2025/11/28
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中古マンションのリフォームはどこまでできる?費用相場や注意点、流れについて解説!
住宅購入の選択肢が多様化しています。中古マンションは、立地が良く、広さや費用面でのメリットも多いことから、住宅を考える際の選択肢になっています。リフォームの費用やメリット・デメリット、費用別にできるリフォーム内容をご紹介します。
中古マンションを購入、リフォームして住むメリット
マイホーム探しで理想の物件が見つからないとき、中古マンションを購入してリフォームするという選択肢もあります。中古マンションをリフォームして住むメリットを4つ紹介します。
新築マンションを購入するより費用が安くなることがある
理想の地域や間取りで、新築マンションを購入しようと思うと予算がオーバーすることがあるかもしれません。一方、中古マンションは、新築に比べ物件価格が下がります。その差額でリフォームをすれば、トータルで考えると安くマイホームを手に入れられることがあります。
立地の選択肢が増える
駅前など便利な立地の新築マンションは、建てる前からチェックする必要があり、急に探しても理想の物件は、なかなか見つかりません。また、立地のいい新築マンションは、物件価格も高くなります。
中古マンションの場合は、駅近物件が売りに出ることがあります。また、学校やスーパーが近くにあるなど、利便性の高いエリアにも手が届きやすくなります。安く手に入れてリフォーム・リノベーションをすれば、便利な立地で新築のようにオシャレなマンションが手に入ります。
また、中古マンションの場合は、周辺の環境を事前に把握できることがメリットのひとつです。近所にどんな人が住んでいるかなど、事前に知ることができます。住んでから周囲の環境で悩むことが減ります。
間取りやインテリアを自分好みにできる
現状を確認した上でリフォームができるので、理想の暮らしに合わせた空間づくりがしやすくなります。夫婦二人暮らしの場合など、部屋数が多かったり、不要な部屋がある場合、リフォームで壁を取り除き、使いやすく間取りを変えることができます。ライフスタイルに合わせて間取り変更や自分好みの空間にインテリアをアレンジできるのもメリットです。
構造によっては間取り変更ができないこともあるので、中古マンションの購入時には、どこまでリフォームができるか事前に確認することがポイントです。
物件を見て判断できる
物件を見ることで、日当たりのよさや風通しなどがわかります。また、車の音や生活音など、生活する上で気になることを先に知ることで、対策をすることもできます。
また、住みやすさに影響するのが周辺環境です。公共交通機関のアクセスはいいか、幼稚園や小学校は近くにあるか、遊びやすい公園があるかなど、現地に足を運ぶことでわかることもあります。また、昼と夜の両方に足を運び、周辺の騒がしさや治安なども確認しておくと安心です。
中古マンションをリフォームして住むデメリット
中古マンションをリフォームして住む場合、メリットは多くありますが、デメリットもあります。
工事期間が必要になるため入居が遅くなる
中古住宅を購入してリフォームする場合は、住めるようになるまでに時間がかかります。多くの場合、物件を探して購入、リフォーム計画、見積もり、工事会社の決定、工事着工、引き渡しという流れになるため、物件を購入してから入居までに時間がかかります。
また、リフォームの規模によっても工事期間は変わります。床や壁、天井をすべて取り払って躯体のみの状態にするスケルトンリフォームなどの場合は、工事に時間がかかります。また、構造以外をすべて刷新するフルリノベーションの場合には、さらに時間がかかります。
解体してから補修が必要な劣化が見つかることもあります。想定より住むまでに時間がかかることもあるため、余裕を持って計画を立てる必要があります。
電気容量の問題などで最新機器を導入できない可能性がある
築年数が古いマンションの場合は、電気の契約容量が今の生活スタイルに合っていないことがあります。IHクッキングヒーターにしたいと思っても、マンション全体の電気容量が小さい場合には、取り入れられないことがあります。また、IHクッキングヒーターは電圧が200Vのため、配線やコンセントの設置がない場合は電気工事が必要となります。
リフォームの際は、分電盤の容量や電気配線の工事が必要かなど、事前に確認が必要です。
断熱性や防音性が低い場合がある
断熱性や気密性は、築年数によって基準が異なるため、古いマンションは、性能が低いことがあります。また、壁や床に用いられている建材の種類や厚みなどの問題で、防音性が劣ることもあります。
断熱性や防音性は、リフォームの際に内窓を取り入れるなど、設備の工夫で改善できる場合があります。リフォーム費用がアップしますが、その後の暮らしに影響することなので、事前に検討したいポイントです。
マンションは、防音性の問題から床材の性能が決まっていたり、フローリングへの変更を禁止している場合もあるので、フローリングリフォームでは、事前に管理規約の確認が必要です。
予算別!中古マンションのリフォームにかかる費用相場
中古マンションのリフォームをするにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。リビングを広くしたり、間取りを変更するなど、リフォーム内容はさまざまです。どのようなリフォームにどのくらいの費用がかかるのか、予算別に紹介します。
予算50万円のリフォーム:食器洗い機やトイレのリフォームなど
50万円くらいでできるリフォームは、コンロやレンジフード、食器洗い乾燥機の入れ替え、トイレの取り替えなど、設備の入れ替えなどです。
キッチンであれば、ガスコンロやIHクッキングヒーターの入れ替えができます。搭載されている機能によって商品価格に幅があるので、必要な機能を確認し、予算に合わせて選びましょう。IHクッキングヒーターは、配線やコンセントの設置に別途電気工事が必要になることがあります。
食器洗い乾燥機は、もともと設置されている場合は最新の物や引き出し式にリフォームすることができます。収納部分を撤去して新しくビルトイン食器洗い乾燥機を入れることも可能です。給排水や電気工事が伴うと費用がかかります。
トイレは、タンクレスや節水タイプに入れ替えることができます。トイレをリフォームすることで、掃除がしやすく快適性が向上します。同時に床や壁、照明などを一緒にリフォームすれば、清潔感が増し、明るい印象になります。
予算150万円のリフォーム:キッチンやバスルームの入れ替えなど
150万円くらいでできるリフォームは、キッチンやバスルームなどの設備の入れ替えや交換などです。
キッチンは、レイアウトを変えずにキッチン設備だけを取り替えるリフォームであれば、費用を抑えてリフォームが可能です。システムキッチンは、シンプルな機能のものから、カスタマイズできるものまでさまざまな種類があるため、予算に合わせて選ぶことができます。
バスルームは、同じサイズのユニットバスに入れ替えが可能です。バスルームは、暖房換気乾燥機や、床暖房などのオプション機能も豊富です。マンションのバスルームに合わせたサイズ展開のマンションリフォーム専用のものがあります。
予算300万円のリフォーム:バスルーム・洗面・トイレを同時にリフォーム可能
予算が300万円くらいであれば、バスルームや洗面などの水まわり数か所を同時にリフォームすることができます。水まわりは一緒に工事することで給排水や給湯管などの配管工事を同時に行うことができるため、工期もコストも削減できます。
その他の設備の更新や、プランによっては、対面キッチンへの変更も可能です。和室とLDK空間を繋げるなどの間取り変更や段差の解消などのリフォームも可能です。
予算500万円のリフォーム:水まわり全体やLDKを丸ごとリフォームできる
500万円くらいあれば、キッチンやバスルーム、洗面やトイレの水まわり全体をまとめてリフォームすることができます。水まわりを一度にリフォームすることでコストが抑えられます。また、水まわり全体でインテリアを統一することもできます。
対面キッチンやアイランドキッチンにするなど、キッチンスタイルを変えて、LDKをひとつながりの空間にするなど、空間全体のリフォームも可能になります。
リビングは壁面収納を取り入れたり、ワークスペースを作るなどの工夫も可能です。
予算1,000万円のリフォーム:部屋全体をフルリフォーム
予算が1,000万円あれば、フルリフォームが可能です。大幅な間取り変更やキッチンのレイアウト変更などもできます。オープンキッチンにして、LDKとひとつながりにしたり、和室とつなげてリビングを開放的な空間にするなどのレイアウト変更も可能です。
また、趣味の空間や自分たちの好みのインテリアを全体に取り入れることもできます。リビングはリフォームと同時に間接照明を取り入れたり、天井や扉のカラーを合わせて統一感のある空間にしたり、こだわりを取り入れたリフォームを実現できます。
中古マンションをリフォームする際の注意点
中古マンションをリフォームする前に、確認したいことや決めておくことがあります。注意点を4つ紹介します。
優先順位を明確にする
限られた予算内でリフォームをする場合は、優先順位を明確にすることが大切です。デザイン性を重視するのか、古い設備を更新して快適性を向上させたいのかなど、リフォームの目的を明確にしておきます。
リフォームする場所は、水まわりが優先なのか、リビングかなど、どこを優先するかも決めておくことで、予算オーバーや、後からリフォームしておけばよかったという後悔がなくなります。
間取り変更できる構造か事前に確認する
マンションは構造上、壊してはいけない壁があり、思い通りに間取り変更できない場合があります。
また、配管やダクトの位置によって、キッチンなどの水まわりの移動ができないこともあります。見た目では分からない部分が多いため、リフォーム会社にどこまで間取り変更が可能か現地で確認してもらい、実現できる最適なプランを出してもらいましょう。
物件の状態によっては工事が増えることがある
中古マンションでは、見えない部分の劣化が進んでいることがあります。工事をはじめてから想定外の修繕が必要になることもあります。配管の劣化や断熱不足など、築年数が古くなると特に注意が必要です。そのため、予定より工事の内容が増えたり、費用が上がるケースもあります。
事前にインスペクション(住宅診断)を行い、建物の状態を把握しておくことで、トラブルや追加費用の発生を防げます。
信頼できるリフォーム会社に依頼する
マンションリフォームは、気を付けるポイントが多くあります。例えば、管理規約でリフォーム内容が決められているなど、マンションリフォームならではの専門知識が必要になることもあります。マンションリフォームの実績が豊富な会社を選ぶことで、安心して依頼することができます。
現地調査を丁寧に行い、見えない部分まで図面などでしっかり確認してくれること、管理組合への対応や近隣への挨拶などのサポート体制がしっかりしていることがポイントです。また、見積もりの内容が明確であることや、説明をわかりやすくしてくれることなどもリフォーム会社を選ぶときのポイントです。依頼前にしっかり確認しましょう。
中古マンションをリフォームする際の基本の流れ
中古マンションリフォームをスムーズに進めるためのステップを紹介します。
1.リフォームの目的を明確にする
リフォームをしてどんな暮らしをしたいのか?「快適に暮らすために設備を新しくしたい」「家事がラクになるように動線を整えたい」「自分好みのインテリアにしたい」など、リフォームの目的を明確にすることが大切です。明確になることで、リフォームの方向性が定まり、何にどれくらい費用をかけるのか、予算の優先順位を決めることができます。
事前に決めておくことで、「思っていたより予算をオーバーした」「もっとこうしたらよかった…」などの後悔をなくします。
2.情報収集をする
目的が明確になったら、具体的にリフォームの内容を考えます。今は、SNSやホームページなどで、さまざまなリフォーム事例が紹介されています。事例から、理想の空間を探すことも一つの方法です。
ショウルームに行くこともおすすめです。ショウルームでは、実際の設備を使った空間展示をしているので、写真だけでは想像にくい完成後の暮らしをイメージしやすくなります。また、実際に設備の使い勝手を確認したり、素材を見ることで、イメージと違っていたという失敗を防げます。
また、ショウルームでは最新設備を展示しています。機能も毎年進化しているため、理想の暮らしを叶える設備に出会えることもあります。
ショウルームでは、アドバイザーにリフォームの相談をしたり、おすすめの設備を確認することもできます。知らなかった情報を得られることもあるので、活用したいサービスです。
3.リフォームを依頼する会社を選ぶ
信頼できる会社を選ぶことは、リフォーム成功のポイントです。特にマンションリフォームの経験と知識が豊富な会社を選びましょう。構造や管理規約によりリフォームでできること、できないことがあります。管理規約を守ってリフォームをするためにもマンションリフォームに詳しい会社を選ぶことが大切です。
リフォーム会社によって得意な工事が異なります。設備交換がメインの会社の場合は、デザインにこだわったリフォームがむずかしいことがあります。会社のホームページで、希望するリフォームと似た事例があるか確認し、得意な工事を確認しましょう。
知識と経験が豊富なリフォーム会社は、しっかりヒアリングをして理想のリフォームを実現する提案をしてくれます。リフォームは、暮らし始めてからの使いやすさなども大切です。先のことまで考えて提案してくれる会社を選ぶと良いでしょう。
4.プランの詳細を決めて着工
リフォーム会社が決まったら、次は具体的なプランを固めていきます。マンションの場合は、管理規約でリフォームができる範囲や使う設備が決まっている場合があるため、確認しながらプランを考えます。
現地調査で配管や壁の構造などチェックすることで「できること」「できないこと」が明確になり、希望通りのリフォームが実現できるかわかります。
プランが固まり、見積もりを確認後、リフォーム会社と契約に進みます。マンションの場合は、工事前に管理組合への申請や近隣への挨拶が必要な場合があります。リフォーム会社が代行してくれるケースもあるので、確認してみましょう。
中古マンションのリフォーム会社探しならパナソニックにお任せ
リフォーム会社は、地元の工務店や、住宅メーカーのリフォーム会社、リフォーム専門会社など、様々です。最近はリフォーム専用サイトやSNSから探すこともできます。多くて決められない、希望するリフォーム会社が見つからないなど、迷ったときは「パナソニックのリフォームショップ紹介サービス」が便利です。建築関係の資格やリフォームの知識を持ったコンシェルジュがヒアリングを行い、ピッタリのリフォーム会社を提案してくれます。
また、中古マンションを探す際、その物件で理想のリフォームができるのか、どのくらいの費用がかかるのか分からず不安になることもあります。パナソニックでは、中古物件の購入とリフォームをセットで提案するサービスがあります。パナソニックがご紹介するリフォーム会社と一緒に、物件を探すところからリフォームまで、費用を総額で確認することができます。
まとめ:中古マンションのリフォーム費用とリフォームでできることを知ろう
中古マンションを購入してリフォームすることで、新築を購入するよりも費用を抑えてマイホームを手に入れることができます。リフォーム費用の相場やどのくらいの費用でどんなリフォームができるのか事前に知っておくことで、予算と希望にあったリフォームを実現できます。費用を抑えるつもりが、予算オーバーしてしまったということがないように、リフォームで叶えたいことなど優先順位を付けておくことが大切です。
中古マンションリフォームの基本的な流れから、リフォーム会社の選び方など、事前に知っておくことで、安心して理想の住まいづくりを進めることができます。
監修協力

前海 佐季子(まえうみ さきこ)さん
沖縄県で活動する住まいコンサルタント。一級建築士・インテリアコーディネーターとして20年に渡り約120件のマイホーム建築に尽力。経験に加え、住まいの悩みを心理学・脳科学を使って解決。学んだ"空間デザイン心理学®"に基づいたカウンセリングで「世の中の悩めるお母さんたちの力になりたい」と、2021年に独立。「模様替え」からリノベーション設計まで幅広く、数々の住まいの悩みや家庭内のトラブル解決に努める。空間デザイン心理士®、2児の母。