住宅リフォームのヒント集

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2023/12/27

憧れの対面キッチンにリフォーム!
わが家に合ったスタイルの選び方

キッチンは家族とコミュニケーションが取れる大切な場所。対面キッチンなら、家族との距離がもっと近くなります。さらに料理が楽しく、片付けもラクに。対面キッチンのメリット、注意ポイントを確認し、生活スタイルに合ったキッチンを選びましょう。

一体感と開放感がある対面キッチン

リビングやダイニングに対面するような形で、開放的に料理などの作業ができるキッチンスタイルを対面キッチンと言います。壁に向かいながら調理をするのではなく、家族と話をしたり、テレビを見たりと楽しみながら支度をすることができます。また、キッチンが目の前にあるから、配膳や後片付けを家族が手伝いやすいというメリットもあります。

一口に対面キッチンと言ってもさまざまなレイアウトがあります。

I型

コンロやシンクを横一列に並べたコンパクトなタイプ

ペニンシュラ

片面が壁に接していて、開放感がありながら、省スペースで設置できる

L型

シンクとコンロをL型に組んでいるので調理動線が短く作業がしやすい

アイランド

壁から離れているので、キッチンのまわりを回遊できる

Ⅱ型

シンクとコンロを2列にすることで、作業スペースを広く設けることができる

家族の暮らし方や空間の使い方に合わせてレイアウトを選ぶといいですね。

リビング・ダイニングからの見え方にこだわる

リビング・ダイニングを見渡せて、コミュニケーションが取りやすいということは、その分ダイニングからキッチン側もよく見えているということ。
カウンターのデザインや高さを変えることで、調理中の手元の見え方やダイニングへの圧迫感が異なります。リビング・ダイニングからどうキッチンを見せたいか、どう使いたいかなどを考えてカウンターを選びましょう。
対面キッチンのプランをご紹介します。

●フラット対面プラン

最も空間を広く感じさせてくれるのは、カウンターがフラットなタイプ。手元を隠すための立ち上がりがなく、奥行きが浅いタイプを選べば、キッチンスペースをコンパクトにできます。

●フロート対面プラン

キッチンのキャビネットを床から浮かせたデザインは、空間に広がりをもたせ、スマートな印象に。両側に通路が確保できるアイランドプランにすることで、より存在感を際立たせることができます。

●セミフロートプラン

ディテールにこだわったキッチンのプランは、インテリアを重視している方におすすめ。足元の周囲を凹ませたデザインは家具のような雰囲気。カウンターとの段差がなく、天面に排気口のないIHクッキングヒーターを選べばキッチン全体がスッキリして見えます。

●Irori Dining(いろりダイニング)

会話しながら調理も楽しみたい人におすすめ。キッチンのカウンターとIHクッキングヒーターが一体になっているので、料理をしながら食事ができて、みんなが一緒に楽しめるキッチン空間です。

●Idobataスタイル

家族で一緒に食事の準備や後片付けをしたい方におすすめのスタイル。シンクを中心に両サイドに調理スペースを配置しているから、2人一緒に調理をしても肩がぶつかることなく、程よい距離感で調理が可能。

ラウンドアクセスシンクは、ダイニング側からも使うことができるから、向かい合っての作業や後片付けもできます。椅子を設置すればキッチンカウンターが食事スペースにもなります。

●ハイステップ対面プラン

手元が完全に隠れるカウンターの高さに、ステンレスの水切り棚などをビルトイン。洗った食器や調理器具など見せたくないものを隠すことができます。収納スペースも確保できるので、カウンター部分を広く使うことができます。

リビングとのつながりを考えたカラーを

対面キッチンは、リビングの床や壁、家具などと調和するカラーを選ぶと一体感がでてスッキリと見えます。キッチンと収納棚のカラーを変えたり、取っ手など細部にこだわったりしてリビングとのつながりを考えることで、わが家らしいキッチンがつくれます。

ダイニング側のカウンターは耐水性の高いものを

椅子を置いて気軽にお茶や食事をしたり、作業スペースに使えて便利なのがダイニング側にあるカウンターです。
キッチンカウンターの奥行きを利用した対面カウンターは、キッチンと一体になっているので、見た目もスッキリ。カフェやバーのような雰囲気を楽しめます。

カウンターを別で取り付ける場合は、水濡れに強い耐水集成タイプの「インテリアカウンター」がおすすめです。好みに合わせてオーダーすることができます。

シンクや換気扇の音、ニオイに配慮する

食器洗いや換気扇の音などキッチンでの作業は大きな音が出ています。対面キッチンはリビング・ダイニングと近いからこそ、テレビの音が聞こえにくかったり、家族との会話がしづらかったりすることも。
ファンが天井裏に設置されている「静音スリムフード」なら、レンジフードの下で会話ができるほど静かです。換気扇は、油煙やニオイの広がりを抑える排気能力の高いものを選ぶこともポイントです。

スゴピカ素材(有機ガラス系)を使用したシンクなら、汚れや傷に強いからキレイが長持ち。ステンレスタイプのシンクは、気になる流水音やお皿の当たる音を抑える静音仕様になっています。使い方に合わせて機能を選びたいですね。

サッとしまえる、すぐに隠せる収納を確保する

キッチンは片付けていても、雑然と見えがち。家族やお客様からもよく見える対面キッチンでは、サッとしまえる収納スペースを確保しておきましょう。
吊戸棚も1つの方法ですが、収納力がアップする代わりに、視界を遮られてしまうので圧迫感を感じる方もいます。収納量の多い引き出し式や、壁面収納をうまく取り入れると、スッキリ明るいキッチンになります。

手もとコンセントで調理の効率がぐんとアップ

ハンドミキサーなど調理家電を使うとき、手もとにコンセントがあると、作業がしやすく、つなぐときのコードが邪魔になりません。ダイニング側から見えない位置に配置してあれば、見た目もスッキリ。コンセントの位置や高さもキッチンリフォームの際はこだわりたいポイントです。

あかりでキッチンをコーディネイト

キッチンを対面式にリフォームするなら、ダイニングと一体の空間になるようにプランニングしましょう。また、狭い空間で照明の直径が大きい照明を複数選んでしまうと圧迫感が出てしまうので、空間に合わせたサイズを選ぶこともポイントです。

どんなリフォーム会社に頼むべき?

理想のキッチンがイメージできたら、リフォームショップに相談してみましょう。パナソニックの「リフォームショップ紹介サービス」では、お客様の不安や悩みをお聞きしてリフォーム会社選びをサポートします。お気軽にご相談ください(ご相談無料)。

監修協力

MAKO(まこ)さん

株式会社Laugh style
代表取締役/インテリアコーディネーター
モデルハウス・モデルルーム、個人宅のインテリアコーディネートのほか、セミナー講師、コラムの執筆など、幅広く活躍中。テレビや雑誌の取材も多数。

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