リフォーム・リノベーションのヒント集

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2024/09/30

【2024年】失敗せず壁紙をリフォームするコツは?
選び方・種類 部屋別の人気事例を紹介

マンションや戸建ての壁紙は部屋の印象を大きく決める要素です。

近年は築年数が長い住宅を購入して自分でDIYを行ったりリフォームを依頼したりして壁紙をリフォームし、コストを抑えておしゃれな家に住む方も増えています。しかし、壁紙のリフォームは予算や手間がかかるため、貼り変えるべきか、また貼り替え時に失敗をせず行う方法をしっかり調べてから行いたいですよね。

本記事では壁紙リフォームを検討する方が知っておくと安心なリフォームのメリットやデザイン選びのポイント、人気の事例などのお役立ち情報をお届けします。

壁紙をリフォームするメリット・魅力

リフォームと聞くと大規模な工事を伴うものを想像する方も多いでしょう。また、壁紙のリフォームは、大きく変わらないと思う方もいるかもしれません。

しかし、壁紙を変えるだけでも住まいの雰囲気を大きく変えられることにくわえて、家の清潔さや健康を維持する上でも重要な役割を果たせるため、人気となっているのです。まずは、壁紙をリフォームする際のメリットをチェックしましょう。

家の雰囲気が大きく変わる

先述でもお話したように、壁紙のリフォームは、大規模な工事をしなくても家の雰囲気を大きく変えることができます。新しい壁紙の色やデザインによって、部屋全体の印象は一新され、新鮮な気持ちで生活を始めることができるのが魅力です。

また、大規模な工事を行う時は近隣への配慮や工事の準備が必要になりますが、壁紙のみのリフォームは、近隣の住宅のことを気にせず行なうことが出来る可能性が高いです。

リフォームの中でも比較的安価で行なえる

通常の住宅リフォームの相場は戸建ての場合は500〜1,000万円、マンションでは400〜900万円程度かかると言われてます。一方、壁紙のリフォームは、他の大規模なリフォームに比べて比較的コストが低く抑えられます。そのため、リフォームにかかる負担を減らすことが可能で、頻繁にデザインを変更したいという人にも適しています。

壁紙についた臭いや汚れを一掃できる

トイレについた臭いやタバコのヤニ汚れは暮らしやすさや部屋の印象ダウンに繋がりやすいものです。

壁紙をリフォームして新しくすることで、壁紙についた不快な臭いや汚れを一掃することができるため、喫煙者の家庭やペットを飼っている家庭にとっては大きなメリットとなります。清潔な環境は健康にも良い影響を与え、快適な生活空間を保つことができます。

壁紙のデザインの選び方

壁紙のデザインは部屋の雰囲気を大きく左右しますが、理想の部屋に合う壁紙を選ぶことが難しく感じる方も多いでしょう。

また、近年は壁紙の種類が多くなっているため無数の色とパターンから選ぶ必要があります。ここからは、理想の部屋のテイストを決めて壁紙のデザインを選ぶ方法をご紹介します。

1.理想の部屋のテイストを決める

はじめに、壁紙のデザインを決める時はどのような部屋のテイストにしたいのかを決めましょう。好みのテイストを決めてから壁紙を選ぶことで、色や柄を絞り、時間をかけずに選ぶことができます。

ナチュラルテイストにおすすめの色

ナチュラルテイストの部屋には、アースカラーを基調とした色を選ぶのがおすすめです。ソフトグリーンやベージュ、ブラウンなどの自然をイメージする落ち着いた色合いを選んでみましょう。

モード系でおすすめの色

モード系の部屋には、ブラック、ホワイト、グレーなどのモノクロ系の色で仕上げるのが一般的です。これらはシンプルでありながら洗練された雰囲気を醸し出します。

床がウォールナットやオークなどのブラウン系の部屋にも、白い壁紙を合わせて家具や飾り棚などをブラックや焦げ茶色に合わせるとモード系に仕上がります。モード系のテイストは茶色系のフローリングの家庭でも簡単に仕上げられるのが魅力です。

和モダンでおすすめの色

和モダンの部屋は、伝統的な日本の色合いで仕上げていることが多いです。和風と聞くと茶色や赤色の組み合わせをイメージする方が多いでしょう。しかし、実際の家庭に赤色などの強い色を合わせるとインテリアが難しくなってしまいます。

和モダンを住宅リフォームに取り入れる場合は、茶色や白色をベースに、ペンダントライトなどをつけて工夫しましょう。石柄などの壁紙をアクセントとして一部に取り入れるのもおすすめです。

子供部屋におすすめの色

子供部屋の壁紙には、明るく元気な色がおすすめです。パステルカラーや鮮やかなブルー、ピンクなどが子供たちに喜ばれます。

しかし、子供は成長とともに好みが変わるものです。子供が大きくなった時にリフォームをする予定がない場合は、白などのシンプルな壁紙にして、ポスターや絵などを飾って印象を変えられるようにすることも検討してください。化粧ボードを貼り付けて子どもが自由にデザインできるよう工夫するのもおすすめです。

上記のように部屋のテイストによって壁紙の色を選ぶことで、理想的な空間を作り出すことができます。また、部屋のテイストを決める時はショールームやカタログ、SNSなどを見て決めることも視野に入れると良いでしょう。

2.色合わせは床との相性で選ぶ

理想の部屋のテイストを決めたら、床材の色の相性をもとに壁紙の色を決めましょう。床材の色と壁紙の色が調和していることで、部屋全体の統一感と落ち着きが生まれます。

白黒系の床に合う色

モノクロ系の床には、グレーや白、黒の壁紙を合わせるとすっきりとした色合いに仕上がります。個性的な部屋にしたい場合や、アーティスティックな部屋が好みな方は、アクセントとして鮮やかな色を取り入れるのもおすすめです。

白い床で白をベースにメリハリをつけたい場合は黒い壁がおすすめです。やさしい仕上がりにしたい方は淡いグレーやブルーを合わせるのも人気となっています。

黒い床には白い壁をベースにブラウンやレンガ調の壁紙を差し色に取り入れてみましょう。高級感のある部屋に仕上がりますよ。

茶系の床に合う色

茶色の床は国内の家庭でも多く取り入れられているため、好みの色を合わせても綺麗に仕上がりやすく、リフォームしやすいと言われています。

自然な雰囲気がすきな方はクリーム色やベージュなどの暖色系の壁紙を、遊び心を入れたい場合は差し色に水色などを入れるのもおすすめです。

畳の床に合う色

和室などの畳床には、伝統的な日本色の壁紙が良く合います。和風にしたい場合はベージュを、和洋を合わせたテイストが好みの方は、淡いグリーンやブルーなど、自然の色を取り入れてみてください。

3.壁紙の柄を決める

リフォーム後の仕上がりのテイストと壁紙の色を決めたら、壁紙の柄を決めます。色合わせを見た時に無地だと地味に感じる場合や、遊び心をくわえたいかたは、柄つきの壁紙を選ぶのがおすすめです。

以下は壁紙で多く使われる壁紙の種類になります。合わせやすい柄を探したい方はぜひ参考にしてください。

ストライプ柄

ストライプ柄は、その方向によって異なる効果を持ちます。縦ストライプの壁紙は視線を上に誘導し、天井を高く見せる効果があります。一方、横ストライプは部屋を広く見せる効果があり、シンプルながらも空間に奥行きを持たせることができます。

部屋の壁紙に使うストライプ柄は、縦ストライプを使うのが一般的です。横ストライプを入れる場合は、一部のアクセントにする、金属サイディングの外壁に似たシンプルなストライプ柄にすることを視野に入れてデザインを決めると良いでしょう。

花柄

花柄の壁紙は柄の大きさによって印象が大きく変わるのが特徴です。大きな花柄はダイナミックでレトロな仕上がりに。一方、小さな花柄は繊細で落ち着いた雰囲気を醸し出し、リラックスした空間を作り出すことができます。

しかし、壁の全面を花柄にしてしまうと壁飾りや家具が合わせにくくなるため、一部で使うのがおすすめです。

幾何学模様

幾何学模様は、その規則性と繰り返しによりモダンで洗練された印象を与えます。それらは部屋にダイナミックさを加え、視覚的なインパクトを持たせます。

幾何学模様の壁紙を取り入れる場合は、ベースの色と模様の色を同系色で揃えるようにしましょう。同系色にすることで、目にやさしい色合いになることにくわえて、インテリアの可能性が広がります。

ドット柄

ドット柄はカラフルさと楽しさにより、明るくポップな印象を与えます。特に子供部屋やカジュアルな空間に適しており、元気で活気ある雰囲気を作りだすのにぴったりです。

しかし、壁紙は生活をしていると目に入りやすいものです。ドット柄の壁紙を選ぶときは、壁の色と柄の色が同系色のものを選ぶようにしてください。

上記のように床との色の調和を考慮して柄を選ぶことで部屋の雰囲気をより鮮明に表現することができます。

壁紙の材質の選び方

住宅の汚れやすさや湿度は各部屋の使い方や特徴によって異なります。そのため、壁紙も部屋に合う耐湿性や耐久性に合わせて選ぶことが大切です。

ここからはリビングや洗面所、トイレそれぞれに適した壁紙の材質選びのポイントを説明します。

洗面所にぴったりな材質

洗面所は湿度が高くなることが多いため、防湿・防カビ性能が高い壁紙や水をはじく材質を使うのがおすすめです。中でもプラスチック系の素材やラミネートコーティングを施した壁紙は水気に強く、清掃も容易なため、洗面所に最適です。

また、洗面所はバスルームと同じテイストや色のデザインにするとより統一感のある仕上がりになります。

トイレにぴったりな材質

洗面所も同様、トイレも湿度が高くなりやすい場所です。また、臭いがこもりやすいため消臭機能のある材質の壁紙を選ぶと良いでしょう。

近年は防湿・防カビ性能が高くて消臭効果がある珪藻土や漆喰(しっくい)素材が人気です。珪藻土は吸着性もあるため、トイレに適しています。しかし、珪藻土や漆喰はシミや汚れが目立ちやすい素材です。心配な方は壁の上部分のみに使ってツートンにするなど、一部分のみに使うと良いでしょう。

リビングにぴったりな材質

リビングのデザインは家の印象を左右する大きな要素です。また、家族が長く過ごす空間のためデザイン性が求められると同時に、日焼けや汚れといった日常的な使用による摩耗に耐えられる材質を選ぶ必要があります。

そのため傷や汚れに強いものを選ぶのがおすすめです。中でもメラミン樹脂仕上げの壁紙はデザイン性も高く、耐久性に優れています。汚れたら中性洗剤を含んだ布きんで拭き取るだけで掃除ができるため、今後長く住むことが考えられる新築にもおすすめです。

リフォームで人気な壁紙の機能

壁紙は、ただ部屋を飾るだけでなく、さまざまな機能を持つ種類のものが人気です。例えば、空気清浄機能を持つ壁紙や、遮音性・断熱性を持つ壁紙などがあります。

また、アレルギーを抑制する機能を持つ壁紙もあり、健康や環境に配慮した選択をすることができます。これらの壁紙は、生活の質を高めるとともに、住環境を快適にする役割も果たします。

壁紙リフォーム時の注意点

壁紙のリフォームは、部屋の雰囲気を大きく変えることができる重要な要素です。しかし、リフォームを進める前に、いくつかの注意点があります。ここでは、築年数の制限、リフォーム会社依頼とDIYの違い、そしてリフォーム後の壁紙の凹凸を防ぐ方法について説明します。

壁紙リフォームに築年数制限はある?

壁紙のリフォームは築年数の制限が設けられていません。ただし、古い建物の場合、壁の劣化やひび割れなどが進行している可能性があります。そのため、リフォームを行う前には専門のリフォーム会社によるチェックが必要です。

リフォーム会社依頼とDIYの違いは?

リフォーム会社に壁紙リフォームを依頼した場合、プロの技術と経験により高品質な仕上がりとスムーズな作業を期待できます。一方、DIYは費用を抑えられることが利点ですが、時間と労力が必要です。

また、技術的な問題や事故防止のために、初心者が取り組むのが難しいこともあります。不安な方は複数のリフォーム会社に相見積もりをお願いして予算を決めながらリフォームするのがおすすめです。

リフォーム後の壁紙に凹凸が出ない方法は?

DIYで壁紙をリフォームすると、リフォーム後の壁紙に凹凸が出ることがあります。凹凸が出ないように徹底したい方は、リフォーム会社に下地処理を依頼してから行うのがおすすめです。

自分で壁紙リフォームを行う時は、はじめに古い壁紙を完全に剥がして壁の汚れやほこりをしっかりと取り除きます。次に、壁に凹凸がある場合は、下地用のパテで平らにした後にパテが乾いたら紙ヤスリで滑らかにし、壁紙を貼る前にはプライマー(下地材)を塗ることで下地処理が完了します。

しかし、壁紙の下地処理を行うと室内が粉塵や水で汚れるため、エアコンや家具を取り外さなければなりません。また、結露やカビなどで壁が老朽化していることも多いのが現実です。下地処理を伴うリフォームを検討する場合は、基本はプロに依頼することを視野に入れましょう。

壁紙をリフォームした時の費用

壁紙をリフォームする場合、費用は1LDKや2LDKといった間取りではなく壁の面積で費用が決まります。しかし、部屋の面積などを事前に計算するのは大変ですよね。相場はリフォーム会社によって異なりますが、以下の費用が発生することを視野に入れて予算を用意してください。

  • ・6畳(約9.93m2):40,000円〜65,000円
  • ・8畳(約13.24m2):46,000円〜78,000円程度
  • ・12畳(約19.86m2):57,000円〜120,000円程度
  • ・トイレのみ:36,000円〜66,000円程度

リフォーム会社によって別途工事費が発生することを視野に入れてください。また、マンション・戸建て問わず壁の面積によって決まることが多くなります。これらを視野に入れて予算を決めると良いでしょう。

また、家全体をリフォームすることになった場合は、戸建てで最低500万円以下から、マンションの場合は平均400万〜900万円かかると言われています。築年数が古い場合や、ライフスタイルに合わせて住まいの見直しを行いたい場合はショールームに行って家全体のリフォームを検討するのもおすすめです。

リフォーム以外で発生する費用は?

壁紙のみをリフォームする場合は壁紙の貼り替え費用と工事費のみで変えられることが多くありますが、家全体をリフォームする場合は以下の費用が発生します。

  • ・仮住まいの家賃
  • ・引っ越し費用
  • ・家財預かり場所の費用(レンタルスペースや貸倉庫など)

これらがかかることを想定して費用を用意しましょう。あわせて補助金制度も確認・活用するとスムーズです。

リフォームのおしゃれな壁紙の事例

ここからはパナソニックで実際に行われたリフォームの事例を紹介します。各部屋の壁紙デザインだけではなくインテリアやドア、床の色合わせも是非参考にしてください。

リビングのリフォームの事例

まずは家族が集まるリビングの事例をマンションと戸建てで2つずつ紹介します。モダンなものや家具を自由に配置しやすい色合わせをピックアップしました。ぜひ参考にしてください。

【マンション】メープルの床×白い壁紙

築15年のマンションを購入し、リフォームした事例です。リビングはメープル色の床に白い壁をベースにしてリフォームしました。窓の縁や吊り下げライトを黒にすることでメリハリのある仕上がりとなっています。

ネイビーや黒など、好きな色の家具を置いてもおしゃれになるため、流行り廃りに左右されないベーシックな家に住みたい方におすすめです。

【マンション】グレーの床×オーク・グレーの壁紙

築14年のマンションをライフスタイルや家族の変化により1人暮らし用にリフォームした事例です。グレーのフローリングは白や黒の壁にするとモードになりますが、オークやグレーをミックスしてモダンな仕上がりに。

全体に木のぬくもりがある家具を組み合わせることであたたかみのあるインテリアになります。暖色のオークと寒色のグレーをバランスよく組み合わせてやさしい部屋にリフォームしたい方におすすめの事例です。

【戸建て】ブラウンの床×白い壁紙

ブラウンの床に白い壁を合わせたベーシックなリビングの事例です。築32年の戸建てを間取りを大きく変えずに壁面をメインにリフォームしました。

リビングの隣にあるキッチンに赤色のものを選び、家具を工夫することで、ナチュラルテイストにもモードにもできる部屋になっています。床と異なる色の木のテーブルを置いても違和感がないため、インテリア初心者さんでもおしゃれに仕上げられるのも魅力です。

【戸建て】パイン色の床×白と青の壁紙

築25年の戸建てをリフォームした事例です。リビングはパイン色の明るい床に水色のレンガ調の壁紙とネイビーの壁紙を合わせました。夫婦2人の時間を過ごせるだけでなく、料理を効率よく運べるようにキッチンの隣にダイニングスペースを設けています。

家具は白やブルーを基調に選ぶとより統一感のある見た目に。カウンターキッチン式に家具を置くのは省スペース化したい方や、1〜2人暮らしの家庭におすすめです。

和室のリフォームの事例

ここからは和室リフォームの事例を3つ紹介します。古風なスタイルの和室はもちろん、新しいスタイルの和室のリフォーム事例もピックアップしました。

【戸建て】琉球畳×白色の壁紙

築38年の戸建ての和室をリフォームした事例です。床は琉球畳という正方形の畳に貼り替え、壁を白い壁紙に貼り替えました。

収納スペースはメープル材に張り替えて、明るい雰囲気に。和室は白い壁にダーク系の差し色を入れることが多くありますが、明るい色を差し色にすることで柔らかい雰囲気に仕上がります。

【マンション】畳×クリーム色と藍色の壁紙

築21年のマンションの和室をリフォームした事例です。畳を床の一部分にカーペットの感覚で使い、壁紙はクリーム色を採用しました。扉を市松模様にし、壁の一部分に藍色の壁紙を取り入れることで和モダンな雰囲気に仕上げています。

和室は差し色を入れづらいイメージがある方でも、一部分だけ洋風の色を入れることで気軽に取り入れることができますよ。

【戸建て】畳×白い壁紙

築30年の戸建ての和室をリフォームした事例です。昔ながらの和室に洋風の収納スペースを入れて、落ち着きのある和モダンな仕上がりになりました。家具は畳の縁の色や壁の収納スペースと同系色のものを選ぶことで、統一感のある仕上がりになります。

ベーシックな和室の収納スペースにクロスを貼ってDIYしたい方も参考になる、おすすめの事例です。

玄関・廊下のリフォームの事例

ここからは玄関と廊下のリフォーム事例を紹介します。

【戸建て】パインウッドの床×ベージュと白の壁紙

築20年の戸建てをリフォームした事例です。海外のリゾートホテルをイメージした明るい玄関に仕上げました。床はベーシックなパインウッドの床に白い壁とベージュの石柄の壁を合わせました。

石柄の壁は外壁に使うイメージを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、内装の壁に差し色に使うことも可能です。白だけでは無機質に感じてしまい、差し色に何色を入れたら良いか分からない場合は、メインの壁と同系色の壁を差し色に入れてみてはいかがでしょうか。

【戸建て】ブラウンと白の床×白い壁紙

築41年の戸建てをリフォームした事例です。ダークブラウンと白の床に白い壁紙を合わせてモードに仕上げました。リノベーションを前提として戸建てを購入し、現代風にリフォームしています。

壁紙は遠目から見ると無地に見えますが、凹凸のあるシンプルな模様を入れて、温かみのある雰囲気を表現しています。このようなシンプルな玄関にリフォームした場合、家族の成長やライフスタイルの変化に合わせて写真や絵を飾って変化を楽しむのもおすすめです。

子供部屋 リフォームの事例

最後に子ども部屋のリフォーム事例を紹介します。子どもらしさと成長にあわせて個性やおしゃれを楽しめる部屋の事例をピックアップしました。

【戸建て】パイン色の床×水色とドット柄の壁紙

築25年の戸建てのリフォーム事例です。戸建ての子ども部屋を子どもの好みに合わせておしゃれにリフォームしました。

ベーシックなパインウッドの床に、淡い水色を合わせて子供らしいポップで可愛いデザインに。差し色にドット柄の壁紙を合わせていますが、絵の具を当てたようなカラフルでアーティスティックな壁紙を選んでいるため、目がチカチカする心配なく暮らすことができます。

ファブリックや家具には白はもちろん、ライトグレーやダークウッドなどを合わせるのがおすすめです。グリーンなどのアースカラーも合わせられるため、子どもの好みや成長に合わせて、家具を変えたい家庭にもぴったりです。

壁紙のデザイン・材質で迷ったらショールームや事例を見ながら検討を

今回は壁紙リフォームやDIYを検討している方にむけて、デザインや材質の選び方にくわえて、マンションや戸建てのリフォーム事例を紹介しました。

壁紙のデザインや材質選びは、家の雰囲気を大きく左右します。たくさんの選択肢がある中で、何を基準に選べばよいか迷うことも多いでしょう。そのような時は、ショールームを訪れて実際の商品を見たり、インターネットでリフォームの事例を探したりすることをおすすめします。

パナソニックの「リフォーム・リノベーションのヒント集」や事例を見ることで、自分の好みのイメージやスタイルを見つけてみてください。

壁紙選びは、自分の好みだけでなく、部屋の機能性や家族のライフスタイルにも合わせて考えることが重要です。さまざまな情報を参考にしながら、ライフスタイルや好みに合う壁紙を選択してください。

監修協力

野村 正樹さん

野村 正樹(のむら まさき)さん

一級建築士/インテリアコーディネーター/宅地建物取引士/古民家鑑定士一級
同志社大学法学部を卒業後、京都工芸繊維大学造形工学科へ編入学。(株)NEO建築事務所を経て、00年「ローバー都市建築事務所」設立。後に、京都工芸繊維大学大学院建築設計学 前期博士課程修了。2006~2018年 毎日新聞京都版 朝刊「きょうと空間創生術」第1回~第274回執筆掲載。

京都のローバー都市建築事務所

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