リフォームして変わったこと、
変わらなかったこと

リフォームといっても、家全体の構造や間取りにかかわる大改造や、キッチン、お風呂、トイレなどの部分改造、屋根や床・壁・天井など建材の修理や補修、エアコンや湯沸かし器、照明機器、電気配線など古くなった設備の取り換えなど、さまざまです。そのなかで最近では、「快適性」「耐震性」「省エネ性」など、住宅の性能を向上させるリフォームも多くなってきましたが、“性能”は目に見えないだけに、そのタイミングや費用など、判断がなかなか難しいようです。

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「すむすむ」では、2013年11月にリフォームした人、これからリフォームする人を対象に「リフォームして変わったこと、変わらなかったこと」についてアンケート調査をしました。

その結果、リフォームをしようと思ったきっかけは「老朽化」が60％と半数を超え、次いで「快適性」や「使い勝手の向上」のリフォームが15％となっています。また、「孫ができた」、「子どもが戻ってきていっしょに住むことになった」など、家族構成の変化によってリフォームに踏み切られる方も多数見られました。

リフォームするきっかけは、老朽化が半数以上ですが、リフォームを決断した一番の理由になると、老朽化だけでなく、お金の目途がついた、リフォームする環境が整った、家族構成の変化、消費税がアップすることなどの外的要因も多くなり、リフォームを実行する具体的な理由が挙げられました。

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「リフォームをしたら気持ちや行動が変わると思いますか？」という質問に対し、男性がリフォームに一番期待していることは、「気持ちが明るくなる・気持ちよく過ごせること」が37％と、心理的な変化を期待しています。これに対し、女性は、「快適に過ごせること・使いやすくなること」が44％と、現実的な使い勝手の向上や負担の軽減を求めていることがわかりました。

■リフォームをしたら気持ちや行動が変わりましたか？
　これからリフォームされる方は、どう変わると思いますか？

これからリフォームされる方の中には、「心機一転がんばろう！」や、「家族との会話が弾むようになると思う」と、ご自身の意識や行動の変化、家族とのコミュニケーション改善のきっかけに期待される声も挙げられました。

リフォームされた方では、家族がリビングに集まるようになって、会話が増えた、気持ちに余裕ができた、妻の意見に聞く耳を持つようになった…という意見もありました。住まいが明るく、快適になることで、気持ちも前向きになるようです。
また、キレイに使おうと思った、掃除をするようになったなど、住まいを大切にする気持ちが高まることがわかりました。

2013年度の国の補正予算に、長期優良住宅化リフォーム推進事業が盛り込まれました。住まいの性能を向上させるリフォーム工事費や建物診断（インスペクション）費用に対して、一戸につき上限100万円（費用の1/3）の補助が受けられます。費用が受けられるのは、要件を満たした建築主等になりますが、これからは、既存住宅の価値を高めることが重要になっていきます。

リフォームで、使い勝手の向上や気持ちの変化の期待だけでなく、目に見えない部分の性能向上リフォームも考えることで、快適性の向上と同時に住宅の質を高めることにつながっていきます。

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