住宅リフォームのヒント集

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2023/12/27

子育ても仕事も両立できる、快適ホームオフィスの間取り

在宅勤務など、自宅で働く人も増えました。住まいに仕事への切り替えができるスペースがあれば子育てしながらの仕事も両立しやすくなります。ホームオフィスをつくるためのリフォームについてご紹介します。

育児中は在宅で働くという方法も

通信技術の進歩と、オンラインの普及により、さらに自宅での仕事がしやすくなりました。育児や介護などで会社に出勤が難しい方など、誰もが働き続けられる社会にするために、国の経済政策としてもテレワークの推進が図られています。テレワークに切り替えることで、勤務時間や仕事の時間、場所の自由度が高まり、ワークライフバランスを取りやすくなります。

在宅で仕事をするなら押えておきたい間取りのポイント

子育てをしながら自宅で仕事をするために、必要に応じて仕事に集中できる間取りを考えてみましょう。家事や子育ての合間の仕事でも、オンとオフの気持ちを上手に切り替えやすくするためには、専用のワークスペースがほしいもの。また水まわりなどの動線をコンパクトにすることで、家事の時短につながります。

1.カウンターテーブルをつくって専用コーナーを

専用の仕事部屋として、個室を自宅につくることはできなくても、長いカウンターデスクをリビングダイニングに設けて、ワークスペースにすれば、子どもをお昼寝させたり、リビングで遊ばせたりしていても気配がわかるので安心。子どもが学校に通うようになったら、並んで宿題もできます。

2.スクリーンウォールで隠せば家事と仕事の切り替えがしやすい

空間を自由に仕切れる、間仕切り開閉壁「スクリーンウォール」があれば、家族と過ごすときは閉めるだけでワークスペースを隠せるので、仕事から離れて、オンとオフを切り替えられます。さらに突然の来客時や仕事の合間に家事をするときも、閉めるだけなのでデスクの上に書類が広がったままでも大丈夫。席につけばすぐに取り掛かれるので、時間を無駄にしません。

3.水を使う仕事は一気に済ませるのがコツ

仕事の書類もパソコンも水は大敵。食事の支度や洗濯、風呂掃除、朝の身支度など水まわりは、できれば同時進行して一気に片づけたいもの。バスルームや洗面室などは家事の効率を考えてキッチンに近い配置が便利です。洗面ドレッシング「シーライン」なら、奥行きがコンパクトなので洗濯機を一緒に置いても洗面スペースを確保できます。

また、「すっきり家電収納」は鏡の裏が収納になっていて、毎日使う美容家電などがしっかり入ります。どこに何があるか一目でわかるので、必要なものをサッと取り出すことができます。

4.ルーティンを手早く。お天気に関係なく洗濯物が干せる室内干し

在宅勤務を上手にこなすためには時間を自分で管理することもポイントの1つ。洗面室内に物干しスペースがあれば、天気に左右されることなく、いつも通りの時間に洗濯を済ませられ、洗濯機から出してその場ですぐに干せるので家事効率もアップ。

5.料理する時間も子どもと楽しめる対面キッチン

子育てと両立できる在宅勤務だからこそ、子どもとの時間は大切にしたいもの。対面キッチンなら、コミュニケーションも取りやすく、家族で一緒にキッチンに立って調理したり、片付けも自然と身に付きやすくなります。

対面キッチンはダイニングからの見え方も考えておきたいもの。食品や食器を収納するスペースは雑然と見えがちです。大型引戸の壁面収納「アクティブウォール」を活用すれば、空間をスッキリと見せることができます。

監修協力

前海 佐季子さん

前海 佐季子(まえうみ さきこ)さん

沖縄県で活動する住まいコンサルタント。一級建築士・インテリアコーディネーターとして20年に渡り約120件のマイホーム建築に尽力。経験に加え、住まいの悩みを心理学・脳科学を使って解決。学んだ"空間デザイン心理学®"に基づいたカウンセリングで「世の中の悩めるお母さんたちの力になりたい」と、2021年に独立。「模様替え」からリノベーション設計まで幅広く、数々の住まいの悩みや家庭内のトラブル解決に努める。空間デザイン心理士®、2児の母。

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