2023/12/27
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2.5世帯リフォーム!親・子世帯+単身者同居はメリットがいっぱい![快適同居・間取り編]
親世帯と子世帯が一緒に暮らすのが一般的な二世帯住宅。そこに、子世帯夫婦の単身の兄弟姉妹(0.5世帯)が1人加わったのが2.5世帯住宅です。人数が増えれば家事や育児、ローン返済などの負担を分担できるのがメリットです。
大人数で楽しく!リフォーム費、光熱費なども上手に分担
晩婚化、未婚化などの傾向もあり、親世帯と同居する30~40代の単身者が増えています。そこに、結婚して別居していた兄弟姉妹の世帯が同居して2.5世帯になるケースも増えています。
2.5世帯同居の一番のメリットは、リフォーム費や生活費、光熱費などの費用を分担できること。2.5世帯で資金を出し合えば、単世帯で行うよりもお金をかけたリフォームができ、ローン返済にもゆとりができます。さらに、将来、親世帯に介護が必要になったときも頼りになりますね。
2.5世帯のメリットを上手に活かす、5つのポイント
2.5世帯住宅では、親世帯と子世帯の生活空間を分けて、玄関、キッチン、浴室、トイレなどもそれぞれ独立して2つ設けることが基本です。そこに、単身者(0.5世帯)の居住スペースをどう設けるかが、上手な同居のポイントになります。
1.親世帯の近くに単身者の居住スペースを確保
子世帯は子育て中の場合が多く、親世帯・単身者とは大きく生活リズムが異なります。単身者の居住スペースは親世帯の近くに確保。単身者用に、洗面やトイレを独立させ、玄関、浴室、キッチン、リビングは親世帯と共用にすれば、光熱費や掃除などの家事を分担できます。
2.単身者の寝室は玄関近くに配置
親世帯と単身者の生活リズムのズレを考えておくことも大切です。単身者が仕事や外食で帰宅が遅くなっても、帰宅時の音で寝ている両親を起こさないように、玄関の近くに単身者の寝室があるといいかもしれません。
3.浴室は共用でも、単身者専用のパウダールームがあると便利
親世帯と単身者は実の親子なので、浴室は共用でもいいでしょう。ただし、単身者が女性の場合は、洗面台を洗顔やお化粧などで使うことが多いため、専用のものがあるとお互い遠慮せずに使えるので便利です。
4.各世帯にウォークインクローゼットを設ける
お互いの荷物が気にならないように収納スペースをそれぞれの世帯にしっかり確保することも大切です。
玄関が共用の場合は、2.5世帯分の靴やものがたっぷり収納できるウォークインスタイルの玄関収納が便利です。
5.キッチンは親世帯・子世帯で分ける
子世帯が共働き夫婦の場合は、キッチンはそれぞれの世帯にある方が便利です。親世帯のキッチンは大きめにしておけば、休日に一緒に料理をするなど、楽しみが広がります。
光熱費、食費などの生活費の分担を考える
2.5世帯で、光熱費や食費などを上手に分担すれば、単世帯よりもムダがなくなり、負担を軽減できて効率的です。ただし、費用分担については同居前にしっかり話し合うことをおすすめします。電気メーターを分けておくなど、事前のプランニングも大切です。
監修協力
前海 佐季子(まえうみ さきこ)さん
沖縄県で活動する住まいコンサルタント。一級建築士・インテリアコーディネーターとして20年に渡り約120件のマイホーム建築に尽力。経験に加え、住まいの悩みを心理学・脳科学を使って解決。学んだ"空間デザイン心理学®"に基づいたカウンセリングで「世の中の悩めるお母さんたちの力になりたい」と、2021年に独立。「模様替え」からリノベーション設計まで幅広く、数々の住まいの悩みや家庭内のトラブル解決に努める。空間デザイン心理士®、2児の母。