介護されるご家族が直面する様々な質問やお悩みを解消するポイントをまとめました。
日本人の平均的な介護期間は、厚生労働省が発表している「平均寿命」と「健康寿命」を比べると、すぐに推測することができます。
平均寿命とは「今、0歳で生まれたら何歳まで生きることができるのか」という数字のことで、「平成28年簡易生命表の概況」によると男性80.98歳、女性87.14歳となっています。
一方、健康寿命とは「健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間のこと」で、「健康寿命の指標化に関する研究(健康日本21(第二次)等の健康寿命の検討)(平成27年度分担研究報告書)」によると、男性71.19歳、女性74.21歳となっています。
つまり平均寿命から健康寿命を引けば、平均的な介護期間を推測できるというわけです。
<厚生労働省「平成28年簡易生命表の概況」、「健康寿命の指標化に関する研究-健康日本21(第二次)等の健康寿命の検討-(平成27年度分担研究報告書)」>
ちなみに、現在70歳の人の平均余命(残り何年生きられるかという数字)は男性15.72年、女性19.98年。この平均余命と健康寿命を基準に考えると、平均介護期間は男性14.53年、女性15.77年となります。