日々を楽しむ小さな工夫
美容コラムニスト
福本敦子さんvol.1
「オーガニックコスメとの
出合いに導かれるように、
心身の整え方を探求してきました」
旅先のニューヨークでオーガニックコスメに出合い、その後ナチュラル&オーガニックコスメのセレクトショップで14年、販売やPRを勤めた福本敦子さん。後に独立し、フリーランスのPR・美容コラムニストとして活躍中です。
ひと口に“美容”といってもそのアプローチの仕方はさまざまですが、福本さんが大切にしているのは、健やかさの先にある美しさ。
これまでに得た知識を生かし、雑誌やSNS、イベントなどを通してオーガニックコスメをはじめ、腸活や温活、PMS(月経前症候群)対策などインナービューティに目を向けたケア情報も発信しています。
「私のモーニングルーティーンは、
体をきちんと目覚めさせ、整えること」
「体調管理も仕事のうち」とよく言われるように、心身の状態によってパフォーマンスにも差が出るもの。常に体の声に耳を傾けることは大切です。
「心身の違和感に敏感なのかもしれません」と言う福本さんは、自分の変化に“気づく”ことを大切にしているそう。日々を快適に過ごせるように、毎朝体を整えることで一日のスタートを切っています。
よく取り入れるのは、朝一杯の白湯。じんわりと胃腸をあたためながら内臓を動かし、朝食の受け入れ態勢も整えます。寒い季節はホットタオルやホットスチーマーを寒さでこわばった顔や、首にあててリラックスするのもお気に入り。ホットタオルを作る際にエッセンシャルオイルを垂らせば、リラックス度もアップ。
そのほか、メディテーション(瞑想)で気持ちを整えるのも日課にしているそう。
「充実した睡眠も大切だから、
寝る前はリラックスを心掛けて」
その日、よいスタートを切れるかは、前晩の睡眠も大きなポイント。そのために、福本さんが実践していることがいくつかあります。
「まずは、毎日湯船に浸かること。疲れのとれ方が全然違います」。
日によってはふくらはぎやこわばった首や肩をマッサージしたり、ブラシをかけたりして、眠りに就く前の体をさらにリラックスさせています。
また、冬のベッドには湯たんぽをセットして足元をほかほかに。肌ざわりのいいナイトキャップやアイマスク、ベッドリネンなど、就寝時に身につけるものも楽しんでいるそうです。時には、携帯電話を別の部屋に置き、快眠の環境を整えることも。
季節や気分に合わせた
福本さんの入浴剤の使い分け
毎日必ず湯船に浸かることを、体調を整える基本のひとつとしている福本さん。そのこだわりと職業柄から、多様な入浴剤を使い分けています。疲れをとってさっぱりしたい日は塩系(バスソルト)、あたためやリラックスを求めるときは液体系(バスミルクなど)、どっぷり疲れたら泥系など、テクスチャーを使い分けることも。
「今気に入ってよく使っているのは、ヒマラヤ岩塩を使ったバスソルト。ボディオイルを使うこともあるし、アロマオイルを垂らすこともありますよ」。
いろいろ試しながら、自分にしっくりくるものを選ぶのがおすすめだそうです。
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vol.2 日々のケア方法
見つけるコツをクローズアップ
Profile
福本敦子 Atsuko Fukumoto
旅先のニューヨークでオーガニックコスメに出合い、ナチュラル、オーガニックコスメなどを扱う「コスメキッチン」にて14年間勤務後、独立。フリーランスのPR、美容コラムニストとして活動。美容コラムニストとしては、著書やSNS、YouTubeなどを通して、オーガニックコスメの製品や使い方アイディアの紹介はもちろん、ナチュラルな心身のケアアイディア、暮らしのヒントなどを発信している。著書に『今より全部良くなりたい 運まで良くするオーガニック美容本』(光文社刊)。
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