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ここでは、「伏図」とは、構造伏図のことを指しています。構造部材の配置位置や寸法等を表す図面です。
現在、多くの木造住宅の伏図が、「プレカット工場」と呼ばれている木材を加工する
工場で作成されています。その伏図の「どこを見ればいいのか?」を
解説していきます。
なお、伏図は普段から構造設計に携わっていなければ、建築士でも書けないくらい
専門性が高い分野です。また、ここで紹介するチェックポイントは、
お互いに相反する項目が含まれており、全てを満たすことは難しいと言えます。
そこで、建築主の方は第2章までをお勉強されることをお勧めします。
特に第2章の「チェック図」を、ぜひご自分でも作成してみて下さい。
伏図については、ご自分で完璧にチェックしようとせず、
「これに沿ってチェックして欲しい」と工務店や設計事務所の方に持ちかけて頂き、
構造に関する打ち合わせのきっかけとしてご活用いただければ幸いです。
「出典:安全な構造の伏図の書き方(著:NPO法人木の建築フォラム 現代木割術研究会)」