リフォーム・リノベーションのヒント集

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2025/07/04

おしゃれなリフォームで夢のマイホームデザインを実現!
プロが教える成功の秘訣

リフォームをすることで、今の住まいを活かしながら、新しい暮らしを実現することができます。

しかし、リフォームをする際は、どのようなリフォームをすればよいか、リフォーム後のイメージがうまく伝えられない、適切なリフォーム会社をどう選べばよいか分からないなど、さまざまな疑問や問題が出てきます。

今回の記事では、リフォームに関する疑問の解消から、おしゃれなリフォームの事例までご紹介します。

その他のインテリアのリフォーム事例や費用相場などについて詳しく説明しているページはこちら

リフォームとは?

リフォームは古くなった建物に手を加えて、新築同様の状態に戻すことです。
リフォームを行う前に、まずリフォームでできることを知る必要があります。リフォームを行う意義や、メリット・デメリット、リフォームの種類について解説します。

リフォームは和製英語。老朽化した建物を改良・改善すること

「リフォーム」という言葉は、英語の「Reform」からきています。ただし、英語の「Reform」は「改革する、改善する」などを意味し、住宅の改装にはあまり使われません。日本語の「リフォーム」は和製英語です。「老朽化した建物やその部分を新築時の状態に戻す」「使用しやすくするために改良・改善する」という意味で使われます。

具体的には、外壁の塗り替え、和式トイレから洋式トイレへの取り替え、キッチンを使いやすくアップデートすることなどが含まれます。

集合住宅(マンションやアパート)では、入居者が退去した後に元の状態に戻す作業も「リフォーム」と言われることがあります。

リフォームのメリットは?

リフォームのメリットを2点紹介します。

新築に比べ、工事期間が短く費用が安い

一つ目のメリットは、リフォームの場合、新築に比べ工事の期間が短く、費用が比較的安いという点が挙げられます。

例えば、トイレの交換なら約4時間、古い台所からシステムキッチンへ変える場合は約3日間、従来工法のお風呂からシステムバスルームへのリフォームなら約5日間です。

このように、設備の交換や部分リフォームの場合、数時間から数日、長くても数週間で済むことが多いようです。フルリフォームの場合は、数か月かかることが多く、建物の規模や工事の内容によって工期は異なります。

完成後のイメージが容易

2つ目は、基本的な建物構造を変えずに、部分的な修繕を行う改修工事のため、完成後の状態をイメージしやすいというメリットがあります。

元々の住まいの雰囲気を残したい場合や、今の建物の良さを活かしたまま建物の改築を行いたい場合にはリフォームがおすすめです。

リフォームのデメリットは?

リフォームにはデメリットもあります。リフォームを計画する前に、気を付けたいことを2点紹介します。

設計の自由度が低い

リフォームは主に設備の交換や内装・外装の修繕など、小規模な改修工事を対象とします。
そのため建物全体の土台や構造を変えるなど大規模な改修工事ができない場合もあり、間取りを変えるなど設計の自由度は低くなります。建物を支える柱や、耐力壁は壊せないため、大規模な改修を望む場合には、リフォームでは要望をすべて実現できない可能性があります。

部分リフォームは統一感が損なわれる場合がある

キッチンだけ、洗面台だけと必要な設備だけをリフォームすると、今までのインテリアと統一感が損なわれる場合があります。

フローリングや壁紙など合わせて変えることで、違和感がないようにリフォームすることもできます。リフォームする際にはプランナーに、今のインテリアに合うプランや、予算内で収まるかなど、相談することをおすすめします。

リフォームの種類

リフォームしたい場所が決まっている場合は、素材の種類や、事例を参考に、リフォームのイメージを膨らませましょう。

フローリング・床のリフォーム

フローリングにはさまざまな種類があります。木の風合いを生かした突き板仕上げ、天然石の風合いを再現した石質仕上げのほか、さまざまな色柄が表現できるシートタイプのフローリングもあります。

また、傷や汚れがつきにくいものや、水に強いものなど、性能に注目して選ぶことでより長く使うことができます。

外装・屋根のリフォーム

外壁や屋根が劣化すると、雨漏りの原因になります。劣化箇所を補修し、軒天や雨戸、軒の塗装などのリフォームで、建物全体を明るい印象にできます。また、防火性能の高い外装材に変更することで、より安心な住まいになります。

外装・屋根のリフォーム事例はこちらからご覧ください。

寝室のリフォーム

寝室はリラックスして過ごせることがポイント。ゆったりとした印象のホテルライクな寝室、また、シーンに合わせて調光できる間接照明を取り入れることで、くつろぐことのできる寝室になります。

寝室リフォームの事例はこちらからご覧ください。

リフォーム費用の確認方法やリフォーム会社の決め方

リフォーム計画を進めるにあたり、工事費用の見積もりなど、リフォームにかかる費用を事前に調べることは大切です。

適切なリフォーム会社の選定方法や見積書で見ておくべきポイントなど、基本的な知識を知っておくことも必要です。しっかりと調べてから、リフォーム会社を決めましょう。

1.業者の候補リストを作る

リフォーム会社をリストアップする際には以下の5つの要素を考慮してみましょう。

  • ・リフォーム会社が提供するサービスが自分のリフォームの目的とマッチしているか
  • ・経験や実績があるか
  • ・建築士や増改築相談員、マンションリフォームマネージャーなどの資格者が在籍しているか
  • ・業者団体への加入や建設業許可を取得しているか
  • ・自宅から近い場所に存在しているか(1時間以内の距離が理想)

2.複数のリフォーム会社に見積もりを依頼

選定したリフォーム会社に同じ工事内容を伝えて見積もりを依頼します。その際、「複数のリフォーム会社から見積もりを取っていること」を伝え、「見積もりは無料か」「無料でできる範囲はどこまでか」も一緒に確認しましょう。

3.見積もりは金額だけでなく内容も確認

同じ条件で見積もりを依頼しても、各業者によって見積もりの条件や内容が異なり、金額に大きな差が出ることがあります。工事後のトラブルを避けるため、見積もり内容が自分の要望や希望に合っているか詳しく確認しておくと安心です。

4.施工体制や保証内容の確認

リフォーム会社が自社で施工と管理を行うか、リフォーム瑕疵(かし)保険に加入しているか、アフターサービスが整っているかなど、保証内容についても確認しましょう。

5. 検討と確認をしてからリフォーム会社を決定

不明な点があれば納得するまで確認し、総合的に判断してリフォーム会社を選びましょう。

見積もりを取る際、気を付けたいポイントは以下の通りです。

  • ・自分の予算や要望をはっきりさせ、それをリフォーム会社に伝える
  • ・住宅の図面などを準備しておく
  • ・打ち合わせの内容を記録し、それを双方で共有する(リフォーム会社が準備することもあります)
  • ・自治体の補助金を活用できるか確認する

さらに、複数の会社に見積もりを依頼して比較する際は、以下のことにも気を付けましょう。

  • ・ほぼ同じ内容で見積もりを取る
  • ・見積もりの提出期限を設ける
  • ・見積もりを取るのは3社程度に留め、あまり多くしないようにする

リフォーム会社に見積もりを依頼する前に、リフォーム費用の相場と目安を確認することもおすすめです。「リフォーム事例1000!」は、1,000件以上の事例からリフォーム例と費用を確認できます。

おしゃれなリフォームの事例

リフォームをするきっかけは、「設備や機器が古くなったり壊れたから」など老朽化を理由にする場合が多いです。それ以外にも「間取りやデザインに不満があったから」とインテリアを変更したい場合もあります。

インテリアにはさまざまなスタイルがあり、自分や家族がどんなスタイルを求めているかによってリフォーム内容は変わります。実際のリフォームの事例を参考にして、理想の空間をイメージしてみませんか。

木目調の扉のカップボードでキッチンをカフェ風の空間に

子どもの独立を機に、夫婦で会話したり、テレビを見ながら料理をしたいという希望を叶えるため、独立キッチンをオープンタイプのキッチンにリフォーム。デザインは木目調扉のカップボードを採用し、カフェ風の雰囲気を演出。
LDKは、グレーと木目をベースにしたインテリアにブルーグレーの扉やカーテンで落ち着いた雰囲気になっています。

ロッジ風デザインを活かしたレトロ・ヴィンテージスタイル

築33年のマンションリフォームで実現したヴィンテージスタイルのリビング。雑誌を見たり、アパレルショップやモデルルームに通って、素敵だと思うイメージから奥様が選んだのがヴィンテージスタイル。全体の配色、アクセントタイル・壁紙など、随所にアイディアが散りばめられた空間です。

おしゃれなリフォームを成功させるためには「理想を明確にする」こと

おしゃれなリフォームを成功させるためには「自分や家族にとってのおしゃれや好み」を見つけましょう。

おしゃれなリフォームを成功させるためのポイント4つをご紹介します。

1.リフォーム事例を多く見る

リフォーム事例を見ることで、リフォームに対する知見を増やすことができます。

まずは、どんなおしゃれなリフォームがあるか、自分の好みのリフォームはどのようなスタイルかを探してみましょう。

おしゃれなリフォーム事例がたくさんあるリフォームサイトで、お気に入りのリフォーム事例を見つけることが一番おすすめです。

1,000件以上のリフォーム事例が、予算や困りごとから見ることができます。

2.リフォーム後の生活をイメージしたり、体験してみる

リフォームショウルームの見学や、セミナーやイベントへの参加は、リフォーム計画を具体的に進めるときに、非常に役立ちます。

ショウルームでは、オンラインやパンフレットだけでは得られない、実際の空間の雰囲気や素材の質感を直接体験できます。

さらに、リフォーム関連のセミナーやイベントは、プロの意見を聞いたり、補助⾦制度など、リフォームの情報を得られる良い機会です。

自分の興味に合ったものを見つけて参加してみましょう。

3.適切なリフォーム会社を選ぶ

リフォームでおしゃれな空間を作るためには、適切なリフォーム会社を選ぶことが大切です。

施工事例が数多くあり、自分が求めている施工ができるリフォーム会社を見つけましょう。

4.どのようなリフォームをしたいのか明確にする

どんな暮らしがしたいか、どんなインテリアにしたいかなど、自分の希望をリフォーム会社に明確に伝えることも重要です。

人それぞれおしゃれと感じるものは違います。どのようなスタイルがおしゃれと思っているか、どんなデザインが好きか、リフォーム会社に具体的に伝えることは、自分好みのおしゃれなリフォーム実現のカギになります。

しかし、自分が好きなスタイルを言葉で伝えることはなかなか難しいものです。効果的な伝え方は、写真を見せること。言葉で伝えるよりも、一枚の写真を見せるほうがはるかにイメージを共有できます。

おすすめなのが「リフォーム事例1000!」です。Panasonicが手がけたリフォームの事例が1000件以上も掲載されています。ビフォーアフターの写真が掲載され、リフォームのポイントや工夫なども紹介されています。

キッチン、バスルーム、リビング、寝室など、家のさまざまな部分を対象としたリフォーム例や、予算などの条件から検索して事例を探すこともできます。インテリアも、さまざまなスタイルやテーマのものがあるので、自分好みのおしゃれなリフォームの参考になるでしょう。

予算と照らし合わせたり、事例写真を見ることで、どのようなリフォームをしたいのか明確になったり、リフォームのプロセスを理解するためのヒントが得られます。

「リフォーム事例1000!」の中で、自分が「これだ!」と思う写真を選び、好みの部分を具体的にリフォーム会社に伝えましょう。

1,000件以上のリフォーム事例の詳細はこちら。

リフォームすると減税になる?

リフォームをすると減税される場合があることをご存知ですか?リフォームをして、一定の要件を満たすと所得税の控除、固定資産税の減額措置が受けられます。

具体的には、住宅ローン減税、リフォーム促進税制(リフォーム減税)があります。住宅ローン減税は10年以上の住宅ローンを利用してリフォームした場合に適用されます。リフォーム減税は性能向上リフォームを行った場合に適用されます。

これらは併用できません。それぞれ控除額も要件も異なるため、リフォームの規模や目的に応じて選ぶことが重要です。

  • ※住宅ローン減税と耐震リフォーム減税のみ併用可能

返済期間10年以上のリフォームローンを利用して省エネやバリアフリー、同居対応などのリフォームをした場合、要件を満たしていれば、住宅ローン減税の対象になります。年末ローン残高の0.7%が所得税と住民税の一部から控除されます。

一方、リフォーム減税では、耐震、バリアフリー、省エネ、同居対応、長期優良住宅化など特定のリフォームが対象となります。これらの要件を満たすリフォームを行えば、一般的なリフォームも控除対象となり、最大で1,000万円までの工事費が控除対象となります。

2024年からは、子育て世帯(「2025年12月31日時点で19歳未満の扶養家族を有する世帯」または「夫婦のいずれかが40歳未満の世帯)が子育てに対応した住宅リフォームを行う場合も所得税控除の対象になっています。(適用期限:2025年12月31日)。

また、リフォームを行うことで固定資産税も減額されます。リフォームの種類により減額幅が異なり、耐震、バリアフリー、省エネ、長期優良住宅化のリフォームが対象となります。

さらに、父母や祖父母からリフォーム資金の贈与を受けた場合に、一定額まで贈与税がかからない優遇措置(非課税措置)が設けられています。

これらの特例を活用することで、リフォーム費用の負担を軽減することが可能です。

ただし、これらの制度を適切に利用するためには、制度の詳細や要件を理解し、適切な確定申告を行う必要があります。そのため、制度に詳しいリフォーム会社に相談しましょう。

リフォームでおしゃれな空間を手に入れよう!

この記事ではおしゃれなリフォームを実現するための方法について解説してきました。

リフォームを成功させるためには以下のことを意識しましょう。

  • ・自分の理想とするリフォームのイメージを持つ
  • ・おしゃれなリフォームの事例をたくさん見る
  • ・ショウルームやセミナーを活用する
  • ・自分のリフォームイメージをリフォーム会社に伝える

理想とするリフォームは、自分にとっての「おしゃれ」を反映したものであって欲しい。理想のイメージをリフォーム会社に具体的に伝えるために、写真やリフォーム事例を活用しましょう。

今回の記事を参考にして、あなたが思い描くおしゃれなリフォームを考えてみませんか。

監修協力

野村 正樹さん

野村 正樹(のむら まさき)さん

株式会社 ローバー都市建築事務所 代表取締役
一級建築士/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士/古民家鑑定士一級
同志社大学法学部を卒業後、京都工芸繊維大学造形工学科へ編入学。(株)NEO建築事務所を経て、00年「ローバー都市建築事務所」設立。後に、京都工芸繊維大学大学院建築設計学 前期博士課程修了。2006~2018年 毎日新聞京都版 朝刊「きょうと空間創生術」第1回~第274回執筆掲載。

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