「食」に心を込めたなら、
つくる人も、たべる人も
心から笑顔にする。
あなたは食で伝えたい人はいますか。
「家族だけのレストラン」
食にまつわるエピソードキャンペーンに寄せられた
約2,000件の中から感動エピソードをモチーフにした動画
- 出演
- 中沢元紀
- 音楽
- 川崎鷹也
- 料理監修
- はらゆうこ
出演
俳優 中沢元紀さん
2000年2月20日生まれ、茨城県出身。O型。
ドラマ「ナンバMG5」(2022年)、「下剋上球児」(2023年)などに出演し現在は配信ドラマ「沈黙の艦隊シーズン1~東京湾大海戦~」(2024年2月~)、2024年4月よりドラマ「366日」出演予定。
Music
シンガーソングライター 川崎鷹也さん
1995年生まれ。栃木県出身。
一度聴いたら忘れられないハスキーな歌声と美しいビブラート、癖になるメロディーラインが魅力。2020年8月、SNSで“魔法の絨毯”が人気となり、同曲のストリーミング累計は現在3億回再生を突破中!日本レコード協会から「トリプル・プラチナ認定」を授与された。
2023年は初の俳優業もスタートさせ、映画『魔女の香水』やNHK夜ドラ『褒めるひと、褒められるひと』へも出演を果たしマルチに活躍中!
7月から全国15都市を巡る自身最大規模の全国ツアー
『川崎鷹也2024-2025 Hall Tour “愛心 -MANAGOKORO-”』を開催させる。
夫婦エピソード
スペシャルサポーターからの
コメント
シンガーソングライター 川崎鷹也さん
今回、パナソニックさんの『Meshiに願いを』にて
本当にたくさんのエピソード、思い出が集まってとても驚きました。
心温まる物語や、共感と感動、そして自分の人生と重なったり、
自分としても大切な何かを改めて思い返すきっかけとなった時間でした。
皆さんの食にまつわるエピソードを読ませて頂いて、
大切な夫婦や家族のことがたくさん書かれていました。
ひとりで黙々と食事をする時間も確かにあるし、
決して悪いことでもないし、むしろ必要な時もあります。
でも、誰かと共に食卓を囲むことや、
その場でなんでもない話をすること、大事な話をすること、
やはりそういったかけがえのない時間と食は
密接に関わり合っているのだなと感じました。
皆さんの願いと僕の願いがどこかで繋がることができることを祈っています。
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episode
01
料理は家族全員のもの
コロナで何か始めようと思い、料理を作るようになりました。週末私が朝昼晩ご飯を作り、妻の家事の負担を軽減するのが目的でしたが、二人の娘も私が料理をする姿を見てか、料理をするようになりました。今では3人で交代で料理をつくり、妻の家事の負担を減らしています。
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episode
02
愛情のこもった
『握り寿司』50歳の私の誕生日。夫が自宅で『握り寿司』を握ってくれました。普段から料理をしない夫が、、、、、朝早くから市場で魚を買い出し、動画で魚のさばき方を見ながら、さばいていました。その熱心さには、心を奪われ感動です。「お寿司なんて買えばいいのに」と思っていた私が恥ずかしくなった。決して、出来栄えが綺麗とは言えないが、愛情のこもった『握り寿司』。最高のプレゼントです。一生忘れない、いい思い出になりました。
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episode
03
私の食にとって不可欠なものは
自宅でも外食でも 何を食べるかより 誰と食べるかを大切にしています。どれだけ高級な食材を高級な飲食店で頂いても その場に愛する人が居なければ無味乾燥な食事になります。たとえインスタントラーメンでも愛する夫と一緒なら美味しい食事になります。私の食にとって不可欠なのは愛する夫です。いつまでも幸せな食の時間を共に過ごせるよう健やかに過ごします。
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episode
04
愛情の大きさは
おにぎりの大きさ?!39歳にして運よく結婚することができ、職場に愛妻弁当を持っていくようになったのですが、初めて持たせてくれた2つのおにぎりがやけに重い。職場で重さを計ってみると、なんと500gと270g!! 妻の気合の入れように笑いながら、しっかりたいらげました。一生懸命おにぎりを作っていた姿は、今思い出してもちょっと笑えます!
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episode
05
記念日はカレーで
結婚するまで料理を全くしてこなかったわたし。結婚して一緒に住み始めた1日目、わたしの初めての手料理を作ることに。メニューはカレーライス。具材を切って煮込んでカレールーを溶かすだけの簡単なものにしたが、彼が食べる時、とってもドキドキしたことを覚えています。美味しいと言ってくれて本当に嬉しかった!あれから7年経ちますが、結婚記念日には毎年カレーライスを作っています!
家族エピソード
スペシャルサポーターからの
コメント
「賛否両論」店主 笠原将弘さん
みなさんのエピソード、楽しくそして少しジーンとしながら読ませて頂きました。家族の数だけ食のエピソードもあるんだなあと思いました。
私の実家は焼き鳥屋を営んでいて、両親共に忙しく働いていたので家族みんなで食卓を囲むことは滅多にありませんでした。それでもお店のカウンターのすみっこで常連のお客様連にからまれながら、お店の余り物等を食べる夕食の時間は楽しい時間でした。さみしいと思った事もありませんでした。
食の形、家族の形に正解は無いと思います。私も自分の家族と楽しい食の時間をたくさん作っていきたいです。
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episode
06
日々料理が上達する息子
我が家の息子20代。一時離職し無職の時に料理に目覚めました。初めの頃は不思議な味や薄味、濃い味で食べる家族もドキドキでしたが徐々に腕を上げ今ではだいぶ上手になって安心して食べれます。まだ時々しょっぱかったりサラダの玉ねぎが厚かったり等ありますが今では仕事をしながら、できる範囲で夕食を作ってくれています。有職主婦の私は涙が出るほどありがたいですね。特に汁物は何でもおいしくて得意のようです。
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episode
07
涙のおにぎり
両親が共働きで、小学生のころ学童に通っていた私。遊んでもらえる時間が少なく「さみしいなあ……」と思っていたのですがある日、仕事で忙しいはずのお母さんが時間を作っておにぎりを2個届けてくれました。そのとき初めて、「いつもありがとう。お仕事頑張ってね」と感謝の気持ちが湧きおにぎりを食べながら泣いてしまいました。
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episode
08
母を思うロールキャベツ
私がまだ、フルタイムで働いていた時、クリスマスでも休みも取れず、帰りも遅くなりケーキだけ持って急いで自宅に帰ったら、中学2年生だった長男が初めて本を見ながら作ってくれてあったロールキャベツの味が忘れられません。みんなは、母の作ったクリスマスのご馳走なのに可哀想に思ったのと家族思いの優しい息子に育ったことに感謝しながら食べた味が忘れられない味になっています。
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episode
09
リクエストの春巻き
母は食べるのが大好きで料理上手なのに、自分で食べるごはんはインスタント食品が多かったのをずっと不思議に思っていました。そして自分に家族ができた今、母の気持ちがようやくわかりました。それは「自分で作ったおいしいものよりも、誰かが作ったおいしいものをたべたい」ということ。料理を作る時の、誰かが誰かに「おいしいと思ってもらえるように」という気持ちもおいしさのひとつになるんだなと実感し、私もよくインスタント食品を食べています。年末久しぶりに実家に帰るのですが、「晩ごはんリクエストあったら言ってね!」と張り切って待っててくれる65歳の母に全力で甘えて大好物の春巻をリクエストしようとたくらんでいる35歳一児の母です。
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episode
10
反抗期のハンバーグ
長女と長男が反抗期に突入したころのことである、ある日一大決心した私はレシピを片手に一から煮込みハンバーグを作りました。その結果二人にすごくおいしいから 又作ってくれと言われました。長男に彼女ができて我が家に連れてきた時のことです、彼女を部屋に残したまま台所で何か作っています、できたものはなんと煮込みハンバーグでした。その後二人だけで完食したようです、この彼女が我が家の大切なお嫁さんです。今は二人の孫娘に恵まれて幸せです。
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episode
11
料理は時にサプライズ
私が小学生1年生の頃、仕事から帰ってきた母を驚かせようと、人生初の料理をしました。カレーを作りました。分量を間違えたようで、味も薄くて多分美味しくなかったと思います。でも母は美味しいと何度も言ってくれました。次の日、残ったカレーを仕事に持って行き、同僚に自慢していたそうです。たくさん褒めてくれて、喜んでくれて本当に嬉しかったのをよく覚えています。
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episode
12
家族の誕生日エール
大学時代、誕生日少し前に彼氏と別れて意気消沈していた私は、家で誕生日のお祝いを母から提案されても、特に何もしなくていい、と答えていました。迎えた誕生日当日、昼頃母からメールが。
「やっぱり誕生日のお祝い、しよう。あなたの誕生日は、私たち家族のお祝いでもあるから」
家に帰ってみると、チキンのチーズ焼きをはじめとする私の大好物ばかり。母も仕事をしていて忙しかったのに、当日に急いで準備してくれたのだなと、ささくれていた気持ちが温かくなりました。今でも忘れられない、幸せな食事です。 -
episode
13
ご飯は誰かと一緒に
一人暮らしを始めてから初めて友達が泊まりに来た時に作った焼きそばが思い出として残っている。誰かとご飯を食べるのがこんなにいいものと改めて分かった。そして家族と食べていたご飯がどれだけ美味しいものだったのかも思い知らされた。母の作るご飯が食べたくなった。
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episode
14
人生で一番美味しい卵焼き
初めて子どもが作ってくれた卵焼き。ぐちゃぐちゃで焦げもしていましたが、あんなにも美味しい卵焼きを食べたのは初めてでした。
真剣な顔で一生懸命作ってくれている姿は、一生忘れない宝物です。 -
episode
15
思い出の卵焼き
母は凄く料理が苦手でした。 パスタを茹でれば麺が3cmになってしまうほどです。 そんな母ですが私の中高のお弁当は6年間毎日欠かさず作ってくれました。 誰よりも朝早く起きて毎日砂糖入の甘い卵焼きを焼いて入れてくれていました。 そんな甘い卵焼きが大好きでした。
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episode
16
あたたかさはカレーと母の愛
大学時代に一人暮らしで寂しい思いをしていたとき、母が突然家にやって来て、カレーを作ってくれた。 「カレー食べると、寂しい気持ちが吹き飛ぶよ」 母の温かい言葉と懐かしい味のカレーに思わず涙が出た。
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episode
17
祖母の秘伝のレシピ
毎週末、家族で集まり、伝統的な家庭料理を作りながら過ごしています。ある日、私は祖母の秘伝のレシピに初めて挑戦しました。材料の調達から始まり、懐かしい香りが台所に広がりました。レシピ通りに進める中で、祖母の手つかずのレシピに心を込める喜びを感じました。
結果は、家族が一口食べて驚き、「これはまさに祖母の味!」との感動の声が広がりました。 -
episode
18
子を想う私・母に感謝する私
母からのメール「晩ご飯はカレーだよ」
家に帰ればわかることなのに、どうして毎日飽きもせずにメールしてくるのか…。高校生の頃、毎日のように晩御飯を伝えてくる母のメールが鬱陶しかった。
「何時に帰る?今日はコロッケだから、帰る30分前には連絡してね」母からメールがあったが、連絡するのが面倒で、そのまま家に帰る。すると「えー、メールしたじゃん!まだ揚げてないよ。今から揚げるからちょっと待っててね」と、いそいそと台所に立つ母。そんな光景が当たり前だと思っていた。20年後、娘を産んだ私は母と同じことをしている。「今日は大好物のハンバーグだよ!」と、かわいい絵文字付きで娘にライン。すぐに既読がついた。しかし返信はない。それでも既読がついただけでホッとする。今になって、あの頃の母の気持ちがよくわかる。会話しようとしない娘との唯一のキャッチボールが食事だったのだと。ハンバーグを頬張る娘に「もう一個あるから食べていいよ」と声を掛けると、無言で頷く。「ママなんか大っ嫌い!」今朝そう言った口が、おいしそうにハンバーグを平らげていく。なんだかおかしくてたまらない。しょうがないなぁ、今朝のことは許してやるか。あっという間に完食してしまった娘を見て、今朝のモヤモヤがどこかへと飛んでいく。明日は何にしよう?そうだ唐揚げにしよう。翌日、揚げたてを食べてほしい私は娘にラインを入れる。
「今日は唐揚げだよ。何時に帰る?」 -
episode
19
受け継がれる隠し味
よく出来た旦那ですが、私が適当に作った毎回味の変わる酢豚を食べる度に「お義母さんの酢豚美味しかったぁ」と遠いところを見ながら言います。亡くなって20年経ちますが母の生前の言いつけどおり、母が〇〇の素を使ってたことは旦那には内緒です。
青春エピソード
スペシャルサポーターからの
コメント
料理研究家 Mizukiさん
みなさんのエピソードを拝見して、青春時代の甘酸っぱい気持ちを思い出しました。懐かしい味や思い出の味…食の記憶は色濃く残りますよね。私は学生時代、友達と買い食いしながらの帰宅時間が好きでした。時間に縛られることなく過ごせる自由な時間。買ったお菓子を交換しながら、どうでもいい話で笑い合った頃を懐かしく思います。こどもとも大人とも割り切れない多感な年頃の私たちは、お互いを頼りにしているようでもありました。そして20年以上が経った今も、同じお菓子を食べています。疲れた時でも口にするとほっとしますね。そして食べる度に思い出すのは、あの頃のかけがえのない思い出です。
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episode
20
私たち夫婦の縁結びは麻婆豆腐
職場の近くにある中華料理店。今まで麻婆豆腐はあまり中華料理店では注文しませんでしたが、こちらのお店は麻婆豆腐が絶品とのこと。さっそく食べてみたところ、あまりのおいしさに、まるで雷に打たれたような、山椒以外のしびれに見舞われました。以来、時間に余裕があるとき、大事なプレゼンが終わってご褒美が欲しいとき、仕事がうまくいかなくて辛いとき、麻婆豆腐を欠かさず食べてきました。そんな時、のちの夫となる彼と出会いました。初対面で知った彼の好物は「麻婆豆腐」。すぐに彼をお店に連れて行きました。もちろん、彼の感動はいわずもがな。転勤で勤務地から離れた今でも、夫婦二人で食べに行く最高の味です。私たち夫婦の縁結びは麻婆豆腐、甘くて切ない恋ではなく、びりりとしびれるほど刺激的な夫婦生活をこれからも楽しんでいきます。
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episode
21
あの店の『ハンバーグカレー』が
忘れられない大学生の頃、大学近くの商店街にある定食屋さんによく通った。通称『貧乏通り』と呼ばれる、その商店街の中でも、ひときわ古めかしく、でも活気溢れる店内で…私達は、沢山話をして、笑って…沢山ご飯のおかわりをした。昼休みには、仲間達で、そこを目指して、集まった。安くて、ボリュームも愛情もたっぷりの…その店は、まさに…お金のなかった私達の…『太陽』みたいな存在だった。卒業後…後輩に、『あの店の、ハンバーグとメンチカツ、同じなんですよ』と衝撃の事実を告げられた。そういえば…ハンバーグしか、私は食べたことがなかったことに、数年後に気づかされた。それでも私は…あの店で、よく食べた…『ハンバーグカレー』が忘れられない。皆の笑顔の真ん中に、いつもあった…あの大きくて、不格好な『ハンバーグ』…あの味は、楽しかった大学時代の思い出とともに…何十年も、私の記憶の中でキラキラと輝きながら、生きている。
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episode
22
思い出に残る誕生日祝い
お付き合いしている彼が、誕生日祝いにと予約してくれたお店。「当日まで秘密だよ」と言われて、ワクワクしていました。案内されたのは、米沢牛料理の専門店。彼と出会う以前から、毎年、山形に旅行に行くほど、米沢牛大好きな私。コロナ禍でしばらく行けなかったので、彼が東京で食べられるお店を探してくれたのです。味はもちろん最高に美味しく、最後にバースデープレートでお祝いしてもらい、とても思い出に残る誕生日祝いになりました。
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episode
23
大好きな学食
通っていた短大のプリンパフェとロコモコが大好きすぎて、頻繁に食べていました!栄養学科の学生なのに、ハマりすぎて入学後半年足らずで8kgも体重が増えてしまい、焦ったのも良い思い出です♪
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episode
24
カフェ店員もうなるチリタコス
私が心を寄せていた人がカフェをやっていて、なにかフードを出したいけど何が良いかと迷っていた時に、昔メキシコ料理の経験があり簡単に作れるサルサソースのチリタコスを作ってあげたのですがびっくりするぐらい美味しかったみたいで、それ以来グッと距離が近づいて今は私の奥さんになってくれています!いまでも胃袋をつかまれたとよく言われます。食から繋がる素敵な縁に感謝しています。
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episode
25
再現できない思い出の味
学生時代は、四畳半に1畳の流し台でガスコンロ1つ。ラーメン、具無しカレー、素うどん、湯豆腐(野菜無)、単独鍋(白菜、キャベツ、玉ねぎ)、醤油チャーハンの自炊生活。食パンは、蚊取り線香上の電熱器で焼き、冬はストーブ兼用。50年を経過し、今の暮らしは天国です。でも、過去が懐かしく、昔の味に挑戦しても、昔風になっても当時の味は再現できません。贅沢と、普通の違いなのでしょうか。素朴な昔の味こそ健康食なのではないでしょうか。
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episode
26
未知との遭遇
高校生の頃、アボカドを果物と思って丸かじりしたら、全然甘くなくて驚いて投げ捨てた思い出があります。その後、食に興味を持ち、食生活アドバイザーになりました。
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episode
27
お菓子が繋ぐ友情
お菓子を通じて、友人関係が出来ました。あの時に好きなチョコを食べていたら、私もそのチョコが大好きなのという事が繋がり友達関係を築けたように思います。
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episode
28
合格と食事
志望学校に不合格となり挫折しましたが、大学受験には失敗せず、最も難関な大学に合格でき、勇気づけられました。その日のご飯の美味しいこと。
その他エピソード
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episode
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Aさんからのご褒美
訪問介護の仕事をしており、利用者様宅で調理をする機会があります。もともと私はあまり料理は得意ではなく、自信がありませんでした。100歳を超えてるAさん宅では週替わりで固定のメニューがありましたので、我が家でも同じメニューを作ったり、レシピを検索したり予習をしてから臨みました。Aさんは、美味しいという表現は使わないのですが、よく「あなたとは味があう」という表現をして「どこか、料理教室に通ってたの?」と聞いて下さいました。私にとっては、最高の誉め言葉でした。たまに調理をしている台所に様子をのぞきにきながら、世間話や、昔の思い出話をして下さいました。そんな、Aさんが施設に入居することになり、最後の訪問の日。「あなたとは味があうし、話もあうから、楽しかった。寂しくなるな。ありがとう」と声をかけて頂きました。こちらこそ、苦手意識があった料理をAさんのお陰で克服することができ、感謝の思いです。今でも他の利用者様宅で調理をする度にAさんの事を思い出します。そして、Aさんからの誉め言葉を思い出し、自分に暗示をかけて調理をしています。私の苦手意識を変えてくれたAさんとの出会いに感謝です。
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episode
30
人のつながりを感じる
星ぞら食事会北海道胆振東部地震が起こった2018年9月6日、北海道中が停電となりました。世に言う、ブラックアウトという出来事です。その日、会社にみんな集まり、無事を確認したあと、同僚の知人がシェフをしており、調理機器が使えない中でも立派なサンドイッチとオードブルを会社に届けてくださいました。プロが作る料理は格別でしたが、あのような非常時に、施しをしていただけたことに私は感動を覚えました。その日の夜でも電気は復旧せず、街中は真っ暗なままで、代わりと言っては星空が信じられないほど輝いていて、それはそれで忘れられない出来事でしたが、そのような中でも、ありがたかったのは、その土地で知り合った仲間たちから、食材を持ち寄ってバーベキューをやろうというものでした。会場では発電機の明かりが灯り、赤々と燃える火を囲みながら、肉、ソーセージ、ホッケ、じゃがいも、枝豆など、みんなの家庭から色々な食材が集まり、ブラックアウトという大変な状況とは思えないほど、みんなの明るさや人のつながりを感じる青空ならぬ、星ぞら食事会となりました。翌日も、街中を自転車で走っていると、飲食店やパチンコ店に勤める人がおにぎりや唐揚げ、缶コーヒーを配っている姿も見受けられ、人間、困った時は助け合えるものだなと、人の美しさを感じました。人間、いつどんな惨事に見舞われるか分かりません。そんな時でも、他者のために施せる余裕のある人間でありたいと強く思う体験でした。
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episode
31
美味しいの言葉に支えられて
家族で行く地元の洋食レストランの味が思い出の味です!そのお店は少し高級なお店なのでたまにの記念日や良いことがあった時しか行かないのですが、その料理を食べると美味しいことに加えていい思い出が沢山よみがえります。特に、大学受験に受かった時、家族みんなで行って沢山食べて沢山話したことが楽しすぎて忘れられません。特にハンバーグが大好きで必ず食べます。
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episode
32
思い出のレストラン
老人ホームで調理師をしています。なんとなく始めたこの仕事。働き始めて半年が経った頃から、いつもは無口な利用者様が食事の後「美味かった。ありがとう」と笑顔で声をかけてくださるようになりました。それは、その方が亡くなる直前まで続きました。働き始めたばかりでうまくいない事も多かった頃で「美味かった」と向けられる笑顔が心の支えでした。この出来事から食べた人を笑顔にできる調理師という仕事に誇りを持つことが出来ました。利用者様が笑顔になれるように、これからも美味しいお食事とほんの少しの幸せを届けていきたいです。
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episode
33
おばあちゃんのレシピ
お母さんの作る料理はもちろんおいしいのですが、おじいちゃん・おばあちゃんが作る料理は特別美味しいというか懐かしい味がします。おばあちゃんの作る焼き飯がすっごく美味しくてレシピを教えてもらいました。私が物心ついたころにはひぃおばあちゃんはいなかったのでどんな方なのか全然わからないけど、このレシピはおばあちゃんのお母さんから教えてもらったと聞いて、会うことは出来なかったけど食を通して繋がれた気がしました…
私もこのレシピを受け継いで行きたいなと思っています -
episode
34
食べ物が告げる四季
季節折々の食べ物を自然と食べたくなる。家族は私が作った料理で季節を把握することになる。食べ物で四季を感じられるって素敵な事だと思います。
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episode
35
命をつないだ唐揚げ
車にひかれて道の真ん中にひっくり返ってた犬を拾ってきて首から下が動かなかったけど唐揚げをあげたら、おいしそうに全部食べてくれた。それで助かると思った。今では元気よすぎるウチの家族です。
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episode
36
思い出の白エビ
富山県に出張して、晩ごはんに白エビの唐揚げがでてきて、ビールとの相性が良く、なんぼでものんじゃいました。本当においしく、なまのものを見せてもらうと、白い宝石みたいでした。暑い夏の夜でした。また行ってみたいです。
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episode
37
本当の幸せ
ダイエットをしていて痩せすぎた時に、人生のディナーというドキュメンタリー動画をみて、本当の健康や幸せについて考えさせられ、食べたいものを食べることの幸せを感じました。そこからダイエットに対する価値観がガラリとかわりました。
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episode
38
心の穴を埋めるたい焼き
夫を突然亡くし、その時から食欲もなく、味も美味しさもほとんど感じなくなりました。ある時に生前の夫と行った鯛焼き屋さんに行き、ぼーっとしながら鯛焼きを食べたらなぜか突然味覚が戻り、涙が止まらなくなりました。いろいろ思い出しながら鯛焼きの温かさと甘さを感じ、胸が温かくなりました。その日から食欲も戻り、しっかり食べ、前を見据え、元気に毎日を過ごせています。