リフォーム・リノベーションのヒント集

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2026/04/07

壁紙リフォームの費用相場2026年版|クロス張り替え時期・部屋別の人気事例を紹介

壁紙(クロス)リフォームは、部屋の印象を手軽に変えられる人気のリフォームです。壁紙リフォームのメリットやデザイン選びのポイント、戸建てとマンションそれぞれの人気の事例など、お役立ち情報を紹介します。

本記事のポイント

  1. ●6畳の張り替え費用は4.5~7.1万円、㎡単価では1,000~1,600円前後が目安
  2. ●張り替え時期は10~15年が目安だが、カビやはがれ、変色がある場合は前倒しでの検討がおすすめ
  3. ●見積りでは、m単価と㎡単価の違いに要注意
  4. ●壁紙は色や柄だけでなく、機能性も確認。日常の手入れのしやすさや耐久性が変わる
その他のインテリアのリフォーム事例や費用相場などについて詳しく説明しているページはこちら

壁紙をリフォームするメリット・魅力

リフォームと聞くと大規模な工事を伴うものを想像する方も多いかもしれません。また、壁紙をリフォームしたくらいでは、家の印象が大きく変わらないと思う方もいるかもしれません。

しかし、壁紙を変えるだけで住まいの雰囲気を大きく変えることができます。それに加え、家の清潔さや健康を維持する上でも重要な役割を果たせるため、壁紙のリフォームは人気があります。まずは、壁紙をリフォームする際のメリットをチェックしましょう。

家の雰囲気が大きく変わる

壁紙のリフォームは、大規模な工事をしなくても家の雰囲気を大きく変えることができます。新しい壁紙の色やデザインによって、部屋全体の印象は一新され、新鮮な気持ちで生活することができるのが魅力です。

リフォームの中でも比較的安価で行なえる

通常の住宅リフォームの相場は戸建ての場合は500〜1,500万円、マンションでは600〜1,200万円程度かかると言われてます。一方、壁紙のリフォームは、他の大規模なリフォームに比べて比較的コストが低く抑えられます。そのため、リフォームにかかる負担を減らすことが可能で、頻繁にデザインを変更したいという人にも適しています。

壁紙についた臭いや汚れを一掃できる

臭いや汚れは、住まいの印象や居心地を大きく左右します。壁紙を張り替えることで、染み付いたニオイや汚れをリセットでき、空間が明るく清潔な印象になります。
喫煙やペットなどによる生活臭が気になるご家庭にとっても、快適さを取り戻せるため、大きなメリットです。

壁紙のデザインの選び方

壁紙のデザインは部屋の雰囲気を大きく左右するため、理想の部屋に合う壁紙を選ぶことが難しい…と感じる方も多いでしょう。

また、近年は壁紙の種類が多くなっているため無数の色とパターンから選ぶ必要があります。ここからは、理想の部屋のテイストに合った壁紙のデザインを選ぶ方法をご紹介します。

1.部屋のテイストに合った壁紙の選び方

はじめに、どのようなテイストの部屋にしたいかをイメージしておきましょう。方向性を決めてから壁紙を選ぶことで、色や柄の候補を絞りやすくなり、スムーズに選べます。

ナチュラルテイストにおすすめの色

ナチュラルテイストの部屋には、アースカラーを基調とした色を選ぶのがおすすめです。ソフトグリーンやベージュ、ブラウンなどの自然をイメージする落ち着いた色合いを選んでみましょう。

モード系でおすすめの色

モード系の空間は、ブラック・ホワイト・グレーのモノトーンでまとめるのが基本です。シンプルな配色にすることで、洗練された印象に仕上がります。
一方、床がウォールナットやオークなどのブラウン系の場合でも、壁紙を白にして家具や飾り棚などの建具をブラックやダークブラウンで揃えると、空間全体に統一感が生まれ、モードなテイストに近づきます。既存のフローリングを活かしながら取り入れやすい点も魅力です。

和モダンでおすすめの色

和モダンは、落ち着いた色合いをベースにスッキリと整えるのがポイントです。和風というと茶色や赤を思い浮かべる方も多いですが、赤は面積が大きいと空間のバランスが取りにくく感じることもあります。
白やブラウンを基調に、石目や木目など素材感のある壁紙をアクセントにすると、和の雰囲気を残しながら今の暮らしにもなじみます。やわらかな光のペンダントライトを合わせると、より落ち着いた和モダンの印象に仕上がります。

子ども部屋におすすめの色

子ども部屋の壁紙は、明るい色や、やさしいトーンを選ぶと楽しい雰囲気になります。ブルーやピンク、パステルカラーなどは小さな子どもにも人気です。
ただ、成長とともに好みが変わることも多いため、長く使うことを考えるなら白系のシンプルな壁紙にして、ポスターやファブリックで印象を変えられるようにしておくと安心です。
化粧ボードを取り入れて、絵を貼ったり自由に飾れるスペースをつくるのもおすすめです。子どもの成長に合わせて空間の使い方を変えることができます。

2.床との相性もチェックする

テイストに合う壁紙の色のイメージが決まったら、床材の色の相性も確認しましょう。床材の色と壁紙の色が調和していることで、部屋全体の統一感と落ち着きが生まれます。

白黒系の床に合う色

モノクロ系の床には、グレーや白、黒の壁紙を合わせると空間がスッキリと整います。アクセントに鮮やかな色を取り入れると、アートのような印象の個性的な部屋になります。

白い床は、壁も白をベースにして黒をポイントで取り入れると空間が引き締まります。やわらかい雰囲気にしたい場合は、淡いグレーやブルーを合わせるとやさしい印象に仕上がります。

黒い床は、白い壁を基調にブラウンやレンガ調のクロスを取り入れると、空間のアクセントとなり、重厚感のある落ち着いた印象になります。

茶系の床に合う色

茶系の床は多くの住まいで使われているため、合わせる壁紙の色の幅が広く、リフォームで空間のイメージを変えやすいのが特徴です。
ナチュラルな雰囲気にしたい場合は、クリーム色やベージュなどのやわらかな色を選ぶと、あたたかみのある空間に。遊び心を取り入れたい場合は、差し色に水色などを取り入れると軽やかな印象になります。

畳に合う色

和室などの畳の部屋は、やわらかな色合いの壁紙を合わせると落ち着いた空間になります。和の雰囲気を大切にしたい場合は、やわらかな白やベージュなど畳になじむ色を選ぶと、自然と統一感が生まれます。
洋風の要素を取り入れたいときは、淡いグリーンやブルーを合わせると、やさしさを残しながら軽やかな印象に仕上がります。

3.壁紙の柄を決める

壁紙の色が決まると、次は柄選びです。無地でまとめるとスッキリとした印象になりますが、少し変化をつけたいときは柄を取り入れると空間の雰囲気がぐっと変わります。さりげないアクセントにもなります。
壁紙の柄にはそれぞれ空間の見え方を変える効果があります。特徴を知っておくと、理想の雰囲気に合うものを選びやすくなります。

ストライプ柄

ストライプ柄は、ラインの向きによって空間の見え方が変わります。縦のラインは視線が上に抜けるため天井が高く感じられ、スッキリとした印象に。横のラインは空間に広がりをつくり、奥行きを感じさせてくれます。
壁紙に取り入れる場合は縦ストライプの方がなじみやすく、横ストライプはアクセントとして一部に使うとバランスよく仕上がります。

花柄

花柄の壁紙は、柄の大きさによって空間の印象が大きく変わります。大きな柄は目を引くアクセントになり、レトロで華やかな雰囲気に。小さな柄はさりげなく取り入れやすく、やわらかく落ち着いた空間になります。
花柄は、全面に使うと家具やアートとのバランスが取りにくくなることもあるため、アクセントクロスとして取り入れると空間になじみやすくなります。

幾何学模様

幾何学模様の壁紙は、規則的なリズムが生まれることでモダンで洗練された印象になります。空間のアクセントにもなり、シンプルなインテリアに変化をつけたいときにもおすすめです。
取り入れる際は、ベースと模様の色を同系色でまとめると主張しすぎず、やさしくなじみます。家具や小物の色と合わせやすくなります。

ドット柄

ドット柄の壁紙は、空間に楽しさをプラスしてくれる柄です。子ども部屋や、カジュアルに仕上げたい場所によく合います。
柄が目に入りやすい分、ベースとドットの色を同系色でまとめて落ち着いた印象に。床や家具との色合いをそろえると、空間がすっきりとまとまります。

機能性壁紙の選び方(用途別)

壁紙を選ぶときは、デザインだけでなく機能性もチェックしたいポイントです。部屋によって、汚れやすさや湿気のこもりやすさも変わってきます。
それぞれの空間に合った壁紙を選ぶことで、お手入れのしやすさや長持ちしやすさが変わります。

ここからは、リビング・ダイニング、寝室、子ども部屋、洗面所、トイレそれぞれに合った壁紙選びのポイントをご紹介します。

用途別の機能例まとめ
用途 推奨機能 ポイント
リビング・ダイニング 汚れにくく、表面強化したもの 日焼けしやすい場所や、手が触れる頻度が高い場所でも耐久性が高いものを選ぶ
寝室 調湿、消臭機能があるもの 湿度の高い時は吸湿し、低い時は水分を放出する壁紙などを選ぶと快適な空気環境を維持できる
子ども部屋 汚れ防止、マグネット対応のもの 落書きが拭き取りやすいものがおすすめ。マグネットならピンを使わず安心
洗面所 防水・防カビ性能がある プラスチック系の素材は水気に強く、清掃も容易
トイレ 消臭、調湿、防カビ性能がある 臭いの原因を分解して消臭タイプなら、ニオイがこもりづらい

リビング・ダイニングにぴったりな材質

リビング・ダイニングは、住まいの印象を大きく左右する空間です。家族が長く過ごす場所でもあるため、デザイン性だけでなく、日焼けや汚れなど日常生活による摩耗に強い壁紙を選んでおくと安心です。
特に手が触れやすい高さの壁は汚れやすいため、キズや汚れに強いタイプを取り入れると、きれいな状態を保ちやすくなります。汚れが拭きとりやすい表面を強化した壁紙なら、キレイな状態を長く保てます。

寝室にぴったりな材質

就寝中はひと晩で、コップ1杯分ほどの寝汗をかくといわれています。調湿機能付きの壁紙なら、湿度に合わせて調整します。湿度が高いときは湿気を吸い、湿度が低いときは、水分を放出して乾燥をやわらげます。
空気がこもりがちな寝室は、汗や体臭が布団や壁紙にうつって、部屋全体が嫌なニオイで気になることがあります。消臭機能付きの壁紙なら、気になるニオイが軽減します。

子ども部屋にぴったりな材質

子どもが壁に描いた落書きは、時間が経つほど落としにくくなるもの。水拭きや中性洗剤でさっと拭き取れる壁紙なら、お手入れも負担になりません。子ども部屋は、キズや汚れに強い壁紙を選んでおくと安心です。

マグネットタイプの壁材なら、ピンを使用しないため安心です。机の前にマグネット壁材を設置すれば、学校から配られるプリントやメモを貼っておくことができます。

洗面所にぴったりな材質

洗面所は湿度が高くなることが多いため、防水・防カビ性能が高い壁紙や水をはじく材質を使うのがおすすめです。中でもプラスチック系の素材やラミネートコーティングを施した壁紙は水気に強く、清掃も容易なため、洗面所に最適です。

また、洗面所はバスルームと同じテイストや色のデザインにするとより統一感のある仕上がりになります。

トイレにぴったりな材質

トイレは湿気がこもりやすく、ニオイも気になりやすい場所です。防カビや消臭機能のある壁紙を選んでおくと、快適な状態を保ちやすくなります。
調湿性のある素材として珪藻土や漆喰などの塗り壁も人気がありますが、水はねや汚れが付きやすい場所ではシミになりやすいというデメリットもあります。取り入れる場合は、腰上のみに使うなどの工夫をすることで、空間の雰囲気を損なわず、使い勝手の良さも両立できます。

リフォームで人気な壁紙の機能

壁紙には、空間を彩るだけでなく、暮らしを快適にする機能を持ったものもあります。汚れが付きにくい、拭き取りやすい壁紙、防カビ・消臭機能のあるもの、調湿するものなど、部屋の用途に合わせて選べます。

アレル物質の働きを抑える機能を持つ壁紙もあり、家族構成や暮らし方に合わせて選べます。張り替える場所に必要な機能を考えて選ぶことで、お手入れのしやすさや心地よさが変わり、住まいをより快適に保てます。

カタログで機能を確認したあとは、ショウルームで実物を見ておくと安心です。質感や色合いを確かめながら床や扉との組み合わせをイメージでき、リフォーム後の空間を具体的に思い描きやすくなります。

壁紙の「量産クロス」と「1000番クロス」とは?

壁紙は大きく量産クロスと1000番クロスに分けられます。
量産クロスがシンプルで価格を抑えたタイプなのに対し、1000番クロスはデザインや機能の選択肢が広い壁紙です。それぞれの特徴を知って使い分けることで、費用も耐久性も納得がいく壁紙リフォームができます。

比較項目 量産クロス 1000番クロス
価格感 ㎡あたり低価格 ㎡あたり高価格(ハイグレードクロスとも呼ばれる)
デザイン/機能性 シンプル・ベーシック 豊富なデザイン・機能(防カビ・防汚・表面強化など)
施工難易度 比較的簡単 下地の凹凸に敏感、柄があるとつなぎ目の処理が難しく施工精度が求められる
下地影響 軽度の凹凸は目立ちにくい 下地が荒れると仕上がりに影響しやすい

量産クロスは施工しやすく費用を抑えられるため、広い面積に適しています。一方で1000番クロスは価格が高めでも、デザインや耐久性、機能面がメリットです。

以下のように使い分けができると、それぞれの特徴を活かしやすくなります。

  1. ●面積の広いベースの壁にはコスト重視の量産クロスを選ぶ
  2. ●アクセントにしたい場所や、リビング・玄関など人の目に触れることの多い空間には、デザイン性の高い1000番クロスを採用
  3. ●水まわり(キッチン・洗面・トイレ)は、防カビや表面強化機能のある1000番クロスを採用

張り替え箇所や使用環境に応じて、量産クロスと1000番クロスを組み合わせることでコストと品質のバランスをとることができます。

壁紙リフォーム時の注意点

壁紙を張り替えると、部屋の雰囲気は大きく変わります。イメージどおりの仕上がりにするために、あらかじめ知っておきたいポイントを紹介します。

壁紙リフォームでは壁の劣化やひび割れを確認

壁紙のリフォームに築年数の制限はありません。ただし、壁の状態によっては下地の補修が必要になることもあります。ひび割れや浮きが見られる場合は、張り替えとあわせて確認しておくと安心です。

リフォーム会社に依頼するかDIYか。時間と予算を考えて選択

壁紙の張り替えは、リフォーム会社に依頼する方法以外に、自分で行うこともできます。それぞれにメリット・デメリットがあるため、かけられる時間や予算に合わせて選ぶことが大切です。

リフォーム会社に依頼すると、プロの技術と経験により仕上がりが美しく、作業もスムーズに進みます。
一方DIYは、費用を抑えられるのが魅力ですが、道具の準備や作業時間が必要になります。張り直しが難しいことや高所での作業があることを考えると、初めての場合はハードルが高く感じることもあります。
仕上がりや手間に不安がある場合は、複数のリフォーム会社に見積もりを取り、費用や内容を比較して検討すると安心です。

マンションの壁紙リフォームは管理組合に確認

マンションで壁紙リフォームをしたい場合は、事前にマンションの管理規約を確認したり、管理組合に確認しましょう。実際に工事を行う場合は、管理組合から許可をもらわないといけません。
また、マンションはコンクリートに直接壁紙を張っている場合があります。希望の壁紙がコンクリートに対応しているかも事前に確認しましょう。

壁紙の寿命と張り替えタイミング(症状別チェック)

壁紙の張り替え時期は、10〜15年が目安と言われています。ただし、使用状況や環境によって前後するため、目安だけで判断せず、以下のような症状がないか、チェックしてみましょう。

はがれ:壁紙の端や角から浮きが見える場合は、早めの張り替えを検討しましょう。放置すると下地まで損傷が広がることがあります。

クロス目地の開き:壁紙の継ぎ目が割れたり隙間ができたりする場合、施工時の下地劣化や湿気の影響が考えられます。

カビ:結露や水まわりの湿気で発生。防カビ処理が必要になるため、張り替えのタイミングを前倒しするケースもあります。

変色・黄ばみ:色あせや汚れなど、特に白や明るい色の壁紙は、経年変化が目立ちやすくなります。

傷・ニオイ:ペットが壁をひっかいて、傷ができたり壁紙が破れて下地が見えたり、ニオイが気になる場合は張り替え時期です。

家族構成やペットの有無、喫煙環境、結露の頻度なども判断材料に加えると、より正確な張り替えタイミングを見極められます。

壁紙の張り替えを先延ばしにすると、見えない部分の劣化が進んでしまうことがあります。傷みが進むと下地の補修が必要になり、余分な費用や手間がかかることも。汚れやはがれなど小さな変化のうちに対応しておくことが大切です。

壁紙をリフォームする時の費用

壁紙をリフォームする場合、費用は1LDKや2LDKといった間取りではなく壁の面積で決まります。ここでは、広さごとの費用相場や内訳、気を付けるポイントを紹介します。費用の相場は、クロスの素材や窓の数などによって異なるため、実際の費用はリフォーム会社に確認が必要です。

壁紙リフォーム費用「早見表」
広さ 費用相場
6畳 45,000円〜71,000円程度
8畳 50,000円〜85,000円程度
12畳 62,000円〜130,000円程度
トイレのみ 39,000円〜72,000円程度

リフォーム会社によって別途工事費が発生することがあります。また、マンション・戸建て問わず、壁の面積によって費用が決まることが多くなります。これらを視野に入れて予算を決めると良いでしょう。

費用の内訳

壁紙リフォームには、壁紙本体の材料費や工事費以外の費用も含まれる点も注意しましょう。主な内訳は以下の通りです。

材料費:壁紙本体の価格。量産クロスか1000番クロスかといったグレード、機能の有無によって材料費が変わります。

施工費:職人の作業代。部屋の広さや複雑さで変わります。

剥がし費用:既存の壁紙を撤去する費用。壁紙の状態によって発生します。

下地補修費:壁に穴や凹みがある場合など、パテ埋めや調整が必要な場合。

廃材処分費:剥がした壁紙を処分する費用。

リフォーム会社によって、施工費にすべてが含まれる場合と、別途請求される場合があるため、見積りの際に必ず確認しましょう。

壁紙の見積りの単位に注意

壁紙の見積りは「m(メートル)」か「m²(平方メートル)」で表記されます。

m:長さ(クロスの巻き取り幅)

m²:面積(実際に必要な壁の広さ)

壁紙の幅は90cm程度が一般的なので、この違いを誤解すると、必要数量や費用を見誤る原因になります。見積り確認時には、必ず「m単価」か「㎡単価」かをチェックしましょう。

家全体のリフォームも検討

築年数が古い場合や、ライフスタイルに合わせて住まいの見直しを行いたい場合は、壁紙だけでなく、家全体をリフォームすることも検討しましょう。
戸建てで最低500万円以下から、マンションの場合は平均400万〜1,000万円かかると言われていますが、少しずつリフォームするより、まとめてリフォームする方が効率的な場合もあります。

家全体をリフォームする場合の費用

壁紙のみのリフォームは、壁紙の張り替え費用などで済みますが、家全体をリフォームする場合は以下の費用が発生します。

  • ・仮住まいの家賃
  • ・引っ越し費用
  • ・家財預かり場所の費用(レンタルスペースや貸倉庫など)

これらがかかることを想定して費用を用意しましょう。あわせて補助金制度も確認・活用するとスムーズです。

壁紙リフォームで、追加費用が発生する場合がある

下地処理で追加費用が発生

壁紙リフォームでは、見た目の仕上がりだけでなく、下地の状態によって費用が大きく変わることがあります。壁の凹みや小さな穴であれば、パテ埋めやプライマー塗布といった軽微な補修で対応できます。しかし、傷みが広範囲に及んでいる場合は、石膏ボードの張り替えが必要になり、想定外の費用が発生することもあります。

カビは除菌・漂白して防カビ剤で塗装

結露しやすい窓の近くの壁紙は、カビが発生しやすい場所です。カビがある場合は、防カビ処理や専用の下地材を使用しなければなりません。表面だけきれいにしても、下地処理を怠ると再びカビが浮き出てしまいます。健康への影響も考えれば、多少の追加費用がかかっても適切な処理を行うことが重要です。

面積が小さい場合は割高になるケースもある

トイレや洗面所などの小さな空間でも、最低工事費や諸経費がかかるため、施工面積の割に単価が高くなりやすい点も押さえておきましょう。見積りを確認するときは、壁紙の張り替え費用だけでなく、古い壁紙の剥がし作業・養生・下地補修・廃材処分・諸経費が含まれているのか、別料金なのかをしっかり確認することが大切です。

見積りで各項目が含まれているかどうかを確認

壁紙の張り替えをリフォーム会社へ依頼した場合、下地の状態や追加費用が必要かは、実際に工事を進めてみないと分からないこともあります。そのため、事前に複数のリフォーム会社に相談し、相見積りをとって内訳や追加条件を比較しておくと安心です。どこまでが基本工事に含まれ、どこからが追加になるのかを把握しておくことで、より正確に予算を把握できます。

リフォームのおしゃれな壁紙の事例

ここからはパナソニックで実際に行われたリフォームの事例を紹介します。各部屋の壁紙デザインだけではなくインテリアやドア、床の色合わせも是非参考にしてください。

リビングのリフォームの事例

家族が集まるリビングの事例をマンションと戸建ての事例を紹介します。モダンなものや家具を自由に配置しやすい色合わせをピックアップしました。ぜひ参考にしてください。

【マンション】ホワイトオークの床×オフホワイトの壁紙

築20年のマンションをリフォームした事例です。明るいホワイトオーク調のフローリングと、オフホワイトの壁紙を組み合わせた、開放感のあるLDK。アイランドキッチンや間接照明を取り入れ、上質感のあるホテルライクな空間に仕上げています。
マンションリフォーム事例(H様邸)

【マンション】グレーの床×オーク・グレーの壁紙

築14年のマンションを一人暮らし用にリフォームした事例です。グレーのフローリングにオークの建具や家具を合わせ、やわらかなモダン空間に仕上げています。
暖色の木目と寒色のグレーをバランスよく組み合わせることで、落ち着きの中にもあたたかみのあるインテリアになっています。

【戸建て】ブラウンの床×白い壁紙

ブラウンの床に白い壁を合わせたベーシックなリビングの事例です。築32年の戸建てを、間取りは大きく変えず壁面を中心にリフォームしました。
隣接するキッチンの前面パネルに赤を取り入れることで空間のアクセントに。ナチュラルにもモードにも寄せられる、インテリアの幅が広い仕上がりになっています。
床と異なる色味の木のテーブルを合わせても違和感が出にくく、誰でもコーディネートしやすいのも魅力です。

【戸建て】パイン色の床×白と青の壁紙

築25年の戸建てをリフォームした事例です。リビングはパイン色の明るい床に水色のレンガ調の壁紙とネイビーの壁紙を合わせました。夫婦2人の時間を過ごせるだけでなく、料理を効率よく運べるようにキッチンの隣にダイニングテーブルを設けています。

和室のリフォームの事例

ここからは和室リフォームの事例を紹介します。昔ながらの和室はもちろん、現代の暮らしに合わせた新しいスタイルの事例もピックアップしました。

【戸建て】琉球畳×白色の壁紙

築38年の戸建ての和室をリフォームした事例です。床は琉球畳に張り替え、壁を白い壁紙に張り替えました。収納スペースはメープル材に張り替えて、明るい雰囲気になりました。

【マンション】畳×クリーム色と藍色の壁紙

築21年のマンションの和室をリフォームした事例です。床の一部分に畳をカーペットの感覚で使い、壁紙はクリーム色を採用しました。扉を市松模様にし、壁の一部分に藍色の壁紙を取り入れることで和モダンな雰囲気に仕上げています。

玄関・廊下のリフォームの事例

ここからは玄関と廊下のリフォーム事例を紹介します。

【戸建て】ウォールナットの床×ベージュと白の壁紙

築20年の戸建てをリフォームした事例です。海外のリゾートホテルをイメージした明るい玄関に仕上げました。玄関ホールには、白い壁とベージュの石柄の壁を合わせました。石柄の壁は外壁に使うイメージがありますが、内装の壁に差し色に使うことで、無機質になりがちな空間のアクセントになります。

【戸建て】ブラウンと白の床×白い壁紙

築41年の戸建てをリフォームした事例です。ダークブラウンと白の床に白い壁紙を合わせてモードに仕上げました。リノベーションを前提として戸建てを購入し、現代風にリフォームした事例です。壁紙は遠目から見ると無地に見えますが、凹凸のあるシンプルな模様が入っているので、温かみのある雰囲気に。シンプルな玄関は、家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて写真や絵を飾って変化を楽しむのもおすすめです。

子ども部屋 リフォームの事例

最後に子ども部屋のリフォーム事例を紹介します。子どもらしさと成長にあわせて個性やおしゃれを楽しめる部屋の事例をピックアップしました。

【戸建て】パイン色の床×花柄の壁紙

築25年の戸建てのリフォーム事例です。子ども部屋を子どもの好みに合わせてリフォームしました。ベーシックなパインウッドの床に、淡い水色を合わせて子どもらしいポップで可愛いデザインに。壁の一面に明るい花柄の壁紙を合わせています。

壁紙のデザイン・材質で迷ったらショウルームや事例を見ながら検討を

今回は壁紙リフォームやDIYを検討している方にむけて、デザインや材質の選び方、マンションや戸建てのリフォーム事例を紹介しました。

壁紙のデザインや材質選びは、家の雰囲気を大きく左右します。たくさんの選択肢がある中で、何を基準に選べばよいか迷うことも多いでしょう。そのような時は、ショウルームを訪れて実際の商品を見たり、インターネットでリフォームの事例を探したりすることをおすすめします。

パナソニックの「リフォーム・リノベーションのヒント集」や事例を見ることで、自分の好みのイメージやスタイルを見つけてみてください。

壁紙選びは、自分の好みだけでなく、部屋の機能性や家族のライフスタイルにも合わせて考えることが重要です。さまざまな情報を参考にしながら、ライフスタイルや好みに合う壁紙を選択してください。

監修協力

野村 正樹さん

野村 正樹(のむら まさき)さん

株式会社 ローバー都市建築事務所 代表取締役
一級建築士/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士/古民家鑑定士一級
同志社大学法学部を卒業後、京都工芸繊維大学造形工学科へ編入学。(株)NEO建築事務所を経て、00年「ローバー都市建築事務所」設立。後に、京都工芸繊維大学大学院建築設計学 前期博士課程修了。2006~2018年 毎日新聞京都版 朝刊「きょうと空間創生術」第1回~第274回執筆掲載。

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