住宅リフォームのヒント集

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2023/11/17

リビング&子ども部屋。みんなが集中できるスペースをリフォームでつくる

子どもの勉強スペースはどこがいいのでしょうか。小学校低学年は親のそばで安心できるリビングで。一人で勉強できるようになったら子ども部屋など、成長とともに学習スペースは変化します。在宅勤務の機会が増えた今、ワークスペースとの両立もご紹介します。

子どもの勉強スペースはリビング?子ども部屋?

子どもの勉強スペースをどこにするか。リビング?それとも子ども部屋?小学校低学年の頃は親のそばで安心できるリビングで、その後は「個室で集中したい」など、子どもの希望に寄り添いながら、成長に合わせて子ども部屋に移すことがおすすめです。
最近は在宅勤務も多いので、子どもの学習スペースや仕事のスペースをどうするか頭を悩ませている方も多いかもしれません。リフォームで考えておきたい、子どもの成長を考えた学習スペースとワークスペースについてご紹介します。

見守れるから学習効果が上がる対面式キッチン

リビング学習の大きなメリットは、親の目の届くところで子どもが安心して勉強ができること。子どもは安心感を持つことで勉強に集中できます。そのためキッチンは、子どもの様子を見守ることができる対面式がおすすめです。
対面キッチンだと、子どもの様子や表情もわかりやすく、例えば、子どもが宿題で悩んでいる姿に気づいたりできるので、わからない問題はその場で解決。できないまま放っておくことがなく、つまずきをなくすことにもつながります。

リビングに専用の学習スペースをつくって、集中力アップ!

リビング学習の場合、ダイニングテーブルで勉強することが多いかもしれません。そんな時、近くに勉強道具をサッとしまえるスペースがあれば、使ったものが出しっ放しになりません。ランドセルや教科書も一緒に置ける収納なら、宿題が終わった後、明日の準備も効率的にできます。

リビングの一角に学習スペースをつくれば、より勉強に集中できる環境になります。親のワークスペースとしても使えるので便利です。

一緒に使うことも考えて広めの机やカウンターにしたり、スペースを分けるのもおすすめ。宿題をしているところを見られるのがイヤな子もいますし、親も資料を広げることもあるので、作業スペースに余裕があるといいですね。
キュビオスなら、部材を組み合わせてオリジナルのプランが作れます。

子ども部屋は引戸で簡単に仕切れるように

子どもが一人で長時間、集中して勉強できるようになったら、学習スペースを子ども部屋に移します。子ども部屋は、子どもの人数・性別・年齢によってフレキシブルに対応できるように考えておきましょう。
兄弟がいる場合、小・中学生の頃は同じ空間で勉強するのもいいですが、受験生になったとき、部屋をいつでも分けられるように出入口の扉を2か所設け、部屋の中央を仕切られるように計画しておくと便利です。
引戸は、床にレールを引かない上吊りタイプなら、引戸を開けていれば一つの部屋のように使えます。

学習机の上はスッキリ。勉強道具はすぐ手が届く壁面収納棚に

学習机の上には余計なものを置かずに、スッキリしているほうが勉強に集中できます。学習に関係のない本や趣味の品、ゲームなどで机の上が散らからないように、子ども部屋に必要な収納スペースを確保しましょう。
壁面の収納棚は、教科書や辞書、参考書なども整理しやすく、必要なときにすぐに取り出せるのでおすすめです。

文字がくっきり読みやすい!勉強に適したあかり

リビングで勉強や仕事をする場合、照明を電球色から昼光色に変更するだけでパソコンなどの文字が読みやすくなります。ひとつのあかりで「だんらん」「勉強」「食事」など、シーンに合わせて切り替えができるものも便利です。
オンライン会議やオンライン授業の時に、顔が暗くならないように照明の位置を検討するのもいいですね。

監修協力

前海 佐季子さん

前海 佐季子(まえうみ さきこ)さん

沖縄県で活動する住まいコンサルタント。一級建築士・インテリアコーディネーターとして20年に渡り約120件のマイホーム建築に尽力。経験に加え、住まいの悩みを心理学・脳科学を使って解決。学んだ"空間デザイン心理学®"に基づいたカウンセリングで「世の中の悩めるお母さんたちの力になりたい」と、2021年に独立。「模様替え」からリノベーション設計まで幅広く、数々の住まいの悩みや家庭内のトラブル解決に努める。空間デザイン心理士®、2児の母。

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