光と風に満たされた一体型ウォータールーム
「本当は帰国したくなかったんです(笑)。一生、住みたいと思っていたくらい」というほど、ロンドンの気候、水辺のある風景、自然と親しむ人々の暮らしに魅了されていた麻生さん
。そこに少しでも似ている場所を探してたどりついたのが琵琶湖畔の家でした。
麻生さんのリノベーションのこだわりがいちばん出ているのが、ご自身が「ウォータールーム」と呼んでいる水まわりの部屋。「元が会社の保養所だったので、浴室もトイレ、洗面所も広かったんです。それを1室にまとめたのはイギリスで泊まったホテルがヒントになりました。部屋のなかに浴室があるようなインテリアで、床は絨毯張り、バスタブもトイレも、備え付けではなく、ひとつの家具のように置かれていました。ただ日本だとやはり湿気が心配なので、浴室乾燥機を取り付けました。でも窓が3面、デッキへの外扉もあるので、今のところ大丈夫です。観葉植物を置いたり、タオル掛けや化粧品、収納もアンティークの家具を選んだり。絵も飾って、部屋のように楽しんでいます」と、麻生さんは語りました。