リフォーム・リノベーションのヒント集

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2023/12/27

緩やかに仕切る、
開放的なワークスペースづくりのアイディア

ワークスペースのために、新しく部屋を確保するのは大変。そこで、注目されているのが「窓」や「引戸」で緩やかに空間を仕切る方法です。開放感とプライベート感を両立させるワークスペースのつくり方をご紹介します。

家族のすれ違いを防ぐワークスペースづくり

家で仕事をするとき、リビングやダイニングでは落ち着かない…という声をよく聞きます。
一方で、部屋の中の様子がわかりづらい個室だと家族とのコミュニケーションが取りづらくなるという一面も。そこで、集中できる場所を確保しながら、個室の不便さも解消できるのが、「窓」や「引戸」を使ってつくるワークスペースです。

「しきり窓」で開放的に仕切る

ワークスペースをつくるときは、壁ではなく「窓」で仕切る方法があります。ベリティスの「しきり窓」は、開放的に部屋を仕切ることができます。
壁を新たに作る大がかりな工事が必要ないので自由度が高く、最上部を突き出し窓にすることもできるので、ドアを閉め切っていても空気の入れ替えが可能です。

「室内窓」でほどよく仕切る

壁で仕切られた部屋は閉塞感を感じてしまうことがありますが、窓を付けることで、外から光を取り込むことができます。明るく開放的な空間になり、独立した部屋でも家族の気配を感じることができます。
ガラス部分は、透明のほか、半透明タイプなど数種類から選ぶことが可能です。

「引戸」でさりげなく仕切る

スマートフレーム引戸「Air View(エアビュー)」は、ガラスの引戸。引戸がほぼガラスに見えるよう、細い枠を使用しているのが特長で、引戸を閉めていても圧迫感がなく、シャープな印象です。
ガラスの種類も透明タイプのほか、スモーク調やブロンズ調など、部屋の雰囲気に合わせて選べます。

「収納」で機能的に仕切る

視線が抜ける背板のないシステム収納を使えば、リビングとワークスペースの両方向から、収納としても飾り棚としても使える機能的でオシャレな間仕切りに。部屋に合わせて、ミリ単位でサイズ調整が可能なので、好きな場所にピッタリ設置することができます。

ワークスペースをもっと快適にする工夫

いくつかのポイントを押さえれば、窓や引戸を使ってつくるワークスペースはもっと快適になります。

例えば、天井を「羽目板(はめいた)」でつなげれば空間に連続性が生まれ、仕切っていても広がりを感じられます。天井を木目にすることで、ぬくもりが感じられ、さらに、やさしい雰囲気に。

  • ※羽目板(はめいた):壁や天井に貼るための板のこと

仕切った位置で床の色や素材を変えれば、空間の印象が変わり、オンとオフの気持ちも切り替えやすくなります。

長時間使うことが多いデスクは、目に優しく、木目の美しいインテリアカウンターがおすすめ。さらに耐水性に優れたタイプを選べば、飲み物などを置くときにも安心です。耐水集成材タイプなら、間取りや用途に合わせてデザインをオーダーすることもできます。

監修協力

前海 佐季子さん

前海 佐季子(まえうみ さきこ)さん

沖縄県で活動する住まいコンサルタント。一級建築士・インテリアコーディネーターとして20年に渡り約120件のマイホーム建築に尽力。経験に加え、住まいの悩みを心理学・脳科学を使って解決。学んだ"空間デザイン心理学®"に基づいたカウンセリングで「世の中の悩めるお母さんたちの力になりたい」と、2021年に独立。「模様替え」からリノベーション設計まで幅広く、数々の住まいの悩みや家庭内のトラブル解決に努める。空間デザイン心理士®、2児の母。

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