介護されるご家族が直面する様々な質問やお悩みを解消するポイントをまとめました。
「要支援」と「要介護」。どちらも似たような言葉なので、初めて聞くと混乱する人も少なくありません。
「要支援」とは、「現在、介護の必要はないが、将来的に要介護状態になる可能性があるので、今のうちから支援をしよう」という状態のこと。年齢とともに心身は弱くなっていくものですが、適切なサポートを行うことで、機能を維持することが可能となります。このことを「介護予防」といい、「要支援1~2」と認定された人は、介護保険の介護予防サービス又は介護予防・生活支援サービス事業 ※1 を利用することができます。
一方「要介護」とは、「現在、自力だけで生活を営むのは困難で、何らかの介護を行う必要がある」という状態。こちらも早い段階から適切な介護を行うことで、心身の状態の衰えを緩やかにすることが可能です。「要介護1~5」と認定された人は、介護保険のサービスを利用することができます。
※1 …介護予防・日常生活支援総合事業を開始している市町村の場合