リフォーム・リノベーションのヒント集

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2025/07/04

リフォーム会社の選び方で失敗しないポイントを徹底解説!

「リフォームをしたい」「生活スタイルが変わってきたのでもっと住みやすい間取りに変更したい」と考えたときに、どのようなリフォーム会社を選んだらいいのかわからないことがありませんか?

リフォーム会社にはさまざまな種類があり、得意とするリフォームも異なります。同じようなリフォームをするとしても、リフォーム会社によって見積金額が異なることが一般的ですので、慎重に選ぶ必要があります。

「希望通りのリフォームができなかった」「予算がオーバーしてしまった」「リフォームが思うように進まなかった」など、後悔しないようにしたいですね。リフォーム会社の選び方のポイントをご紹介します。

その他のリノベーションのビフォーアフター事例や費用相場などについて詳しく説明しているページはこちら

リフォームできる会社の種類

リフォーム会社は、大手の全国的なリフォーム会社から、地域密着型のリフォーム会社などさまざまです。

リフォームを専門とする会社や、住宅を建てるハウスメーカー、住宅設備専門のメーカー、地域の工務店、塗装・内装・屋根工事などの専門工事会社、電気・ガス・水道などの設備工事店などがあります。

また、最近ではホームセンターや家電量販店でもリフォームを受け付けるようになってきています。

リフォームを請け負う会社の種類について、それぞれの特徴を確認していきましょう。

リフォーム専門会社

リフォーム専門会社は、新築工事をメインに行っている住宅会社とは違い、リフォームを専門としています。

それぞれのリフォーム会社で得意とする分野が異なります。

水まわりの設備のリフォームを得意としている会社や、外壁や屋根のリフォーム、エクステリア工事に強い会社など、さまざまです。

リフォームを依頼する際には、依頼するリフォーム会社の得意な分野を知ることから始めましょう。各会社のホームページを見て、実際に行っている施工事例で判断するといいでしょう。

また、リフォーム専門の会社の場合、地域密着の会社も多く、近隣でのリフォームで多くの実績を持っているのが特徴です。

ただし、リフォーム専門の会社といっても、スケルトンリフォームなどデザイン力や設計力を要する大規模なリフォーム工事になると請け負えないケースもあります。
どの程度のリフォームまでをカバーできるのかを事前に確認しておきましょう。

ハウスメーカー、住宅設備メーカー

新築の戸建てやマンションを建設する大手ハウスメーカーもリフォームを行うことが増えています。
大手ハウスメーカーの部署の一つとしてリフォーム部門があったり、子会社で請け負っていたりするケースがよく見られます。

大手のハウスメーカーの場合、大掛かりなリフォーム工事にも対応できるのがメリットです。耐震工事や断熱リフォーム、バリアフリー、オール電化などの工事もまとめて依頼できます。

ただしハウスメーカーの場合、さまざまな工事を下請けに依頼することが多いので、工事費用が高くなる傾向もあります。

また、住宅設備メーカーもリフォームを扱うケースが増えています。

自社の商品を扱う会社との繋がりがあるため、リフォーム会社を紹介してくれることもあります。使用する住宅設備が決まっている場合は、関連会社に依頼する方法もおすすめです。工事を施工する際に手慣れていることが多いため依頼しやすいでしょう。

そして建物の構造によっては任意のハウスメーカーでは対応できないリフォームもあるので、家を建てたときに依頼したハウスメーカーにリフォームをお願いするケースも一般的です。どこに依頼するか迷った時には、まず家を建てた時に依頼したハウスメーカーに問い合わせてみるのも一つの手段です。

地域の工務店

工務店にもリフォームを依頼できます。地域の工務店は、その地域で豊富な実績を持つケースが多く見られます。

地域の特徴を把握している点においては、地域の工務店に依頼する意味も十分にあるでしょう。

地域の工務店だと対応できるリフォームの種類に限りがあるのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、リフォーム工事全般を広範囲に行える工務店もあります。

ただし、複雑で大掛かりなリフォームや耐震補強工事、大規模なバリアフリー工事などを請け負っていないこともありますので、その場合には別のリフォーム会社を検討することになります。

工務店それぞれで得意分野がありますので、ホームページを確認したり、一度問い合わせをしてみたりするといいでしょう。

ホームセンターや家電量販店

最近では、ホームセンターや家電量販店でも、リフォームを受け付けている所が増えています。

ホームセンターや家電量販店で購入した商品を取り付けたりするのであれば、そのままリフォームもお願いする、といったこともありえるでしょう。

ただし、大掛かりなリフォーム工事の場合は実績があまりないこともあるため、リフォーム工事の種類によっては対応できない可能性があります。

リフォーム会社選びの失敗例と対策

リフォームは安い買い物ではありません。だからこそ、失敗しないリフォームをしたいですよね。

リフォームを失敗しないためには、リフォーム会社の選び方がとても重要です。見積もりや費用の面、実際のリフォームが上手く進まなかったケースなど、さまざまな失敗があります。

この章ではリフォーム会社を選ぶ際にどのような失敗が多いのか、詳しくご紹介します。

見積もりに時間がかかって先に進まない

リフォーム会社を選ぶ際には、何社かに見積もりを依頼して比較検討することが一般的です。見積もりが出てくるまでには意外と時間がかかります。

小〜中規模のリフォームでも数日~1週間の見積もり期間が必要で、フルリノベーションをするとなると設計期間も必要になるので2週間以上かかる場合もあります。

複数に見積もりを取った場合は、それらの見積書が全部揃うのに時間がかかるのが難点です。また、それを比較検討する時間も必要です。

見積もりをしてもらう場合には、いつまでにその見積もりを受け取れるのかを聞いておくことが大切です。

見積もり費用の安さで選んだことで失敗

リフォームを行う際には、費用が安い会社に依頼することも多いでしょう。しかし、安さだけで選んで失敗した例もあります。

見積書の書き方は、各リフォーム会社でそれぞれです。概算で見積もられている場合も多く、リフォーム内容の明細がわからないことも多々あります。実際にリフォームしてみたら高額になってしまったということもあります。見積金額の安さだけで決めないことも大切です。

見積書をもらった場合は、最初にどんな内容の工事、設備が入っているのかを確認しておきましょう。見積書に含まれていなくても、後で発生する可能性のある費用があるかどうかも聞いておくといいですね。

親身になって相談を受けてもらえる担当者がいなくて失敗

リフォームを行う際は、途中で工事内容や設備の変更が必要になることもあります。

その際にリフォーム担当者と密なコミュニケーションを取れないために「リフォーム工事期間が予想よりも長引いてしまった」「当初の見積もりよりも費用が高くなってしまった」といったトラブルが発生する可能性もあります。

そのような時に工事内容についてタイムリーに相談できる担当者がいることは安心に繋がります。

リフォームのことについて何でも尋ねることができる担当者がいるリフォーム会社に依頼するのがおすすめです。

断熱リフォームの実績がない会社に依頼

築年数が古い家の場合には断熱材が入っていないことがあります。この場合、断熱効果を高めるリフォームが提案されるケースも考えられます。

断熱効果を高めるリフォームには、高い知識と技術が必要です。実績のない会社に依頼した場合、断熱材の工事などで失敗してしまうケースがあるようです。

正しい知識がないまま断熱材を入れてしまい、建物の内部に結露が起きて、建物の腐食を引き起こしてしまった例もあります。

断熱リフォームの場合には、とくに経験と実績のある会社を選ぶことが重要です。

リフォーム会社の選び方で失敗しないための対策とは

まずは、見積もりの段階で内容をしっかり確認しておくことが失敗しないための対策の一つです。
また、行いたいリフォーム工事の規模や内容に合ったリフォーム会社を選ぶことが重要です。

特に自分の希望に合ったリフォーム工事の実績がある会社を選ぶことが非常に大切だといえます。

実績があればリフォームのプランニングも柔軟に対応してもらうことができ、さまざまなノウハウが蓄積されているので工事中の予期せぬトラブルへの対応力も期待できます。

最初に詳細な見積もりを取る

どのようなリフォームを行なうのか、最初の見積もりの段階でできるだけ詳細まで決めるのがおすすめです。

そして、実際に住居を見てもらいながら、それぞれの工事や設備について詳しく個別の見積もりを取るようにしてください。概算ではなく、明細をもらうことが大切です。

リフォームの費用の内訳は、主に3つの内容で決まります。

  • ・材料費(建材や設備など)
  • ・施工費(工事に関わる職人の人件費)
  • ・諸経費(運搬費用、消耗品、雑材料費、保険費用、事務処理費)

施工費が費用の大幅を占めます。また、諸経費もかかりますので、念頭においておく必要があります。

詳細な見積もりには、次のようなことが細かく書かれていますので内容を細かくチェックしておきましょう。

  • ・工事内容名(〇〇解体工事、〇〇木工事、〇〇設備工事など)
  • ・数量や施工面積
  • ・工事で使用する建材や設備機器のグレード
  • ・各項目の単価
  • ・諸経費が工事費全体に占める割合

詳細に書かれた見積もりをもらうことで、複数の見積書を比較検討しやすくなります。

上記の内容を会社ごとに比較し、費用の差がどこにあるのかをチェックするのがおすすめです。

内訳でわからないことは見積もりの段階でよく聞いておくといいでしょう。

また、見積書には特記事項も書かれています。「別途費用となる」などと書かれている場合もありますので、注意して見ることが大切です。

リフォーム工事の規模や内容で依頼会社を選ぶ

リフォームで失敗しないためには、ご自身が行いたいリフォームを得意とするリフォーム会社に依頼することが大切です。

リフォーム会社を選ぶための流れとしては次のようなことを考えるといいでしょう。

  • ・リフォームの規模を考える
  • ・リフォームの予算を検討する
  • ・リフォームで必要な工事を考える
  • ・地域のリフォーム会社に依頼するのかを検討する

これらのリフォーム会社の選び方を参考に、依頼する会社を比較検討するといいでしょう。

工事の規模や内容でリフォーム会社を選ぶ際のポイント

リフォーム会社の特徴から考えて、どの会社に依頼したらいいのか、選ぶ際のポイントを見ていきましょう。

リフォームの規模が大きい場合はハウスメーカー、建築設計事務所に

築年数が古くなって複数箇所をリフォームしたい場合には、最初に建ててもらったハウスメーカーや建築設計事務所に依頼するのも一つの方法です。

大手のハウスメーカーや建築設計事務所に依頼すると、専任の担当者が付いてくれることもあります。また、専門の設計者などから、リフォームについてのアドバイスももらえておすすめです。

さらに、リフォーム工事管理者が工事の進捗状況をチェックし、変更の場合にはすぐに連絡がもらえます。
ただし、その分、費用面では高額になる場合もあります。

税込500万円以上のリフォーム工事を行うためには、建設業の許可を受けなければならないことが建設業法で定められています。

規模が大きいリフォームを依頼する場合には、建設業の許可を持っているリフォーム会社なのかどうかを事前に把握しておきましょう。

リフォームの予算を重視するなら、工務店やリフォーム専門会社へ

リフォームの予算を重視するなら、地域の工務店やリフォーム専門会社に依頼する方が安くなることが多いです。

実際にリフォームを担当する職人さんとも打ち合わせができるため、工事や作業を担当する人に直接思いを伝えられるのもメリットです。

ただし、インテリアコーディネーターが所属していない場合もあり、インテリアに関しては自分で選んで決めなければならないこともあります。そのため、できるだけ過去の施工事例などを見せてもらい、好みのデザインが実現できそうな会社を選ぶのもポイントです。

水まわり、外壁や屋根、エクステリアだけなら工事専門会社に依頼する

水まわりや外壁、屋根、エクステリアなどリフォーム工事の場所が限定されているなら、それぞれの専門会社に依頼する方法もあります。

融通を利かせてもらいやすく、迅速な対応が期待できます。また費用も安くなるのが一般的です。

リフォームでは電気やガス、水まわりの工事を行うことが多いですが、これらの工事には資格が必要です。間取りを変更して、キッチンを移動する、浴室やトイレを移動するなどの場合は、配線、配管工事が必要となります。

水道工事は「給水装置工事主任技術者」、配線工事は「電気工事士」の資格を持った人でないと施工できません。スイッチやコンセントの位置を変更したり、取り付けたりも資格がないとできません。

小規模のリフォームでは、それらを得意としている専門会社に依頼するのもよいでしょう。地域の専門会社の方が小回りがきいて連絡も取りやすく、スムーズにリフォームが進む場合も多いようです。

家の近くの会社に依頼したい場合は、地域のリフォーム専門の会社か工務店

家の近くにあって施工実績が多い会社にリフォームを依頼したい場合もあるでしょう。その場合は、地域のリフォーム専門の会社か工務店を探してみてください。

地域でリフォームした口コミなども聞くことができて安心です。

中古物件をリフォームして住みたいという場合は、その地域で豊富な実績のある会社を探してみるのもおすすめです。リフォームのアイデアに優れた会社やこちらの要望に柔軟に対応してくれるリフォーム専門の会社や工務店があります。

デザイナーが在籍しているリフォーム専門の会社なら、独自性あふれる、オシャレなリフォームを提案してもらえるかもしれません。

リフォームの変更や要望、予算が相談できる担当者がいる会社を選ぶ

リフォームが始まってからの作業内容の変更や要望、それにともなう予算変更などは、すぐに相談して解決する必要があります。

細かいことについても相談しやすい担当者がいると安心してリフォームを任せることができます。

担当者が付くかどうかは、リフォームを依頼する際に確認しておくのもポイントです。

良心的なリフォーム会社を見つけるポイント8つ

リフォームには長い期間と大きな費用がかかることが多いため、親身になって相談に乗ってくれる会社を見つけることが重要です。技術もあって良心的なリフォーム会社を見つけることが、リフォームを成功させるための肝となります。

大小さまざまのリフォーム会社や、地域密着のリフォーム会社がありますので、その中から最適なリフォーム会社を見つける必要があります。

良心的なリフォーム会社を見つけるポイントを8つご紹介します。リフォーム会社を選ぶときの参考にしてください。

1.複数の会社にリフォームを相談して選ぶ

いいリフォーム会社を見つけるには、複数の会社にリフォームの相談をするのがおすすめです。

リフォーム会社によって、アイデアや提案は変わります。それらを比較して、いいアイデアや提案をしてくれた会社で、予算にも合うリフォーム会社を選ぶといいでしょう。

次のようなことをポイントに、良心的なリフォーム会社を探しましょう。

  • ・親身になって、こちらの要望をいろいろ聞いてくれる会社に依頼する
  • ・多くのアイデアや提案を出してくれる会社を見つける
  • ・希望するリフォームの施工事例が多く技術力のある会社

リフォームでは要望通りにでき上がるかどうかが大切です。さまざまな会社を比較して、いいアイデアや提案を出してくれる会社を見つけてみてください。

2.リフォーム工事の実績や口コミを見る

いいリフォーム会社を選ぶには、実績を持った優良企業を見極める必要があります。これまでのリフォーム工事の実績をホームページなどで見てみるといいでしょう。

実際に依頼してみないと分からないことも多くありますので、口コミを聞いてみることも大切です。

3.近くの実績を持った会社を探す

近くのリフォーム専門の会社や工務店で実績のある所に依頼するのも一つの方法です。

ホームページなどを見て、地域でどのくらいの実績があるのかを調べるといいでしょう。「広い地域に対応している」とホームページなどに書かれていても、実際には対応が行き届いていない場合もあります。リフォームの施工例が実際に近所にあるのかどうかも確認してください。

住宅は環境によっても、さまざまな影響を受けます。地域性にも詳しい地域の会社に依頼すると、柔軟な対応をしてもらえるので安心です。

地域性とは、例えば、海風がよく吹いて塩害が多い地域、地盤が弱い地域、水はけが悪い地域などが考えられます。それらに詳しい地域の会社を選ぶことで、さまざまな提案もしてくれます。

地域に密着した会社に依頼するメリットは、何か問題が起こったときに、すぐに駆けつけて対応してもらえることです。

必ずそうだとは言い切れませんが、依頼する会社が近くにあるほうが安心なのは言うまでもありません。

4.設計技術力があり費用に応じて提案や対応ができる会社を選ぶ

リフォームでは、住みやすいようにさまざまな工事を行ったり、デザインを変更したりします。アイデアを活かして設計する必要があり、それを実現する技術力があることが重要です。

また、費用を抑えられる方法なども提案ができる会社だと助かります。予算内でこちらの要望を何とか叶えてくれる会社を選ぶのもポイントです。

また、リフォームのさまざまなアイデアやヒントについて自分でも知っておくといいでしょう。ヒントを掲載しているページも参考にするのもいいですね。

5.リフォーム関連の有資格者がいる所を選ぶ

リフォーム自体に資格は特別必要ありませんが、有資格者がいるリフォーム会社に依頼する方が安心できます。失敗を防ぎ、良心的な会社を選ぶには、できるだけ有資格者がいる所を探すのも一つの方法です。

大規模な工事の場合は建築士の資格があった方がおすすめです。大規模な工事や断熱材を入れたり、耐震を考えたりする工事の場合には、建築士や建築施工管理技士などの国家資格者がいる会社を選ぶほうが安心できます。インテリアコーディネーターなどもいれば、いろいろ相談できていいでしょう。

6.「住宅リフォーム事業者団体登録会社」を選ぶ

リフォーム工事自体は、専門会社でなくてもできます。複数の業種にまたがるような工事を行う場合は、国土交通省の定める「住宅リフォーム事業者団体登録制度(JBN)」に登録されているリフォーム会社を選ぶと安心です。

住宅リフォーム事業の健全な発展や消費者が安心してリフォームをできるように国土交通省によって登録制度が設けられています。登録されたリフォーム業者は国土交通省によって優良と認められた会社なのでおすすめです。

「住宅リフォーム事業者団体登録制度(国土交通大臣登録)」のロゴマークが付いている会社を選ぶことで安心して任せることができます。

7.建設業許可の有無を確認して依頼する

国土交通省の定めで税込500万円以上の大規模なリフォーム工事を行う場合には、建設業許可が必要となっています。大規模で高額のリフォームの際や耐震補強工事などが必要な場合は、許可の有無を確認することも大切です。

大規模なリフォームを行う場合には、依頼会社も許可を持っていて、特に実績のある会社を選ぶことが必要です。

当たり前ですが、500万円未満のリフォーム工事の場合も建設業許可を持っている会社の方が安心できます。特にリフォームで多い内装やインテリアに関する施工のためには「内装仕上工事業」の許可があればリフォームにいろいろ対応できる会社といえます。

他にも、外壁塗装専門のリフォーム会社や木工造作工事が得意というのであれば、それぞれの許可を取っている会社を選ぶことをおすすめします。

8.リフォーム瑕疵(かし)保険やアフターフォローがある会社に依頼

「リフォーム瑕疵(かし)保険」とは、リフォーム工事後に欠陥が見つかった場合の保険です。保険期間内であれば、補修費を保険でまかなうことができます。瑕疵(かし)保険に入りたい場合は、リフォーム会社に最初に伝えておく必要があります。

また、瑕疵(かし)保険に入る場合は、保険料の負担についてどうするのかも確認しておいてください。多くの場合はリフォームの依頼者が払うことになります。

リフォームをして実際に住んでみて、不具合に気づくこともありますので、大規模なリフォームをする場合などは保険も考えておくといいでしょう。

また、リフォーム後の数年ごとの定期点検や、無料修理などのアフターフォローがあるかどうかは、会社次第です。最初に確認をしておいてください。アフターフォローまで行き届いている方が良心的なリフォーム会社としておすすめです。

リフォーム会社の賢い選び方

リフォーム会社を実際に探す方法としては、いくつかの方法があります。実際に住居を見てもらって、現地調査後に見積書を出してもらい比較検討する方法がおすすめです。

ただ、その前にいくつかの会社を選ぶ必要があります。数社の依頼会社に絞る方法やリフォームの見積もりを依頼するまでをご紹介します。

見積もりは必ず複数の会社からとる

見積もりを取るだけでしたら一般的には費用はかかりません。

現地調査をして見積もりをしてもらうことが大切で、そのためにもいくつかのリフォーム会社を選ぶ必要があります。

見積もりを依頼する際については、次のことを参考にしてください。

  • ・リフォームの規模が小さい場合2~3社から見積もりを取る
  • ・リフォームの規模が大きい場合3~4社程度の見積もりを取る

リフォーム規模が小さい場合は、会社によってそれほど見積もり内容や金額に差がないことも多くなります。あまり多くの見積もりを取っても比較するのが大変です。会社を最初に2~3社に絞って、見積もりを取ることをおすすめします。

リフォーム規模が大規模な場合は、会社によって金額に差が開くことがあります。できるだけ3社以上は見積もりを取るのがおすすめです。大規模なリフォーム工事の実績のある会社を選んで見積もりを依頼してください。

リフォーム会社紹介サイトを利用して選ぶ

さまざまなリフォーム会社を紹介するサイトもあります。自分でいろいろなリフォーム会社を調べなくても一度に検討できておすすめです。地域性があるリフォーム会社もありますので、対応しているかどうかを確認してみるといいでしょう。

次のような内容をリフォーム会社の選び方の参考にしてください。

  • ・リフォーム工事の対象地域
  • ・リフォーム工事の対応内容
  • ・設計やインテリアコーディネートのこだわりについて
  • ・リフォーム実績(戸建てやマンション、団地など)
  • ・実例の費用例
  • ・口コミ
  • ・瑕疵(かし)保険やアフターフォローなどのサービス

多くの情報が紹介サイトから見ることができますので、比較検討して数社に絞って見積もりを取ってみるといいでしょう。

バーチャルショウルームでリフォーム計画を試す

Panasonicでは家にいながら、バーチャルショウルームでリフォームを試すことができます。リフォーム計画を実際に行ってみることができますので、いい方法です。

バーチャルショウルームで、さまざまな設備を見ることで実際にリフォームしたようなイメージを膨らませられます。

リフォームをしたいけれど、具体的なイメージが湧かない時などにおすすめです。バーチャルの部屋で、設備を選んでコーディネイトしてみてください。

自分がやりたいリフォームのスタイルがイメージでき、それを伝えることができるようになります。プリントアウトしてリフォーム担当者などと共有することも可能です。

Panasonicのバーチャルショウルームについては、こちらのページを参考にしてください。

リフォーム会社の選び方は特徴を知って選ぶことが大事!

今回は、リフォーム会社の選び方をご紹介しました。リフォーム会社も、最近では種類がとても多くなっています。

地域性のあるリフォーム会社から、大規模な工事ができるハウスメーカーなどたくさんあります。それぞれに特徴がありますので、特徴を知った上で、リフォームを依頼するのがおすすめです。

複数の会社に見積もりを依頼して、比較検討することが大切です。

そして、アイデアや問題の解決法を相談できるように、提案力と技術がある所を選ぶことが大切です。「良心的なリフォーム会社を見つけるポイント8つ」を参考に選んでみてください。

どんなに口コミや近所の評判が良い会社に依頼したとしても、ご自身が満足度の高いリフォームの実現ができるとは限りません。

重視するポイント、工事内容、予算、好みのデザインなどが人によって異なるためです。
また担当者との相性もあるでしょう。

様々な会社や担当者が存在するので、センスが合わないことがあるのも当然です。
したがって本記事を参考にしながら、相性のいい担当者が在籍しているリフォーム会社を選ぶことをおすすめします。

監修協力

亀田 融さん

亀田 融(かめだ とおる)さん

匠住宅診断サービス
1級建築施工管理技士/宅地建物取引士/マンション管理士/JSHI公認ホームインスペクター
東証一部上場企業グループの住宅会社に現場監督及び住宅リフォーム事業の責任者として約33年間勤務。その後2015年10月よりホームインスペクション(住宅診断)の専門会社を立ち上げて運営すると共に、小規模リフォーム会社の顧問としても活動中。

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