日々を楽しむ小さな工夫 
住宅デザイナー タブチキヨシさんvol.1

日々を楽しむ小さな工夫024-vol1 施主が楽しみながら作った家には暮らしの“ワクワク”が宿る

「プロの意見よりも
施主のリアルなニーズこそ、
いい家を作るカギ」

住宅デザイナーのタブチさんは、工務店のオーナー、住宅関連商品の企画、スタイリングなど、幅広い分野でご活躍中。どの活動も、住まいづくりの手助けにつながる内容ですが、家のプランニングを引き受ける際に何より重きを置くのは、「施主の想いを汲み取り、理解すること」だとか。

  • 【施工例より】壁面の色づかいで個性を発揮したLDK。色壁の先は畳コーナーになっていて、ひと続きの空間のなかで雰囲気の違いが楽しめます。

  • 【施工例より】大きなスクリーンで映画鑑賞できる家。スクリーンを格納できるよう天井を造作し、ダウンライトの位置もぴったりに配置しました。

  • 【施工例より】子どもに思う存分外遊びさせたい! 泥汚れもへっちゃらな広い土間と手洗い場は、母にも子にも強い味方です。土間は荷ほどきなど使い道が多いのも魅力。

「施主らしさを引き出すために、
とことん話を聞きます」

プランニングがスタートしたら、施主ととことん意見を交わします。
家事にまつわることだけでなく、趣味やファッション、車、夫婦の馴れ初めなど、友人感覚で話をして理解を深め、目線を揃えたうえで、これからの暮らしへの要望を読み取ります。その一方で、溢れるマイホームへのアイディアに対し、プロとしてNGを伝えることも。
「たとえば、トレンドばかりを取り入れるのはおすすめしません。“自分はこうしたい”“○○だからこうしたい”の理由がはっきり見えてこなければ、フィットする家にならないんです」。
“右へ倣え”的な考えは捨てるよう促すこと。家づくりのプロとして、施主ファーストを徹底しています。

一部画像提供/タブチキヨシ

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vol.2 タブチさんの2つ目のルール
「既成概念を取り払ったプランで
“HAPPY”な家が増えたら嬉しい」をご紹介

Profile

タブチキヨシ(たぶち・きよし)
住宅デザイナー・
クリエイティブプロデューサー

タブチキヨシさん 写真

株式会社タブチキヨシ住宅デザイン事務所代表取締役。株式会社house Stage代表取締役。愛知県生まれ。名城大学建築学科卒業。住宅デザインを仕事の軸として、商品開発、企画プロデュースを全国にて手がける。日本中にハッピーな家をたくさん建てることが夢! 施主の意見を大切に、住まう人にとっての“ワクワク、キャー!”な家を提案している。著書に『早く家に帰りたくなる! 最高にハッピーな間取り』『ズボラでも暮らしやすい! 収納上手な間取り』(KADOKAWA刊)

http://attract-style.jp/

@attract7

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