日々を楽しむ小さな工夫
美容コラムニスト
福本敦子さんvol.2
「体調の傾向やリズムを把握することが、
心地よく過ごすための近道」
「ふだんから、体調不良を感じることがあまりないんです」。
そう語る福本さんが、健康管理の上で大切にしているのは、毎日欠かさず行う小さなケアの積み重ね。体が冷えていないか注意し、気になる症状があれば大ごとにならないうちに解決します。
それでも心や体調のゆれを感じてしまうのが、月経周辺の時期だそう。そんな時は、ハーブティーやアロマエッセンスを積極的に取り入れて、できるだけ落ち着いた気持ちで過ごすように心がけたり、湯たんぽや厚手のバスタオルなどを使って、いつも以上に体が冷えない工夫をしたり……。少しずつ変化していく症状に合わせて、自分を労わるメニューを変えて上手に対応しています。
「時には面倒に感じるメンテナンス。
お気に入りのアイテムにも力を借りて」
体を“チューニング”するための情報にアンテナを張り、気になったら気軽に実践。そうすることで、福本さんはケア方法の引き出しを増やしてきました。オーガニックコスメやアロマの力を借りたり、食事にも気を配るほか、ボディケアのツールにも精通しています。
たとえば、体をあたためるグッズでは、足首用のソックスを愛用して、簡単に足元を冷えから保護。
春や秋にはドライブラシで足元をブラッシングしたり、もっと寒い季節にはスチーム系の道具を使ったりと、季節やその日の気分によって取捨選択しています。
「人それぞれ、体質や体調、活動の仕方などが違うので、フィットするケアの方法も異なります。私が発信しているのは、自分自身で試して良かったコトやモノ。見てくださっている方にも、その中からご自身に合う情報を上手に選び取って活用していただけたら嬉しいです」。
お気に入りのツールで
“健やか”をキープ
日頃から、ケアツールを上手に使いこなす福本さん。なかでもブラシには目がなく、ヘアブラシやボディブラシ、ドライブラシを数種類ずつ持つほどのブラシマニア。写真は、今よく使っているドライブラシ。少し毛がやわらかいタイプ(右)は首や肩など上半身を摩擦するのに使うそう。左はまだ新しく、ブラシ面の毛がしっかりしていることもあり、足の裏や甲に。反対側の木製の突起面はマッサージに使えるようになっています。道具も自分にピタッとくるものが手に入れば、ケアの楽しみが広がりそうです。
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vol.3 心地よい
住環境づくりにクローズアップ
Profile
福本敦子 Atsuko Fukumoto
旅先のニューヨークでオーガニックコスメに出合い、ナチュラル、オーガニックコスメなどを扱う「コスメキッチン」にて14年間勤務後、独立。フリーランスのPR、美容コラムニストとして活動。美容コラムニストとしては、著書やSNS、YouTubeなどを通して、オーガニックコスメの製品や使い方アイディアの紹介はもちろん、ナチュラルな心身のケアアイディア、暮らしのヒントなどを発信している。著書に『今より全部良くなりたい 運まで良くするオーガニック美容本』(光文社刊)。
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