みんなの介護相談 Q&A
介護されるご家族が直面する様々な質問やお悩みを解消するポイントをまとめました。
「急に介護をすることになった」編
Q家族の介護が必要になった場合、何から手をつけたらよいですか？
Aまずは、現状を把握することが第一。介護が必要になった家族の心身の状態や、何に困っているのかを整理しましょう。
急に介護が必要になる原因は、転倒などの怪我によるものか、脳卒中などの病気によるものがほとんど。病院での治療を終えた家族を自宅に迎え入れるにあたって、「さて、これからどうやって介護をしていこうか……」という難題と向き合うことになります。
介護を行っていくには、さまざまな専門家に相談しながら、サポートやアドバイスを受けることが重要。しかし、どんな専門家でも、正しい情報がなければ、適切な解決策を提供することは困難です。
専門家に良いサポートを行ってもらうためにも、まずは現状をしっかりと把握することが大事です。次のようなステップで整理していきましょう。
1.要介護者の心身の状態はどうか？
要介護となった原因や注意点、退院時の回復具合、そして今後の回復のメドなどを主治医に尋ねましょう。別に悲観的になる必要はありませんが、根拠もなく「きっと、すぐに良くなるはず」と甘く見積もるのは失敗のもととなります。
2.できること、できないことは何か？
それまで問題なくできていた生活動作などが、怪我や病気をきっかけにできなくなったりします。自宅での1日の暮らしを頭の中でシミュレーションしながら、何ができて何ができないのかをメモに書き出していきましょう。
例えば、「脚の麻痺が残っているので、2階の自室からトイレに行くのは難しい」といった感じです。
