みんなの介護相談 Q&A

介護されるご家族が直面する様々な質問やお悩みを解消するポイントをまとめました。

「介護をすることになる前の心構え」編

Q介護について、兄弟姉妹とどのような話をしておくべきでしょうか?

A親への思いや価値観、同居の可能性、お金についての情報共有を中心として、素直な意見をぶつけ合いましょう。

兄弟姉妹とはいえ、大人になり、それぞれが別々に生活する期間が長くなると、本音で話し合うような機会は減ってしまうもの。

お正月やお盆といったタイミングをうまく生かしながら、介護についてお互いの率直な意見を話し合っておきたいものです。

兄弟姉妹との話し合いでは、下記のようなポイントを押さえておきましょう。

1.親への思いや価値観は?

兄弟姉妹でも、親に対する思い入れや温度差はあって当たり前。まずはお互いのスタンスを話し合い、理解するようにしましょう。

2.同居の可能性は?

将来、親の介護が必要となったときに同居することができるかどうかを、率直に話し合いましょう。「●●は長男だから」「●●は子どもの頃に可愛がってもらっていたから」「●●は実家の近くに住んでいるから」など、勝手に思いこむのは危険です。同居介護できる人がいるときは「呼び寄せ介護」か「Uターン介護」かも明確にしておきましょう。

3.お金についての情報共有

「介護に伴う費用をどうするか?」「親のお金をどう使うか」「相続時にはどうするか?」など、お金のことはオープンに話し合いましょう。いざ介護が始まったり、相続を行う場面になったときに、兄弟姉妹間で無用なトラブルが起きるケースは珍しくありません。親から聞き出したお金についての状況を兄弟姉妹でしっかりと情報共有し、今後の方針を決めましょう。また、離れた場所に住んでいるなどの理由で、直接的に介護ができない兄弟姉妹がいる場合は、金銭的なサポートをどんな形で行うのかなどについても、決めておくことをオススメします。

ページの先頭へ