です。カビの発生を抑える梅雨の過ごし方とカビが生えにくい設備をご紹介します。
部屋干し
- 部屋干しは、できるだけ早く乾燥させ菌の発生を抑えることで、部屋干し臭を軽減
- 部屋干しで増えた湿気は、換気を行いしっかり除湿
バスルーム
- 出る前に、シャワーで皮脂や石鹸カスなどの汚れを落とし、最後に冷たいシャワーで温度を下げた後に換気し、湿度を下げる
- お湯を残すときは、風呂ふたは閉めて換気をする
洗面台
- 洗面台は、カビの原因になる石鹸カスや水分が残らないようにする
- カビが生えにくい素材や工夫のものを選ぶ
カビを防ぐ方法と
カビが生えにくい設備
気になる食中毒やカビ。キッチンまわりを清潔に保つには
この時期、特に気になるのが、食中毒やカビ。家族の食事を作る場所だから、キッチンは常に清潔に保っておきたいですね。調理前には、手洗いはもちろん、調理器具の消毒などもしっかりと。シンクまわりは水ハネや汚れが原因でカビが生えやすくなるので、注意が必要です。冷蔵庫内も意外と汚れやカビの発生がある場所。汚れた手で触ることも多いので、こまめに拭き掃除をしましょう。キッチンはカビの発生に好条件がそろっている場所なので、梅雨時は普段にも増して対策をしたいですね。
- 冷蔵庫は、温度が高くならないように食品を詰め込みすぎない
- 冷蔵庫内やパッキンなどは、消毒用アルコールなどでこまめに拭き取りを
- 肉・魚を切ったまな板は、洗って熱湯をかけるなど消毒を
- 常温で保管する根菜類は、風通しのいい場所に保管
- カビ対策は水分をなくすこと。一日の終わりには、汚れをふき取るだけでなく、水分も拭き取る
- 生ごみは水分が多いほど細菌の繁殖が進行するので、ニオイ防止のためにも水気を良く切ってから捨てる
- 調理中以外に食器を洗う時など、換気扇をつけて湿気をこもらせない
キッチンのキレイを
キープする設備
梅雨前にチェックしよう!建物を守る「雨とい」
梅雨を上手に過ごすためには、室内の工夫だけではありません。梅雨前の準備も大切です。たとえば「雨とい」。梅雨や台風シーズンが始まるまでにお手入れをした方がいいのですが、ついつい放置しがちな場所。枯れ葉や土砂などそのままになっていると、詰まって雨水があふれでてしまいます。「雨とい」は、雨水を集めて排水溝へ流す役割があり、機能していないと、外壁が汚れたり、軒下に水たまりができて、建物の基礎を濡らし、建物が傷んだりする原因になります。できれば梅雨前にはチェックして、変形したり、割れたりしていたら早めに取り換えましょう。
- 雨といは、年1回梅雨や台風シーズン前に目視チェック
- 継ぎ目がはずれていませんか?
- 変形やヒビ割れがありませんか?
- 金具が外れていませんか?
- ゴミ、土砂、落ち葉などがつまっていませんか?
補修・取替工事や清掃などについては、住宅会社様、工務店様など、専門工事業者様にご依頼ください。お施主様ご自身による高所作業は絶対にしないでください。
雨といのメンテナンスから
リフォームまで
まとめ
梅雨は、洗濯物が乾かなかったり、カビが生えやすくなったり、ちょっと面倒なことが増える時期。事前に対策をしたり、暮らし方の工夫で少しでも快適に過ごしたいですね。梅雨に便利な商品は、年中暮らしを快適にしてくれるモノばかり。リフォームの際は、検討してみてはいかがでしょうか?
この記事は、2017年5月23日現在のものとなります。
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