2021/04/12
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シニア世代のリフォームは、
水まわり動線を意識しよう

年を重ねると洗濯などの家事が大変になったり、夜中にトイレに行く回数が増えたりと、今の間取りでは不便なことが出てきます。リフォームでは、水まわりの動線をしっかり考えることで、長く快適に過ごすことができます。
寝室からトイレに行きやすい工夫を

一緒に住む家族や来客への配慮、トイレを「不浄な場所」と考える古い意識もあり、寝室とトイレやキッチンを離した間取りも多いかもしれません。しかし、日常生活においては、長い時間を過ごす場所と生活に欠かせない水まわりは近い方が便利で快適です。
寝室のトイレは洗浄音が静かなタイプを選ぶ

これからのことを考えると、寝室内にトイレを設置するのもいいですね。トイレに行かないようにと寝る前の水分を控えたり、トイレに行くのが面倒でガマンしてしまったりということもなくなりそうです。
さらに、寝室とトイレの温度差が少なくなるので、ヒートショック対策にもなります。

寝室の近くにトイレがあると洗浄音が気になるかもしれません。ターントラップ方式のトイレは、少ない水量で効率よく流すので、洗浄音が気になりにくく、夜中のトイレでも気がねなく使えます。
寝室でゆっくり寝る前の準備を

寝室にカウンターがあれば、スキンケアなど寝る前のちょっとしたお手入れに便利です。また、起きてすぐ洗面室で顔を洗ったりするのが大変なこともあるので、手洗いスペースがあると、ゆっくり朝の準備をすることができます。
毎日の家事をラクにする洗面室の工夫

洗濯物を洗う、干す、しまう作業は、あちこち移動する必要があり、年を重ねると大変なことも。特に洗濯物を干すのは重労働。洗濯機のそばに昇降タイプの物干し竿を設置しておくと、洗濯物をラクに干すことができます。乾燥機付きの洗濯機を取り入れるのもいいかもしれません。

また、洗面室に下着やタオルを収納できるスペースをつくっておけば、片付けもラクになります。お風呂の前の着替えの準備もスムーズです。
洗面室には腰かけられるスペースがあると、お風呂上がりの休憩や、着替えのときにも座ることができるので便利です。
引戸で移動をラクにする

トイレやバスルームの扉は引戸にすることで、身体への負担なく開け閉めできます。特にバスルームは引戸にすることで、入口が広がり、出入りがラクになります。
トイレの扉は幅広の上吊りタイプの引戸にしておくと、車イスのまま入ることもできます。
今は不便がないかもしれませんが、リフォームの際は先のことまで考えて設備を選びたいですね。