2021/05/12
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地震に備える住まいの条件と、
安心・便利な電気設備
大切な家族の命を守るため、リフォームの際には、住まいの地震対策も一緒に考えたいもの。住まいの耐震性の見極め方や地震に強い家の条件、震災時に役立つ住まいの設備などについてまとめました。
いつ建てられたかが住まいの耐震性を判断する基準に
今、お住まいの家はいつ建てられたものですか?1981年に建築基準法が改正され、建物の中にいる人の安全確保のため、震度6強から震度7程度の地震でも倒れない耐震性が求められるようになりました。木造住宅では、2000年にさらに厳しい基準になり、地盤調査や耐力壁の配置計算などが必要になりました。
建築時期によっては、耐震性能が十分ではないことがあります。今のお住まいに不安を感じる場合は、リフォームの際「耐震診断」を受けることをおすすめします。地方公共団体から一部補助金が出ますし、耐震補強が必要になった場合にも、費用の一部が補助されます※。
- ※お住まいの地域によって異なります。詳しくは、各地方公共団体にお問い合わせください。
住まいの地震対策もさまざま
リフォームをする時、わが家はどのような地震対策がされているのか、また、どの耐震リフォームがふさわしいのかを確認しましょう。
地盤の強さに応じて基礎がつくられ、頑丈な壁や筋交いなどがきっちりと施工された家なら、耐震性は高くなります。このように建物自体の強度を高める方法を「耐震構造」といいます。これに対し、「制振構造」や「免振構造」という、揺れのエネルギーを吸収する装置を導入する住宅も出てきています。
壁は十分な量をバランスよく
広々としたリビングに大きな窓、そんな住まいにあこがれますね。でも耐震性が高い住宅で重要なのは、しっかりとした基礎と壁の量です。壁が少なく開口部が広いデザインは、地震に弱くなるおそれがあります。
リフォームをするときは、デザインも大切ですが、耐震性のことも考慮しましょう。「耐力壁」と呼ばれる頑丈な壁が全体にバランスよく配置されていることが大切です。耐震性をしっかり確保しながら、希望のデザインが可能か、リフォーム会社に早めに相談しましょう。
太陽光発電と蓄電池があれば、停電でも電気が使える
家は地震に耐えられても、停電が長引くと生活に影響が出ます。太陽光発電システムと蓄電池があれば、長期間の停電でも自宅で電気を確保することができます。
昼間は太陽光で発電し、蓄電池にためることで、夜や悪天候のときは蓄電池から給電できます。携帯電話を充電できれば、情報を集めたり、外部と連絡を取ることができるので安心です。
また、持ち運びができる蓄電システムがあります。バッテリーと充放電器をセパレート型にした「イーブロック」なら、小型・軽量で手軽に持ち運ぶことができます。停電時はもちろん、災害時、避難の際にも電気を使うことができます。
1年に1回の充電で長期間保存が可能なので、非常用バッテリーとして保管しておくこともできます。
地震時にブレーカーを遮断する分電盤
建物の耐震性を確保したら、次に重要なのは防火対策です。今は、大きな地震が起こったらガスを元から止めるマイコンメーターが普及しています。
電気は、停電が復帰した後の電気配線のショートや倒れた電気ストーブなどによる火災が心配です。「地震あんしん ばん」は、震度5以上の揺れを検知すると自動で電源をストップする分電盤です。電気の元栓ともいえるブレーカーを強制的にOFFにします。
リフォームを考える際は、万が一のときに備えて住まいや家族を守る設備を導入しておくと安心ですね。