2025/07/04
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リノベーションで後悔しないための6つのポイントを紹介!
リノベーションは、中古住宅をこれまでよりもより心地いい空間にするものです。
住宅の価値を高める目的がありますが、リノベーションをして「失敗した」「後悔した」という声も聞きます。後悔した…とならないように、後悔しないリノベーションをする6つのポイントをご紹介します。
その他のリノベーションのビフォーアフター事例や費用相場などについて詳しく説明しているページはこちらリノベーションで後悔した人が感じた落とし穴とは?
中古住宅の戸建てやマンションを購入し、リノベーションを行う人も増えてきました。ただ、「リノベーションで後悔した」という人も中にはいます。
ここでは、後悔した人が感じるリノベーションの落とし穴についてご紹介します。
リノベーションは、住宅をこれまでよりも心地良く住みやすい空間にするもので、価値を高めることを目的にしているのが特徴です。
- ・住みやすい便利な間取りにする
- ・設備を交換し、使いやすくする
- ・安心安全で、快適に心地良く暮らせるようにする
しかし、さまざまな問題、落とし穴により、リノベーションが上手くいかなかった…と感じることがあります。
そうならないためにもリノベーションした人が思いがけずはまった落とし穴について、事前に知って対策しておくことが大切です
思っていたより費用が高額になった
リノベーションでよくある落とし穴は、費用が思っていたより高額になることです。
例えば、住まいをスケルトンにしてリノベーションする、フルリノベーションをした場合は費用が高額になることがあります。費用は500~2,500万円くらいになり、建物の劣化度合いが著しかったり設備や素材にこだわったりすると、さらに高額となります。
また、部分的なリフォーム・リノベーションを行った場合でも、約100万~500万円くらいが相場です。
さらに、古民家再生の場合には、1,200万円を超える事が多くなります。
また、最初に予定していた金額よりも高額になったというケースも多く見られます。その原因には次のようなことが挙げられます。
- ・リノベーションを機に、新しい設備を取り入れることが多い。その際、予定していたものよりも高機能の設備を選ぶことで、金額がアップする
- ・戸建て住宅など、広さがある場合、設備や施工面積も多くなるため、リノベーションの費用がかさむ
- ・戸建ての場合、断熱性能の向上や耐震補強工事、外壁塗装、外構工事が必要となることが多く高額となる
特に戸建ての場合は、予想以上の工事が必要になり、予定していた金額よりも高くなることが多いようです。
制限が多く希望通りのリノベーションができない
リノベーションの落とし穴のひとつに、建物に制限があるために、間取りの変更や設備の追加など、思ったような工事をできないことがあります。
- ・耐震性や構造に影響する柱や壁は撤去できないため、窓の増設や思ったような間取り変更ができない
- ・防火地域・準防火地域の場合、外壁や屋根などの素材が限定される可能性がある
- ・増築する場合、建築基準法の建ぺい率や容積率の制限があり増築できない
- ・マンションの場合、変更できる部材や材料が管理規約で決まっていることが多く制限される
リノベーションをする前に、柱や壁など建物の構造を図面で確認するほか、マンションの場合は、管理規約を調べるなど事前の確認が重要です。
思い通りの間取りやデザインにできない
リノベーションでは、間取りやデザインを変更することが多くありますが、それが難しい場合もあります。建物の耐震性や排水管の経路など、構造上の問題で、思うようにリノベーションができないこともあります。
- ・構造上必要な柱のため撤去できず、広い部屋が作れない
- ・トイレや浴室、キッチンの水まわりを移動したいが、床下の配管スペースの問題で移動ができない
- ・トイレや浴室、キッチンを別フロアへ移動したいが水まわりの移動は工事費用が高額になる
- ・理想のイメージが上手く伝えられず、思ったようなデザインにできない
- ・これまでのデザインや雰囲気を一新したいが、思ったよりも多くの工事が必要になることがわかった
理想のイメージにするためには、間取り変更や内装に思った以上に費用が掛かることや、リフォーム会社との意思疎通がうまくいかないことなどがあるようです。
中古住宅のリノベーションは住宅選びの段階で検討が必要
リノベーションで後悔している理由として、「費用の面」「建物としての制限」「間取りやデザインの問題」があることをご紹介しました。
中古住宅を購入してリノベーションする場合には、これらの問題をできるだけなくすために、中古住宅を購入する際に、希望のリノベーションができるかどうかを確認しておくことが大切です。
次のようなことを検討して、中古住宅選びをするのがおすすめです。
- ・希望のプランにするための変更部分が少なく、リノベーション費用があまりかからない中古住宅
- ・築年数によりリノベーションの場所や必要性が変わるので、事前に建物の劣化具合を把握してどのくらいのリノベーションをする必要があるかを検討
- ・間取りや窓の変更が可能かどうか、柱や壁を撤去できる構造なのか
- ・防火地域や準防火地域かどうか
- ・増築する場合は、建築基準法の建ぺい率や容積率の制限の問題
- ・マンションの管理規約での制限と排水管の勾配などの確認
費用の面はもちろん、思うようなリノベーションができるかどうかを事前に検討して、選ぶようにするといいでしょう。
中古住宅のリノベーション費用の内訳
中古住宅のリノベーションでは、費用の面で後悔したという声も多くなっています。中古住宅を購入する際には、購入費用だけでなく、リノベーション費用の内訳も考えておくことが重要です。
中古住宅をリノベーションした場合の費用の内訳は次のようになります。
- ・施工職人の人件費(解体工事、木工事、電気設備工事、給排水設備工事など)
- ・使用する資材・設備の費用(キッチン、浴室、トイレ、外壁など)
- ・現場管理費
- ・デザイン・設計にかかる費用など
- ・耐震・断熱補強費用
- ・諸経費
特に大きな費用としては、解体工事や内装工事、電気工事などに伴う施工職人の人件費が挙げられます。どんな工事が必要なのかを最初に想定しておくことが必要です。
また、リノベーションで使用する資材や設備の費用も大きな割合を占めます。どんなグレードのもの、どんな機能を持ったものを選ぶのかで予算が決まります。デザイン性や品質にこだわることで、費用は高額になります。
さらに、デザインや設計、現場管理費用もかかります。
耐震・断熱補強などをする必要があれば、さらに費用は高額となります。その他にも、諸経費がかかりますので、予算に余裕を持っておくことが必要です。
予算より多くの費用がかかったと後悔する人が多いので、最初にこれらの費用を頭に入れておくことが大切です。
中古の戸建てリノベーションでの後悔
マンションと中古の戸建て住宅のリノベーションでは、気を付けるポイントが異なります。中古の戸建てリノベーションで後悔しやすいことをご紹介します。
築年数により工事費が高くなることがある
戸建ての場合は、特に築年数による工事費の違いが大きくなります。築年数が古い戸建ては住宅の購入費用は安くてすみますが、リノベーション費用が多くかかってきます。
例えば、築10年と築25年の場合、築10年の場合には表面的なリノベーションだけで済んでも、築25年になると、大規模なリノベーションが必要な場合があります。
物件の築年数が古いと不動産の建物価格は安くても、リノベーションの費用が高くなるケースが多いので注意が必要です。
耐震工事や断熱工事、給排水管や電気設備が古くて対策が必要に
耐震補強工事や断熱改修工事、給排水管や電気設備は築年数が古くなるにつれて、必要となることが多いでしょう。
特に最近心配されるのが耐震性です。マンションの場合も同様ですが、できれば1981年に改正された現行の新耐震基準を満たしている住宅を購入するのがおすすめです。震度6強~震度7程度の地震で倒壊・崩壊しない基準で建てられています。1981年以降に建てられた住宅を選ぶポイントにするのも一つです。
しかし、新耐震基準で建てられた住宅であっても、すべての建物が複数回の大きな地震に耐えられるわけではないので注意が必要です。
また、築年数が古いと、給排水管や電気設備も古く、故障が起こりやすく、漏水や漏電の原因になることがあります。配管や電気設備の交換の場合は、大掛かりなリフォームやリノベーションになります。
中古マンションでのリノベーションの後悔
中古マンションのリノベーションで後悔しやすいことについてご紹介します。
マンションは分譲の場合でも勝手にリノベーションできません。次にご紹介するような制限が多くあり、気を付けたいポイントです。
建物の骨組みとなる構造部分や共用部分のリノベーションは不可
マンションの場合は、分譲マンションでも建物の骨組みとなる構造部分や共用部分のリノベーションはできません。
例えば、バルコニーや窓、玄関ドアなどはマンションの共用部分となるため、リノベーションできません。そのため、フルリノベーションをしたいと思った場合に、希望通りに行かないこともあります。
玄関のドアを替えたいと思ってもドア自体は替えられません。
マンション管理規約により制限が多い
それぞれのマンションごとに管理規約があります。リノベーションの範囲が決められている場合もありますので、最初に確認が必要です。
リノベーションの希望を出しても、管理規約によっては希望通りのリノベーションが難しい場合もあります。最初に管理組合に相談しておくことが大切です。
例えば、床は専有部分ですが、防音効果を考えた床材と指定されている場合は、自由に替えられない場合もあります。フローリングを張り替える場合、防音面から遮音等級が決まっていることもあります。
間取りやデザインの変更が難しい場合がある
マンションでは、構造上の問題のほか、共用部分、排水管の勾配、マンションの管理規約などで、希望するリノベーションが難しい場所があり、間取りやデザインの変更ができない場合があります。
構造上問題がない柱や壁は撤去して、リビングを広くすることなどはできますが、大きく水まわりを移動する間取りの変更やデザインなどは制限されることもあります。
たとえば、床下にある排水管は、床下のスペースに余裕がなければ配管経路を変更できないので、水まわりの移動が困難になります。
また、マンションでは、キッチンやトイレの排水管が壁排水になっていることがあるので注意が必要です。
水まわりのリノベーションは、初めに排水管の移動ができるかなども確認することが大切です。
その他、専有部分内にあるPS(パイプスペース)、DS(ダクトスペース)の位置を変更することはほとんどできないので、事前に確認が必要になります。
マンション全体で電気容量が制限されている
マンションでは、全体の電気容量が制限されていることもあります。IHを取り入れたり、オール電化にしたくても各住戸で使える電気容量に上限があるなど、難しい場合があります。
分電盤のブレーカーを見て、現在どのくらいの電気容量になっているのかを確認しましょう。
例えば、IH調理機器を利用する場合は、電気容量を変える必要が生じる場合があります。
オール電化にしたい場合にも、マンションの管理規約などで電気容量をどこまで増やしていいのかを確認しておくことが大切です。
マンションでオール電化にリフォームする場合には、電気温水器の設置場所にも注意が必要になります。
結露対策が問題に
マンションの場合は、結露が発生しやすくなります。コンクリートで造られているマンションは、戸建てよりも気密性が高く、冷暖房効率はいいのですが、湿気がこもってしまうためです。
また、コンクリート打設後、コンクリートの水分量が落ち着くまでに10年程度かかると言われおり、室内にその水分が放出されやすくなる傾向があります。特に冬は暖房を利用することも多いので外との寒暖差が大きく結露が発生しがちです。マンションでは、換気をよくしないと結露が発生します。
壁面の断熱材の工事や管理規約で認められている場合にはペアガラスに交換する方法があります。ペアガラスに替えられない場合は、内側に窓を設置する方法もあります。
リノベーションで後悔した具体的な6事例を紹介
リノベーションをして後悔したという具体的な事例について、ご紹介します。
戸建てとマンションで後悔した事例をそれぞれ紹介しますので、これから行うリノベーションに当てはまる事例を参考にしてください。
どちらも予算面や工事全体を考えることが大事で、実際に住んだ時のことも考えてリノベーションをすることが大切です。
戸建てのリノベーションで後悔した事例3選
戸建てのリノベーションは、思ったよりも費用がかかることがあります。
「こんなに費用がかかるはずではなかった」という後悔をされる方も多いようです。戸建て住宅ならではのリノベーション後に後悔した例をご紹介します。
新しいシステムキッチンにしたら、給排水工事や電気工事費用が予想外!
リノベーションで新しいシステムキッチンを取り入れたいと思った場合に、予算をシステムキッチン代だけで考えていたために思ったより高額になったという例があります。
新しいシステムキッチンを設置する際には、給排水工事や電気工事費用がかかります。また、戸建ての場合は、広さがあり、木工事などのさまざまな付帯工事費がかかります。設備費用以外にも必要になる付帯工事費用もしっかり見積もっておきましょう。
コンセントの配線計画で失敗
リノベーションで、コンセントの配線まで考えなかったため、後悔したという例もあります。広々となるように間取りを変更した場合など、コンセントの位置も忘れずに計画しておくことが必要です。
コンセントが足りなかったり、間取りが変わったことでコンセントの位置が使いづらくなってしまった、などせっかくの間取り変更にもかかわらず、住みにくくなってしまった事例があります。
最近では多くの電気製品を使うことが多く、スマートフォンやタブレットの充電など、家族それぞれが使いやすいように配置しておく必要があります。
コンセントの位置を考える際には、次のページも参考になりますのでぜひご覧ください。
念願の対面キッチンにしたら、生活感が出てしまい気になるようになった
壁付けから対面キッチンに変更した事例です。対面キッチンにしたことで、リビングからキッチン内がよく見えるようになった例があります。
また、生活する上でのことをあまり想定していなかったため、キッチンが玄関からの動線上にあり、来客から良く見えるようになりました。来客が多い家や玄関からの動線には気を付ける必要があります。
マンションのリノベーションで後悔した事例3選
マンションの場合は、戸建てのように自由にリノベーションができずに後悔したという事例が多くあります。制約が多いことや、構造上制限されることが多いためです。また、高層階のマンションの場合には、より注意が必要です。
リビング中央の壁付けから窓際にキッチンを移動できなかった
キッチンが思っていた場所に移動できなかった事例です。マンションの排水立て管の場所は決まっていて、それに接続する横引き管には水の流れを確保するために勾配を付けるようになっています。キッチンを大きく移動させたかったが排水管の勾配を付けることができず、移動ができなかったということがあります。
マンションが高層階のため設備搬入が難しかった
高層階のマンションの場合、エレベーターで設備を搬入する方法しかありません。大きなものはクレーンを使って搬入する方法がありますが、高額の見積もりとなってしまい、希望の設備が設置できなかった事例です。
間取り変更でリビングを広くしたが、寝室に近くなり音が気になるようになった
リビングの間取りを広く変更したことで、寝室がすぐ隣になり、リビングの音が寝室まで響いて眠れなくなったという事例です。
実際の生活スタイルを考えて、リビングの広さを優先するのか、寝室の静かさを優先するのかを考えて、間取り計画を立てる必要があります。
リノベーションで後悔しないための6つのポイント
中古住宅選びから、リノベーションを考える際の目的の決め方、どのようなリノベーション、工事を実際に行うのがおすすめなのかをご紹介します。
雑誌や画像などで他の家を参考にすることが多いかもしれません。意匠性やデザイン面ばかりに気をとられるのではなく、それらは本当に自分たちが住んで快適かどうかを考えてみる必要があります。
それぞれの家、家族にとって快適な家、住みやすい家は違います。
また、施工会社選びも大切です。リノベーションで後悔しないための6つのポイントを詳しく解説します。
1.中古住宅選びを慎重に
中古住宅をリノベーションして住みたい場合は、最初の住宅選びを慎重に行うことが大切です。それぞれの中古住宅で、どんなリノベーションが必要となるのかを想定した上で、比較検討して選ぶようにすると安心です。
「築年数が古くて価格が安い中古住宅だから、リノベーションして住めばリーズナブルになる」と一概に思わないことです。
それぞれの中古住宅の状況を把握し、特に耐震性や断熱性能、水まわりなどの老朽化などをしっかり調べてから購入することが必要です。物件の価格を重視しすぎるのではなく、購入後の改修費用がかかることも念頭に置いて検討してください。
リノベーション費用を考えたら、結果的に新しい家を建てた方が安くなったというケースもあります。
2.マンションの場合は管理規約を最初に確認する
マンションの場合は、それぞれに管理規約がありますので、リノベーションを前提として住むときには、最初に確認しておくと安心です。
どのようなリノベーションをしたいのか、そのための工事は可能か、管理組合に確認しておくといいでしょう。
3.優先順位を決めて行う
リノベーションする際には、設備を検討しているうちに「さらにいいものを」と考えて、グレードアップし過ぎることがあります。
そのようなことにならないように最優先にしたいことを決め、優先順位を付けて、リノベーションすることが大切です。落ち着いて考えるとそこまでの機能やグレードが必要でなかったりする場合も多くあります。
また、フルリノベーションではなくて、部分的に必要なリノベーションをする方法もあります。
例えば、「キッチンを使いやすくしたい」「もっと広々とした気持ち良い浴室にしたい」「動線をスムーズにしたい」など最優先の場所やポイントを絞って優先的に行うようにします。
あれもこれもと行っていると、意外と最優先の問題が解決できないことがありますので、優先順位を付けて行うのがポイントです。
4.間取りやデザイン変更は実際に住むことを想定して行う
リノベーションをする際は、実際に自分たちが住むことを想定して行うことが大切です。雑誌や画像などで他の家を見てリノベーションを行っても、自分たちの生活スタイルには合わずに後悔することがあります。
実際に住んでみると、デザイン性は良くても住みにくいこともあります。
また、将来も見据えてリノベーションすることも重要です。将来、家族構成の変化に伴って部屋の使い方が変化していくことや老後のことも考えてリノベーションをしておくのが良いでしょう。
間取りやデザインを考える方法としては、次のことを重点に考えてみましょう。
- ・より良い動線に改善されるのか
- ・自分達のライフスタイルに合っているのか
- ・部屋の使い方は家族それぞれに使いやすく、機能的になっているのか
- ・老後や今後の部屋の使い方なども検討しているのか
住み始めた時のことや先のことを考えてリノベーションするのがポイントです。
5.耐震工事や断熱工事、給排水管や電気設備などの工事費用も検討
耐震工事や断熱工事なども必要です。中古住宅の場合にはさまざまな工事が必要となってきます。
結露は、湿気や換気不足、雨漏りなどが原因で起きやすくなります。換気が上手く行えていなかったり、建物に十分な断熱性や防湿性がなかったりすると結露が起きる場合もありますので、注意が必要です。
また、建物が古くなるにつれて、給排水管や電気設備の劣化も進行します。これらの工事費用も考えておく必要があります。
さらに、建物が老朽化すると、地震に弱くなったりするため、基礎や土台、柱などの構造躯体の点検も大切です。
地震から家族を守る家に対策する方法についても知っておくことが必要です。下記のページも参考にしてください。
6.施工会社選びが重要
後悔しないためには、きちんと理想をかなえてくれる施工会社選びも重要なポイントです。
これまでのリノベーションの実績などを見せてもらい、近いものを参考にするのがおすすめです。リノベーションの施工実績が多い会社は、過去にもさまざまな依頼を受けているので良いアイディアを出してもらえることが多く、相談しながら進めると安心です。
リフォーム会社に依頼する際は、見積もりをしっかり取って、細かな内訳を見るようにしてください。細かなリノベーションの内容と費用の詳細まで確認しましょう。
費用の面でもベストな方法をアドバイスしてもらえるような施工会社を選ぶようにしましょう。
そして、マンションのリフォームの場合には、マンションの管理規約などにも詳しい施工会社を選ぶことをおすすめします。
後悔しないために最近のリノベーションの傾向も参考に
後悔しないために、最近のリノベーションの傾向についてもご紹介します。リノベーションする人は増えていて、次のような傾向が多くなっています。
- ・老後のことを考えた、建物のバリアフリー化
- ・在宅勤務を見据えたテレワークスペースの設置
- ・家族とゆったり過ごせる大きなリビングがある間取りへ変更
リノベーションは、実績のある施工会社に具体的なアイディアを提案してもらうのもいい方法です。専門家に相談に乗ってもらい、おすすめのリノベーションについても教えてもらうといいでしょう。
老後を想定したリノベーションも重要
老後を想定したリノベーションを考えることも重要です。何度もリノベーションをするよりも、中古住宅を購入した際に、将来を見据えたリノベーションをすることがおすすめです。
高齢になってからは、家で過ごす時間が長いため、バリアフリーのためのリノベーションを行う人も増えています。
早めに対策を取っておくといいでしょう。
テレワークスペースも確保したリノベーションが人気
コロナ禍以降、テレワークをする人も増えています。テレワークスペースを確保するリノベーションもおすすめです。
また、家での時間を大事にする人も増えています。広くて開放的なリビングや多目的なリビング、間取りやデザインにも色々なアイディアが取り入れられています。
住宅選び・設計から後悔しないリノベーションを目指す
リノベーションで後悔しない方法についてご紹介しました。リノベーションは、これまでよりも心地良く住みやすい空間にすることが目的です。
リノベーションをして後悔しないためには、したいことの優先順位を考えておくことがポイントの一つです。また、設備など、必要以上にグレードをアップさせて予算オーバーしないように注意してください。
中古住宅を購入してリノベーションする場合は、中古住宅選びから慎重に行うことが大切です。
なによりもまず、実績のある施工会社を見つけ、相談に乗ってもらいながら、理想のリノベーションを予算内で達成することが、後悔しないリノベーションのポイントになります。
リフォーム・リノベーションで後悔しないようにするためにはあらかじめ工事の優先順位を決めるとともに、実際にリフォーム後の暮らしをイメージしてみることが大切です。
それによってスペースなどのサイズ違いや使い勝手、機能面での後悔を防ぐことができます。
また、リフォーム会社選びも非常に重要になるので会社の規模だけでなく、信頼できる担当者が在籍しているリフォーム会社を見つけることがリノベーション成功の近道といえるでしょう。
監修協力

亀田 融(かめだ とおる)さん
匠住宅診断サービス
1級建築施工管理技士/宅地建物取引士/マンション管理士/JSHI公認ホームインスペクター
東証一部上場企業グループの住宅会社に現場監督及び住宅リフォーム事業の責任者として約33年間勤務。その後2015年10月よりホームインスペクション(住宅診断)の専門会社を立ち上げて運営すると共に、小規模リフォーム会社の顧問としても活動中。