2019/12/11
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未来の家、ゼロエネルギーをめざす住まいにリフォーム!
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH=ゼッチ)にすれば、冬は暖かく、夏は涼しい快適な環境で、さらに光熱費も削減できます。わが家の家計にやさしく、地球環境にも貢献できるZEHの住まいについて紹介します。
消費するエネルギー量が差し引きゼロ!光熱費が削減できる暮らし
ZEHとは、家庭で消費するエネルギーの量が年間でゼロ以下になる家のこと。いわばエネルギーを自給自足する家です。そんなことできるの?と思う方もいるかもしれませんが、政府は2020年には標準的な新築住宅をZEHに、2030年までには新築住宅の平均でZEHの実現をめざす計画です。
もちろん家族が暮らすには電気などのエネルギーが必要不可欠。エネルギーを使わないわけではありません。ZEHは太陽光発電システムなどで電気をつくり、蓄電池などに電気をためます。さらに、建物の断熱性を高めて、省エネルギー性の高い家電や住宅設備を採用し、HEMS(ヘムス)でかしこく制御することで使用するエネルギー量を減らします。そうすることで、消費するエネルギー量とつくったエネルギー量が差し引きゼロ以下になる家になります。
リフォーム費用と年間の光熱費削減効果を考える
子育て中は光熱費もかさみます。洗濯、炊事、お風呂、照明など、生活のあらゆる場面で夫婦二人だけのときよりずっと、電気を使っているご家庭も多いかもしれません。それだけに光熱費が削減できたら、こんなにうれしいことはありません。
ZEHにするためには、一般的なリフォームよりも費用がかかりますが、それをカバーするための補助金も用意されています。ZEHにするための費用はトータルでどれくらいか、補助金は利用できるのか、光熱費はどれくらい削減できるのかなどトータルで考えたいですね。
3つのポイントを知って、わが家をZEHにリフォーム
わが家をZEHにリフォームするには、いくつかポイントがあります。大きくは、エネルギーを「つくる」「ためる」「節約する(省エネ)」の3つです。
●エネルギーを「つくる」
エネルギーをつくる設備で代表的なのが、太陽光発電システムです。発電時に汚れた排気などを発生しないエコの優等生です。ZEHは、太陽光発電システムなどでつくるエネルギーが一年間の消費エネルギーと同じか、ゼロ以下になる必要があるので、できるだけ発電効率が高いものを選びたいですね。
エネファーム(家庭用燃料電池)も、エコで経済的な発電手段です。都市ガスから水素を取り出し、それを空気中の酸素と反応させて電気をつくります。
それぞれ、国や自治体の補助金を受けられる場合がありますので、導入前にはどのような優遇制度があるか事前に確認しましょう。
- ※ZEHやその他の補助金には期限や要件がありますので、利用前に必ずご確認ください。
●エネルギーを「ためる」
ZEHにするために、蓄電池が必須なわけではありませんが、蓄電池があれば日中は太陽光発電システムでつくった電気を使い、余った電気は蓄電池に貯めて、夜間使うことができます。また電気代が安い深夜に充電し、日中に使えば、昼間の電気代との差額が節約できます。光熱費の削減に大きく貢献するので、ZEHリフォームでは取り入れたい設備です。
●エネルギーを「節約する」 ―1.HEMS(ヘムス)
つけっ放しのあかりを、消して回る…そんな経験はありませんか。HEMS(ヘムス)を導入することでエネルギーを見える化し、家電、電気設備を最適に制御します。エネルギーのムダ遣いや省エネ効果が一目でわかるので、家族みんなの節電の意識も自然に高まります。
パナソニックの「スマートHEMS」なら、家全体の使用電力量が設定した目標値を超えるとエアコンの温度を調節したり、照明の明るさを調整するなど家電を自動制御し、省エネします。
●エネルギーを節約する ―2.給湯・照明
家の中で特にエネルギーをたくさん使う部分を省エネにすると効果的です。一般的に給湯、照明、暖房は、エネルギーが多く使われると言われています。お風呂に入る時間がバラバラだったり、部屋のあかりを消し忘れたりなど、心当たりはありませんか。
給湯ならエコキュートがおすすめです。大気中の熱を利用してお湯を沸かすので、電気代を大幅に節約できます。
●エネルギーを節約する ―3.断熱
せっかくそろえた省エネ設備を活かすには断熱効果が高い建物も重要です。リフォームで住宅全体の断熱性を高めましょう。気密性が高まると換気も大切です。換気には室内の熱が逃げないよう、熱交換気タイプの換気扇を選ぶとよいでしょう。
「つくる」「貯める」「節約する」の合わせ技で、エネルギーゼロの生活をめざしませんか?
ZEHは災害にも強い住まい
ZEHは、万一の停電時にも力を発揮します。蓄電池があれば、昼間は太陽光発電でつくった電気を使い、夜間は蓄電池に貯めた電気を使うことができます。大きい容量のものなら、照明だけでなく、炊飯器でご飯を炊いたり、電気ケトルでお湯を沸かしたりすることも可能。不安なときこそ、できるだけいつもと同じような生活ができると安心です。