2025.09.01

トイレ選びの第一歩

トイレはコンパクトな空間ながら、清潔さや快適さ、そして日々の暮らしの満足度に大きく影響します。使いやすさやお手入れ性、衛生面への配慮が何より大切です。近年は、空間を広く見せるスッキリしたフォルムと、掃除のしやすさを両立した「タンクレストイレ」が人気。見た目だけでなく、節水・除菌などの機能面も進化しています。
本記事では、掃除のしやすさや最新の快適機能、広さ別の空間プラン、コーディネイトなど幅広く解説。わが家にぴったりのトイレ空間づくりのヒントとしてお役立てください。

「広さ」からトイレプランを考える

トイレ空間は、限られたスペースだからこそ“広さ”に合わせたプランニングが重要です。面積や形状によって、選べる便器や手洗い器、収納の取り方が変わります。ここでは、代表的な広さ別に、快適なトイレ空間をつくるためのポイントをご紹介します。

0.38坪|コンパクトな空間でも快適に

背面配置タイプ

コーナー配置タイプ

狭小住宅や2階・来客用トイレなどに多いサイズ。限られたスペースでも、タンクレストイレを選ぶことで奥行きがスッキリし、空間に余白が生まれます。トイレ背面やコーナーなどに手洗いを設置すれば、スペースを最大限に活用できます。
収納は壁面の棚やニッチを活用して、必要最低限のアイテムをスマートに収めましょう。

0.5坪前後|標準的な広さで選択肢が広がる

対面配置タイプ

横配置タイプ

多くの住宅で採用されるサイズ。タンクレストイレ+独立型手洗い器の組み合わせが可能で、来客時にも好印象な空間に。カウンタータイプやコンパクトタイプなど手洗いの種類はさまざま。横幅(間口)にゆとりがなくても、対面に配置したり、スリムなタイプを横付けすることができます。ただし、ドアの位置によっては設置タイプが限られます。トイレットペーパーや掃除道具のストックも、扉付き収納で生活感を隠しながら整理できます。

0.75坪前後|ゆとりある空間で“こだわり”を形に

カウンタータイプ手洗い横付け

広めの空間なら、カウンタータイプの手洗いを横付けで設置するのがおすすめ。大きめの手洗いカウンターなら小物を飾るスペースや十分な収納が確保でき、お好みの扉柄を選んでコーディネイトを楽しむこともできます。

手洗い器の選び方や収納の工夫は、広さに応じて最適なバランスを見極めることが大切です。
「どんな使い方をするか」「誰が使うか」をイメージしながら、空間に合ったトイレプランを考えてみましょう。

好みに合ったコーディネイトを考える

トイレは、限られた空間だからこそ“自分らしさ”が映える場所。 来客の目にも触れることが多いトイレ空間だからこそ、使いやすさだけでなく、色や素材、細部のデザインにもこだわって、心地よく過ごせる空間に整えたいものです。

便ふたの色柄で、空間にアクセントを

最近では、便ふたの色柄と素材感のバリエーションが充実し、空間のアクセントとして楽しめます。壁紙や床材とのコーディネイトを意識すれば、統一感のある空間に仕上がります。

手洗い器など細部のデザインにこだわる

ゆとりのある広さなら、手洗いカウンターを設置すると、デザイン性と収納力がアップ。ボールも一体型のスマートなカウンタータイプや、ベッセルボールタイプなどデザインを選べます。

迷った際は、参考になる写真を探してみましょう。パナソニックのイメージ検索は、自分のイメージに近い空間を探すことができ、空間コーディネイトの参考に役立てていただけます。

「お掃除」機能で選ぶ

トイレは毎日使う場所だからこそ、清潔を保ちたいもの。とはいえ、掃除は意外と手間がかかるものです。できるだけラクに、できれば掃除の回数も減らしたい、そんな思いを叶えるためには、汚れにくく、掃除しやすい形状や素材、機能を選ぶことが大切です。
近年では、自動洗浄やスキマのない設計、汚れがつきにくい素材など、掃除の負担を減らす工夫が多彩に進化しています。こうした機能を知って選べば、日々の清掃時間が短縮され、気持ちよく使える空間が長く続きます。
パナソニックの全自動おそうじトイレ「アラウーノ」は、先進機能を搭載しています。

泡洗浄

流すたびにきめ細かな泡が便器内全体をくまなく洗浄。勢いのあるパワフルな水流でしっかり掃除します。

スキマレス設計

便器と便座のすき間がほとんどなく、汚れが入り込みにくいため、掃除をラクにします。

トビハネヨゴレ対策

泡のクッションがトビハネを抑え、床や壁の汚れも防ぎます。

スゴピカ素材(有機ガラス系)

陶器ではなく独自の有機ガラス系素材を採用。水アカや汚れがつきにくく、サッとひと拭きで清潔に。光沢のある美しさも長持ちします。

掃除のしやすさは、見た目の美しさだけでなく、家族全員が気持ちよく使える空間を保つための大切な要素です。

「快適」に使える機能を選ぶ

最近のトイレは、ただ“用を足す場所”から、“快適さを生み出す空間”へと進化しています。
除菌・消臭、節水、非接触操作など、日常の小さな不便や不快感を解消する機能が充実し、衛生面を保ちながら空間全体を心地よく整えます。 家族みんなが安心して快適に使えるよう、必要な機能を知り、自分たちに合った一台を選びましょう。
パナソニックの「アラウーノ」は、お掃除のしやすさに加えて快適性も高める機能を備えています。

除菌・消臭機能

「オゾンウォーター」は、水にオゾンを含ませて便器内を除菌する機能。薬剤を使わず環境にもやさしく、使用後も安心です。さらに「ナノイーX」は、空気中に含まれるニオイや菌を抑える微粒子イオンを放出し、トイレ空間全体を快適に保ちます。

節水性能

少ない水量でも勢いよくしっかり流せる独自の構造「ターントラップ方式」。従来型に比べて大幅な節水が可能で、日常的に使うトイレだからこそ光熱費や水道代の節約にもつながります。

自動開閉

人の動きを感知して、便ふたを自動で開閉。手を使わずに使えるため、衛生面でも安心。来客時にも好印象です。

温水洗浄便座

洗浄の水温や水圧を調整できる温水洗浄便座は、寒い季節でも快適に使えます。

アームレスト

高齢者や体の不自由な方の立ち座りをサポートするアームレスト付きモデルも選択可能。将来の安心や介護のしやすさを考えた設計です。

これらの機能は、トイレを「使いやすい」だけでなく「心地よい」空間へと変えてくれます。家族構成やライフスタイルに合わせて、必要な機能を選びましょう。

ライフプランに合わせてプランを考える

トイレは、ただの設備ではなく、暮らしの変化に寄り添う“生活空間”です。家族構成やライフスタイル、将来の住まい方によって、必要な機能や設置場所、広さは変わっていきます。ここでは、暮らしにフィットするトイレ空間の考え方をご紹介します。

洗面・トイレを一体化させて、ホテルライクな空間に

限られたスペースを有効活用したい方や、インテリアにこだわりたい方におすすめなのが、洗面とトイレを一体化したプラン。カウンターや照明、壁紙を統一することで、ホテルのような上質な空間が叶います。朝の身支度もスムーズになり、忙しい家庭や共働き世帯にもぴったり。コンパクトな住まいでも、機能性とデザイン性を両立できるプランです。

バリアフリー対応で、将来も安心な設計に

高齢のご家族がいる場合や、将来を見据えた住まいづくりには、バリアフリー対応のトイレ設計が欠かせません。介助者が一緒に入れる広さを確保したり、出入口を引き戸にすることで、車椅子でもスムーズに出入りできます。段差のない床や、立ち座りをサポートするアームレスト付きの便器を選ぶことで、安心して使える空間に。将来の暮らしに備えた設計は、家族みんなの安心につながります。

トイレは、家族の人数や年齢構成、生活リズムによって、最適な空間が異なります。サイズ・機能・デザインを総合的に検討し、できればショールームで実物を確認することがおすすめです。
「どこに・誰が・どんなふうに使うか」をイメージしながら、わが家にぴったりのトイレを選びましょう。毎日使う場所だからこそ、使いやすさも心地よさも、トイレから整えてみませんか?

カタログ掲載プランやSNSで見つけた素敵な暮らしの事例をご紹介。
理想の住まいのイメージづくりにお役立てください。

この内容は2025年8月現在のものです。

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