定年後の暮らしを愉しむ
くつろぎの和モダンリフォーム
リノベーションのきっかけは？
36年前、地元の京都に戸建て住宅を新築されたM様。ところが新居での暮らしを満喫されないまま転勤となり、全国を転々とするお忙しい日々になってしまったそうです。
ご主人が定年を迎えられたことをきっかけに、長い都心の生活から地元へのUターンを決意。寒暖差の激しい京都の地でも快適に過ごせるようにと、ご自宅のフルリフォーム計画が動き出しました。
DATA
- 建物構造
- 戸建
- 家族構成
- 2人暮らし
- 施工面積
- 約135㎡
- リフォーム
部位 - フルリノベーション
- 費用
- 約3,040万円
インテリア
理想の“和モダン”デザインで
洗練された落ち着きのある空間に
光の陰影まで計算された
高級旅館のような美しい和室
現役時代は全国各地に転勤やご出張をされ、さまざまな旅館やホテルに宿泊された経験をお持ちのご主人。新居はこれまでに宿泊されたホテルを参考に、京都らしい“和”を取り入れた空間にしたいと考えられました。
特にこだわられたのは玄関とリビングに隣接する和室。和室と玄関ホールの間の開口部は円窓とし、目を愉しませるデザインに。また小上がりにして掘りごたつを設置され、親しいご友人やご家族と楽しむ団らんスペースとして活用をされています。「円窓に合わせて照明器具や床の間のデザインも揃えていただきました。お客様をお迎えする円窓は、わが家の自慢の“顔”ですね。最近は和室をつくらない住まいも増えているようですが、やはり落ち着きます。和室を見た友人たちには“旅館でもするんですか？”なんて言われることもあるんですよ。こだわりを再現して、叶えてくれました」とご満足いただいています。
玄関側は茶室の入口である躙り口（にじりぐち）をイメージ。
式台は踏み台となるほか、季節のお花を飾る場所に。
家族やゲストに好評の掘りごたつには『掘座卓』をご採用。ご夫婦もここで読書をされたり、ごろんと横になったりとくつろぎの時間を過ごされているそうです。
和室とリビングをつなぐ4枚扉の引戸は、ご主人がショウルームで一目見て気に入ったという『ベリティス』の格子デザインのドア。
小上がりの和室はリビング側からも腰掛けられるほか、畳下は収納スペースとして活用されています。
和室に設けた円窓は、障子を閉めても美しいデザイン。玄関ホールの吹き抜けから差し込む陽光が和室側の障子を円く縁取り、雅な時間を演出してくれます。
お客様をお出迎えする
おもてなしの玄関ホール
来客の多いM様邸の玄関ホールにはおもてなしの工夫があちこちに。玄関を開けてすぐの和室入り口や、玄関収納にはお花を飾れるスペースを設置。またお客様がいらっしゃった際もすぐに手が洗えるように玄関横には小さな手洗いスペースを備えました。「手洗いをホールに設置した分、以前より玄関収納は少なくなりましたが二人暮らしなので収納量は十分です。妻の希望でコの字型のプランにしてお花を飾るスペースを設けました」。
玄関を開けてすぐ円窓の和室の入り口がお出迎えをし、和の雰囲気を醸し出すM様邸。入り口だけでなくホール全体に壁紙の連続性を持たせることで、和モダンのインテリアとして統一をされています。また玄関横の手洗い場は格子の桟でゆるく仕切り、見事に和モダンの空間に融合しました。
玄関収納は『コンポリア』で一新。玄関収納の腰高オープン棚と正面の和室入り口には、奥様がお好きな季節の花々を飾られ、おもてなし空間として演出されています。
玄関横に手洗いコーナーを設置。「この家に戻ってから敷地内で野菜づくりを楽しんでいるのですが、手が土で汚れたまま家の奥まで入らずに済むので便利」とご主人。
洗面カウンターは『インテリアカウンター』をご採用されました。
トイレは、M様お気に入りのベンガラ色の壁紙でこだわりの和モダンをぎゅっと詰め込んだ空間に 。トイレは壁紙とあわせてコーディネイトできるように『アラウーノL150 シリーズ』の便フタ『銅・アカガネ』のタイプをご採用。
「アラウーノにして汚れが付きづらくなりました。また残臭もまったく気にならないですね」とM様。デザイン性で選ばれましたが、機能面も満足いただいています。
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