2024/10/18
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リノベーション経験者のアンケートから学ぶ。成功するマンションリノベーションのポイント
都市圏で2021年以降にマンションリノベーションを行った30~40代の400人にアンケート調査を行いました※。リノベーション前に感じていた不安や困ったことのほか、後悔していることなど、アンケート結果から見えてきた、成功するリノベーションのポイントについてまとめました。
- ※調査実施:N=400 2024年6月実施。過去3年以内にマンションリフォーム・リノベーションを行なった男女30~40代 対象
マンションリフォーム・リノベーションを行った理由
都市圏で2021年以降にマンションリフォーム・リノベーションをした方を対象にアンケート調査を行った結果、住んでいるマンションをリフォーム・リノベーションした方が全体の62.5%、中古マンションを購入してリフォーム・リノベーションをした方が37.5%でした。
リフォーム・リノベーションの内容は、家まるごとフルリフォーム・フルリノベーションが全体の79.3%。空間を丸ごとリフォーム・リノベーション(キッチンと一緒に壁や床も新しくした、バスルームと洗面空間を新しくしたなど)が20.8%でした。
リノベーションをした理由は、「築年数が古くて修理や改修が必要だった」「配置や間取りを変えたかった」のほか、「住みたい立地で探したが、新築の良い物件がなかった」「住宅価格を抑えるため」など、今の住まいをリノベーションした方と、中古住宅を購入してリノベーションした方とで理由が分かれました。
満足度を左右するリフォーム・リノベーション会社選び
リフォームを始める前に不安だったことを聞いたアンケートでは、「費用の見積りが適切かどうか」「施工業者の信頼性や技術力」などが上位に上がりました。
費用の見積りについては、リノベーションの会社ごとに提案内容が異なっているため、比較が難しく、適切な費用かわからず悩まれるようです。また、施工業者の信頼性や技術力についても、実際に工事が始まってみないと分からないこともあります。
●見積りは複数の会社に依頼する
リノベーションの見積りは、1社だけでなく複数の会社に見積りを依頼します。複数の見積りを見ることで、費用の相場を知ることができます。また、金額が安すぎたり、高すぎたりする場合、比較することで、必要な工事や材料が表示されているかを確認することもできます。
【見積りを依頼するポイント※】
- ・複数の会社に同じ条件(予算・工事内容など)で見積りを依頼する
- ・現地調査をしてもらった上で見積りを出してもらう
- ・○○工事一式などの項目は、内容を確認する
また、複数の会社に見積りを依頼している「相見積り」であることも伝えます。見積りで分からないところは、そのままにせず確認することも大切です。
●信頼できる会社を見つける
リノベーションの会社を選ぶ時は、工事の実績のほか、リフォームや建設関連の団体へに所属していることも安心材料になります。また、リフォーム瑕疵保険の事業者登録をしているなど保険の加入の有無もチェックすると安心です。
【信頼できる会社を選ぶポイント※】
- ・希望するリフォーム・リノベーションを実現できる会社か
- ・事業内容があっているか
- ・家から遠くないか
- ・経験が豊富で実績がある会社か?
- ・事業者団体に加盟しているか
- ・建築業許可等を得ているか
- ・建築士や増改築相談員などの資格者がいるか
その他、希望に合わせた提案をしてくれるか、知識が豊富か、細かい相談に乗ってくれるか、約束した時間や期日を守っているかなどもポイントになります。
その他、リフォーム・リノベーションのコンシェルジュがサポートしてくれるサービスもあります。審査基準をクリアした会社の中から、お客様のリノベーション内容に合った最適な会社を紹介。見積り依頼から、内容の確認なども相談できます。
自分の好きなデザインやスタイルを知っておく
リノベーションの計画や設計を進めるにあたり困ったことでは、「希望するデザインやスタイルを見つけるのが難しかった」「リフォーム業者やデザイナーとの意思疎通がうまくいかなかった」「自分が完成後にどう暮らしたいか、見つけるのが難しかった」など、デザインやスタイルについて困った方が多い傾向が見られます。
自分のイメージをリフォーム・リノベーション会社にしっかり伝えられないと、思っている間取りやインテリアスタイルの提案が出てこないことがあります。
リノベーション前に、自分の好きなスタイルを知っておくことで、自分のイメージをスムーズに伝えることができます。インテリア雑誌やSNSから、好きなスタイルの写真を集めて好みの傾向を見つけるのも一つの方法です。
無料のソフトやツール、情報サイトの活用もおすすめです。空間のカラーコーディネイトができたり、自分の好みのスタイルが診断でわかるものも登場しています。
●自分でできるカラーコーディネイトツールで好みを見つける
カラーコーディネイトができるツールを使うと、空間のイメージがしやすく、好みのスタイルを見つけやすくなります。
■「カラーコーディネイション」ツール使用例
「グレース」明るくやわらかな色合いと優しさを感じるデザイン
「シック」彩度を押さえた落ち着きのある色合いで統一感のあるデザイン
「コンフォート」重厚感を感じる色合いと品格を備えたデザイン
「トラッド」素材感のある色合いと自分らしさを大事にしたディテールが心地いいデザイン
●診断ツールで自分に合うライススタイルを見つける
質問に答えていくと自分の好みやライフスタイルがわかる診断ツールの活用もおすすめです。
大切なのは、好きと感じたスタイルのどこが気に入っているのか、好きなポイントを明確にして伝えられるようにしておくこと。普段から、自分がどんなものが好きなのかを意識しておくと、自分の希望するデザインやスタイルを伝えやすくなります。
●リノベーション情報が掲載されたサイトで情報を得る
マンションリノベーションをする前には、自分にあったカラーやスタイルを知る以外に、くらしを快適にする設備の情報、事例もチェックします。また、リノベーション実現のためのステップなども事前に知っておきたい事です。
「パナソニックでおしゃれにマンションリノベーション」では、マンションリノベーションに必要な情報がまとまっています。
リノベーション後に後悔しないために
リノベーションで後悔しないためには事前の準備が大切です。後悔していることを聞くと「デザインやカラーの選択」「予算オーバー」「イメージと違った」「間取りが合わない」など、さまざまな意見がありました。
後悔しないリノベーションのためには、事前の情報収集が重要です。今はインターネットで検索すれば情報が集まりますが、リフォーム・リノベーション雑誌や専門書など、幅広くチェックすることで、情報の偏りを防げます。
●デザインやカラーは実物を見て確認する
カタログは、イメージしている色と異なる場合もあります。設備を選ぶ際は、ショウルームの活用がおすすめです。ショウルームでは、実際に商品を触れるほか、部屋づくりをイメージできるように空間展示を行っています。自分好みのインテリアを見つけることもできます。
ショウルームでは、最新の設備を見ることができるのはもちろん、専門知識のあるアドバイザーに質問することができます。トレンドだけでなく、長く使えるデザインや使い勝手など、プロに確認すると安心です。アドバイザーへの相談は事前予約が必要な場合もあるので確認してください。
●予算オーバーを防ぐためには事前に詳細な見積りを
リノベーションでは予想外の費用がかかることがあります。予備費を確保しておくと安心です。仕様変更や追加工事をすると、予算オーバーの原因になるため、計画段階でできるだけ詳細を詰めます。リフォーム・リノベーション会社によっては、標準の設備が決まっていることがあるので、採用したい設備がある場合には事前に確認します。設備によって費用がアップすることがあるので注意が必要です。
予算と使い勝手のバランスが大事な水まわり
リノベーション後にもう少し予算をかけておけば良かったと後悔した場所を聞くと、「キッチン」「バスルーム」「トイレ」の順で、水まわりが上位に上がりました。
毎日使う場所は、特にしっかり計画を立てることが大切。設備はデザイン性だけでなく、使い勝手の良さも確認したいもの。特に水まわりはお手入れ性も重要なポイントです。
<お気に入りのグッズに囲まれて料理ができるキッチン>
収納を確保しながら、自分好みのキッチンスタイルを実現。キズや汚れに強いカウンターやシンクで掃除もしやすい。
<マンションに合わせたサイズ展開が特徴のバスルーム>
豊富な色柄で思い通りのコーディネイトができる
<インテリアや好みに合わせて便ふたが選べるトイレ>
流すたびに泡と水流で掃除をするトイレなら、お手入れの手間を軽減します。
<既存の床の上に貼れるフローリング>
汚れやキズに強いものから、ペットのすべりやキズに対応したものなど、ライフスタイルに合わせて選べる。
リフォーム・リノベーション成功のポイントはイメージを具体化させること
計画段階で、自分がリノベーションで実現したいことを伝えられるか、表現できるかがポイントになります。事前に思い描いているイメージと実空間が同様の仕上がりになっているか、提案通りの空間になっているかが、リノベーション後の満足度につながります。
そのためには、事前に空間全体をカラーコーディネイトできるツールや、自分に合ったスタイルが見つかるツールなどを活用し、イメージを見える化することも大切です。
最近は、不要なものはつけない、できるだけシンプルな空間にしたいという方も多くなっています。余計な装飾を省き、シンプルに設計することで、暮らしながら自分らしい空間をつくるのも楽しいですね。